HOME Ken & Mary's Second Life

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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
サウンドオブミュージック 1965年(アメリカ) ★★★★★    サイコ 1960年(アメリカ) ★★★★★   
主演: ジュリー・アンドリュース  クリストファー・プラマー
第38回アカデミー賞/作品賞他5部門受賞作品  
監督: アルフレッド・ヒッチコック
主演:アンソニー・パーキンス  
あらすじ あらすじ
志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。ある日彼女は院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。数日後トラップ家でパーティが開かれた。その頃オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり、広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難まとだった。マリアは大佐と踊ったとき、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。大佐とマリアは結婚した。大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道それは亡命だった。音楽祭りで一家が故国の民謡を歌った時、はからずも観衆の大コーラスがかぶさり、一家は優勝した。その後修道院に身をかくした一家は、長女の恋人で、今はナチにくみするロルフに見つかったが、大佐の勇気が彼にうちかった。そして一家はスイス目ざして力強く山道を登っていった。 アリゾナ州の小さな町ファーベル。そこの不動産会社に勤めているマリオン・クレーン(ジャネット・リー)は隣町で雑貨屋をひらいているサム・ルーミス(ジョン・ギャビン)と婚約していたが、サムが別れた妻に多額の慰謝料を支払っているために結婚できないでいた。土曜の午後、銀行に会社の金4万ドルを収めに行ったマリオンは、この金があればサムと結婚できるという考えに負けて隣町へ車で逃げた。夜になって雨が降って来たので郊外の旧街道にあるモーテルに宿を求めたマリオンは、モーテルを経営するノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)に食事を誘われた。ノーマンは母親と2人でモーテルに接続している古めかしい邸宅に住んでいて、頭が良く神経質で母親の影響を強くうけていた。ノーマンが1号室にマリオンを訪れた時、彼女は浴槽の中で血まみれになって死んでいた。ノーマンは殺人狂の母親の仕業と見て4万ドルともどもに裏の沼に沈めた。会社では、月曜になって銀行に4万ドルが入ってないのを知り私立探偵アポガスト(マーティン・バスサム)にマリオンの足取りを洗わせていた。マリオンの妹ライラ(ヴェラ・マイルズ)は姉がサムの家に行ったと思いサムを尋ねてきた。そこへ探偵のミルトンもやってきた。2人ともサムの家にマリオンがやってきていないことを知った。アポガストはファーベル町とサムの家の間にモーテルがあることを知り、それを調べに出た。そこでマリオンが確かにモーテルに寄ったということを知った。これから母親と会うという電話がアポガストからサムにかけられてきた。そしてアポガストは消息を絶った。アポガストの連絡を待つサムとライラの2人は町のシェリフ・チェンバース(ジョン・マッキンタイア)を訪れ意外なことを聞かされた。ノーマンの母親は10年前に死んでこの世にはいないこと。だが、マリオンが見た母親、アポガストが電話で伝えた母親は--2人はモーテルに馳けつけた。サムがノーマンをフロントに引き寄せておく作戦に、ライラはモーテルから屋敷へと忍び込んだ。そうして地下室で見たものは女の服を着たミイラであり、後ろから襲いかかった老婆は--。



酒とバラの日々 1962年(アメリカ) ★★★★    サイン 2002年(アメリカ) ★★★   
主演:ジャック・レモン  リー・レミック   主演:メル・ギブソン  
あらすじ あらすじ
サンフランシスコにある宣伝会社の渉外係ジョー・クレイ(ジャック・レモン)はお得意先のパーティーで、大会社の秘書カーステン・アーセン(リー・レミック)をセミ・プロの女と間違えて怒らせてしまった。翌日ジョーは彼女に詫び、何度も食事に誘って仲直りした。陽気で酒好きのジョーとは反対に、カーステンは甘党だったが2人は強くひかれ、結婚することになった。植物園を経営するカーステンの父エリス(チャールズ・ビックフォード)にこれまでのことを話したが、不機嫌な父の顔を見た彼女は、生まれて初めて自分から酒を求めた。幸福な月日が流れ、デビーという女の子も生まれた。ジョーは社用を口実に相変わらず飲み続け、カーステンも彼に付き合って少しづつ飲むようになった。ジョーは酒の上の失敗で減俸され、出張がちになった。カーステンは酔い潰れてアパートを火事にし、この事件でジョーは遂にクビになった。デビーは8歳になったがジョーは次々に職を変え、彼女も飲んだくれになっていた。2人は禁酒しようと努力したがいつも失敗した。貧民街に住むようになった一家はエリスの植物園で働くことになり、一時は健康を回復した。だが、こっそり持ち込んだ酒で2人とも酔い潰れ、ジョーは強制的に入院させられた。このままでは破滅だと悟った彼はアル中患者更生の相互補助団体(A・A)の集会に出るようになったが、カーステンはアル中ではないと言い張って家出した。簡易旅館で彼女を見つけたジョーは、誘惑に負けてまた酒の虜になった。A・Aの補導員は彼女をエリスに預け、ジョーが更生するまで会えないことになった。1年経ち、真面目に働き続けて小綺麗なアパートに住むジョーの所にカーステンが現れ、節酒を誓った。だが自分をアル中と認めない彼女はジョーの言葉に絶望して去った。目覚めたデビーが、ママはいつ戻るのと聞いた時、病気が治ったら帰ってくるよと答えたジョーは、デビーを抱きよせ「勇気と知恵を与えてください」とA・Aの決めた言葉で祈るのだった。 ペンシルバニア州バックス郡。グラハム・ヘス(メル・ギブソン)は妻を交通事故で失ったことにより、神の存在を疑い、牧師をやめて農場を営んでいる。ある朝、ヘス家のとうもろこし畑に巨大なミステリーサークルができていた。最初はいたずらかと思ったが、飼い犬が突然凶暴化。また、世界中に同じことが起きており、町の人々は次々とミステリーサークルから遠い地域に避難していく。グラハムたちは思い出のつまった我が家から逃げるのを拒んでいたが、やがて宇宙人がヘス家に侵入してくる。グラハムの弟メリル(ホアキン・フェニックス)はバットを持って宇宙人と対決し、宇宙人が水に弱いことを発見。グラハムの幼い長男モーガン(ローリー・カルキン)は宇宙人に毒ガスを注入されたが、彼はぜんそくで灰が閉じていたため無事だった。その幸運により、グラハムは再び神の存在を信じるようになるのだった。







