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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
≪資料:
goo映画から≫
五つの銅貨 1959年(アメリカ) ★★★★★  いつも二人で 1967年(アメリカ・イギリス) ★★★
主演:ダニー・ケイ スーザン・ゴードン ルイ・アームストロング   主演:オードリー・ヘップバーン
あらすじ あらすじ
1920年代の頃。コルネットが得意の田舎青年レッド・ニコルズ(ダニー・ケイ)は、ウィル・パラダイスの楽団に入ってギターのトニーや歌手のボビー(バーバラ・ベル・ゲデス)と知り合いになった。やがてボビーと恋仲になったレッドは、秘密酒場でルイ・アームストロングと即興でかけあい演奏をやったことから彼と仲よくなり、次第に芸を世に認められるようになった。レッドとボビーは結婚しトニーはレッドのマネージャーとなった。レッドはあくまでデキーランド・スタイルを守ったが、バンド・リーダーのウィルはそれに反対だった。バンドを脱退してレッドは“ファイブ・ペニーズ"楽団を結成し、巡業をはじめた。娘のドロシーが生まれ、育つにつれて、デキシーランド・スタイルは一世を風びし、楽団のメンバーにもトミー・ドーシーやグレン・ミラーが加わった。ボビーは成長する娘に巡業がよくないことを考えて、彼女を寄宿学校に入れた。レッドの人気が絶頂に達した頃、ドロシーが小児マヒにかかっていることが知らされてきた。飛行機で病床にかけつけたレッドは、音楽に熱中してドロシーにかまわなかったことを後悔した。バンドを解散し、コルネットを金門橋から投げ捨てた彼は、娘の病気を治すことに専念した。時が過ぎて第2次大戦が始まった頃、レッドは造船所の職工だった。ドロシーは13になり、父の昔演奏したレコードを誇りに思う娘になっていた。ボビーは夫の才能を再び世に出そうとして場末のナイト・クラブに出演させた。しかしよせ集めのバンドは失敗に終わった。その時ルイ・アームストロング、トミー・ドーシー、グレン・ミラーなどの昔の“ファイブ・ペニーズ"のメンバーが現れ演奏に加わった。ボビーがそれにつれて“ファイブ・ペニーズ"の曲を歌いはじめた時、ドロシーが杖を使わずに立ち上って、思わずレッドの後ろに歩みよった。レッドの目にも、ボビーの目にも、ドロシーの目にも、いつしか涙がにじみ出ていた。
建築家マーク(アルバート・フィニー)は、美しい妻ジョアンナ(オードリー・ヘップバーン)と自家用車をとばしていた。ふたりはフランスへの旅行を始めたのだ。マークは建築家としては名をなしたが、いわゆる良き夫、よき父ではないらしい。飛行機の中で彼はパスポートをなくしたといって騒ぎ出し、ジョアンナがすかさず、そのありかを教えてやる、といった情景がまま見られるのだ。ふたりは20年前、マークはまだ建築家志望の学生、ジョアンナは可愛い娘であった頃、ヒッチハイクをしていて知り合った。ふたりは一緒にフランス国内を歩くうち、恋におち、結ばれたのであった。その時永遠の愛を誓ったふたりではあったが、これ以後の状況を見たところふたりの愛は不変とまでは言えなかったようだ。ジョアンナが身重の時、マークは仕事で旅に出たが、その折、彼は行きずりの美しい女性とかりそめの関係を結んでしまった。やがて彼の浮気はジョアンナの知るところとなった。そんなわけで彼女はあるパーティーの席上、若い男によろめいたりしたが、結局プラトニック・ラブに終わった。さいわいふたりの結婚生活には何の破綻も起こらず、かえってこの事がヒビの入ったふたりの結婚生活をもと通りにさせるのに役立った。さてフランスに渡ったふたりは、イタリア国境へとさしかかった。するとまたもや、マークは旅券がなくなったと騒ぎ出した。




怒りの葡萄 1939年(アメリカ)  ★★★★★ 偉大なるアンバーソン家の人々 1942年(アメリカ) ★★★
主演 :ヘンリー・フォンダ   ジェーン・ダーウェル
アカデミー賞・監督賞・助演女優賞受賞作品
主演:ティム・ホルト  ジョゼフ・コットン
あらすじ あらすじ
オクラホマ国道を刑務所給与と判る身なりの男が歩いてくる。トム・ジョード(ヘンリー・フォンダ)だ。彼は運転手に頼んでトラックに便乗させてもらう。運転手は遠回しにトムの素性を探る。「俺は刑務所にいたんだ、人殺しでな」トムは捨てぜりふを残しトラックを降りた。家の近くでケーシー(ジョン・キャラダイン)に逢った。彼は元説教師だった。人は砂塵の中をジョード家へつく。が、空き家になっていた。奥をのぞくとミューリイがいた。トムはジョード一家がジョン伯父の家へ移ったと知る。ジョード家は先祖代々からこの土地に住んでいたが、猛烈な砂嵐のため畑の収穫がなく土地会社に奪われたのだ。ジョン伯父家でトムは4年ぶりに母(ジェーン・ダーウェル)と抱擁した。翌朝ジョード一家は中古トラックに家財道具を積みカリフォルニアへ出発した。ケーシーも一緒だった。トラックは炎天下の国道66号線を西へ西へと走り続けた。チェコタ、オクラホマシティ、ベタニーを過ぎた。ある夕、祖父は、永遠の眠りについた。葬式の費用がないので身内の者が埋葬した。カリフォルニアへ入り祖母も死んだ。フーヴァヴィル移民キャンプについた。翌日、賃金のピンハネをする労働ブローカーと労働者の争いが起こった。トムとケーシーは労働者を逃がした。ケーシーは1人で罪をかぶり保安官に連行された。ジョード一家は農場のす桃もぎをして働いた。住まいも与えられた。トムはケーシーに逢った。ケーシーは保安官たちにストライキの首謀者と思われていた。川で乱闘が始まりケーシーは殺された。トムはケーシーを殺した男を殺し、自分も顔に傷を負った。保安官らは顔に傷のある男を捜している。ジョード一家はトムをかくし農園から逃げた。トラックは走り続け国営の農務省キャンプに入った。キャンプ代は週1ドル、母は生活の設備がととのい清潔であることを喜ぶ。だが付近の農場のボスは国営農場の賃金がよいので快く思わない。自分たちの労務者を安く使えないからだ。ある夜、ボスたちは暴力団を使ってキャンプを焼き払おうと計画する。しかし、トムはキャンプ自治会の人々に協力してこの計画を未然に防いだ。トムは仮釈放で州外へ出たので一同に迷惑をかけるのを恐れ1人立ち去る。母はトムを暗闇の中に見送った。翌朝ジョード一家は綿つみの仕事に出発する。父、母、アル、ジョン伯父、2人の子供とロザシャーン。ジョード一家もこれだけになってしまった。夫コニーに置き去りにされて以来ロザシャーンは抜け殻のようになってしまった。そして死産--若いからまた子供を産めるよと母は慰める。ジョード一家のトラックはアルが運転、路傍の立て札は<雇人不要仕事なし>。トラックは快速に走り続ける。
19世紀末、アメリカ中西部の町。大富豪のアンバーソン一族の嫡子ジョージ(ティム・ホルト)は力を誇示する傲慢な青年だった。ある日、エンジニアのユージン・モーゲン(ジョセフ・コットン)が帰郷し、かつて、ジョージの母イザベル(ドロレス・コステロ)と愛しあった2人の愛は、彼女の養子の夫ミニファー亡き今、再燃するのだった。ジョージはそれに強く反発する一方で、ユージンの一人娘ルーシー(アン・バクスター)に惹かれてゆく。彼女はジョージに、これからの社会に生きるには職業を持つべきだと忠告するが、アンバーソン家の誇りにとらわれる彼は労働に手を汚すことを拒む。時はすでに20世紀、この小さな町も工業都市に変貌しつつあり、ユージンは時代の要求に応える自動車産業とともにのしあがってゆく。そのユージンから母を引き離すために、ジョージはルーシーヘの愛を諦める。やがて母は心臓発作で死に、相次いで祖父も世を去り、彼も自動車事故で両足を骨折する。そしてユージンは、ジョージをルーシーの婿養子に迎え入れることにより、青春の夢を実らせるのだった。








出典:goo映画

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依頼人  1994年(アメリカ) ★★★   ET  1982年(アメリカ)  ★★★★
主演:スーザン・サランドン ブラッド・レンフロ  監督:スティーブン・スピルバーグ 第55回アカデミー賞:作曲賞
視覚効果賞/音響賞/音響効果編集賞/受賞作品

