HOME 海外紀行 日本紀行  札所紀行 温泉紀行 RETIREMENT HIT-PRADE MAMI ARCHIVES PROFILE SITE-MAP
セカンドライフ 団塊世代 海外旅行 温泉 札所 セカンドライフ 団塊世代 海外旅行 温泉 札所
HOME Ken & Mary's Second Life
おくのほそ道 日光路
山形最上堺田~岩手にかほ象潟

日光路
 18)堺田
 19)尾花沢
 20)尾花沢
 21)尾花沢
 22)立石寺
 23)大石田
 24)羽黒 南谷本坊
 25)南谷別院 羽黒山
 26)南谷別院 月山
 27)南谷別院 湯殿山
 28)酒田
 29)酒田
 30)象潟
 31)象潟
(一) 日光路
(二) 日光路
(三) 日光路
(終) 日光路


NO-SIDEホームへ
HOME
K&MSecondLife



森川許六(蕉門十哲)
「奥の細道行脚之図」

(18)蚤虱のみしらみ馬の尿ばりする枕もと
(19)涼しさを我わが宿にしてねまる也
(20)這出はひいでよ飼かひ屋が下の蟾ひきの声
(21)眉掃まゆはきを俤おもかげにして紅粉べにの花
(22)閑しづかさや岩にしみ入いる蝉の声
(23)五月雨を集めて早し最上川
(24)有難ありがたや雪をかをらす南谷
(25)涼しさやほの三日月の羽黒山
(26)雲の峰幾つ崩くづれて月の山
(27)語られぬ湯殿ゆどのにぬらす袂たもとかな
(28)あつみ山や吹浦ふくうらかけて夕涼み
(29)暑き日を海に入れたり最上川
(30)象潟きさがたや雨に西施せいしが合歓ねぶの花
(31)汐越しほごしや鶴脛はぎぬれて海涼し
18)堺田
19)尾花沢
20)尾花沢
21)尾花沢
22)立石寺
23)大石田
24)羽黒南谷本坊
25)南谷別院羽黒山
26)南谷別院月山
27)南谷別院湯殿山
28)酒田
29)酒田
30)象潟
31)象潟
(18)堺田
草の戸も住替る代ぞひなの家  草の戸も住替る代ぞひなの家
 蚤虱(のみしらみ) 馬の尿(ばり) する枕もと
(19)尾花沢
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
涼しさを 我(わが)宿にして ねまる也
(20)尾花沢
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
    這出(はひいで)よ 飼(かひ)屋が下の 蟾(ひき)の声
(21)尾花沢
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
          眉掃(まゆはき)を 俤(おもかげ)にして 紅粉(べに)の花
( 22)立石寺
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
    閑(しづかさや岩にしみ入いる蝉の声

崖からせり出す 立石寺「五大堂」 写真:山寺観光協会

芭蕉と弟子.曾良の像

開山堂と納経堂
(23)大石田
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
五月雨を 集めて早し 最上川

318年前の元禄15年(1702年5月29日)あの名句はこの景色を見て誕生した。芭蕉の目線で見る景観に感動。
ここで「五月雨をあつめて涼し最上川」と詠み後日、最上川を船で下った後に「五月雨をあつめて早し最上川」と詠みかえている。


名句はこの場所で詠まれた
(24)羽黒南谷本坊
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
             有難(ありがた)や 雪をかをらす 南谷
(25)南谷別院羽黒山

羽黒山・南谷(別院紫苑寺跡) 芭蕉句碑
(25)南谷別院羽黒山
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
     涼しさや ほの三日月の 羽黒山

お参りにも順序があり、最初は中央の主峰月山。月山が表すのは前世(過去) 次に現世(現在)を表す羽黒山、そして最後に来世(未来)を表す湯殿山をお参りする。

湯殿山神社来世(未来)   月山神社前世(過去)  出羽神社(羽黒山)現世(現在)

羽黒山五重塔
(26)南谷別院月山
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
        雲の峰幾つ崩くづれて月の山
(27)南谷別院湯殿山
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
語られぬ 湯殿(ゆどの)にぬらす 袂(たもと)かな

旧月山登山道
(28)酒田
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
あつみ山や 吹浦(ふくう)かけて 夕涼み
松尾芭蕉が酒田滞在中宿泊した不玉邸宅跡。
山形県酒田市中町1-11-4 (旧佐藤歯科医院駐車場内)
芭蕉は、6月13日の酒田入当日の宿泊先は明らかになっていないが、翌14日から25日に酒田から出るまでの期間(象潟行きの3日間を除く)前後9泊は不玉宅に宿泊している。

