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シャーロットタウン/CityGardensB&B | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9月27日 ケベックシティから15時間余りの長いバス旅を終え赤毛のアンの島シャーロットタウンに到着。 シャーロットタウンは想像したとおりの緑豊かなのどかな街。カナダに来てからずっと賑やかな街ばかり歩いてきたのでシャーロットタウンの宿CityGardensB&Bは周囲の静かさが新鮮に感ずる。 玄関を入り、Carol(50歳代の女将)に笑顔で迎えられチェックイン。2階の1号室は狭いツインルームだが明るく温かみのある部屋で、Carolがクッキーとウェルカムティを部屋に届けてくれる。お風呂は共用だが大きな湯船があり、他の宿泊者が到着前のようなので、湯船にお湯をためてゆっくりお風呂に入り長旅の疲れを落とす。 |
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9月28日 昨夜は疲れて20時頃にベッドに入りゆっくり寝たので今朝は体力もすっかり回復している。今日は赤毛のアン一日ツアーに参加するので、7時一階食堂へ。朝食はすでに用意されていて食事を始めると後からオーストラリアからのご家族が同じテーブルに着き一緒にいただく。
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カナダの田舎料理で給仕してくれたのは三重県から語学留学中の日本人女性で、プリンスエドワード島についていろいろ聞かせてもらう。久しぶりの日本語に心和む。年のせいか彼女が娘のように思え、カナダ留学では目標に向かってしっかり頑張って欲しいと願う。 |
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9:15分 食事を終えてソファでくつろいでいると、約束の時間通り宿にPEIツアーバスが迎えに来る。玄関を出て三重県の彼女に送られ一日観光に出発する。 |
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マイクロバスに乗車すると一緒にツアーする方が全員日本人で合計18名。車内では日本語が飛び交い和やかな雰囲気。キャベンディッシュ(グリーン・ゲイブルズ・ショア)へ向け出発する。 |
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今日は雲ひとつない真っ青な空 穏やかな気候でガイドの方も「こんなにいい天気はめったにないですよ」というくらい素晴らしい天候に恵まれた。 |
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プリンスエドワード島の面積は四国愛媛県とほぼ同じ、島全体が赤土の島で特産はじゃがいも。 今日の赤毛のアン一日ツアーはシャーロットタウンから島の北部へ約40分でセントローレンス湾を望むキャベンディッシュ村に到着。赤土の切り立った崖の北大西洋海岸のプリンスエドワード島国立公園から始まる。 |
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あの豪華客船タイタニック号が沈没した地点も地図でみると北大西洋のこの海岸から右側にある。 ツアーは次に海岸から近くの『赤毛のアン』の原作者モンゴメリーの墓へ。 |
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モンゴメリーは1874年プリンスエドワード島北部、ニューロンドンに生まれ、結婚後島を出てオンタリオ州に移り住み、1942年トロントで亡くなる。後にここキャベンディッシュ墓地に葬られた。 |
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グリーンゲイブルズハウスへ。 |
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グリーンゲイブルズハウス。物語に登場する「緑の切妻屋根のある家」のモデルになったところで、物語の時代そのままの姿が再現され様々な展示物がある。 |
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ルーシー・モード・モンゴメリLucy Maud Montgomery 1874年11月30日〜1942年4月24日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
モンゴメリー1884年10才 モンゴメリー1935年51才 |
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ご主人/モンゴメリ/子供の頃父と | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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モンゴメリ使用タイプライター | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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物語に登場する「お化けの森」「恋人の小径」の森を散策。散歩道はグリーンゲイブルズハウスすぐ横に続いている。 |
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グリーンゲイブルズ入館記念証 |
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グリーン・ゲイブルズ『緑の切妻屋根のある家』 |
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キャベンディッシュ村のランドマーク。1908年小説「赤毛のアン」が出版されて以来、今日まで全世界から数百万人のアンのファンたちが訪れる夢の場所。アンがマリラ、マシューと暮らしたグリーン・ゲイブルズ『緑の切妻屋根のある家』のイメージどおり。 |
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1階に「パーラー」「マシューの部屋」「キッチン」「ダイニングルーム」2階へ上がると「アンの部屋」「マリラの部屋」「客室」などがある。「アンの部屋」には大好きなパフスリーブのドレスやダイアナに合図を送ったランプなども陳列。 |
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アンがダイアナにラズベリージュースと思って飲ませたが実はお酒などが並んだ棚も再現 |
