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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
≪資料:
goo映画から≫



  徳川家康 1983年(昭和58年年)NHK大河ドラマ ★★★★★   利家とまつ 2002年(平成14年)NHK大河ドラマ ★★★★
出演:滝田栄 大竹しのぶ 武田鉄矢 夏目雅子 石坂浩二 役所広司 八千草薫 長門裕之 池上季実子 近藤正臣 高橋惠子 石田えり 竹下景子  出演:唐沢寿明 松嶋菜々子 反町隆史 香川照之 天海祐希 竹野内豊 三浦友和 名取裕子 草笛光子 赤木春恵 加藤雅也 萩原健一 加賀まりこ
あらすじ あらすじ
山岡荘八氏の原作『徳川家康』は、昭和25年から42年まで20年近くにわたって新聞に連載された歴史小説で、原稿用紙にして1万7400枚という長編だった。このドラマ化にあたって、家康75年の生涯のどこからどこまでを描くのかということが、スタッフや脚本家の間で討議された。原作の一部を使うという案も出たが、最終的には原作同様に家康の母・於大の輿入れから始めるべきだと全員一致で決まった。
 脚本の小山内美江子さんが、「今回の大河ドラマは、徳川家康の生涯75年間とその時代を描くものである。正確に言えば、ドラマの幕開けは家康の母・於大の結婚から始まり、主人公は第1回目の終わりで産声を上げることになる」と書いているように、家康が生まれる前から76年間の物語となった。それは、「於大を描かなければ家康も描けない」ということであり、「天下を取った後、大坂城攻めの決意と、その1年後、統一国家日本の運営に心血を注いで死ぬまでを語らなければ家康という人物が完結しない」というスタッフ全員の思いからだった。
 これほど長い物語ともなると、第1回から最終回(第50回)まで全回を通じて“生きている”人物はただ1人、後に家康のブレーンとして活躍する南光坊天海のみだ。第1回は、正体不明の放浪僧・随風として登場、最後は家康の葬式まで立ち会っている。演じたのは数々の大河ドラマでおなじみの竜雷太さんだが、実はこのときがNHKドラマ初出演だった。
織田家家中で「槍の又左衛門」と言われた槍の名手で、尾張荒子の領主前田利昌の四男・前田又左衛門利家(幼名・犬千代)は父の反対を押しきって信長に仕官し、稲生の戦いで手柄を挙げ、早々に信長の親衛隊である赤母衣衆の筆頭になる。しかしその直後、信長の同朋の拾阿弥を斬り、信長から勘当される。2年間の放浪の末、美濃の猛将・足立六兵衛を討ち取り帰参が叶うが、出世競争では秀吉や明智光秀などに遅れをとる。賤ヶ岳の戦いでは柴田勝家に味方した利家だが、秀吉の信頼が厚く、以後秀吉の臣下となり豊臣政権随一の重臣として活躍する。そして秀吉の死後、天下人を目前にした矢先に病で亡くなってしまう。そして時代は徳川へと移っていくのだった。



  遠い空   1955年(昭和30年) ★★★   独立少年合唱団  2000年(平成12年) ★★★
出演: 高峰秀子 佐田啓二 高橋貞二 田村高廣    出演:伊藤淳史 藤間宇宙 香川照之 光石研 滝沢涼子 泉谷しげる 
あらすじ あらすじ
林野庁に勤める石津圭三は、北海道転勤のため、休暇をもらって東京から故郷の高山に帰って来た。彼は土地の酒屋豪商石津家の息子で、かつて同じ酒屋の娘寺田冬子と初恋の仲だったが、冬子は一寸した金のために市会議員の息子寺田敏彦と結婚、その上夫に死なれて一人娘絹子をかかえ、裕福な婚家に毎日を過していた。駅からの帰途冬子の妹野島時子に会った圭三は昔の想い出に胸迫り、昔冬子から借りたジイドの「窄き門」を手に深い吐息をもらした。そして翌日敏彦の命日、墓前で圭三は図らずも冬子に再会した。だが冬子の義弟の俊介が現われたので言葉少く別れた。