あらすじ あらすじ
11歳の少年マーク・スウェイ(ブラッド・レンフロ)は、ある午後、8歳の弟リッキーと一緒に近くの森に隠れてタバコを吸いに行く。そこで2人は偶然車の排気筒にホースをつなぎ自殺しようとしている男を目撃する。恐怖でパニック状態になっているリッキーが引き留めているのもよそに自殺を防ぐためホースを排気筒から引き抜こうとしたマークは男に気づかれてしまい自殺の道連れを強いられる。男はマークにマフィアに殺された上院議員の死体の隠し場所を告げる。男の隙をついて車外に逃げ、泣きじゃくるリッキーを抱えて陰に隠れるが2人を追ってきた男がピストル自殺を遂げるのを見てしまう。リッキーは精神的ショックから植物人間状態になり入院してしまう。マークは警察の事情聴取に口をつぐんでいた。しゃべったら殺されると思ったからだ。マフィアはすでに彼をマークし出す。一方知事を目指す野心家の連邦検、察官ロイ・ファルトリッグ(トミー・リー・ジョーンズ)もFBIとともにマークを追求する。自殺したのは上院議員殺しの容疑者マルダーノ(アンソニー・ラパグリア)だった。マークは自分と家族を守るために弁護士を雇うことを思いつく。全財産の1ドルで彼が依頼人となったのはやり手の女弁護士レジー・ラブ(スーザン・サランドン)だった。レージーはファルトリッグとFBIを向こうに回して一歩もひけを取らず、マークの安産のために次々と意外な方策を考え出す。彼女は辛い過去を持つだけに人の痛みを人一倍感じるのだ。焦りを感じ始めたフォルトリッグはマークに召喚状を出して法廷で証言させようとする。真実を話せば命が危うく、証言を拒めば拘留されてしまうという状況に追い込まれたマークは自殺した男から聞いた死体の隠し場所を確かめに行く。レジーも彼の決心の固さに負け、一緒に現場に乗り込む。マフィアに見つかってしまうが2人はうまく彼らをまく。レージーはフォルトリッグに死体の隠し場所を教える代わりにマークの家族を証人保護プログラムを適用して新しい生活を営めるように取り計らうことを頼む。マークはレージーの見守る中、家族とともに新たな人生に向けて飛び立っていく。
アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。その頃、住宅地の1軒では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオットは、小さいという理由から、兄マイケルらの仲間にいれてもらえず、くさっていた。ピッツアの出前を受け取りに外へ出たエリオットは、物置小屋で音がしたことに気付いて、みんなを呼びよせたが、中には誰もいなかった。深夜、エリオットは宇宙人を目撃。翌日、夕食をたべながら、宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に、母のメリーは動揺する。その夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、宇宙人が彼の前に姿を現わした。



出典:goo映画

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今を生きる  1989年(アメリカ) ★★★★  硫黄島からの手紙 2006年(アメリカ) ★★★  
主演:ロビン・ウィリアムズ アカデミー賞脚本賞受賞作品  主演:渡辺謙
あらすじ あらすじ
59年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBという英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してきた。ノーラン校長(ノーマン・ロイド)の下、厳格な規則に縛られている学生たちは、このキーティングの風変わりな授業に、最初はとまどうものの、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えに目覚めてゆくのだった。ある日生徒のニール(ロバート・ショーン・レナード)は学校の古い年鑑に、キーティングが学生時代に『デッド・ポエッツ・ソサエティ』というクラブを作っていたことを見つけ、ダルトン(ゲイル・ハンセン)やノックス(ジョシュ・チャールズ)らと共に、近くの洞窟でクラブを再開させる。ニールの同室である転校生のトッド(イーサン・ホーク)も、誘われるままそれに加わった。そして彼らは自らを語りあうことで自分がやりたいものは何か自覚してゆくのだった。ノックスはクリス(アレキサンドラ・パワーズ)という娘との恋を実らせ、ニールは俳優を志し『真夏の夜の夢』の舞台に立った。しかし父親(カートウッド・スミス)に反対され、陸軍士官学校に転校させられることになったニールは自ら命を絶った。この事件を捜査する学校側は、退学処分を切り札にデッド・ポエッツ・ソサエティのメンバーに証言を強要し、やがてそれは煽動者としてキーティングの責任問題に結びつけられ、彼は退職を余儀なくされる。キーティングが学院を去る日、トッドたちは校長の制止も聞かず机の上に立ちキーティングを見送る。それは彼らのせめてもの抵抗の証しであった。


2006年、硫黄島。地中から数百通もの手紙が発見された。それはかつてこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった……。戦況が悪化の一途を辿る1944年6月。陸軍中将・栗林忠道(渡辺謙)が硫黄島に指揮官としてやってきた。アメリカ留学の経験を持つ栗林の、常識に捉われないやり方は古参の将校たちの反発を呼ぶ。栗林の防衛戦略は、島中にトンネルを張り巡らし、地下要塞を作り上げるというものだった。1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸する。戦いは36日間にも及ぶ激戦となった。徐々に退却を強いられていく日本軍。玉砕を求める部下に、栗林は最後まで戦いぬけと命令した。妻子を国に残してきたパン職人の西郷(二宮和也)は、憲兵隊のスパイかと疑っていた清水(加瀬亮)と共に、自決を命じる上官のもとから逃げ出した。実は清水は本国で問題を起こして憲兵隊を追放された男だった。やがて二人は軍人らしく玉砕を貫こうとする伊藤中尉(中村獅童)に出会い、処刑されそうになる。それを助けたのは他ならぬ栗林だった。しかし、やがて脱走した清水はアメリカ兵に殺されてしまう。状況は切迫し、伊藤を中心とした栗林に反発する者たちが勝手な行動を取り始めた。そんな中、栗林の数少ない理解者である西中佐(伊原剛志)も命を落としていく。進退窮まった栗林は、ついにアメリカ軍に最終攻撃をかけた。撃たれ、倒れていく兵士たち。激戦の中、栗林も瀕死の重傷を負う。そんな栗林のもとに西郷がやってきた。自分が死んだら埋めてくれと言い残し、自決する栗林。その遺体を埋めた西郷のまわりをアメリカ兵が取り囲む。そのうちのひとりが栗林の拳銃をベルトに挟んでいるのを見た時、西郷は突然狂ったようにシャベルを振り回し始めた。アメリカ兵に取り押さえられる西郷。激戦の数少ない生き残りとして担架に乗せられた西郷が見たのは硫黄島の海に沈む赤い夕陽だった。



イヴの総て 1950年(アメリカ) ★★★★★   いそしぎ  1965年(アメリカ) ★★★★ 
主演:ベティ・デイヴィス  アン・バクスター  アカデミー賞/
作品賞/助演男優賞/監督賞/脚本賞/衣装デザイン賞/録音賞 
主演:エリザベス・テイラー, リチャード・バートン
あらすじ あらすじ
アメリカ劇界最高の栄誉であるセイラ・シドンス賞が、新進女優イヴ・ハリントン(アン・バクスター)に与えられた。満場の拍手のうち、イヴの本当の姿を知る数人の人達だけは、複雑な表情で彼女の受賞を見守るのだった。8ケ月前、劇作家ロイド・リチャアズ(ヒュー・マーロウ)の妻カレン(セレステ・ホルム)は、毎夜劇場の楽屋口で大女優マーゴ・チャニング(ベティ・デイヴィス)に憧れの目を向けている田舎娘イヴを知り、マーゴに紹介した。その哀れな身上話はひどくマーゴを感動させ、イヴはマーゴのアパートに住込んで秘書の役をすることになった。目から鼻へ抜けるようなイヴの利発さに、マーゴは愛情とともに次第に警戒心を抱きはじめたが、たまたまマーゴの家でのパーティーの夜、ハリウッドの仕事から帰って来たマーゴの恋人、演出家のビル(ゲイリー・メリル)に対するイヴの厚かましい態度は、マーゴをすっかり怒らせてしまった。この夜カレンにとりいってマーゴのアンダア・スタディに推薦してもらったイヴは、マーゴの知らぬうちに批評家アディスン(ジョージ・サンダース)に真価を認められるに至った。マーゴはビルやロイドに当り散らし、その横暴さはカレンまで立腹させた。カレンはマーゴをこらしめるため自動車旅行の途中わざと車のガソリンを抜いてマーゴを欠勤させ、イヴを舞台に立たせた。処女出演は大成功で、アディスンは殊更マーゴの老齢を当てこすってイヴへの賛辞を書きたてた。この記事でカレンも態度をひるがえしかけたところ、ビルに言い寄って失敗したイヴは逆にガソリン事件を種にカレンを脅迫し、ロイドのマーゴ用脚本をせしめた上、彼を籠絡した。しかしロイドと結婚してブロードウェイを征服しようとしたイヴは、過去の偽りにみちた正体と汚ないヤリ口の証拠をすべてアディスンが握っていることを知った。かくてイヴは、1枚上手のアディスンにあやつられたまま、ほかの人々を踏台にして、栄誉の席についたのだった。受賞の夜、アパートに帰ったイヴは、フィービー(バーバラ・ベイツ)という演劇志望の少女が部屋に座りこんで、こまごまと彼女の用を足すのをみた。イヴが寝室に入った後この少女は、イヴの衣裳をつけて鏡の前に立ち、丁度8ケ月前にイヴがマーゴの衣裳でしたと同じように、自らの姿に法悦を感じていた。

カリフォルニア海岸に建てられた一軒家に、無名の画家ローラ(エリザベス・テイラー)と、9歳になる息子ダニーが、世間に煩わされることなく、自由な生活を送っていた。ところがある日、ダニーはなかば強制的にミッション・スクールに入れられることになった。宗教家の校長エドワード(リチャード・バートン)と、彼の妻クレアー(エヴァ・M・セイント)はダニーばかりでなく、世間知らずで、自然児のような母親ローラをも教育する必要があると感じた。そしてたびたびローラと接触するうち、エドワードは彼女の裸の人間性に強い魅力を感じるようになった。ローラの過去はほとんど謎だった。ただ学校の理事ヘンドリックスによると、彼女は不幸な恋愛のすえ、私生児ダニーを生み、彼の援助で美術学校に通ったのだという。この頃、エドワードは、新しい礼拝堂を建てる計画を進めローラにも協力を求めた。しかし彼女は、その建築費を貧しい子供たちの教育費につかった方がいいというのだった。自ら無神論者だと言いきるローラの前で、エドワードの宗教観はくずれそうになった。数日後、ありあまる自由を持ちながらも、やはり孤独だったローラは、訪ねてきたエドワードに身をまかせた。罪の意識を失くした彼は、妻を偽り、傷いえたいそしぎが、大空をはばたくように、ローラと旅に出た。2人の関係がそれとなくクレアーの知るところとなった。思いあまったエドワードは真実を告白した。むろん彼女は許すことができない。一方、ローラにとっても自分たち2人だけのことを、たとえ妻といえども人に話したということは許せなかった。学校を辞めたエドワードは、もう一度考えてみるというクレアーを残し、ひとり、旅に出た。いそしぎの飛び交う海岸では、ローラが絵筆をとっていた。