出典:goo映画
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サンセット大通り  1950年(アメリカ) ★★★★    さらば友よ  1968年(アメリカ) ★★★   
主演: ウィリアム・ホールデン
アカデミー賞美術監督賞/脚色賞/作曲賞 受賞作品  
主演:アラン・ドロン  チャールズ・ブロンソン  
あらすじ あらすじ
ハリウッドのサンセット大通りに面するある邸宅のプールに、若い脚本家ジョー・ギリス(ウィリアム・ホールデン)の死体が浮かんだ。死んだ彼はそのいきさつを語る……。失職ライターのジョーは、映画会社への脚本売り込みも意の如く進まず、貧窮のどん底にあった。ある日月賦の払込み不足から自動車会社の男に追いかけられたジョーは、サンセット大通りにある荒れ果てた邸宅に逃げ込む。そこにはサイレント映画の大女優ノーマ・デスモンド(グロリア・スワンソン)が、かつての監督であり、最初の夫だったマックス・フォン・マイアリンク(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)を執事として、過去の夢に生きていた。ジョーが脚本家だと知ると、ノーマは主演を念願している「サロメ」のシナリオを書くように、とジョーを邸に泊めさせることにした。若いジョーにとって、この妄想狂の老女の相手は空虚な生活に違いなかったが、ずるずるとその位置ににはまり、ノーマと抜きさしならない関係に落ち込んでゆく。ある日、パラマウント撮影所からノーマに電話がきて、出演の機会が来たとノーマは勇んでセシル・B・デミルに面会に出かける。しかし用件とは、ノーマ所有の古自動車をクロスビー主演の映画に使いたいので貸して欲しい、とのことだった。ノーマを待つうち、偶然顔見知りの脚本部員ベティ・シェイファー(ナンシー・オルソン)に出会ったジョーは、ノーマとの醜い関係の反動で清純なベティの美しさに惹かれ、2人でシナリオを共作する約束をする。毎夜彼女の部屋で仕事を続けるうち、若い2人は自然に結ばれるが、たちまちノーマに知られ、大喧嘩となる。そして荷物をまとめて邸を出ようとしたジョーは、玄関前で背後からノーマに撃たれ、プールへ倒れ込んだのである……。殺人事件の報道に、ニュース・キャメラマンやコラムニストたちがノーマの邸に駆けつける。そのキャメラを見て、発狂したノーマは「サロメ」を演じつつ、階段をしずしずと降りてくるのだった。