象潟から戻った翌日6月19日、不玉宅にて芭蕉、曽良、不玉の3人による歌仙が始まり、芭蕉は 『あつみ山や吹浦かけて夕すずみ』の発句を詠み、不玉は『海松(みる)かる礒(いそ)に畳む帆莚(ほろむしろ)』と返句している。※伊東不玉‥
名は玄順、医師名は渕庵、不玉は俳名。芭蕉来遊の折に蕉門に入門。酒田俳諧に貢献。

安種亭令道宅跡標柱
不玉宅~若葉旅館(2020年酒田での宿泊ホテル)~安種亭令道宅地図⇒
(29)酒田
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
暑き日 を海に入れたり 最上川


酒田市本町3-6-4
松尾芭蕉が酒田に入った翌日に開かれた句会開催宅跡。
芭蕉が酒田に入った翌日6月14日(陽暦7月30日)、安種亭で句会が開かれた。そのとき
『涼しさや海に入りたる最上川』と発句を詠んだが「奥のほそ道」では『暑き日を海に入れたり最上川』に推敲(苦心して何度も練り直す)を重ねた
同席者に加賀屋藤衛門、八幡源衛門、長崎一左衛門など、三十六人衆の長人(おとな)がおり、酒田豪商達の文化的素養が、芭蕉へのもてなしの背景としてあったと思われている。
※安種亭令道‥名は寺島彦助、安種亭令道は俳号、 酒田湊の浦役人、幕府米置場の管理にあたる 



「暑き日を 海に入れたり 最上川」芭蕉句碑
(30)象潟
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
          象潟(きさがた)や 雨に西施(せいし)が 合歓(ねぶ)の花
(31)象潟
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
汐越(しほごし)や 鶴脛(はぎ)ぬれて 海涼し
(一) 日光路
(二) 日光路
(三) 日光路
(終) 日光路
最終章
おくのほそ道
HOME 海外紀行 日本紀行  札所紀行 温泉紀行 RETIREMENT HIT-PRADE MAMI ARCHIVES PROFILE SITE-MAP
セカンドライフ 団塊世代 海外旅行 温泉 札所 セカンドライフ 団塊世代 海外旅行 温泉 札所
HOME Ken & Mary's Second Life
おくのほそ道 日光路
直江津~大垣

日光路
  32)直江津
  33)出雲崎
  34)市振
  35)俱利伽羅峠付近
  36)金沢
  37)金沢
  38)金沢~小松
  39)小松
  40)小松 多太神社
  41)小松 那谷寺
  42)山中温泉
  43)山中温泉
  44)大聖寺 全昌寺
  45)松岡 天龍寺
  46)敦賀 気比神宮
  47)敦賀
  48)敦賀 色ヶ浜
  49)敦賀色ヶ浜
  50)大垣
(一) 日光路
(二) 日光路
(三) 日光路
(終) 日光路