出典:goo映画

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ル・ポスティーノ 1994年(イタリア)★★★★   インビクタス  2009年(アメリカ)★★★★ 
主演:マッシモ・トロイージ  フィリップ・ノワレ   
第98回アカデミー賞オリジナル作曲賞。キネマ旬報外国映画ベストテン第1位。
監督 クリント・イーストウッド 出演 モーガン・フリーマン マット・デイモン
あらすじ あらすじ
南イタリアの小さな緑の島。ある日、チリの偉大な詩人で外交官のパブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)が祖国を追放されてイタリアに亡命し、この島に滞在することになった。世界中から届くファンレターを配達するため、青年マリオ(マッシモ・トロイージ)は臨時の配達人として採用された。彼はネルーダの温かみのある人柄に引かれ、2人の間には、いつしか友情が生まれる。ネルーダは美しい砂浜で自作の詩をマリオに聞かせ、穏やかで不思議な感覚を与えた。彼はまた詩の隠喩(メタファー)について語る。そんな時、彼は島の食堂で働く美しい娘、ベアトリーチェ(マリア・グラッツィア・クチノッタ)に心奪われる。ネルーダはチリの同志たちが誕生日のお祝いに送ってきたテープをマリオに聞かせ、自分が議員であった頃、坑夫たちの過酷な現実を知り、その深い悲しみの中から詩が生まれたことを語る。マリオは、ネルーダが現実の妻マチルデ(アンナ・ボナイウィート)に送った詩をベアトリーチェに捧げた。これが彼女の親代わりのローザ叔母(リンダ・モレッティ)の逆鱗に触れ、ネルーダの所に抗議してきた。他人の詩を使うことは感心せんと言うネルーダに、マリオは「詩は書いた人間のものではなく、必要としている人間のものだ」と詩の本質を突き、詩人を唸らせてしまう。やがて、2人は結婚し、ネルーダもマチルダと出席して祝った。追放令が解除され、夫妻は帰国した。心に大きな穴が空いたマリオの元に、詩人から味もそっけもない事務的な手紙が届き、彼の自尊心が傷つけられる。しかし、翌日、再び別荘で詩人が残したテープを再び聞いた時、マリオは悟った。詩人によって人生の目を覚まされた自分の方こそ彼に手紙を書くべきなのだ、と。翌日から彼は、これこそ自分の書くべき詩だと自然の音とそれを歌った詩を録音し始め、彼の心の世界は広がった……。数年後、ネルーダ夫妻が島を訪れた時、そこにはベアトリーチェとマリオの息子パブリートの姿しかなかった。マリオは共産党の大会に参加し、ネルーダに捧げた詩を労働者の前で発表するために大衆の中かき分けて進んだ時、暴動が起きてその混乱の中で命を落としたのだった。ネルーダは海辺に立ち尽くし、亡き友を忍んだ。
舞台は1994年の南アフリカ共和国。ネルソン・マンデラは反体制活動家として27年ものあいだ投獄されていたが、1990年に釈放されこの年に同国初の黒人大統領となった。それまで政府の主要ポストを占めていた白人官僚たちは、マンデラが報復的な人事をするのではないかと恐れ、一部の者達はそれを見越して荷物をまとめ始めていた。それに対しマンデラは、初登庁の日に職員たちを集めて「辞めるのは自由だが、新しい南アフリカを作るために協力してほしい。あなたたちの協力が必要だ」と呼びかけた。安堵した職員たちはマンデラのもとで働くこととなり、ボディーガードチームも予想に反して黒人と白人の混成チームとなった。一方、南アフリカ代表のラグビーチーム「スプリングボクス」は当時低迷期にあり、黒人選手もわずか1人という状況だった。ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、多数を占める黒人の国民のあいだでは非常に不人気なスポーツだった。政府内では「スプリングボクス」のチーム名やユニフォームの変更を求める意見が多数を占めており、一時はその方向で決まりかけていた。しかしマンデラはこのチームが南アフリカの白人と黒人の和解と団結の象徴になると考え、チーム名とユニフォームの存続を求め周囲を説得し[3]、一方でチームの主将フランソワ・ピナールを茶会に招いて言葉を交わし、励ました。その後スプリングボクスのメンバーたちは、マンデラの意向で貧困地区の黒人の子どもたちにラグビーの指導に赴く。当初それを不満に感じていたメンバー達も、一連の地道な活動により、国民のあいだでチームの人気が少しずつ高まり、自分たちの存在が国内のみならず世界的に注目されていることを知るに至った。そしてスプリングボクスは、自国開催の1995年ラグビーワールドカップにおいて予想外の快進撃を見せ、ついに決勝進出を果たす。今や新生南アフリカの象徴として見られるようになったスプリングボクスは、全南アフリカ国民が見守る中、強豪ニュージーランド代表オールブラックスとの決勝戦に臨む…。



インディージョーンズ 最後の聖戦 1989年(アメリカ)★★★★   石の花 1946年(ソ連) ★★★ 
主演:ハリソン・フォード ショーン・コネリー 出演:ウラジミール・ドルージニコフ デレーヴシチコフ ミハイル・トロヤノフキー
あらすじ あらすじ
12年、アメリカのユタ州。中世史教授を父に持つ13歳の少年インディ・ジョーンズ(リヴァー・フェニックス)は、砂漠の岩山の下の洞窟で、3人の悪党が宝の十字架を盗もうとしているのを目撃し、それを奪い逃亡するが、結局悪党一味に丸め込まれてしまい、彼の知恵と勇気をほめる悪党の1人からカウボーイ・ハットを受け取るのだった……。それから26年後の38年、ニューヨーク大学の考古学教授で冒険好きのインディ(ハリソン・フォード)はある日、富豪ウォルター・ドノヴァン(ジュリアン・グローヴァー)のペントハウスに連れてゆかれ、責任者の失踪によって頓挫している、磔にされたキリストの血を受けた聖杯の発見を依頼される。はじめ渋るインディは、行方不明になったのが父ヘンリー(ショーン・コネリー)であることを知り、それを引き受けた。ところが友人で父の旧友の考古学博物館長マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)と共に父の家に向かったインディは、家が何者かによって荒らされている事に、その理由は父から送られてきた聖杯探索の調査記録であることを直感する。インディとマーカスは、ヴェニスで父の同僚シュナイダー博士(アリソン・ドゥーディ)と合流し、古い教会を改装した図書館を訪問、父の聖杯日誌のおかげで地下墓地を発見し、聖杯のありかの手がかりをつかんだ。そしてインディは、悪者の手から聖杯を守るべく活動してきた<十字剣兄弟団>のカジムから、父がオーストリアとドイツの国境にあるブルンワルト城に閉じこめられていることを聞いた。シュナイダーと共に城に向かったインディは、ナチも聖杯を探していることを知り、幽閉されていた父との再会もつかの間、シュナイダーの裏切りによってインディ親子は残忍なフォーゲル大佐(マイケル・バーン)の捕虜にされ、聖杯日誌も奪われてしまう。何とか城から脱出したインディとヘンリーは、さまざまなトラブルの末、最後にはフォーゲル大佐との一騎打ちとなり、命からがら勝利を収めるが、聖杯が隠されている<太陽の神殿>に向かい、ウォルターやシュナイダーを始めとするナチの探検隊に捕まってしまう。インディは、ウォルターによって腹部を撃たれたヘンリーを助けるために、3つの難関を乗り越え、聖杯を手にするが、その瞬間神殿が崩れ始め、聖杯獲得に色気をみせたシュナイダーは、聖杯と共に神殿の底に沈んでいった。結局聖杯を手にすることはできなかったが、インディとヘンリーは改めて親子の愛情を確認しあうのだった。 石工のプロコピイチは孔雀石細工にかけてはウラル一の名人だった。彼ほど石の心をよく知っている者はなかった。しかし、彼の仕事にようやく衰えが見えてきたので、工場の持主である貴族はセヴェリヤンを通じて、死ぬ前に弟子に仕込むようにとプロピイチに命じた。そこで彼の許へ多くの子供たちが弟子入りをしたが、むずかしい石刻芸術に向くものがないので、彼はみんなを追い出してしまった。工場の近くに同じ貴族に使われているダニールシカ(ダニーラの愛称)という牧童が住んでいた。彼は手製の角笛を吹くのが好きで、これを吹いていると世の中の凡ゆることを忘れるのだった。ある日夢中で角笛を吹いていたとき、ダニールシカの受持ちの牝牛が狼に襲われ、そのため彼は半殺しになるほど鞭で打たれた上、プロコピイチの許に弟子入りさせられる。ダニールシカは弱々しいやせた男の子で、石工になれそうには見えなかったので、プロコピイチははじめこれを喜ばなかった。しかし、ダニーラは真実の美というものを理解できたので間もなくその愛弟子となることができた。貴族はフランスにいる友人に今までに比類ない孔雀石細工の手文庫を見せて驚かせようと考え、プロコピイチに手文庫を注文し、期限内に必ず仕上げるようにと厳命した。プロコピイチは最後の力をふるって夜も昼も一心に手文庫作りにかかったが、途中で病気のため倒れてしまった。約束の期限がきて自ら仕事場へやって来た貴族に、プロコピイチは仕事のでき上がらないことをわびるが、貴族はダニーラの指すすばらしい出来栄えの手文庫に見惚れる。それはダニーラがプロコピイチに代わって秘かに造ったものだった。貴族は彼に手附の銀貨をあたえ、花の形をした鉢を造るように命じた。このことがあって以来、ダニーラの腕は既に名人の域に達し彼の名声は四方に拡った。ある日、ダニーラが川のほとりで角笛を吹いているとき、かたわらでそれにきき惚れている一人の少女があった。彼が吹き終るとその少女カーチャーは竜ケ丘で見附けたという世にもまれな美しい花を彼に贈り、そして次の日曜日にまたここで会う約束をした。ダニーラはカーチャに対する愛のしるしに、その花とそっくりの孔雀石の鉢を造った。仲間の名工たちはその鉢を見て驚たんするが、ダニーラは不満だった。なぜならその石は死んでいるからである。しかし、この世の中に生きた石の花はあろうか。一人の老石工が答えた。「冬になると銅山に石の花が咲くだ。その山には地下の宝物を占め、技術の奥義をきわめた女王が住んでるだよ」と。冬になって、ダニーラとカーチャの結婚式があげられた。その式の最中にダニーラは「石の花は一年に一度咲くだけです。見たければ私と一緒においでなさい」という銅山の女王の声を聞いた。ダニーラは知らず知らず雪深い森に入っていった。銅山の女王はダニーラに自分の宝物を見せびらかし「あなたが私と結婚するならば、あなたは名工となるのです。」といって彼に結婚の申込みをしたが、カーチャを深く愛している彼は拒絶する。女王は「石の花を造ってから自由な人になりなさい」と命じて彼を帰してやろうとしない。ダニーラは仕事をはじめたが、それが人間にとって無益であることを知り、ゆっくりその仕事をつづけていった。春がきて、プロコピイチはとうとう死んでしまい、カーチャは一人になった。しかし彼女はひたすらダニーラの帰りを待っていた。ある日、カーチャはダニーラを探しに銅山にゆき、女王に会った。女王は彼女を妨げようとしたがその強い愛の力には克つことができなかった。カーチャはダニーラの胸に身を投げかける。「ダニールシカ、私の国かカーチャか、どちらかを選びなさい」と女王はいう。ダニーラはカーチャを選んだ。女王は彼の強い意思を賞で、彼を一層すぐれた腕にしてやり、またカーチャには秘蔵の手文庫をあたえて二人を開放してやるのだった。