東京へ帰る日が迫って来た一日、圭三は冬子とはじめてゆっくり会うことができた。丁度その留守、俊介は冬子と結婚の意志のあることを父に打あけ、仕事のために金沢へ発った。冬子と会った圭三も、子供をだく彼女の姿に、動いた心を淋しく諦めて家に来ると、北村という男が二人の間を暴露するといって強迫に来ていた。圭三は、身にやましい事は何もないといって追い返すが、母と兄幸二郎は圭三の気持を知り、冬子の父の彌吉のもとを訪れた。その時、冬子も北村によって圭三との間を義父母に暴露され、泣き伏していた。そこへ圭三の妹貴恵子が、一緒に東京へ出てくれという圭三の手紙をもって来るが、彼女は冷たくそれを断った。翌日、圭三は再び東京へ向うため、駅に来ていた。一度断ったものの、冬子は妹の時子に、「姉さんは自分の心に偽っている、行くのが本当よ」と激しくいわれ、意を決した彼女は圭三を追って切符を買った。だが丁度金沢から帰って来た俊介に駅で会った。「義姉さん行かないで……」という彼の言葉に冬子が思わず足を止めた時列車は発車した。遠ざかって行く列車の響きに切符は遂に冬子の手で破られた。こらえていた熱い涙が彼女の膝の上に落ちた。トンネルへ消える列車−−朝霧に濡れたれんげ草の中に捨てられた「窄き門」……。やがてまた遠い雲と青い空の静な生活が冬子の上に戻ることであろう。
1970年代初頭。父親を亡くし、山の中の全寮制中学校“独立学院”に転校した道夫は、音楽室で“ウィーン少年合唱団”に入団するのが夢だと言う美しいソプラノを持つ少年・康夫と出会う。康夫は、吃音症の道夫に何かと親切にしてくれ、彼を学院の合唱団の顧問教師・清野に引き合わせる。清野によって、歌っている時は自分がどもらないことに気づいた道夫は、合唱団に入団。歌うことで自信を持ち、康夫との友情も深めていく。だが、そんな彼らにショッキングな出来事が起こる。東京で学生運動をしている清野の後輩・里美が彼らの眼前で壮絶な爆死を遂げ、更に変声期を迎えた康夫の声が出なくなってしまったのだ。コンクール出場を控え、苛立ちを押さえきれない康夫。やがて、彼はコンクール優勝への闘志と里美から影響を受けた学生運動へのそれを重ねるようになり、彼の声の代わりを務めてくれた道夫と共に暴走を始める。だが、コンクールの結果は3位に終わった。それから暫く後、優勝と革命への希求に挫折した康夫がトラックで事故を起こし、逝ってしまう。その時、彼の脳裏には道夫と共にコンクールで熱唱する自分の姿があった。






 虎に翼 2024年(平成6年) NHK連続テレビ小説 ★★★★   翔ぶが如く 1990年(平成2年)NHK大河ドラマ ★★★
出演:伊藤沙莉 仲野太賀 竹澤咲子 石田ゆり子 出演:西田敏行 鹿賀丈史 田中裕子 賀来千賀子 緒形直人 国生さゆり 佐藤浩市 小林稔侍 田中健 林隆三 鈴木京香 高橋英樹 富司純子 
あらすじ あらすじ
「虎に翼」は、中国の法家・韓非子の言葉で「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」の意味[6]であり、日本書紀の中でも引用されていることわざ。
日本初の女性弁護士となった三淵嘉子さんがモデル。戦後の東京を舞台に、激動の時代を生きた女性法曹・寅子とその仲間たちの人生を描いたリーガルエンターテインメント。伊藤の朝ドラ出演は「ひよっこ」(17年前期)以来2度目となる。
時は幕末。 薩摩国鹿児島城下の下加治屋町で兄弟の如く育った西郷吉之助(隆盛)と大久保一蔵(利通)。 2人は島津斉彬の庇護の下で頭角を現し、あるときは互いに手を取り合い、そしてあるときは異なるやり方で薩摩藩を動かしていき、やがて2人の活躍は維新回天の大偉業を成し遂げるに至る。



 土砂降り  1957年(昭和32年) ★★★  遠き落日  1992年(平成4年) ★★★★
出演:沢村貞子、岡田茉莉子、佐田啓二、桑野みゆき 出演:三田佳子 三上博史 仲代達矢 牧瀬里穂 田村高廣