出典:goo映画
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戦争も末期のある寒い朝アルジェリア帰りの兵士たちを乗せた船が、マイセイユについた。その中に、軍医のディノ・バラン(A・ドロン)もいた。そのバランに「モツアルトの友人のバランさんでしょ?」といきなり若い女が話しかけてきた。バランは表情もかえず無視して歩き続けた。同じ船からアメリカ人軍曹で、戦争を商売にしてきたフランツ・プロップ(C・ブロンソン)もおりた。彼は部下をかきあつめ、次はコンゴに出かけ一稼ぎしようと企んでおり、それには軍医が必要と、バランをくどいていた。そのプロップを殴り倒し、バランは彼を追ってきた若い女の車に乗った。女はイザベルといい、彼女はモツアルトに頼んでおいた約束を、バランに代行して欲しいと頼んだ。その仕事というのは、イサベルはパリの広告会社に働いているが、会社の債券をひそかに持ちだし利用していた。年末の決算も近づいたので、それを金庫に返さなければならない。地下室のもとモツアルトのいた医務室の隣りに金庫がありクリスマスの連休の間に、それを返してほしいというのだ。バランはその仕事をひきうけ、医務室にハイスピード分解写真装置のついたカメラを持ち込み、金庫室の見通せる小窓にそれをセットした。金庫の七つのダイヤルの組合せ番号を盗み出そうというのである。金曜日は会計簿をしまうために金庫が開けられることになっていたがその日は社員のボーナス、月給を含めて二億フランの現金がしまわれるのを知って、バランの目的はかわった。債券を返して同時に、中身をいただこう。だが、カメラは七つのダイヤルのうち、三つしか写してなかった。組合せは無数にあり、時間は三日三晩しかない。バランが作業を開始したとき、ふらりとプロップがあらわれた。いまさら彼を追いかえすわけにもいかず二人は一緒に、仕事をはじめた。が、ふとしたことから金庫室の中に二人はとじこめらわてしまった。男二人の間に奇妙な友情が生じた。そこでディノはかつてアルジェリアで、親友モツアルトとの関係も語りだした。そして長い苦闘の末、遂に金庫は開いた。しかし中はからっぽだった。壁をしゃにむにくずし、通風孔をとおり、医務室に脱出したが部屋には、警備員の死体がころがっていた。バランは罠にかけられたことを知った。恐らくバランが作業にかかる前に、誰かが金を盗み出し、警備員を射殺し、罪をきせようとしたのだ。バランとプロップは別々に逃げた。二億フランの金庫破りと、警備員殺しのニュースは派手にかきたてられ、非常線がはられた。プロップは空港でその非常線に引っかかったバランを救うため、自分が捕えられた。一方バランは、イザベルの行方を探して、医務室の助手をしているドミニクのところを訪ねた。そこでバランは、おぼろげながらではあるが真相をつかみかけた。盗聴されることを計算にいれバランは、警察に捕えられているプロップに電話した。その後、オステルリッツを連れて、医務室に行き、イザベルのカルテをさがさせた。バランの背中に銃がつきつけられた。イザベルだった。金をとり警備員を射殺したのは、イザベルとドミニクの共犯だったのだ。だが、ビルには警察官たちもひそんでいた。それに気づいて逃げるイザベルとドミニク。同性愛の関係にある二人を警官は射殺してしまった。ディノの制止も聞かず……。事件は終った。他の事件で再び刑事に連行されるプロップの煙草に、バランは無言で火をつけてやった。



猿の惑星 1968年(アメリカ) ★★★★    続・猿の惑星  1970年(アメリカ) ★★★   
主演:チャールトン・ヘストン   モーリス・エヴァンス   主演: チャールトン・ヘストン, キム・ハンター  
あらすじ あらすじ
ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船が1年6ヵ月後に、オリオン星座に属する、ある惑星に着陸した。だが地球では、この間に2000年という年月が流れた勘定になる。宇宙船にはテイラー(チャールトン・ヘストン)を隊長とするドッジ、ランドンらの宇宙飛行士が乗っていたが湖に着水した時、宇宙船は破損して沈没。3名は無人の陸地に上がり、数日間、砂漠地帯をさまよい歩いた。そして、やっと森林地帯に入った時、初めてほかの人間を見たが、彼らは一様に原始人のようであった。そこへ現れた猿の一群。猿たちが人間を捕獲するではないか。服を着て馬に乗り銃を手にした猿たちが。喉を撃たれたテイラーも捕まえられた。この時、捕まえられた人間の中に女が1人、のちにノバ(リンダ・ハリソン)と名づけられた。この惑星では、猿が高い文化を誇る高等動物で、人間は口もきけない下等動物である。猿たちはしばしば、こうした人間狩りを行っている。テイラーは外科医の手術を受けた後、ジーラ博士(K・ハンター)とあった。そして彼女はテイラーの知能が非常に高いことを知り、恋人の考古学者コーネリアス博士に伝えた。テイラーは2人に、自分は字が書けることを知らせたが、彼らはテイラーがほかの惑星から来たことは信じなかった。しかし、この2人はテイラーにとっては味方となった。一方、この惑星の最高頭脳であり信仰の擁護者であるザイアス博士(モーリス・エバンス)は、なぜかテイラーを毛ぎらいし脳葉切除と去勢手術を命じた。テイラーは脱走したが、すぐに捕まり査問会にかけられた。ジーラとコーネリアス両博士が、弁護人として出席したが、テイラーの発言、2人の博士の弁護は一笑に付されてしまった。そこで2人の博士はテイラーと彼を慕うノバを逃がしてやることにした。砂漠地帯まで来た時、ザイアス博士らの一行が追ってきた。そこは、かつてコーネリアス博士がひそかに発掘した人骨と遺物により、数千年前の人間が、猿より高度の知能と文化を持っていたことを知った場所であった。だが、博士のこの説は認められなかったのだ。しかし、やって来たザイアス博士はこの事実を知っていた。だが彼は立場上、この学説を認めるわけにはいかなかったのだ。テイラーとノバは猿たちに別れをつげ、新天地を求めて旅立った。すると、はるか向こうに見おぼえのある像の一部。なんと自由の女神ではないか。この猿の惑星は地球だったのだ。彼らが宇宙船で飛び立ったあと、地球には核戦争が起こり、人類はほとんど滅亡、そして2000年後に猿が支配するようになったのだ。愚かな人間たち。テイラーは口惜しさとあわれさで、泣きくずれるのであった。 猿の惑星でみつけたノバ(リンダ・ハリソン)と、猿の町から逃げ出したアメリカの宇宙飛行士テイラー(チャールトン・ヘストン)は、禁断地帯で自由の女神像を発見し、その惑星が実は原爆戦で滅亡した地球であったことを知って愕然とした。その後、なおも禁断地帯を進んで行った2人は、やがて不可思議な天変地異の現象に会い、テイラーの姿は突然消えてしまった。1人になったノバは、たった1人の理解者である猿の町のジーラ博士(キム・ハンター)とその夫コーネリアス(デイヴィッド・ワトソン)のもとに向かう途中、テイラーたちの救出にやってきた宇宙飛行士の生き残りブレント(ジェームズ・フランシスカス)に出会った。ノバは口をきけなかったが、テイラーの認識票を首にかけていたので、ブレントは彼が生きていることを知った。ノバの案内で初めて猿の世界を目撃したブレントの驚きは、テイラーの場合と同じであった。折りから猿の惑星では、科学大医ザイウス博士(ジェームズ・グレゴリー)たちの反対を押して、アーサス将軍(モーリス・エヴァンス)が、禁断地帯に生息していると思われる敵の征服を主張していた。ブレントはやがて、ノバの案内でジーラとコーネリアスの家をたずね、必要なほどこしをうけて外へ出たが、猿の兵隊に2人とも捕らえられてしまった。その後、再びジーラたちに救われた2人は、猿の兵隊に追われ禁断地帯に逃げ込んだ。そして、はからずもブレントとノバはそこで原爆戦で埋没したニューヨークの街を発見した。なおも奥に進んでいった2人は、放射能作用の突然変異で生まれた地下人間たちに会った。メンデス(ポール・リチャーズ)を支配者とする、デブ男(ヴィクター・ブオノ)、アルビナ(ナタリー・トランディ)など、これら人間の子孫たちは、テレパシーで相手の意志を自由に動かし、眩惑する力をもっていた。また、彼らは最終爆弾であるコバルト爆弾を祭壇に安置していた。ブレントとノバは、テレパシー能力で眩惑され、彼らのとりこになってしまったが、その牢獄でテイラーに出会った。その時、アーサス将軍の率いる猿の兵隊たちが、地下人間たちを襲ってきた。これに対して、地下人間はテレパシーで応酬したが、武力にまさる猿たちの敵ではなかった。勝ち誇る猿はどっと地下へ乱入し、祭壇に近づいた。一方、この争いの最中ノバを殺されたテイラーは、悲しみの中で最後の決意をした。彼はブレントとともに死を賭して、最終爆弾のスイッチを押した。地球はついに最後の日をむかえた。