 イヴの三つの顔 1957年(アメリカ) ★★★★     いとしきエブリデイ 2012年(イギリス)★★★ 
主演:ジョアン・ウッドワード リー・J・コッブ デヴィッド・ウェイン
アカデミー主演女優賞受賞 
出演: ジョン・シム シャーリー・ヘンダーソン ショーン・カーク  
あらすじ あらすじ
イブ・ホワイトジョアン・ウッドワードは夫デビッド・ウェインと娘と暮らす平凡な主婦であった。しかし、頭痛がし、そのときの記憶がなくなってしまうことが時々あり、大学の精神科医リー・J・コッブの診察を受けてみると彼女には「イブ・ブラック」と名乗る別の人格がいることが分かる。娘を両親に預け、夫も仕事のため別居し、治療に専念するが、改善の兆しがない。さらに3人目の「ジェーン」という人格も現れる。アメリカの精神科医が学会で発表した事例を元にした実話の基づいている。 イギリス、ノーフォークの小さな村。まだ夜が明けきらない朝4時。ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの4兄妹は、母・カレン(シャーリー・ヘンダーソン)に起こされる。今日は、服役中の父・イアン(ジョン・シム)に面会に行く日なのだ。だが今回はステファニーと末っ子のカトリーナは留守番。ロバート、ショーンの兄弟二人はバス、電車を乗り継ぎ、やっと父のいる刑務所に到着する。面会室に現れたイアンは子どもたちに駆け寄ると、彼らをしっかりと抱きしめる。クリスマスの写真を見せて口々にその時の思い出を話すロバートとショーン。そうやって、いつもこの家族は思い出を繋げてきたのだった……。まだ幼いカトリーナが初めて幼稚園へ行った日には、心配して電話をかけてきたイアンに幼稚園の出来事を報告し、皆で電話を取り合って口々に「大好き」と伝えたりもした。そんなある日、ショーンは学校で、父親の悪口を言われ友だちとケンカになる。イアンが仮出所の日、家族全員で食事をして、公園でサッカーをした。カレンは今朝も子どもたちに朝ごはんを食べさせ、いつもの道を通って皆を学校へ送り届け、その後、スーパーで仕事、夜はパブで働くのだった。やがて5年の時が流れ、幼い4人はそれぞれに成長。そして、ようやく父が帰ってくる日を迎える……。



 インドシナ 1992年(フランス) ★★★★   インタープリター 2005年(イギリス) ★★★★ 
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ  ヴァンサン・ペレーズ  リン・ダン・ファン 出演:ニコール・キッドマン  ショーン・ペン  キャサリン・キーナー  
あらすじ あらすじ
1930年代仏領インドシナ。この地で生まれ、祖国を見たことがないフランス人女性エリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)はゴム園を切り回していた。彼女には死んだ友人の娘でアンナンの皇女であるカミーユ(リン・ダン・ファン)という養女がいた。フランス人将校ジャン・バチスト(ヴァンサン・ペレーズ)が2人の前に現れる。以前、絵画オークションで落札の権利を譲ってくれと頼み、断られたエリアーヌに恋をした彼は、激しく愛を伝えた。彼と愛し合うようになったエリアーヌに、父エミール(アンリ・マルトー)は別れを強要する。脅かされたジャン=バチストは彼女を避けるようになる。しかし、ある雨の日、彼は訪ねてきたエリアーヌを一度はつれなく帰らせかけるが、走り出した車に飛び乗り彼女を抱くのだった。そんな折り、皇帝が暗殺された。共産党が国の独立を願い決起したのだ。カミーユは町での発砲事件に巻き込まれ、倒れ込む。それを救ったのはジャン=バチストだった。彼女は彼に恋をし、館でのパーティに招く。事情を知らないカミーユの目前で、2人は口論し、ジャン・バチストはエリアーヌを叩く。この事件がもとで彼は離れ島ドラゴン島の警備に左遷され、カミーユは許婚のタン(エリック・グエン)と結婚させられる。カミーユは全てを捨て、ジャン・バスチトに会いに行く。長く苦しい旅の末、島に辿りつき奴隷として列に座らされている彼女を、ジャン・バチストは見つけ出す。仲良く立ち去ろうという瞬間、母子が、引き離されるのを拒否したことで処刑されている姿を見つける。怒ったカミーユは、フランス人の上官将校を撃ち殺してしまう。旅の一座にまぎれ逃げる2人は、一級の政治犯、共産党のジャンヌ・ダルクとして指名手配される。一方エリアーヌは、彼女を口説き続けてきた小ずるい警部ギイ(ジャン・イアンヌ)に捜査を依頼するが徒労に終わり、かえって彼女はギイの裏の卑猥な姿だけを記憶に残し彼と離れることになる。ジャン・バチストとカミーユの事件は民衆を勇気づけ、芝居として各地で上演された。一児エティエンヌをもうけ、逃亡を続けるのも束の間、ジャン・バチストはつかまり、銃殺されてしまう。カミーユは牢にとらわれる。エティエンヌは、出所したカミーユの願いで、エリアーヌとともにフランスに帰る。そして54年、ジュネーヴ会議に独立国ヴェトナムの代表として渡欧してきたカミーユに息子エティエンヌは面会しない意志を伝える。エリアーヌは愛しき地インドシナとその思いは平行線を辿り、その地に自身のアイデンティティを見出すことができなかったかわりに、インドシナの申し子エティエンヌを傍らに、遥かな思いにふけるのだった。 ニューヨーク、国連本部。シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は通訳ブースの中で、聞きなれぬ言語を訳していた。マトボで生まれ、同地のクー語を話す彼女は国連の理念に共鳴し、5年前から通訳として働いていた。その日、会議の終了後に忘れ物を取りに戻った彼女は、何者かが「先生は生きてここを出られない」とクー語で話しているのを聞く。その後、“先生”がズワーニ大統領を指し、彼が数日後に〈マトボ問題〉を否定する演説を行うことを知ったシルヴィアは、その会話の件を通報する。やがて不審なアフリカ人が彼女の周りでうごめき始めた。しかし、彼女は自分の身より何者かの安否を気遣っていた。元首の暗殺計画と聞いて乗り込んできたのは、トビン・ケラー(ショーン・ペン)や女性捜査官ウッズ(キャサリン・キーナー)を中心とするシークレット・サービス(SS)の面々。ケラーは妻を亡くしたばかりだったが、心配する上司(シドニー・ポラック)を制して現場に復帰した。シルヴィアの身辺を調査して面談したケラーは、彼女が嘘をついていると直感する。言葉による外交を信じるシルヴィアと、すべてを行動で判断する捜査官ケラーは、岸の反対側にいるようなものだった。ズワーニ暗殺の動機を持つのは、平和主義者ゾーラと、ブルックリンで亡命生活を送るクマン・クマン(ジョージ・ハリス)の二人。FBIやCIAにズワーニの警護主任ラッドも加えた合同捜査態勢が敷かれた。一方、調査が進むにつれてシルヴィアの過去があぶり出される。彼女の両親と妹はズワーニの仕掛けた地雷で殺された。そして、ゾーラが先導する反体制デモに参加していた。問い詰めるケラーに、シルヴィアはクー族の格言を話してきかせた。「自分が憎んでいる者が溺れているとき、あなたは助けてやれる?」。復讐は悲しみの安易な産物にすぎない。クー族の人々は、命を助ければ悲しみから解放されると考えているのだ。その日、アパートに帰ったシルヴィアは、兄サイモンからもらったアフリカの仮面が壁からなくなっていることに気づいた。その直後、仮面を被った男が窓の外に現れる。通報を受けてやってきたケラーは、自分の心の痛みに耐えきれなくなっていた。ダンサーだった妻はケラーを捨てて男とともに去り、彼が運転する車の事故で死んだ。「もし男が生きていれば溺死させたい」。ケラーは苦しい胸の内をシルヴィアに告白した。いつの間にか、二人の間には愛にも似た絆が芽生え始めていた。SSはシルヴィアの向かいの部屋で張り込みを続けた。仮面に付着していた毛髪から特定された犯人は既に殺されており、同居していたジャン・ガンバが容疑者として浮かび上がる。そんなおり、シルヴィアに兄の友人フィリップ(イヴァン・アタル)から電話がかかってくる。公園で再会したフィリップに、彼女は兄の安否を尋ねた。クマン・クマンの部下から共闘しようとの連絡を受け、罠とは知らずにサッカー場へゾーラを案内したのはフィリップだった。しかし彼は、サイモンは行方不明だと答える。ケラーは勝手に部屋を出たシルヴィアを責めた。彼女はかつてゾーラを愛していたことを、ケラーに打ち明ける。ともに愛する者を失って傷ついている男と女。二人の心は安らぎを求めていっそう近づいていく。翌朝、シルヴィアはクマン・クマンと会うためにブルックリンへ向かった。同じバスに乗った彼女はクマン・クマンからゾーラ殺害の真相を聞き出そうとする。濡れ衣だと言う彼から兄の行方を調べる約束を取り付けたシルヴィアがバスを降りた直後、ジャン・ガンバが座席に置いていった爆弾が爆発する。 尾行中の部下を失ったケラーは、再びシルヴィアを問い詰めるが……。