あらすじ あらすじ
東京都荒川区南千住の線路沿いにある、いわゆる連れ込み宿「ことぶき旅館」の娘で、役所に勤める松子(岡田茉莉子)は、同僚の須藤(佐田啓二)との結婚話が進んでいた。しかし、須藤の母(高橋とよ)が、松子の家庭の事情を知り、大反対の末破談となった。松子の母・阿部たね(沢村貞子)には、松子のほか、大学生の竹之助(田浦正巳)、高校生の梅代(桑野みゆき)の3人の子があったが、それは、週に1度家に来る大久保和吉(山村聡)という男の子であり、たねはその妾であった。やがて須藤は見合い結婚をし、松子は絶望のあまり家出した。
2年が経過し、松子は、神戸・元町にいた。キャバレーのダンサーとしての日々。そんなある夜、店の客として、偶然、須藤が現れる。須藤は役所での汚職の罪から、逃亡してきたのであった。松子は須藤を抱き、二度と離さないと言い、自らのアパートの部屋に匿うのだった。しかし須藤は、実母に手紙を送り、松子が離さないので帰れないと書く。須藤の母は、松子の母の許に怒鳴り込む。
そのころ、松子の弟の竹之助、妹の梅代は、日曜日に街で「父」が正妻の子らを連れている姿を目撃してしまう。その夜、突然の土砂降り。須藤を連れて帰ってきた松子は、母から例の手紙の話を聞き、暗然となる。その夜、松子は須藤と無理心中に果てる。
梅代と竹之助は、「父」に母と別れるよう迫る。娘・松子と、「旦那」の大久保和吉を失った阿部たねは、旅館を畳んで前向きに生きることを、残った梅代と竹之助たちに語るのだった。
磐梯山と猪苗代湖に挟まれた貧しい農村に、後の世界を代表する医学者・野口英世は生まれた(本名は野口清作)。母親であるシカは幼児2人をかかえて、酒ばかり飲んで働こうとしない夫に代わって過酷な農作業をも一身に引き受け、一家の生計を支えていた。そんなある日、シカは自分の不注意から清作の左手に大火傷をさせてしまい、その負い目に耐えながら生きていくことになる。やがてシカは、清作が貧しさや左手の不自由さにいじけないようにと小学校へあげることにした。だが、学校ではいじめられ、思い詰めた清作は発作的に自らの左手を小刀で切り裂こうとさえした。それでもシカの必死の姿を励みに清作は勉強にいそしんだ。またそんな息子がシカの心の支えでもあった。その甲斐あって清作の成績はみるみる向上し、小林栄先生の手によって、あきらめていた高等小学校への道も開かれた。やがて小林先生をはじめ、みんなの善意で手術の費用が集められ、清作の左手も動かすことが出来るようになった。これをきっかけに清作は、医学の道を志すようになり、小林先生のすすめで、母のもとを離れ恩人渡辺医師の門下で勉強することになる。やがて清作は“英世”と改名し、上京の後、次々と難関を突破、晴れて医師の資格を得ることになる。だが、不自由な左手や学歴の差のために研究や診察を思うようにさせてくれない教授達の態度に、英世は酒や女におぼれた日々を送り、見かねて上京したシカに英世は左手の不幸や貧困を嘆くが、シカは涙ながらに自らもまたあの火傷の事故以来、逃れられない苦しみを背負っていることを告げる。やがて日本で医学を学ぶことに限界を感じた英世は、アメリカに渡って、当時最も注目されていた細菌学に取り組むことになる。そこで寸暇を惜しんで研究に没頭する英世は、アメリカ人のメリーと結婚し、渡米して10年の年月が流れるころ、ついに梅毒のスピロヘータを発見、世界に名が知られるようになる。そのころ英世がいない寂しさをまぎらわすかのように働いていたシカは、英世に会いたい一心で初めて手紙を書く。そして英世は15年ぶりに日本へ戻り、シカと再会するのだった。時を忘れて語り合う2人。英世は左手の苦しみを完全に克服していた。この時はじめてシカは、あの火傷の事故以来36年間に渡る苦しみから解放されたのである。3年後、シカは、研究のために世界中を飛び回っている英世に見取られることなく、静かに息を引き取った。その後、英世も黄熱病の研究のため渡ったアフリカで、その黄熱病にかかり、51年の生涯を閉じた。その時、彼の目に映ったのはアフリカの大地に沈む真っ赤な太陽だった。