三十四丁目の奇跡 1947年(アメリカ) ★★★     三銃士  1993年(アメリカ) ★★   
主演:モーリン・オハラ ジョン・ペイン
アカデミー賞:助演男優賞 脚色賞 
主演: キーファー・サザーランド、チャーリー・シーン、クリス・オドネル  
あらすじ あらすじ

感謝祭の日、ニューヨーク第一の百貨店メイシーは、クリスマス・パレードを34丁目通で催すのが常である。8頭立てのトナカイがひくおおそりに乗っているサンタ・クロースは、クリス・クリングルと名乗る本当に長い白ひげの老人であって、人事係長ドリス・ウォーカーが新たに雇ったのだった。彼女には8歳になる娘スーザンがあったが、スーザンはアパートの隣室の住人の弁護士フレッド・ゲイリーと親しくなり、その縁でドリスとフレッドとも友達になる。クリス老人は人気をわき立たせたので、百貨店では7階おもちゃ売場の人寄せに立たせて、クリスマス・セールを始める。クリスは子供のために希望の品を言わせ、その品がメイシーになければ売っている店を教えた。その顧客本位のサービスは大好評で、他店もそれを見習うようになり、クリスは店主メイシーのおほめに預かる。ドリスは男まさりの活動的な実際家で、娘のスーザンにもおとぎ話や夢物語を読ませず、サンタ・クロースなんかも嘘だと言い聞かせている。ところがある日スーザンはフレッドに連れられてメイシーへ行き、クリスのひざに抱かれてひげを引っぱると本物だったのでクリスが言う通りに彼が本当のサンタ・クロースだと信じ始める。これにはドリスは当惑したが、フレッドが自分のアパートにクリスを同居させたので、よく観察すると偏執狂ではないかと思われる。そこでメイシー専属の医師ソーヤーに診察させると、犯罪自責観念に起因する精神病だと言ったので、クリスは怒ってサンタの杖でソーヤーを殴った。このためクリスは公立病院で精神鑑定を受け、精神病院へ入れられることとなる。フレッドはあきらめかけているクリスを、彼を信じ愛する少年少女たちのために戦えと励まし、自ら弁護役を買って出て、法廷に争うこととなる。クリス側の有利な証人はメイシー氏をはじめ童男童女に至る数百人に及んだが、何よりもメイシー百貨店おもちゃ部気付サンタ・クロース様と宛名を書いた数百通の郵便が配達されたので、ハーパー判事はクリスをサンタ・クロースであると言い渡した。ドリスもクリスを好きになり、彼女を愛しているフレッドの求婚をいれて、スーザンと三人で楽しい家庭をいとなむこととなった。