 InfinitelyPolarBear 2014年(アメリカ)★★★   イントゥ・ザ・ストーム 2014年(アメリカ)★★★  
主演: マーク・ラファロ ゾーイ・サルダナ キーア・デュレア 出演:リチャード・アーミティッジ    サラ・ウェイン・キャリーズ   
あらすじ あらすじ
キャム・スチュワートは愛想をつかされて出て行った 妻マギーに 2人の娘を預かるように要求される。 彼は信頼を取り戻そうと張り切り、娘たちとの時間を充実させることで 新たな家族の絆を築いていく... アメリカ中西部シルバートンの町に地球史上最大規模の超巨大竜巻が襲来。最悪の事態はまだこれからだと専門家たちが予測する中、気まぐれで恐ろしい巨大竜巻を前に町の人々は為すすべもない。ほとんどの住民はシェルターに避難するが、竜巻を追って観測する研究者=ストーム・チェイサーたちは、生涯に一度の観測のためにあえて竜巻の渦に向かっていく。そんな中、二人の息子が通う高校の教頭(リチャード・アーミティッジ)は、生徒や家族を守ろうと懸命の努力を続けていた……。



 怒りの荒野 1967(イタリア)★★★   年()★★★  
主演:ジュリアーノ・ジェンマ   リー・ヴァン・クリーフ    ワルター・リラ  出演:
あらすじ あらすじ
メキシコとの国境に近いクリフトンの町。私生児としてこの町に生れ、養育院で成長したスコット(G・ジェンマ)は、町の人たちの侮蔑と罵詈に耐えながらただ黙々と働いていた。だが、彼の心には、いつか一人前のガンマンとなり町の人たちを見かえしてやろうという意地がもえていた。そんなある日、フランク・タルビー(L・V・クリーフ)と名乗る流れ者が町にやって来た。タルビーの馬の世話をしたスコットが、その駄賃をとりに酒場へ入った時スコットを酒場に入れる入れないで、タルビーと町の人たちとの間にいさかいが起り、決闘となり、腕自慢のパーキンスが挑戦、タルビーに呆気なく倒された。裁判の結果、無罪となってタルビーは去った。事件の張本人とみなされ、リンチをうけたスコットは、タルビーの弟子入りをのそんで、後を迫った。訓練は苛酷なものだったが、スコットは強い意志と恵まれた天分で、メキメキ腕を上げていった。今や一人前のガンマンとなったスコットを連れて、タルビーは再びクリフトンの町へ帰ってきた。そして、まず銀行家のターナーをはじめ、次々と町の有力者たちに対して脅迫を始めた。町の有力者たちは刑事の発案で、殺し星を雇ったのだが、その殺し屋も、タルビーの前には敵ではなかった。今や、タルビーは町の主となった。だが、こうしたタルビーの無法ぶりにスコットは、疑問をいだきはじめていた。その気持は次第に大きくなっていき、タルビーが卑怯な町の有力者たちと手を結び、また、幼いころからスコットを可愛がってくれ、新しいシェリフとなったアランを射殺したことによって、はっきりとしたものとなった。スコットは、判事や、タルビーの手下たちを次々と倒し、ついにはタルビーと対決することになった。真昼の広場で、かつての師弟は対決した。二人の腕が同時に動き、銃声が静寂をやぶった。倒れたのは、タルビーだった。



生きる  1950年(昭和25年) ★★★★★    伊豆の踊り子 1963年  ★★★★
主演: 志村喬   監督:黒澤明
主演:高橋英樹 吉永小百合
あらすじ あらすじ
某市役所の市民課長渡邊勘治は三十年無欠勤という恐ろしく勤勉な経歴を持った男だったが、その日初めて欠勤をした。彼は病院へ行って診察の結果、胃ガンを宣告されたのである。夜、家へ帰って二階の息子たち夫婦の居間に電気もつけずに座っていた時、外出から帰ってきた二人の声が聞こえた。父親の退職金や恩給を抵当に金を借りて家を建て、父とは別居をしようという相談である。勘治は息子の光男が五歳の時に妻を失ったが、後妻も迎えずに光男を育ててきたことを思うと、絶望した心がさらに暗くなり、そのまま街へさまよい出てしまった。屋台の飲み屋でふと知り合った小説家とそのまま飲み歩き、長年の貯金の大半を使い果たした。そしてその翌朝、買いたての真新しい帽子をかぶって街をふらついていた勘治は、彼の課の女事務員小田切とよとばったり出会った。彼女は辞職願いに判をもらうため彼を探し歩いていたという。なぜやめるのかという彼の問いに、彼に「ミイラ」というあだ名をつけたこの娘は、「あんな退屈なところでは死んでしまいそうで務まらない」という意味のことをはっきりと答えた。そう言われて、彼は初めて三十年間の自分の勤務ぶりを反省した。死ぬほどの退屈さをかみ殺して、事なかれ主義の盲目判を機械的に押していたに過ぎなかった。これでいいのかと思った時、彼は後いくばくもない生命の限りに生きたいという気持ちに燃えた。その翌日から出勤した彼は、これまでと違った目つきで書類に目を通し始めた。その目に止まったのが、かつて彼が付箋をつけて土木課へ回した「暗渠修理及埋立陳情書」であった。やがて勘治の努力で、悪疫の源となっていた下町の低地に下水堀が掘られ、その埋立地の上に新しい児童公園が建設されていった。市会議員とぐるになって特飲街を作ろうとしていた街のボスの脅迫にも、生命の短い彼は恐れることはなかった。新装なった夜更けの公園のブランコに、一人の男が楽しそうに歌を歌いながら乗っていた。勘治であった。雪の中に静かな死に顔で横たわっている彼の死骸が発見されたのは、その翌朝のことであった。
若葉が美しい伊豆の街、修善寺を発った一高生の川崎は旅芸人の一行と連れになった。一座は大島の人で四十女を中心に男一人と若い女の五人づれ、川崎に可憐な笑顔を向ける踊子は一ばん年下のようである。下田まで同行する約束をして湯ケ野に着いた夜、川崎はお座敷へ呼ばれている踊子達のざわめきを聞くと胸が騒いだ。しかし翌日彼は、病気で寝ている酌婦のお清を慰めたり子供達とかくれんぼをして遊ぶ踊子が、まだ汚れを知らぬ子供と知った。踊子はその一日を川崎と遊び夜は仕事のあと彼に本を読んで貰った。翌朝、出発をのばすという一座と行を共にした川崎は、男の語る淋しい身上話を聞いた。一行は自分の妻とその母、年下の踊子はカオルといい十四で自分の妹、こんなことをさせたくないが事情あってのことという。一行と川崎は急速に親しくなり、踊子は強引に川崎が大島に来るという約束までさせてしまった。踊子が川崎を強く慕い始めたことに母親は気付いていたが、叱るでもなかった。翌朝下田へ向う道、山の中で川崎と踊子は初めて二人きりになったがドギマギしている間に時はすぎた。下田へ着き、川崎は最後の思い出にと踊子を映画に誘ったが、母親は許さなかった。これが二人の心の傷を深めるだけで所詮どうしようもない恋であると判っていたからだ。翌朝早く、川崎は下田の港に出かけた。送りに来た踊子は何を話しかけても黙ってうなずくだけだった。川崎の出船を見送る踊子は、船が遠く離れると懸命にハンカチを振った。彼の眼は踊子をみつめたまま急にうるんだ。
出典:goo映画
goo 映画