 遠い約束〜星になったこどもたち  2014年(平成28年) ★★★  峠 最後のサムライ 2022年(令和4年) ★★★★
出演:松山ケンイチ、二階堂ふみ 宝田明、深田恭子、椎名桔平 出演:役所広司 松たか子 香川京子 田中泯 永山絢斗 芳根京子
あらすじ あらすじ
1945年(昭和20年)7月。戦況は悪化を極め、開拓団に入れば軍隊に取られないと言われていた民間人も軍に徴兵され、開拓団には多くの女性と子供たちが残されていた。そんな中、ソ連軍が国境を越え満州へ侵攻を開始した。戸田英一(松山ケンイチ)たちが必死でソ連軍と戦っている頃、三江省にある静岡村開拓団の水野有希子(二階堂ふみ)は家族とともに駅へ急いだ。だが列車は開拓民たちの前を通り過ぎ、置き去りにされた有希子たちは満州の首都・新京までの約600kmを歩くしかなかった。だがその道のりは苦難の連続で、多くの者が道中で命を落とした。
そして8月15日。日本は終戦を迎えたが満州ではなおも戦いが繰り広げられ、爆撃を受けて倒れた英一が目覚めたとき、あたりには誰もいなかった。やっとの思いで新京の関東軍司令部まで辿り着いた英一は、そこで初めて日本が負けたことを知る。
幕末の動乱期を描いた司馬遼太郎の長編時代小説「峠」を、「雨あがる」「蜩ノ記」の小泉堯史監督のメガホン、役所広司、松たか子、田中泯、香川京子、佐々木蔵之介、仲代達矢ら日本映画界を代表する豪華キャストの共演で映画化。徳川慶喜の大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えた。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣・河井継之助は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた。藩の運命をかけた継之助の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていた。「蜩ノ記」に続いて小泉監督作に主演する役所が主人公となる継之助に扮し、継之助を支え続ける妻おすがを松が演じる。



 TRUE COLORS (D)  2024年(令和6年) ★★★  同胞(はらから) 1975年(昭和50年) ★★★
出演:倉科カナ 毎熊克哉 滝藤賢一 要潤 玉置玲央 森永悠希 出演:寺尾 聰 渥美 清 大滝 秀治 今福 将雄 倍賞千恵子 井川 比佐志
あらすじ あらすじ
ファッションフォト業界のトップフォトグラファー・立花海咲は、ミラノやパリの世界的ファッションブランドからも信頼を得て、大舞台で活躍しようとしている。
だが、その矢先に、大学病院で受けた眼の精密検査で錐体ジストロフィーと朝倉医師から告げられ、色覚異常の一種で有効な治療法はないと言われる。「色彩のディーバ」と言われる海咲にとっては致命傷になりかねない。
そのことを「コンテンポラリー」の編集長・巻上伸哉に話すと、パリの大手メゾンとの契約を解除されてしまう。1か月が過ぎた頃、海咲の眼に変化はなかったが、「コンテンポラリー」誌からも半額の違約金を支払う条件で契約解除の文書が届く。それからしばらくしたある日、横断歩道の歩行者用信号の緑が灰色の混ざった濁った色に見え始めてしまう。
そんな時、天草にいる妹・辻村七瀬から16年ぶりに近況報告と結婚式の案内の手紙がコンテンポラリー編集部経由で届く。18歳の時に捨てた故郷に今さら帰れるわけがないと海咲は思ったが、その時、テレビで報道された熊本地震で故郷の惨状を見て、渋滞と交通途絶の中、3日かけて天草に到着した。そして、岸壁で釣りをしていた父の友人の茂雄おじさんに声をかけられ、誘われるままに家に行き、茂雄の息子で高校時代の親友の晶太郎、優しい百合おばさんとも再会する。