近衛銃士志願の青年ダルタニアン(クリス・オドネル)は、 殉職した父の遺品である銃士の剣を携えパリへとやって来るが、 既に銃士隊はリシュリュー枢機卿(ティム・カリー)の企みで解散していた。荒れ果てた銃士隊舎を訪ねたダルタニアンは、 そこで出会った男と些細なことで口論になり、 彼を筆頭に3人の男と決闘する羽目になる。彼らこそ世に名だたる三銃士アトス(キーファー・サザーランド)、 ポルトス(オリバー・プラット)、 アラミス(チャーリー・シーン)だったのだ。だが決闘は枢機卿の親衛隊に邪魔され、 ダルタニアンは親衛隊長ロシュフォールに捕らえられてしまう。囚われの身となったことで、 枢機卿が国王ルイ13世の暗殺を企てていることを知るダルタニアン。そして、 あわや処刑寸前のところを救出してくれた三銃士と厚い友情で結ばれた彼は、 強大な敵・枢機卿に立ち向かっていく…。




出典:goo映画
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サラバンド 2003年(スウェーデン)  ★★★     さよならをもう一度  1961年(アメリカ) ★★★   
監督 イングマール・ベルイマン 出演 リヴ・ウルマン エルランド・ヨセフソン 主演: イングリッド・バーグマン イヴ・モンタン アンソニー・パーキンス  
あらすじ あらすじ

マリアン(リヴ・ウルマン)は、30年ぶりにかつての夫ヨハン(エルランド・ヨセフソん)に会うために、彼の別荘を訪ねる。別荘のそばには、ヨハンの息子のヘンリック(ボリエ・アールステット)とその娘のカーリン(ユーリア・ダフヴェニウス)が住み、二人はカーリンが音楽学校に入学するため、チェロの訓練を昼夜問わず重ねる。ある日、マリアンのもとへカーリンが飛び込んできて、初対面であるにも関らず、父親の激しい束縛と確執をぶつける。ある日、ヘンリックは父親のヨハンを訪ねる。ヘンリックはチェロをカーリンに買い与えるために、父親に借金を申し出た。しかし、侮辱にまみれた言葉で息子を追い詰めるヨハン。そこには50年にも渡る父子の憎しみの感情が横たわっていた。ヨハンは、父親であるヘンリックを通さず、カーリンへ直接ヨーロッパ有数の音楽学校からの入学の誘いの手紙を渡す。しばらくしてカーリンは、死の直前に母が書いた、ヘンリック宛の手紙を見つける。母は、ヘンリックの底なしの愛情がカーリンを束縛し深く傷つけることにならないか心配していた。母親の危惧が現実になったことに、カーリンは動揺するばかりだった。数ヵ月後に父娘コンサートが開催されることになった。曲はバッハの《無伴奏チェロ組曲第5番》サラバンド。しかし母親の手紙を隠していたことに怒りを隠せないカーリンは、父親にその思いをぶつけ、自分が探した音楽学校に入学することを決めたと宣言。絶望の淵に立たされたヘンリックは自殺未遂する。その夜、震えながら泣くヨハンをマリアンはなだめ、彼と一緒に寝る。なぜ不意に訪ねてきたか問うヨハンに、マリアンは「あなたが、呼んでいる」と答えるだけだった。

トラック販売会社の重役ロジェ・デマレ(イヴ・モンタン)と室内装飾家のポーラ(イングリッド・バーグマン)は5年来の恋仲。2人とも中年だがまだ十分に魅力がある。ところがロジェは最近、仕事が忙しくパリに住むアメリカ人の富豪バンデルベッシュ夫人の邸の室内装飾にポーラを推薦すると彼女を同行しながら自分は先に帰ってしまった。1人で夫人を待つポーラの前に夫人の1人息子フィリップ(アンソニー・パーキンス)が現れた。以来、25歳の熱い思いをささげるようになった。フィリップはポーラとロジェの仲が単なる恋愛関係で結婚していないことを探り出した。一方ロジェは、ポーラとの約束を取り消して他の女と旅行に出た。それをフィリップが目撃した。やがてフィリップはポーラのアパートで暮らすようになった。ロジェは2人の情事を知った。彼女を愛していながら彼には腹立たしさが先に立った。鋭くポーラを問い詰めたまたま彼女の年のことに言い及んだ。心を傷つけられたポーラはフィリップのもとへ戻っていった。ロジェは酒と女におぼれた。が、2ヵ月後、ナイトクラブで他の女を連れたフィリップを見て心が痛んだロジェはポーラと会い改めて自分の愛を告白した。その夜、ポーラはフィリップに別れ話を持ち出した。あまりにも2人の年が違いすぎる、と。ポーラとロジェは正式に結婚した。だがロジェは相変わらずポーラとの会食をすっぽかす。でも、これでいいのだ、とポーラは安らかに微笑む。