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想像力豊かなアンはグリーンゲイブルスから楓や白樺が茂る森を通って農場まで続く大好きな小径を「恋人の小径」と名付けた。また「お化けの森」と名付けられた森は静かでひっそりとしていて昼間でもお化けが出てきそうな薄暗い森。物語の中で アンも夜には絶対通りたくなかった気持ちがよくわかる。小説のとおり小川の向こうにあるのは「えぞ松」の森。 |
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グリーンゲイブルス郵便局はモンゴメリーの祖父が郵便局長を務めていたが、祖父の死後、一時、彼女が業務を引き継いで行ったこともある。絵葉書を買って孫たちに短文を書いて投函する。 |
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この郵便局で投函したハガキには『赤毛のアン』のスタンプを押して発送してくれる。壁にNHK朝の連ドラ「花子とアン」のポスターが貼られていた。 |
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郵便局後ろにはキャベンディッシュ教会があり、そこでモンゴメリーは日曜学校の教師を務めていて、将来の夫マクドナルド牧師ともこの教会で出会う。当時から現在まで地元の人たちの教会として使用されている。 |
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キャベンディッシュ教会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お昼は北部の港町ノースラスティコのレストラン『Fishermans Wharf Lobster Suppers』 全員でロブスターランチでいただく。 |
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ビッグサイズのロブスターが1尾づつ ついてツアーの目玉らしくなかなかのボリューム。 |
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ロブスターにパンと付け合わせポテトとデザートが付く |
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ロブスターランチ『Fishermans Wharf Lobster Suppers』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昼食後にモンゴメリーの生家・住居跡へ。モンゴメリーの生家はキャベンディッシュから車で約15分ニューロンドンにある。 |
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モンゴメリが着用したウェディングドレスのレプリカ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1874年11月30日、片田舎の小さな2階建ての家でモンゴメリーは生まれた。1歳9カ月の時、母の病死、そして父と離れて暮らすことになり、キャベンディシュの祖父母の元に引き取られて育てられた。家の中は博物館となっていてモンゴメリーのウェディングドレスや詩などが展示されている。 |
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モンゴメリーの生まれた部屋 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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フレンチリバーはニューロンドンから車で約10分。プリンスエドワード島で屈指の景勝地。 |
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グリーンゲイブルズ博物館。この博物館はモンゴメリの叔父さんの家、銀の森屋敷のモデルとなった建物だ。モンゴメリはこの家がとても気に入っていて、彼女j自身ここで結婚式を挙げている。 |
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グリーン・ゲイブルズ博物館の館長パムさんはモンゴメリーの叔母のお孫さん。モンゴメリの親戚キャンベル家がかつて住んでいた住居、当時の品々が展示されている。 |
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物語でアンが『輝く湖水』と名づけた池へはこの銀の森屋敷から遊歩道を歩く。 |
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ケンジントン駅舎(現在は廃線) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プリンスエドワード島を横断する鉄道に初めて造られた駅。モンゴメリーが列車でシャーロットタウンまで通っていたとき、ケンジントン駅を利用していたので、物語『赤毛のアン』でアンが最初に着いてマシューに迎えられたブライトリバー駅のモデルといわれている。 |
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赤毛のアン一日ツアーはここケンジントン駅で終了。シャーロットタウンのコンベンションセンターで解散する。 |
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日曜日だったのでシャーロットタウンの街中は露店や野外コンサートなどでとても賑やかだった。 |
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プリンスエドワード アイランド州議事堂 |
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シャーロットタウンはプリンスエドワード島州都でイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットにちなんで名付けられた町。人口32,245人。プリンスエドワード島内半分以上の人がこのシャーロットタウン都市圏に住んでいる。 |
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街から宿(CityGardensB&B)までは約30分位歩く。途中のスーパーに寄りいろいろ食材を買って宿に戻る。三重のバイト女性が迎えてくれて、明日は早朝出発なので6:00にタクシーをお願いし、宿代を清算する。彼女の好意で明日出発の際お弁当2つ用意してくれ出かけるとき台所に寄って持って行って下さいと言われる。勉強頑張ってと励まして部屋へ。お風呂に入り明日出発の支度をする。 |
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