母校でまだ美術教師をしているという加藤美徳先生も訪ねてみた。先生は昔と何も変わらずに親身に接してくれて、高校3年の頃の海咲と家族の事情、孤独と頑張りを労われて、思わず泣いてしまう。
海咲が中学3年の夏、父・勝男の漁船が大型貨物船と衝突し、父は行方不明のまま遺体も見つかっていない。父の海難事故で母・しのぶには、2千万円近い相手方への賠償額が残り[注 2]、肩代わりを申し出てくれた辻村多一郎と海咲が高校3年の時に再婚している。当時の海咲は、母の苦労や家族の苦境を理解しながらも、大好きだった父に対する裏切りが許せず、以来確執が生じており、辻村に対しても、お金で母の人生を買おうとすると思って憎んでいた。
だが、今回の帰省で父の海難事故の真相と、辻村が大型貨物船の航海長で事故に対して責任を感じて、海運代行会社を退職しており、肩代わりした賠償金はその退職金だったことが分かる。なによりも、母と結婚したのは償いや憐れみではなく、好きになったからということも辻村から聞くことができ、海咲の頑なだった心が少しずつ氷解していく。
岩手県岩手郡松尾村は岩手山の北麓、八幡平の裾野に広がり、四つの集落からなっている、人口七二〇〇、戸数一七〇〇の村である。斉藤高志はこの村の青年団長で、酪農を営んでいる。兄の博志が盛岡の工場に通っているので高志が農事のすべてを切りまわしている。村の次、三男のほとんどが都会へ出て行き、残った青年たちも東京・大阪方面へ出稼ぎに行って閑散している三月半ば、松尾村を一人の女性・河野秀子が訪れた。彼女は東京の統一劇場のオルグとして、この村でミュージカル「ふるさと」公演を青年団主催でやって欲しいと、すすめにきたのだ。秀子の話を聞いた高志は、公演の費用が六五万円かかるため、青年団の幹部が揃う春になってから理事会をひらいて検討することを秀子に約束した。五月、桜が咲く遅い春。青年団の理事会がひらかれたが、公演費用に責任を持ちかねるという強硬な反対意見が出された。何度も理事会が行なわれ、意見の交換がくり返された。しかし、高志の「赤字になったら俺が牛を売って弁償する」との一言で、公演主催が決った。夏が来た。目標六五〇枚の切符が、青年団全員の必死の活動で目標をオーバーするまで売り切った。公演三日前、会場に予定されていた中学校の体育館が、有料の催物には貸せない、と校長に断わられてしまった。急を聞いて秀子が盛岡から飛んで来たが、校長の答は変らない。秀子は遂に最後の条件を切り出した。「無料ならいいんですね」「勿論です」無謀とも思える秀子の提案。しかし、秀子は、自分達は金儲けのために芝居をしているわけではない、無料で公演するのは苦しいけれど、芝居を楽しみにしている人たちのために中止することはできない、と言って校長室を出た。今回に限り特別に許可する、という校長の許可を聞いたのは、秀子が校門を出てすぐだった。公演は大成功だった。千人を超える人々が集ってくれた。劇団員の歌うお別れの歌を青年達は泣きながら聞いた。八幡平に秋が来た。山肌は紅葉に色どられ、遥か彼方、岩手山の頂上には、もう初雪が白く光っている。



 どん底だってへっちゃらさ  1963年(昭和38年) ★★★  動脈列島 1975年(昭和50年) ★★★
出演: 出演:近藤正臣、田宮二郎、関根恵子、梶芽衣子
あらすじ あらすじ
