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今度の旅行で一番のお気に入り『松江・皆実館』完成された満点の宿。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12月5日(月)晴れ 玉造温泉バスターミナルから9:50分の松江行きのバスにのり、約30分でJR松江駅に着く。 宿の地図を見て、松江駅を背にし真っ直ぐ歩いて行くとまもなく大橋川に突き当たり遊歩道を左に松江大橋に向かって歩く。 |
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松江大橋に近づくと今夜の宿皆実館らしき建物が大橋の向こうに見えてきた。松江大橋を渡りながら、旅行の前に昔のビデオで見てきたNHKドラマ『日本の面影』の中で小泉八雲が松江大橋の上を歩く人々の下駄の音や宍道湖のシジミ取りの舟の櫓をこぐ音など宿の窓から眺めたのはこの辺なのだろうかとジーンとするものがある。 橋を渡って左に折れると小さな商店街で舗装工事の最中で足元に気をつけながら皆実館の敷地に入ると直ぐに、女性のスタッフが迎えてくれた。 |
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![]() 松江大橋向こう岸・皆実館 |
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荷物をあずけチェックインするとお茶のサービスのあと部屋に案内される。部屋は3階の「末次」で右に宍道湖、左に松江大橋で広い窓いっぱいに松江の景色がひろがりいいロケーションの宿なのだと思った。荷物を置いて早速市内観光に出かける。近くのカラコロ広場の船着場から堀川めぐり遊覧船に乗る。舟は橋の下を通る度橋が低い為屋根を低くおろさなければならない。だから橋の下を通る際は船頭さんの合図で体をおもいっきり船底と平行に寝して屋根をおろし橋の下を通り抜けていく。不思議で滑稽な光景だが橋より後に遊覧船が出来たのでやむをえないそうだ。でもそれなりに古い街中を舟で行き来するのは風情がある。 |
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![]() 柳川のどんこ船⇒のような松江遊覧船 |
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松江城の近くで下船してお城に上がる。特別大きなお城ではないが、石垣や庭園はよく手入れされとても綺麗だ。 |
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場内にあったMが好きだというクロガネモチの木 | ![]() |
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松江城から出て直ぐ前の松江歴史館に入り見学する。館内はとても立派で松江の歴史や発展の様子が綺麗に展示され松江の文化の高さを感ずる。歴史館から塩見縄手に出て、お目当ての八雲旧居に行く。 |
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![]() 松江歴史館 |
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明治24年5月から11月の6ヶ月小泉八雲住んだ家はおもったより小さく玄関を入り中に上がると座敷を囲むように廊下があり庭との境はガラス戸だけで、ドラマのなかでも八雲が松江の寒さに閉口していたが、そこにたってみると、この建物ではさぞ寒かったろうと思う。 |
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![]() 小泉八雲・松江住居 |
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≪小泉八雲の生涯≫ 嘉永3年(1850)6月27日ギリシャ生まれ。16歳のときに左眼失明、19歳でアメリカへ渡り、24歳のとき新聞記者となる。明治23年(1890)39歳で来日。チェンバレン教授や文部省の紹介で、島根県尋常中学校及び師範学校の英語教師となる。ここで、籠手田知事、西田千太郎などの知己を得たこともあって、松江の風物、人情が大変気にいった。そして、武家の娘小泉セツと結婚し武家屋敷に住んだ。冬の寒さと大雪に閉口し、1年3ヶ月で松江を去り熊本第五高等中学校へ移り、その後神戸クロニクル社、帝国大学文科大学、早稲田大学に勤務。明治37年(1904)9月26日、狭心症のため54歳で逝去。 |
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![]() 小泉八雲・松江住居 |
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奥の部屋には八雲が強度近視の為に特別にしつらえた椅子は普通だが異常に高い机があった。ここでハーンは『日本の面影』などの原稿を書き上げる。僅か6ヶ月の滞在なのに松江にこれだけの足跡を残し市民に大切に保存されているのはハーンという人は幸せの人だと思う。松江に来ていちばん感じたかったハーンの足跡を目で見て肌で感じられ嬉しかった。 |
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八雲記念館から地ビール館へと歩きそこから又堀川遊覧船に乗ってカラコロ広場まで乗船し下船歩いて宿の皆実館に戻る。3階の部屋は和洋室で掘りごたつもついて広く快適。 |
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窓から宍道湖の向こう岸に夕陽がまもなく沈もうとしている。 大急ぎでカメラを持って松江大橋を渡り白潟公園の先、嫁ヶ島近くへ。 島の向こうに夕陽が沈む様子の見える場所まで行こうと急ぎ足で歩く。 目的のその当たりには夕陽のベストビュースポットらしく沢山の見物人。やがて少しづつ陽が落ちて嫁ヶ島の向こうに沈みかける。 何度も写真で見たあの見事な夕陽の景色が目の前に広がり何かショーでも見るような感覚。こんなに夕陽をしみじみ眺めたのは記憶にない。 いっぱい写真におさめて宿に戻る。 |
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嫁ヶ島の向こうに沈む松江宍道湖の夕陽! | ![]() |
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嫁ヶ島の向こうに沈む松江宍道湖の夕陽! | ![]() |
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嫁ヶ島から宍道湖際を歩くと大橋から部屋を見るとMが手を振っているのが見える。 部屋に帰りMに今録った夕陽の写真を見せる。 まもなく夕食の時間で用意が出来た連絡がある。着替えてエレベーターで一階へ。 |
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![]() 松江・皆実館夕食 |
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一階のエレベーターを降りると、係りの女性が待っていて食事処の小部屋に案内してくれる。 部屋に入ると直ぐに支配人の挨拶を受け、サービスの徹底さに感心する。一品づつ運ばれる料理は上品で味付け素材ともとてもおいしい。 料理の運び方も丁寧、部屋も静か清潔、全てが満足できた。 |
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![]() 皆実館中庭 |
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≪皆実館 来館著名人≫ 小泉八雲、里見ク、田山花袋、芥川龍之介、大町桂月、島崎藤村、与謝野寛・晶子夫妻、高濱虚子、志賀直哉、武者小路実篤、佐藤春夫、内田百間、尾崎士郎、川端康成など。なかでも藤村は、当時の館主与蔵とともに宍道湖に舟を浮かべ湖を絶賛し、謝礼に「芭蕉の句」を揮毫した。藤村が宿泊した部屋は「藤村の間」と称し、今も客室として使われている。 5:30起床 2Fのお風呂は今日も誰もいない一人でゆっくり入る。 8:30から一階の庭園茶寮で名園を見ながらの朝食。庭の松も手入れがされ素晴らしい。 |
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皆実館名物の鯛めしで、鯛のそぼろ、玉子の黄味に白味、おろし、わさび、海苔をご飯の上に載せて秘伝のだし汁をかけてお茶漬け風にいただく。とてもおいしい。 この鯛めしを食べに来る人も多いそうだ。 |
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![]() 松江・皆実館朝食 |
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皆実館を9:50分チェックアウトしてゆっくり松江駅まで歩く。途中龍昌寺という十六羅漢のある八雲も散歩の途中よく訪れたというお寺などがあり入ってみる。 松江駅前のバス乗り場から10:40分発の境港直行バスに乗る。 |
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![]() 松江駅前 |
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次 境港・水木ロードへ⇒ |
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