中国周遊 2007年5月10日〜5月24日  
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2007年5月10日〜11日 杭州

2007年5月10日(木)
1日目
成田
杭州











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杭州・西湖雷峰塔
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  世界文化遺産杭州)
西湖・雷峰塔は977年に建立され、1924年に倒壊した。現在のものは2002年に再建された近代的タワー。階段にはエスカレーターがあり、さらにエレベーターで登れる。倒壊した以前の塔はそのまま保存され、その上に新しい塔が造られている。

5月10日 成田〜杭州 晴れ 暑い 30度近くある
 出発前夜Mの血圧が180〜と高く不眠が続きとても行く自信ないと渡航の取り止めを考える。が朝になると140〜に下がり迷った末気をつけながら行くことになる。Merの体調に不安を抱えながら10日成田へ。成田74搭乗口からJAL635便 9:55発 30分遅れ杭州空港着


成田〜杭州空港





杭州蕭山国際空港HangzhouXiaoshanInternationalAirport PM13:45着(日本時間12:45)
2階の中国銀行窓口で両替。

一階国内線到着ロビーを出たところでシャトルバス(15元)に乗り杭州市内へ。
終点で下車。


バスを降りて地図でホテルの場所を確認して初めての中国の町をゆっくり15分程歩く。
望湖飯店(ホテル)到着チェックイン。

杭州市(こうしゅうし、中国語:杭州市、英語:Hangzhou)は中華人民共和国浙江省の省都(副省級市)。浙江省の省人民政府の所在地。中国八大古都の一であり、国家歴史文化名城に指定されている。13世紀は世界最大の都市であった。 隋代以降、江南運河の終着点として経済文化が発達し、「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり。(上有天堂、下有蘇杭。)」とたたえられた。また、五代十国の時代、呉越国の都となり、南宋時代には事実上の首都、臨安府が置かれた。
Byウィキペディア

627号室窓からは西湖がきれいに見える部屋。トイレはウオシュレット・インターネット接続も完備され中国の発展ぶりを感ずる。


着替えて外にでる、西湖畔を右回りに歩いていく。


西湖畔

白堤〜中山公園と歩き、観光船(45元)に乗り西湖に浮かぶ島巡りをする事にする。初めに停船した小さな島・湖心亭で下船30分程散策。



西湖の名称は、呉王・夫差が寵愛した美女、西施に由来するとも言われる。水深は比較的浅く、平均で2mぐらいで深いところでも3mほど。

芥川龍之介の旅した
中国・杭州
芥川龍之介は、1920年(大正9年)5月に、中国を舞台とした短編小説【杜子春】、【南京の基督】を発表している。翌1921年(大正10年)3月末、29歳の時、大阪毎日新聞海外視察員として中国に長期に出かけている。
1914年第一次世界大戦 1915年日本は対中国21箇条の要求を突きつけ、1919年5月4日学生による五四運動による反日運動が起き、次第に全国に広がっていった。そして芥川がまだ中国にいた1921年7月に、上海で密かに中国共産党が成立している。芥川が来た頃の上海は、反日運動と、労働運動が激しくなりつつある時代で、治安は決して良くはなかった。
芥川は、上海到着後乾性肋膜炎に罹り、約三週間、上海の里見病院に入院する。その後、上海、杭州(江南)、長江、櫨山に至り、武漢、洞庭湖から長沙、北京、朝鮮を経て、7月末に帰国している。帰国後、8月17日より、大阪毎日新聞に、まず「上海游記」を掲載する。翌大正11年、30歳の龍之介は、1月1日から、同新聞に、「江南游記」を掲載し、2月3日に完結している。この「江南游記」で、杭州の西湖については、上海から杭州に行くまでの車中の情景、杭州の一夜(上・中・下)、そして西湖の景色(一)〜(四)で纏めている。
芥川は、上海から杭州までは病み上がりの身を、一等のコパートメントに乗り、鉄道で出かけている。少なくとも6,7時間は掛かっただろう。午後7時頃に杭州の駅に到着、早速税関による荷物検査がある。中国であって中国でないという当時の上海がおかれた国際情勢が、ここから読み取れる。 税関検査が終わると、駅前に待機する大勢の客引きに迎えられる。宿泊する新新旅館の客引きを探すのに時間がかかり、やっと駅から人力車に乗り、城内の狭く、かつ真っ暗な凸凹道を走り始める。「これが城外の町、突き当りが西湖ですよ」と言う案内人の声に前方を眺めるが、闇夜が見えるだけであったが、しばらくすると、薄明るい水面が現れてきた。茫々と煙った水の上には雲の裂けた中空から、幅の狭い月光が流れている。その水を斜めに横切ったのは、蘇堤か白堤に違いないが、銀と黒に輝く光景を堪能している。しかし、次第にお腹も空いてきて、不機嫌になっていくが、旅館らしきものは一向に見えてこない。
 『新新旅館』は名前の通り、西洋風のホテルである。しかし“東洋人”と見くびったのか、と憤るほど、坐ったまま西湖の見える部屋(レイクビュー)でなかったことや、その部屋の狭さにも不満を持ったようだ。取り合えず、食事を早速注文したのだが、食堂はもう締まったので、西洋料理は出来無いと言われ、已むを得ず頼んだ中華料理も、食い残りものを集め、それらしく見せる料理だと言われる「全家宝」ではないかと疑うのである。いずれにしても上海に来て早々病気になり、その上、杭州初日の間の悪さに、些か拗ねたのか、この後の旅では、芥川は、かなり厳しい評価をしている。 翌日、ホテルの前の桟橋から画舫に乗り、西湖の見学に出かける。当時の湖畔の道路事情や、乗り物の状況から見て、ほとんどが舟での見学であった。画舫とは、美しく飾った遊覧舟と言うことになるが、芥川は、白木綿の日除けを張り、真鍮の手すりがついた、平凡極まりない小舟だと言っている。西湖の水位はとても浅く、放っておくと干上ってしまうようで、これまでに幾度も水利工事などがなされてきた。芥川は、まずは白楽天が作った白堤の錦帯橋をくぐり、進路を右にとり、弧山に着く。
岳廟に向かう舟の中で、芥川は、西湖を、春寒をおそれる中国美人に例え、いたるところで見れる赤と鼠の二色の俗悪恐るべき煉瓦建てのために、西湖美人は傷つき、更に江南一体の景色はことごとく破壊されていると嘆くのである。蘇堤に架かる跨虹橋を渡り、やはり西湖十景のひとつである【曲院風荷】に入ると、煉瓦建がなく、白壁を囲んだ柳に、桃の花が咲き、青々と苔蒸す玉帯橋が水面にぼんやり映る景色には満足している。