亮太の家は土間と六畳一間のアバラ屋だ。貧しくたって亮太はへいちゃら、妹の京子にとってもいいお兄ちゃんだ。だが亮太の胸を痛めるような事件がおきた。父親が女と駆けおちしてしまったのだ。母親の初恵が日やとい労務者になって港に出るようになると京子は亮太について学校にいき、終業になるまで遊んでいた。隣人の矢田は事情を知り初恵に再婚をすすめた。初恵は再婚を考えなかったが、矢田に説得され、再婚した。新郎は文次といい戦争で片腕を失くしていた。初恵は文次の子をみごもった。だが、初恵は産後のひだちが悪く死んでしまった。文次は生れた子紀年を嬰児施設へあずけた。亮太は京子を連れて屑鉄をあつめ紀年に会いにいった。文次はそんな亮太を可哀そうに思ったがどうにもならなかった。ある日文次は自動車にはねられた。病院に見舞いにいった亮太と京子は、車の持主である大学生沖田耕二に家まで送ってもらった。バラックをのぞいた耕二はあまりの貧しさにおどろいた。耕二は父親と相談して亮太を引取って育てようと決心した。だが、矢田は仲の良い兄弟をひきはなすことに反対した。しかし、亮太の教育問題がむしかえされ、亮太を耕二の家にあずけることになった。それを知った亮太は狂気のようになった。亮太は京子をつれてさまよい歩いた。数時間後、彼らの姿が九階建のアパートの屋上で発見された。危険をきいて警官がかけつけた。だが人影をみると亮太は京子を抱いて金アミによじのぼり、飛びおりる姿勢をみせた。「もう家には帰らないぞ。いつまでも兄ちゃんいっしょにいような」二人はしっかりと抱きあっていた。 新幹線ひかり号にニトログリセリンを使用した爆発物と脅迫状が発見された。新幹線による騒音と振動を除去しなければ、10日後に列車を転覆させる、というのだ。つづいて翌日、豊橋駅構内で同一人物の犯行と思われる脱線事故が発生した。国松警察庁長官は、警察庁犯罪科学研究所々長の滝川保を、この事件の捜査本部長に任命した。犯人の要求が名古屋の公害訴訟原告団と類似しているのを知った滝川は、新幹線公害の科学的根拠をレポートした医師・秋山宏に目をつけた。名古屋中央病院臨床研究医の秋山は、恋人の薬剤師・君原知子にニトログリセリンを持ち出させた後、ヨーロッパ旅行に出かけると告げ、姿を消していた。だが、ヨーロッパ旅行に行ったのは、秋山のイトコで、さらに秋山の指紋と脅迫状の指紋が一致したために、捜査陣は秋山を犯人と断定した。その頃、秋山は新幹線と平行した高速道路上にて、音波発信器によって、走って来たこだま号にスピード零の音波を拾わせ、こだま号を停止させた。犯人の相次ぐ挑戦に、滝川はついに公開捜査に踏みきった。医師への不信感から看護婦をやめスナックのホステスになっている芙美子は、秋山を指命手配中と知りながら自分のアパートに誘った。彼女の挫折感が青年医師への共感となったのだ。一方、国鉄、動労から予告日の勤務を拒否された長田国鉄総裁の自宅に秋山が現われ、公害の根源的な解決を迫った。このやりとりを盗みどりしたテープをテレビ局に持ち込んだ秋山は、芙美子の運転する車で、実行場所である坂野坂トンネルの下見をし、ブルドーザーを近くに停車させた。実行予告日、新幹線は走ることになった。厳重な警戒網を突破した秋山はトンネル近くに潜んだ。一方、ブルドーザーは捜査陣に発見され包囲された。滝川と、連行されて来た知子は犯行が失敗した事を秋山に呼びかけた。その時、突然ブルドーザーが線路めがけて動き出した。無線操縦だったのだ。だが、しかし間一髪のところで、運転席に飛び込んだ刑事がキイを抜いた。姿を現わした秋山は、力を失い、よろめく足どりで滝川に向って近づいた。知子は秋山の胸にしがみつき泣きじゃくるのだった……。



 どたんば  年(年) ★★★  十月十日の進化論 2015年(平成27年) ★★★
出演: 加藤嘉 外野村晋 志村喬 江原真二郎 石丸勝也 出演:尾野真千子 田中圭 でんでん りりィ
あらすじ あらすじ