三人の名付け親  1949年(アメリカ)  ★★★     最高の人生の見つけ方 2007年(アメリカ ★★★★   
監督 ジョン・フォード 出演 ジョン・ウェイン ペドロ・アルメンダリス 主演:ジャック・ニコルソン, モーガン・フリーマン   
あらすじ あらすじ
アリゾナのウェルカムにやって来た3人の男が、突然町の銀行を掠奪して砂漠の中に逃れていった。3人のうち首領格は逞しいボッブ(ジョン・ウェイン)で、あとの2人は中年のピート(ペドロ・アルメンダリス)とまだ年若いキッド(ハリー・ケイリー・ジュニア)であった。烈日を浴びて砂漠を行く彼らは渇に苦しんだが、深傷を負っているキッドは1人耐えがたかった。砂漠には所々に旅人のための水槽タンクがあり、彼らはその1つであるマジャヴ・タンクへと急いだが、そこはすでに町の役人スイート(ワード・ボンド)が部下とともに先回りしていた。彼らは追手の裏をかき逆戻りしてテラピン・タンクへ向かった。そこには1台の幌馬車が止まっており、中に1人の若い婦人がいた。ニュー・イエルサレムから来た彼女は身重の体であり、まもなくピートの世話で赤ん坊を生み、3人に赤ん坊のことをくれぐれも頼みながら死んでいった。3人は途方にくれたが、婦人の残していった聖書に力を得てニュー・イエルサレムに赤ん坊を連れて行くことにした。しばらくしてテラピン・タンクに来たスイートは幌馬車の中に残されていた婦人の衣類が彼の姪のものであると知って、3人が彼女を殺したものと思い、ますます彼らに対する憎悪に燃えた。その頃3人は死の苦しみと闘っていた。キッドは死に、ボブとピートは赤ん坊をいたわりながら砂漠をさまよったが、突然ピートは足を折り、いまはこれまでと自殺した。ボブは1人、最後の力をふり絞り、倒れては立ち遂々ニュー・イエルサレムに辿り着いた。スイートはボブを捕らえた。一部始終を聞いた彼は、憎悪の念も消え感謝の気持ちさえ湧いた。だが銀行掠奪の罪は消えず、ボブは自ら名づけ親となったこの赤ん坊をスイート夫人の手に預け、潔く引かれて行った。 46年の間、家族のためにひたすら働いてきた自動車整備工カーター・チェンバース(モーガン・フリーマン)。彼は学生時代、哲学の教授から勧められ“棺おけリスト”を作ったことがあった。それは、自分たちが棺おけに入る前に、やりたいこと、見たいものすべてを書き出したリストのことだった。とはいえ、カーターの前には現実という壁が立ちはだかった。結婚、子供、さまざまな責任。そのうち“棺おけリスト”は、そのチャンスを失ったという苦い思い出と、仕事の合間に時折思い出す程度の空想に変わっていた。一方、会社を大きくすることに人生のすべてをつぎ込んできた大金持ちの実業家エドワード・コール(ジャック・ニコルソン)。多忙な人生を過ごしてきた彼は、企業買収や美味しいコーヒーを飲むこと以上に、より深く自分が求めているものについて考えることさえできなかった。対照的な人生を歩んできた、出会うはずのない二人。しかし彼らは、ガンで余命6ヶ月と宣告され、病院のベッドで隣り合わせたことから、人生の最後を共に過ごす仲間となる。ベッドの上でカーターが取り出した“棺おけリスト”。そこにカーターは「荘厳な景色を見る」、「赤の他人に親切にする」、「涙が出るほど笑う」と記した。それを見たエドワードは「スカイダイビングをする」、「マスタングを乗り回す」、「ライオン狩りをする」、「世界一の美女にキスをする」と付け加える。こうして、病院を飛び出した二人の生涯最後の冒険旅行が始まる。タージマハルから野生の楽園セレンゲティ、最高級のレストランからいかがわしいタトゥーショップ、レースカーのコックピットからスカイダイビング用の小型機まで。ひとつまたひとつとリストを埋めていく中で、二人は生きる上で直面する様々な疑問に取り組むことになる。やがて、二人は気づかないうちに生涯の友になっていくのだった……。