芥川龍之介が観た 
1921年・郷愁の北京へ続く⇒


湖心亭散策後、次の船に乗り三潭印月で下船。西湖には3つの島があり船で渡る。小瀛洲はその中で最大で、明代に湖底の泥で造られた人口の島。 


ここは昔月見の名所で島全体よく整備され、ここから月を愛でた昔の中国の人々の感性が伝わってくる。


湖上に3つの石塔があり、塔に灯がともされると月明かりとあわせて、湖面が金色に輝くという。


次の船に乗り対岸の太子楼酒家前まで乗船する。


又西湖畔を散歩。


湖畔に建てられていた『晩節留香』の石碑。深い意味は解らないがすごくいい響きの言葉。
夕闇迫る西湖の風情はなんともいえず中国らしい。


18:30太子楼酒家(中華レストラン)一階で夕食。 麻婆豆腐・大海老炒め(日本では小海老)・回鍋肉など注文する。本場の中国の味なのだろうが舌になじまない。(94元)

太子楼酒家夕食

帰り道湖畔ではライトアップされた湖面から音楽に合わせて噴水が湧き上がるショーをやっていた。
中国では流行らしく日本の花火大会のような感じ。


途中の露店でいい香りの湯気につられ一個1元の万頭と明治チョコボール(15元)お土産に買う。
ホテルに帰ってテレビを見てお風呂に入り休む。

2007.5.11(金)
2日目
杭州観光


K&MSecond Life
5月11日 晴れ
8:007階レストラン西湖を見ながら朝食。 
中華・パン おかゆ ハム ウィンナー 玉子焼き 果物は種類が多い










9:00市街からA7路線バスに乗り郊外の霊穏寺に向かう。
バス乗り場を探していると台湾からの学生さん達が親切に教えてくれ一緒にお寺に向かう。観光名所なのかすでに車内は満員、中国の人々押し合いへし合いしながら空調なしのバスで汗びっしょりになり30分程で到着。地元の路線バスに乗る、バスへ乗るのも観光。






霊穏寺に到着、入り口で35元入場料払い中へ。


渓谷に無数の仏像が置かれ川にとって渓谷をしばらく登ると本当の霊穏寺の入り口に着く。ここで又30元料金を払い寺内へ。














山の斜面に沿って沢山の堂がそびえるように建てられ一番上までゆっくりお参りしながら登る。弘法大師(空海)も西安に行く途上ここにより学習した記念の碑などもある。


2002年11月中日国交正常化30周年を記念して、空海法師像が霊隠寺に建立された。














弘法大師(空海)西安への途上ルート

霊隠寺、般若心経の大石碑。

延歴23年(西暦804年)、弘法大師(空海)一行は仏法を求めに中国へ渡り、福建から杭州を経る時、霊隠寺に寄り参拝した。

霊隠寺・五百羅漢堂

5月の中国は真夏のような暑さで30度は軽く超えているのでは、帰りも霊隠寺バス発着所からA7バスで杭州市内へ。帰りのバスもまたまた満員ラッシュ。ちょうどホテル前バス停を通ったので下車してホテルに戻り昼寝する。

夕方、昨日と逆方向に西湖畔を散策する。


味千ラーメン看板が見える。今夜はここで夕食。
ラーメンx2・餃子x2・冷奴x1・デザートx2で94元      熊本県・味千⇒


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味千で夕食後、又西湖畔で噴水ショーを見ながらホテルへ帰り明日紹興へ移動の支度をする。

12日朝杭州ホテルチェックアウト。中国2番目の地 紹興へ⇒

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