犬神家の一族 1976年(昭和51年) ★★★ 犬と私の10の約束  2007年(平成19年) ★★★
主演:石坂浩二 高峰三枝子 主演:田中麗奈
あらすじ あらすじ
日本の製薬王といわれた信州・犬神財閥の創始者、犬神佐兵衛は、自分の死後の血で血を洗う葛藤を予期したかのような不可解な遺言状を残して他界した。犬神家の顧問弁護士、古館恭三の助手、若林は、莫大な遺産相続にまつわる一族の不吉な争いを予期して、金田一耕肋に助力を得るための手紙を送ったが、那須に着いた金田一と顔を合わさぬまま、何者かに毒入り煙草で殺害された。奇怪な連続殺人事件は、若林の死からその第一幕が切って落された。佐兵衛は生涯妻子を持たず、松子、竹子、梅子という腹違いの三人の娘があり、松子には佐清、竹子には佐武と小夜子、梅子には佐智という子供がいる。そして、犬神家には佐兵衛が今日の地盤を築いた大恩人である野々宮大式の孫娘、珠世も住んでいた。問題の遺言状は佐清の復員を待って公開されることになっていたが、戦争で顔を負傷した佐清は、仮面をかぶって一族の前に現われた。ところで遺言状の内容は、犬神家の全財産と全事業の相続権を意味する三種の家宝、斧(よき)、琴、菊を佐清、佐武、佐智のいずれかと結婚することを条件に、珠世に譲渡する、というものだった。だが、佐武は花鋏で殺され、生首だけ菊人形の首とすげかえられ、佐智は琴糸を首に巻きつけられて、そして、佐清も斧で殺された。犬神家の家宝「斧(よき)、琴、菊」(よきこと聞く)は、いまや祝い言葉ではなく、呪いの連続殺人の呼称となった。犯行現場付近には、いつも珠世と猿蔵の姿があった。私立探偵金田一耕助によって血で血を洗った犬神家の系譜が次々と過去にさかのぼって解明されていく。

函館で暮らすあかり(福田麻由子)は、大学病院に勤める父の祐一(豊川悦司)と母の芙美子(高島礼子)と3人で暮らしていた。ある日、そんな斉藤家に新しい家族がやってきた。それは仔犬のゴールデンレトリバーだった。その犬は前足の片方が靴下をはいたように白いという特徴から“ソックス”と名付けらた。芙美子は「私と気長につきあってください」から始まる“10の約束”をあかりに教える。「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください」……。その頃から、芙美子は体調を崩して、入退院を繰り返すようになる。母を慮って暗くなるあかりの心情を照らしてくれるのは、ソックスの存在だった。そして、母との永遠の別れの日がやってくる。悲しみに浸るあかりを、クラシック・ギタリストを目指す星進(佐藤祥太)も励ましてくれた。そんな彼がパリ留学する日も、祐一の仕事の都合で見送ることができなかった。大学病院での仕事とあかりを天秤にかけた祐一は、辞表を出して開業医の道を選ぶ。それから7年、22歳になったあかり(田中麗奈)は、大学の獣医学部を経て獣医として就職する。ギタリストとして帰国した進(加瀬亮)とも再会を果たし、二人は恋に落ちた。そんなある日、交通事故に遭った進は後遺症で指を自由に動かせなくなってしまう。あかりのことも避けるようになった進のもとに、ソックスが訪れる。セラピードックとしての資質を持つソックスは、ささくれた進の心情を癒して、再びギターを演奏できる身体にした。とはいえ、社会人としても忙しくなったあかりはソックスと過ごせる時間も限られてきた。犬の寿命は、約10年。老いたソックスは、臨終の日を迎えようとしていた。命が燃え尽きようとするソックスを見守るあかりと進。昇天するソックスの身体を抱きしめて号泣するあかりの頭の中では、これまでソックスと過ごしてきた幸福な日々が走馬灯のように駆け抜けるのだった。




一年半待て 2010年(平成22年)(TBSドラマ) ★★★   鰯雲 1958年(昭和33年)   ★★★★
主演:夏川結衣  市原悦子 主演:淡島千景, 木村功, 二代目中村鴈治郎
あらすじ あらすじ
雑居ビルの3階にある小さな事務所「高森たき子事務所」。弁護士である高森たき子はTVに映る同僚弁護士をみていた。DV問題を手掛ける華やかな女性弁護士・山科百合子が政界に出馬し、当選したのだ。方や同じDV問題を扱う人権派弁護士として、ほとんど報酬にもならない仕事をし続けていたたき子は、その様子を口惜しそうに見つめていた。そんなたき子の事務所の扉が開いた。やってきたのは、須村さと子。「夫が死んでしまいました・・・」
娘の亜希を伴ってやってきたさと子は、たき子にそう告げた。夫のDVに悩まされ、抵抗するうちに夫が死んでしまったというさと子の説明を親身になって聞くたき子。さと子の弁護を引き受けることを決めたたき子は、おもむろに鋏でさと子の髪をとりつかれたように切っていく・・・。
たき子は事件の詳細を知るため、さと子を伴い現場へ向かった。そこには、さと子の夫・須村要吉の遺体があった。たき子が、要吉の遺体を確認するそばで冷たい反応を見せるさと子。バスルームには、バラの花が浮かぶ。要吉が愛人と別れバラの花束を持って帰宅し、さと子を無理矢理襲おうとした。DVを受け続けていたさと子は、恐怖のあまり逃げ惑いその中で、気づくと要吉が死んでいたのだという。たき子は、その説明を聞きながらさと子に疑惑の目を向ける。
翌朝、刑事たちに囲まれてさと子が連行された。一方、たき子は、要吉の愛人だったという小料理店を営む・脇田静代の店を訪れていた。すぐに警察に行かず弁護士であるたき子のもとへ行ったさと子に不快感をあらわにする静代。静代は、さと子とは大学の頃からの友人でさと子が要吉を伴い店にやってきたのが、要吉との出会いだった。やがて、店に通うようになった要吉と静代は、愛人関係に発展していったのだという。そして、静代はたき子にさと子にも恋人がいたことを明かす。
さと子の取調べは以前続いていた。未だ、夫を自分が殺してしまったのかどうかも覚えていないと供述するさと子に刑事たちはいらだちを隠せない。たき子は、さと子がブログの日記に記していたDVの記録を盾にして周囲の同情を集め始めていた。そんな中、たき子のもとにある青年から一本の電話が入った。電話の相手は、花屋で働く青年・緒方精一。緒方とさと子は、あるレストランで知り合ったのがきっけけでその後、さと子が緒方の働く花屋に通うようになったのだという。さと子に思いを寄せていた緒方は、再三アプローチするもさと子は、にえきらない態度をとり、最後に会った時「一年半、私を待って」と告げられたのだという。その言葉の意味とは・・・!?そしてついに、第一回公判が開かれようとしていた・・・。

東京近郊の、厚木附近の農村。東洋新聞の厚木通信部の記者・大川は農家の実態を記事にするため、八重の家を訪ねた。ハ重は夫を戦争で失い、姑のヒデをかかえ、一人息子の正を育てながら農事に精出してきた。彼女は女学校を出てい、たまたま大川と一緒に入った町の食堂「千登世」の女主人は、そのときの同級生の千枝だった。八重の兄・和助は同じ村に住んでいるが、親子九人の大世帯である。昔は十町歩からの大地主だったが、農地改革でわずか一町八反しか残らなかった。今の嫁は三人目であった。長男の初治の嫁探しを八重は頼まれていた。大川の持ってきた話を調べに二人は山奥の村へ行った。その娘みち子の義理の母は、和助の最初の妻・とよだった。農事がうまく出来ぬと、和助の父がむりやり追い出したのだ。八重と大川は、その夜帰りのバスに乗りそびれ、結ばれたのである。大川には妻子があったが。和助は三男の順三を分家の大次郎の娘・浜子の婿にするつもりだった。分家は働き者で家族も少く、貯金もありそうだったし、なによりも、一町歩ほどの土地があった。浜子が大学へ進むと聞き、彼は怒鳴りこんだのである。大学出の娘に婿は来ぬ。土地を返せ。浜子は町の洋裁学校に通い始め、和助の次男・信次と段々親しくなる。信次は商業学校を出、町の銀行に勤めていた。農家暮しを嫌って、和助の反対をおして町で下宿生活を始めたのだ。和助は初治たちの婚礼を、借金してでも昔どおりに盛大にやろうとした。初治はみち子と相談し、和助には内証で千登世の裏二階に一室を借り、世帯を持った。田の貸スキの仕事で稼ぎ、家の田にもそこから通うつもりだ。この“なしくずし結婚"を、和助も認めざるを得ない。八重の手引きで彼はその二階で、とよと三十年ぶりに会った。婿と嫁の親同士としてである。二人はしみじみ話した。自分たちの辛かった新婚当時と比べて、今の若い者は思い切ったことをやると。時代の違いですわねえ。とよは山林を売った金で若い人へ家を買ってやるといった。和助は宅地を提供する気になった。初治は前々から順三が東京で自動車の修理工になるについて、その費用を田を売って工面することを頼んでいた。土地を命より大事に思う和助が承知するわけはなかった。しかし、浜子が信次の子を妊娠し、彼の目論見は狂ってきた。親の言いなりだった自分と違って、若い者は親に事後承諾を求めるだけだ。--和助は順次の東京行きのために田圃を手離した。初治の家も建ち始めた。式も公民館で挙げることになり、そのときは信次たちの式も一緒だ。浜子はさっさと子をおろし、大学へ通うつもりらしい。--八重は大川を愛し続けてきたが、彼は東京へ転勤することになった。大川を乗せた電車が東京を目指すころ、相模平野の片すみの田圃で八重は歯をくいしばって除草機を押していた。緑一色の田が拡がり、そして--その高い空に、初夏には珍しい鰯雲。