 ザ・タウン  2010年(アメリカ)★★★     さらば冬のかもめ 1973年(アメリカ) ★★★   
出演:ベン・アフレック ジョン・ハム レベッカ・ホール   主演:ジャック・ニコルソン オーティス・ヤング ランディ・クエイド 
あらすじ あらすじ
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……? バダスキー(ジャック・ニコルソン)とマルホール(オーティス・ヤング)は、合衆国海軍の将校。その2人が、メドウズ(ランディ・クエイド)という若い水兵を、ノーフォーク海軍基地から、ポーツマスの海軍刑務所まで護送していくように命令された。メドウズは、基地の慈善用募金箱から40ドル盗もうとした罪で、8年の刑を宣告されたのだった。3人はバスで基地を出発したが、どういう訳か、バダスキーとマルホールは、メドウズのことを気に入ってしまった。やがて3人はワシントンに着いた。バダスキーとマルホールは、メドウズに最後のひと時を楽しませてやろうと考え、バーへ立ち寄り、ホテルでは酒を飲んだ。そしてニューヨーク。バダスキーとマルホールは、まだ女と寝たことのないメドウズのために、女を探そうと街をさまよってるうちに、日蓮正宗の集会に出ている若い娘と知りあった。メドウズの身の上を知った娘は、トロントにいる友人の住所を教え、脱走するようにすすめた。だが、メドウズは無視した。ボストン。ついに3人は売春宿を見つけた。メドウズを中に送り込み、残った2人が勘定を払ってやった。3人はお別れピクニックに出かけようとしたが、昨夜の初体験がメドウズの気持を変えてしまっていた。彼はニューヨークの娘が教えてくれたトロントに行く決心をし、脱走を試みた。だが、海軍で『狩人』と呼ばれている2人から逃げることはできなかった。2人は力づくでメドウズを掴え、傷つき苦しむ彼を、ポーツマス海軍刑務所に引き渡した。しかし、2人は囚人虐待のかどで厳しく追求され、ノーフォークに帰るように命じられた。2人の『狩人』はメドウズに別れを告げ、こんな「任務」は2度と御免だと思うのだった。



猿の惑星 新世紀 2014年 (アメリカ)★★★     最後のマイウェイ 2012年(フランス) ★★★   
出演:アンディ・サーキス ジェイソン・クラーク ゲイリー・オールドマン 主演: ジェレミー・レニエ ブノワ・マジメル モニカ・スカッティーニ   
あらすじ あらすじ
カリスマ的な統率力を誇る猿のシーザー(アンディ・サーキス)が、仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後。遺伝子の進化、知能と言語の獲得により猿たちはさらに進化を遂げ、独自の文明を形成、森の奥に平和なコミュニティを築いていた。一方、10年前に自らが生み出したウイルスにより人類は90%が死に追いやられ、僅かな生存者グループは、荒廃した都市部の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしている。そんなある日、人間たちが資源を求めて森に足を踏み入れたことから、猿たちとの間に危うい緊張が走る。異なる種でありながらもお互いに家族や仲間を持ち、平和を望むシーザーと人間側のリーダー、マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、両陣営の対立は激化。共存か闘いか、最終決戦へのカウントダウンが刻まれるなか、シーザーとマルコムは種の存亡を懸けた重大な選択を迫られる……。 1939年、エジプト。クロード・フランソワはスエズ運河の通航を管理する父と派手好きな母の間に生まれる。裕福な家庭に育ったが、スエズ運河が国有化され第二次中東戦争が勃発すると父は失職。モナコへ移住した後、クロード(ジェレミー・レニエ)は地元の楽団で働くようになる。それは家計を助けるためであったが、厳しい父は彼の仕事を認めようとはしなかった。クロードは音楽界でめきめきと頭角を現し、スターダムに躍り出る。酒にもドラッグにも手を出さず、自らダンサーに振付をし、歌い、踊る。作詞・作曲の才能を発揮し200もの曲を生みだす一方、プロダクションを立ち上げ、才覚を見せるクロード。そんな彼の成功の裏では、歌手フランス・ギャルとの密愛、大スターへの嫉妬、マスコミ操作、ひた隠しにした息子たちの存在など、傲慢で神経質な面を見せる……。