美濃平野に散在する、櫓のついた奇妙な建物。−−亜炭発掘場である。御蒿町の東和炭鉱もその一つだ。最近景気はよかった。が、修繕しいしいやっと安全を保っている、気息エンエンのボロ炭鉱に変りはなかった。梅雨−−雨は小やみなく降り続いた。今日も、ミチの操るウィンチのゲージに乗って人々は縦坑を降りて行った。それに代って炭箱が昇ってきた時、突然周囲の木枠の桶が裂け、水がすさまじい勢で迸り始めた。土砂が怖しい鳴動と共に落下し、水は激しく本坑道へ流れこんだ。切羽にいた五人が逃げ場を失い生埋めになった。暗黒の切羽にアセチレンランプが細々と光を投げかけた。五人の中の最年長者は伴野、今まで二度も落盤にあったことがある。あとの四人のうち野田には麻疹の子供がいた。石垣は農業の片手間に働いていた。油井は坐掘りの係だった。そうして百姓の次男でミチと幼友達の山口は兄と喧嘩して初めて鉱内に入ったのだった。−−外では必死の救助作業が続けられた。炭鉱主須永、韓国人島野らの努力をよそに、電圧は低下しモーターは故障し、また泥水が作業の進行をはばんだ。救助予定の日が一日延び、人々の憤満、焦りは高まった。それが韓国人島野らに向って爆発した。朝鮮人とあざけられた彼らは作業から手を引いた。集った家族の人々は須永を五人を殺したのだと責めた。須永と鉱夫長の日下の二人は追いつめられ、死を選ぼうとさえした。−−切羽では、わずかに輝いていたアセチレンランプも消え、五人は真の闇の中に取り残された。すでに酸素もつきようとしていた。外では須永らのこん願に、再び韓国人鉱夫たちが作業にとりかかった。応援隊も加わり作業は活気づいた。かつて須永のもとで働いていた横田もかけつけた。しかし、四日がすでに経過しており、五人の生死の程も判らなかった。決死隊は降りかかる土砂をついて坑道を進んだ。五人から応答があった。奇跡。黒布で目隠しされて出てきた五人を囲み人々は歓喜に涙を流した。それはどたんばに追いつめられた人間だけが知る、美しい、赤裸々な魂からのみ流れ出る涙であった。 『十月十日の進化論』(とつきとおかのしんかろん)は、2015年3月28日に、WOWOWの「ドラマW」枠で放送されたテレビドラマ。主演は尾野真千子。

第7回WOWOWシナリオ大賞を受賞した栄弥生の脚本「十月十日(とつきとおか)の進化論」をドラマ化。映画監督の市井昌秀が初のテレビドラマ演出を務め、ロックバンド・サニーデイ・サービスの曽我部恵一が音楽を手がけた。

東京で独身生活を送る昆虫分類学博士・小林鈴(尾野真千子)は、ある日突然勤めていた大学を解雇されてしまう。研究分野の狭さと偏屈な性格が災いしたのだ。 その夜、鈴は、訳あって同じ戸籍には入っていない実父・中村保(でんでん)が営む喫茶店で昔の恋人・安藤武(田中圭)と再会する。武は、酔いつぶれた鈴を家まで送っていくことに。果たして、2人は酔った勢いで一夜をともにし、それから約5週間後、鈴の妊娠が発覚する。



  東京サラダボウル 2025年(令和7年)  NHKドラマ ★★★★   年(年) ★★★
出演:松田龍平 奈緒 三上 博史 中村 蒼 平原テツ 出演:
あらすじ あらすじ
最近は日本で生活をする外国人の存在は当たり前となった一方で、外国人による事件や犯罪が多く取り上げられる今の日本。
そんな世の中では、国籍や言語、文化が違うだけで、ときには外国人に対して差別や偏見の目を向けられてしまうこともある。
しかし、「外国人」と一括りにされる彼らも「一人ひとりの人間」であり、日本にやって来た理由もそれぞれ違う。育ってきた環境や文化が彼らの今の暮らしに反映されており、そこには過酷な現実と知られざる「人生」が確かに存在している。
日本で事件に巻き込まれてしまう外国人、また事件を起こしてしまう外国人。それぞれの背景に何があるのかを知り、彼らの「人生」に正面から向き合おうとする緑髪の女性刑事・鴻田麻里。
そして、警察通訳人として外国人被疑者と警察の言葉を繋ぐ有木野了。
好みも性格も、人との接し方も全てにおいて正反対な二人であるが、ひょんなことから出会った彼らはバディとして行動を共にするようになる。
多種多様な言語や文化が共存し、まさに「サラダボウル」と化している現在の東京を舞台に、異国で生きる人々の葛藤と向き合いながら、外国人が絡むさまざまな事件の解決に奮闘する。




 
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