異人たちとの夏  1988年(昭和63年) ★★★★ いつでも夢を 1963年(昭和38年)  ★★★
主演:風間杜夫, 秋吉久美子, 片岡鶴太郎 主演:橋幸夫 吉永小百合 浜田光夫 
あらすじ あらすじ

原田英雄(風間杜夫)は40歳のシナリオ・ライター。妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていた。ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまう。二人は原田が12歳の時に交通事故で死亡したが、なぜかその時の年齢のまま、浅草に住んでいた。原田は懐かしさのあまり、浅草の両親の家へたびたび通うようになる。一方で、原田は同じマンションに住む桂(名取裕子)という女性と、愛し合うようになっていた。彼女は、もう両親には会うなという。異人(幽霊)と近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づくのだ。原田はようやく両親と別れる決心をし、浅草にあるすき焼き屋で親子水いらず別れの宴を開いた。暖かい両親の愛情に接し、原田が涙ながらに別れを告げると、二人の姿は消えていった。しかし、原田の衰弱は止まらない。実は、桂も異人だったのだ。男にふられ原田にもすげなくされた桂は、ずっと以前に自殺していたのだった。愛と憎しみに狂った異人は原田に迫ったが、友人・間宮の機転で原田は助けられた。その後、体調の回復した原田は両親のもとに花と線香を手向け、静かな夏の日の不思議な体験を回想するのだった。

ここは東京下町の工場地帯、ピカちゃんの愛称で呼ばれるひかるは貧しい人たちの味方三原医院の看護婦さんだ。今日も健康診断で森田製作所を訪れたひかるは工員たちの人気者。なかで人一倍ひやかされるのは、ひかると夜間高校で机を並べる勝利だ。そこへ乗りつけた新入り運転手の留次もひかるに目をつけた。その夜、定時制高校の帰り道、肩を並べて歩くひかるにいつもの勝利の口ぐせが始まった。「オレはスカッとしたサラリーマンになるんだ」しかしひかるはちがう。「幸せってもっと身近に転がっているんだわ」一方、留次は休診の日を狙ってひかるを誘いに行ったがものの見事に振られた。ひかるは勝利と先約があったのだ。折も折、留次の母親花子がひとり息子のために、見合い写真をゴッソリ持って上京してきた。留次に三拝九拝されて、ひかるは花子の東京見物の案内をした。ところでひかるが、母親につきそって田舎に帰る留次を送ったことから、今度は勝利が二人の仲を誤解した。そのうえ、念願の一流会社を受験した勝利は、定時制ということで不合格になった。悲観して工場を休んだ勝利を訪ねたひかるは、不機嫌な彼の手を引っ張って裏の土手に連れだした。不貞腐れる勝利にさすがのひかるも怒った。争う二人に、土手の上から声をかけたのは留次だった。「留さん、少しカツ入れて!」ひかるが叫んだ。勝利と留次の間に激しいパンチの応酬が始った。とその時、家出していた勝利の父が車にはねられたという知らせ。病室でうめく父の姿に勝利の目もうるんだ。「これからモリモリ働くぞ!」「元気を出してピカちゃんをはり合うか」留次やひかるの明るい笑いのなかで、三人の手がシッカリ握り合わされるのだった。



命捧げ候 1996年(平成8年)BSプレミアム ★★★  いけちゃんとぼく 2009年(平成21年) ★★★
藤沢周平原作 出演:緒形拳 南野陽子 浅野忠信 主演:深澤嵐 ともさかりえ 萩原聖人
あらすじ あらすじ
木曽福島藩の吟味役・塚本伊織(緒形拳)は、藩重役の磯野厳衛門(西岡徳馬)の不正を糾そうとして、逆に命を狙われ、磯野を斬ってしまう。四年後、逃れてきた江戸での浪人暮らしは、困窮している。喘息を患う伊織の娘・おくみ(半田美保子)の薬代にも事欠き、思いつめた妻の佐江(南野陽子)は、夫に内緒で身を売ってしまう。そんな佐江に、遊び人の浅次郎(平田満)が惚れる。美しく高貴な佐江に、娼婦は似合わないと、浅次郎は伊織に金儲けの話を持ちかける。伊織は、いかさま博打を暴いて、大金を手に入れる。もう、佐江は身を売ることは無い、そう浅次郎は思った。しかし、女の性(さが)故か、佐江は娼婦をやめられない。そしてついに、伊織が、愛する妻の秘密に、気づく日が来る。夫の手にかかって死ぬことを願うかの佐江を前に、伊織は斬らざるを得ない。母を失った娘のおくみを、浅次郎に託して故郷の木曽に帰し、伊織は、武士を捨て名を捨てて、流浪の旅に出る。そして、十六年の時が流れる。故郷で、おくみ(南野陽子の二役)は、母にも似て美しい娘になっている。木曽節が流れる秋祭りの日、胸を病み、渡世人となった伊織が、故郷にやって来る……。 故郷の木曽、胸を病む渡世人の塚本伊織(緒形拳)は、浅次郎(平田満)に育てられた娘のおくみ(南野陽子、母・佐江との二役)に再会するが、勿論、父親だと名乗るつもりは無い。伊織はすぐにも旅立とうとするが、おくみの恋人の源太(浅野忠信)がヤクザに狙われているのを知る。親のいない源太は、ヤクザの親分・九蔵(高松英郎)に育てられたが、足を洗い浅次郎のもとで職人となっていた。ところが、藩の重役・磯野牧之進(冨家規政)がおくみに横恋慕し、源太を殺せば自分のものだと、九蔵に命を狙わせていたのだ。牧之進は、かつて伊織が斬った厳衛門(西岡徳馬)の息子だった。己が因果を思い、九蔵にばくちで決着しようと申し出る。伊織が勝てば手を引くとの証文を書き、負ければ、牧之進に親の仇として命を差し出す。勝負は伊織が勝った。が、帰り道、九蔵の子分らに襲われ、喀血して倒れ、証文を奪われる。浅次郎に助けられた伊織をおくみが看病する。次第におくみは、伊織は、母を殺した憎い父ではないかと疑い、「何故、母を殺したのか?」と、問い詰める。当然、伊織は答えられない。そして、我が娘おくみと源太を救う為、九蔵一家に一人で戦いを挑んで行く……。 いけちゃん(声:蒼井優)は、9歳のヨシオ(深澤嵐)にしか見えない不思議な生き物だ。いつの頃からかそばにいて、憧れの美人女子高生みさこ(蓮沸美沙子)と話してドキドキしたり、牛乳屋にいたずらをしたりというヨシオの日常を見守っていた。そんなある日、ヤス(村中龍人)とたけし(上村響)にいじめられたヨシオは、学校をサボっていけちゃんと一緒に山登りをする。家に帰るとヨシオの父・茂幸(萩原聖人)がヨシオを叱るが、その翌日、茂幸は事故に遭いこの世を去ってしまう。事態を理解できないヨシオにいけちゃんがそっと寄り添い、いけちゃんの言葉にヨシオは早く大人になろうと決心する。その日から毎日ごはんを三杯食べ、牛乳屋の清じい(モト冬樹)に空手を教えてもらうヨシオ。その頃、ヨシオの母・美津子(ともさかりえ)は、昼も夜も働きに出るようになっていた。一人のお風呂や、寝る前の電気が消えた部屋を怖がるヨシオに、いけちゃんはいつも寄り添い、ヨシオが女の子と遊んでいるのを見つけると、真っ赤になって怒りだす。この時、ヨシオは初めていけちゃんが女だと気付くのだった。ある日、ヨシオは一人で隣の隣のその隣町まで冒険に出る。父が死ぬ直前に会っていた愛人がいるらしいのだ。だが、そこで評判の悪ガキたちにつけ入れられ、その後、彼らはヨシオの町の野原にまで襲撃しにやってきた。ヤスやたけしも交えてケンカになりそうなところで突然、ヨシオは野球で勝負しようと提案する。みんなの野原を守るため、機転をきかせたヨシオは逞しく賢く成長を遂げていた。と同時に、ヨシオにいけちゃんが見えなくなることが多くなっていく。そしてヨシオの少年時代が終わろうとする頃、いけちゃんはヨシオにあることを打ち明ける。「もうこんな形で会えないかもしれないから、私がほんとは誰なのか言いたい」。それはあまりにも切なく、思いもよらない告白だった……。