NO-SIDEホームへ
HOME
K&MSecondLife



森川許六(蕉門十哲)
「奥の細道行脚之図」
(32)文月ふみづきや六日も常の夜には似ず
(33)荒海や佐渡さどに横たふ天河あまのがは
(34)一家ひとつやに遊女も寝たり萩はぎと月
(35)早稲わせの香や分入わけいる右は有磯海ありそうみ
(36)塚も動け我泣声わがなくこゑは秋の風
(37)秋涼し手毎てごとにむけや瓜茄子うりなすび
(38)あかあかと日は難面つれなくも秋の風
(39)しをらしき名や小松こまつ吹ふく萩はぎすゝき
(40)むざんやな甲かぶとの下のきりぎりす
(41)石山の石より白し秋の風
(42)山中やまなかや菊はたをらぬ湯の匂にほひ
(43)今日よりや書付かきつけ消さん笠の露
(44)庭掃はきて出いでばや寺に散ちる柳
(45)物書かきて扇引ひきさく余波なごり哉
(46)月清し遊行ゆぎやうの持てる砂の上
(47)名月や北国日和びより定さだめなき
(48)寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋
(49)浪なみの間まや小貝こがひにまじる萩はぎの塵ちり
(50)蛤はまぐりのふたみに別れ行ゆく秋ぞ
32)直江津
33)出雲崎
34)市振
35)俱利伽羅峠付近
36)金沢
37)金沢
38)金沢~小松
39)小松
40)小松多太神社
41)小松那谷寺
42)山中温泉
43)山中温泉
44)大聖寺全昌寺
45)松岡天龍寺
46)敦賀気比神宮
47)敦賀
48)敦賀色ヶ浜
49)敦賀色ヶ浜
50)大垣
(32)直江津
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
文月(ふみづき)や 六日も常の 夜には似ず
(33)出雲崎
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
荒海や 佐渡に横たふ 天河(あまのがは)
(34)市振
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩(はぎ)と月
(35)俱利伽羅峠付近
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
早稲(わせ)の香や 分入(わけいる)右は 有磯海(ありそうみ)
(36)金沢
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
塚も動け 我泣声(わがなくこゑ)は 秋の風
(37)金沢
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
秋涼し 手毎(てごと)にむけや 瓜茄子(うりなすび)
(38)金沢~小松
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
あかあかと 日は難面(つれなく)も 秋の風
(39)小松
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
しをらしき 名や小松吹(ふく) 萩すゝき
(40)小松多太神社
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
むざんやな 甲(かぶと)の下の きりぎりす
(41)小松那谷寺
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
石山の 石より白し 秋の風
(42)山中温泉
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
山中(やまなか)や 菊はたをらぬ 湯の匂(にほひ)
(43)山中温泉
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
今日よりや 書付(かきつけ)消さん 笠の露
(44)大聖寺全昌寺
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
庭掃(はき)て 出(いで)ばや寺に 散(ちる)柳
(45)松岡天龍寺)
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
物書(かき)て 扇引(ひき)さく 余波哉(なごりなり)
(46)敦賀気比神宮
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
月清し 遊行(ゆぎやう)の持てる 砂の上
(47)敦賀
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
名月や 北国日和(ほっこくびより) 定(さだめ )なき
(48)敦賀色ヶ浜
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
寂しさや 須磨に勝ちたる 浜の秋
(49)敦賀色ヶ浜
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
浪の間(ま)や 小貝(こがひ)にまじる 萩の塵(ちり)
(50)大垣
草の戸も住替る代ぞひなの家 草の戸も住替る代ぞひなの家
蛤(はまぐり)の ふたみに別れ 行く秋ぞ
松尾芭蕉略年譜
江戸.西暦元号 年齢 事柄
1644(正保元) 1 伊賀国の松尾与左衛門の二男として生まれる。
1656(明暦2) 13 父与左衛門が亡くなる。
1662(寛文2) 19 藤堂新七郎家の若殿良忠、俳号蝉吟に仕える。
京都の北村季吟に俳諧を学ぶ。宗房を俳号として使う「春やこし年や行けん小晦日」
1666(寛文6) 23 良忠が25歳で亡くなり、奉公をやめる。
1672(寛文12) 29 『貝おほひ』を上野天満宮(上野天神宮)に奉納する。
このころ、江戸へ行く。「きてもみよ甚兵が羽織花衣」
1674(延宝2) 31 季吟から名前の入った『埋木』を授けられる。
1675(延宝3) 32 西山宗因を歓迎する句会に出席。このころから俳号「桃青」を使い始める。
1677(延宝5) 34 俳諧の宗匠となる。
1680(延宝8) 37 宗匠をやめて、深川の庵にうつる。
1682(天和2) 39 江戸の大火で庵が焼け、甲斐国の高山糜塒を頼る。
1683(天和3) 40 母が故郷で亡くなる。新しい芭蕉庵へ入る。
1684(貞享元) 41 「野ざらし紀行」の旅にでる「野ざらしを心に風のしむ身かな」母の墓参りで伊賀へ帰る。名古屋の連衆と「冬の日」の歌仙の句会「狂句木枯しの身は竹斎に似たるかな」
1685(貞享2) 42 伊賀から奈良・京都、大津・名古屋・木曾路を通って江戸へ帰る。
1686(貞享3) 43 「古池や蛙飛び込む水の音」の句ができる。
1687(貞享4) 44 曾良・宗波と鹿島神宮へ詣でる(「鹿島紀行」の旅)
「笈の小文」の旅へ出立し、名古屋を経て伊賀へ到着。「旧里や臍の緒に泣く年の暮」
1688(元禄元) 45 藤堂良忠の子良長に招かれる「様々のこと思ひ出す桜かな」
伊勢神宮へ参詣、万菊丸(杜国)と吉野へ向かう。
越人と一緒に名古屋から信州更科へ「更科紀行」の旅に出る。
1689(元禄2) 46 曾良を伴い「おくのほそ道」の旅へ出て、大垣に到着。
1690(元禄3) 47 大津の幻住庵に入る。
1691(元禄4) 48 伊賀での句「山里は万歳おそし梅の花」が詠まれる。
『猿蓑』(初しぐれ猿も小蓑をほしげなり)が刊行される。
1692(元禄5) 49 三度目の芭蕉庵へ入る。
1694(元禄7) 51 『おくのほそ道』清書本が完成。伊賀に帰郷、奈良を経て大阪の地で病気、亡くなる。
(一) 日光路
(二) 日光路
(三) 日光路
(終) 日光路
HOME 海外紀行 日本紀行  札所紀行 温泉紀行 RETIREMENT HIT-PRADE MAMI ARCHIVES PROFILE SITE-MAP
Home Ken & Mary's Second Life
NO-SIDE  It aims at a happy retirement E-mail: no-side@no-side.us
Copyright c1998-2007 Ken & Mary. All rights reserved.