 居酒屋兆治  1983年(昭和58年) ★★★  愛しの座敷わらし 2012年(平成24年) ★★★★
出演:高倉健 加藤登紀子 大原麗子 主演:水谷豊 安田成美 橋本愛 濱田龍臣
あらすじ あらすじ
兆治こと藤野伝吉(高倉健)は函館の街はずれで、女房の茂子(加藤登紀子)と「兆治」という名の居酒屋を営んでいた。兆治は勤めていた造船所でオイルショックの時、出世と引き換えに同僚社員の首切り役を命じられたことに反発して会社を辞めていた。寡黙で実直ながら気持ちが曲げられず無器用な兆治であったが、店は繁盛しており、兆治の同級生でバッテリーを組んだ無二の親友岩下(田中邦衛)をはじめ、元の会社の同僚有田やその部下の越智、近所の一年先輩で酒癖の悪いタクシー会社経営者河原(伊丹十三)たちが毎晩のように足を運んで賑わっていた。「兆治」の向いの小料理屋「若草」も陽気な峰子(ちあきなおみ)がカラオケで客を集めていた。兆治は肩を壊して野球をあきらめた頃、地元青年会で知り合った年下の恋人さよ(大原麗子)との苦い思い出があった。器量良しのさよに持ち上がった、旧家の牧場主神谷久太郎(左とん平)との縁談に、若く貧しかった兆治はさよの幸せを願って黙って身を引いたのであった。しかしさよは、今でも兆治を想いつづけ、思い余って若い男と駆け落ちをしたこともある。そんなある夜、さよの不注意から神谷牧場が火事に見舞われ、さよは街から姿を消していった。そんな事件も落ち着いた頃、仕込みにかかる兆治の背後にさよが現われ、「あんたが悪いのよ」と言い残して去った。さよの消息もはっきりしないまま、何処か時代に取り残される場末の小さな居酒屋「兆治」とそこに集う市井の人々の哀感こもるエピソードが繰り返されていく……。そんな中、常連客の秋本の妻が死んで、その顛末などで悪口を言う河原に我慢できずに殴った兆治は警察に留置される。なぜか調べはさよとの関係に集中している。警察は兆治とさよの関係から放火事件を疑っていたのだ。釈放されひさびさに店に戻った兆治を茂子と岩下が笑顔で迎えた。店の再開を聞きつけてやって来た峰子からさよをすすき野で見た人が居るとの話を聞く。昔のさよの写真を引き伸ばし、すすき野の繁華街を訪ね回る兆治は造船所時代の後輩で店の客の越智と偶然にあう。越智は兆治にサリーというホステスを知ってるかと聞く。越智はサリーに結婚を申し込んだという。サリーこそ失踪してすすき野のキャバレーホステスに身を落としたさよだった。兆治はさよの部屋を訪ねる。そこには酒で身体を病み、過去も未来も捨てただ死を待つかのようなさよが居た。 父・晃一(水谷豊)の転勤で、東京から岩手の田舎町へと引っ越してきた高橋一家。晃一がよかれと思って選んだ新しい住まいは、なんと築200年を数える古民家だった。東京での暮らしに馴れていた妻の史子(安田成美)は、突然の田舎暮らしに不安と不満でいっぱい。老人ばかりの近所付き合いにも乗り切れないでいた。中学2年の長女・梓美(橋本愛)にも古民家はただのボロ家にしか見えず、転校先の学校生活を考えると心が落ち着かない。転校前の学園生活でも人間関係で悩んでばかりだったからだ。また、同居する晃一の母親・澄代(草笛光子)は田舎住まいには支障を語らないものの、最近、認知症の症状が始まりつつある様子。唯一、古民家への転居を楽しんでいる小学4年の長男・智也(濱田龍臣)は、治りかけている喘息の持病を今も史子にひどく心配され、サッカーをやりたくてもやれずにいる。五者五様、どこかぎくしゃくしている一家をやんわりとまとめたい晃一だったが、家族の不平不満をなかなかうまく解消することはできず、異動先の支社でも馴れない営業職に悪戦苦闘の毎日だった。そんなある日、不思議な出来事が高橋家に起こり始める。誰もいない場所で物音が聞こえたかと思えば、囲炉裏の自在鉤が勝手に動いたり、掃除機のコンセントがふいに抜けたり、手鏡に見知らぬ着物姿の子どもが映ったり……。どうやらこの家には東北地方の民間伝承で有名な“座敷わらし”が住んでいるようなのだ。一風変わった同居人と共同生活をすることになった高橋家の運命は……。



  愛しき百年の友へ 2013年(平成25年)TBSドラマ ★★★  一枚のはがき 2011年(平成23年) ★★★
出演:東山紀之 Pham Huynh Dong 武井 咲 主演: 豊川悦司 大竹しのぶ 六平直政
あらすじ あらすじ
鈴木哲也(東山紀之)は、日本の商社マン。妻に先立たれ娘・さくら(芦田愛菜)と暮らしている。近い将来、仕事で知り合ったベトナム人のリェン(Nguyen Lan Phuong)と再婚する予定だ。しかしさくらは亡き母親との思い出を大切にしており、哲也の再婚に対しても気持ちの整理ができておらず、淋しい気持ちを抱えている。そんなさくらにリェンは優しく接しようとしているが、なかなか打ち解けてもらえずにいた。
そんな中、哲也は、後輩の畠山(中丸雄一)とベトナムに出張する。哲也が長い年月を費やしてきたプロジェクトも、いよいよ大詰め。しかし1カ月以内に契約を取らなければ、ベトナムとのビジネスから撤退することが決まっている。活気あふれるベトナムの市街地を訪れた二人は、交渉相手のナム社長からある提案をされる。ナム社長は二人に写真を見せ「この石碑に眠っている宝物を持ってきてくれれば契約しよう」と言うのだ。さらに「石碑の写真に写っている人物は、ファン・ボイ・チャウ」とも教えられた。ナム社長の真意を測りかね、悩む哲也と畠山。早速、二人は「ファン・ボイ・チャウ」について調べるが、ファン・ボイ・チャウがベトナム独立に関わった革命家という情報しか得られない。しかし、この石碑が日本にあること、そして石碑に「浅羽佐喜太郎」という名前が刻まれていることが判明。果たしてファン・ボイ・チャウとは? 浅羽佐喜太郎とは? 二人の関係は?帰国 した哲也と畠山は、石碑のある場所を探し当てる。そこで二人は、ベトナム人留学生を世話している真知(十朱幸代)という老婦人と出会い、宝物について尋ねるが答えは得られない。しかし畠山が、ファンと佐喜太郎に関する記述を町の郷土史に発見する。そこに書かれていたのは、歴史の教科書にも載っていないような、日本とベトナムの意外な史実だった・・・
戦争末期に召集された100人の中年兵は、上官がくじを引いて決めた戦地にそれぞれ赴任することになっていた。クジ引きが行われた夜、松山啓太(豊川悦司)は仲間の兵士、森川定造(六平直政)から妻・友子(大竹しのぶ)より送られてきたという一枚のハガキを手渡される。「今日はお祭りですがあなたがいらっしゃらないので何の風情もありません。友子」検閲が厳しくハガキの返事が出せない定造は、フィリピンへの赴任が決まり、生きて帰って来られないことを覚悟し、宝塚へ赴任する啓太にもし生き残ったらハガキを持って定造の家を訪ね、そのハガキを読んだことを伝えてくれと依頼する。戦争が終わり100人いた兵士のうち6人が生き残った。その中の一人、啓太が故郷に帰ると、待っている者は誰もおらず、家の中は空っぽだった。啓太が戦死したという噂が流れ、恋人同士になってしまった妻と啓太の父親は、啓太が生きて帰ってくるとわかり二人で出奔したのだった。生きる気力を失い、毎日を無為に過していた啓太はある日、荷物の中に定造から託されたハガキを見つける。一方、夫を亡くした友子は悲しみに浸る間もなく、舅姑から自分たちは年老いて働けないのでこのまま一緒に暮らしてほしいと頼まれる。その上、村の習わしで長男が死んだら次男が後継ぎとなることが決められており、友子には次男の三平(大地泰仁)と結婚をしてほしいという。他に身寄りのない友子は、愛する夫との幸せな人生を奪った戦争を恨みながらも、定造の家族と生きていくことを承諾する。ささやかな儀式で夫婦となった友子と三平だったが、しばらくすると三平も戦争に招集され戦死。その後、舅と姑が立て続けに死に、ひとり残された友子は定造の家族が唯一残した古い家屋と共に朽ち果てようとしていた。そんなある日、ハガキを持った啓太が訪ねてくる。クジ運だけで自分が生き残ったことに罪悪感を感じる啓太と、家族も、女としての幸せな人生も、何もかも失ってしまった友子。戦争に翻弄されたすべてを奪われた二人が選んだ再生への道とは……。



 生きたい助けたい 2014年(平成26年) ★★★★  今ひとたびの修羅 2013年(平成25年) ★★★★
出演: 原田美枝子、余貴美子、上地雄輔 主演:堤真一 宮沢りえ 岡本健一  
あらすじ あらすじ
2011年3月11日、東日本大震災発生・・・ 宮城県気仙沼市で、着の身着のままで公民館に避難した人々がいた。その数、446人。避難した人々を容赦なく襲う、10メートルを超える津波。小さな命を守るために、大人たちは子供らに優しく語りかけ、身を挺して、寒さや火災、そして恐怖と必死に闘い続けた。 そんな時、ある奇跡の絆が窮地を救う母が公民館に閉じ込められているのをメールで知った息子が、ロンドンからそのことをツイッターに投稿。誰に届くかもわからないまま、救助を呼びかけた。その小さな声は、人々の善意によって世界中を駆け巡りついには、東京都庁にまで届く。 そして、恐ろしく静かな朝を迎えようとしていた時、一機のヘリが公民館の上空に現れる・・・。 昭和初期の東京深川、渡世人の飛車角(堤真一)は義理を重んじて加担した出入りで相手を傷つけてしまう。警察から逃れ迷い込んだのは小説家を志す大学生・青成瓢吉(小出恵介)と恋人・お袖(小池栄子)が暮らす一軒家。偶然そこには瓢吉の父に恩義のある吉良常(風間杜夫)がおり、家主を待っているところだった。飛車角は協力を申し出た男気あふれる吉良常に妻おとよ(宮沢りえ)への連絡を託し危機を逃れる。だが程なくして、傷つけた相手が死亡したと知り、飛車角は自首を決意。所帯を持ったばかりのおとよに、「逃げよう」と泣きつかれるも、群馬県の前橋刑務所に収監される。吉良常の励ましを受け続け、数年間の刑期を終えた飛車角。だが、おとよが遊郭にいること、さらに身も心も弟分の宮川(岡本健一)に委ねていることを知る。一方の瓢吉は、女流作家の照代(村川絵梨)と暮らしており、お袖もおとよと同じ遊郭に身を落としていた。
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