 ザ・エージェント 1996年(アメリカ)★★★     サブウェイ・パニック 1974年(アメリカ) ★★★   
出演:トム・クルーズ キューバ・グッディング・Jr   96年度ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(トム・クルーズ)、96年度アカデミー賞助演男優 主演:ウォルター・マッソー ロバート・ショウ マーティン・バルサム   
あらすじ あらすじ
ジェリー(トム・クルーズ)は全米一のスポーツ・エージェント会社SMIの有能なエージェント。彼は高価な年棒と引き換えに選手の家族やファンの気持ちを犠牲にしてきた自分と会社のやり方は正しいのかと悩み、初心に戻って理想に満ちた提案書を一晩で書き上げ、提出する。だが、あっさり彼はクビになり、あれだけいたクライアントも同僚ボブ(ジェイ・モーア)にごっそりさらわれ、残ったのは落ち目のアメリカン・フットボール選手ロッド(キューバ・グッディングJr.)のみ。しかもジェリーの「僕についてくる者は?」の呼びかけに応えたのは、5歳の息子を抱えて姉(ボニー・ハント)の家に厄介になっているシングル・マザーの会計係ドロシー(レニー・ゼルウィガー)だけだった。フィアンセのNLF広報担当エヴリー(ケリー・プレストン)に尻を叩かれたジェリーは、大学フットボールの花形選手フランク(ジェリー・オコネル)をクライアントに獲得せんとし、父親のマット(ボー・ブリッジス)は息子の将来をジェリーに託すと言ってくれた。だが、ロッドを広告業界に売り込もうと気をとられている間に、マットはボブと契約を結んでしまう。落ち込むジェリーに、エヴリーは「負け犬」と冷たく突き放して去る。孤独な彼を包んでくれたのはドロシーだった。離婚経験のある姉ローレルの忠告にも関わらず、ドロシーはジェリーに急速に引かれていき、息子のレイ(ジョナサン・リップニッキー)も彼になついてる。互いを必要としながらもどこか臆病な彼らはある夜、ディナーの帰り、ついにキスを交わし、一夜を共にした。一方、ロッドの契約交渉は決裂し、今シーズン限りで契約選手を辞めてフリー・エージェントになる決意を固めた。もしケガをすればそこで選手生命は終わりだ。「リスクが大きい」と言うジェリーに、ロッドは「俺を信じろ、俺がおまえを信じるように」と言う。ジェリーは収入を絶たれ、ドロシーを雇い続けることができなくなり、彼女は新しい仕事を求めてサンディエゴへ引っ越そうとする。決断を迫られた彼は、出発の直前、彼女に結婚を申し込んだ。二人の結婚生活が始まったが、ドロシーは互いの喜びも悩みも分かち合っているロッドと妻のマーシー(レジーナ・キング)を見るにつけ、自分とジェリーの繋がりが頼りなく思えた。一方、ジェリーに「ハートでプレイしろ」と言われて発奮したロッドは、生まれ変わったように目ざましい活躍を見せる。プレーオフ出場がかかった大事な試合中に猛烈なタックルを受けたロッドは、倒れたまま動かなくなってしまう。だが、意識を取り戻した彼は立ち上がり、観客の大声援を浴び、ヒーローになった。試合後、マーシーからの電話に「愛してる」を連発するロッドを見ているうち、ジェリーはドロシーのことを思い浮かべ、彼女の元へ急ぐ。ローレルを含む恒例の「離婚女性の会」が行われているところへ飛び込んだジェリーはドロシーに「僕らは完璧じゃなかった。君がいてこその僕なんだ」と言い、二人は固く抱き合った。ロッドの契約も決まり、ジェリーとドロシー、レイは本当の家族になれた。 ニューヨーク地下鉄構内で、今、ありえない大事件が発生した。ローカル線ペラム駅を発車した123号が4人組の男にハイジャックされ、17人の乗客と車掌一人が人質にされたのだ。ハイジャッカーは首領株のブルー(ロバート・ショウ)が管制センターとの交渉に当り、グリーン(マーティン・バルサム)、グレイ(ヘクター・エリゾンド)、ブラウン(アール・ハインドマン)の3人が見張りに立っていた。午後2時13分、ブルーは管制センターに要求を伝えた。「少額紙幣で100万ドル。期限は1時間で、それを過ぎた時は1分に1人ずつ人質を射殺する」。地下鉄公安局警部補ガーバー(ウォルター・マッソー)は、人質保護のため警官隊に発砲はおろか姿を見せてはならぬ、犯人を刺激してはならぬと厳命した。地下鉄は全線麻痺し、駅々の出入口は閉鎖された。一方、ニューヨーク市々長(リー・ウォーレス)は犯人の要求に従い、100万ドルの支払いを承知した。残された時間はあと26分。まだ100万ドルは銀行から運び出されていない。ガーバーは必死になって15分の期限延長を頼んだが、答えはノーだった。その頃地下鉄内では、柱の陰で手も足も出ない武装警官の一人が、犯人に発砲したのが原因で激しい銃撃戦が展開されていた。報復手段は直ちにとられ、車掌が人々の前で射殺された。線路にひし伏していた巡査は暗闇の中の警官に励まされ、123号に金袋を届けた。ブルーは100万ドルの金を見て、初めてポケット・ウィスキーでノドをうるおした。彼はガーバー警部補に、警戒網を解いてトンネル内から警官を一人残らず排除、トンネル内の信号を全部青にすることを命じた。コンソールの中で123号が静かに前進しはじめた。そして突如停止したかと思うと、4人んおハイジャッカーは下車し、自動ブレーキをはずして車両を疾走させはじめた。123号車の進行にしたがって大移動を開始した警戒網は正に翻弄されっぱなしだった。追跡を開始したガーバーの頭に妙にひっかかるものがあった。なぜ妙な地点で一時停止したのか?その頃、4人のハイジャッカーは構内作業用の出入口で変装を解き、最後の打ち合せを行っていた。分け前を貰えばもう用はないと反抗的態度に出たグレイはブルーに射殺された。彼らは暴走しはじめた地下鉄からヒッピー風の男が銃を手に飛び降りたのを知らなかった。たまたまその車両に乗り合わせた私服警官だった。彼はブラウンを射ち倒した。ブルーはグリーンに早く逃げろと命じ、自分は狙撃者に突進して行った。彼が私服警官を射殺しようとしたとき、背後からガーバーの声がかかった。ブルーの最後は凄絶だった。彼は逃れる術がないことを知ると、線路脇の高圧線に足を突っ込み全身煙に包まれて絶命した。



サブウェイ123激突 2009年(アメリカ)★★★     The Help心がつなぐストーリー 2011年(アメリカ)  ★★★   
出演:ジョン・トラヴォルタ  デンゼル・ワシントン  ジョン・タトゥーロ    主演: エマ・ストーン  ヴィオラ・デイヴィス  オクタヴィア・スペンサー   
あらすじ あらすじ
午後2時00分、ニューヨーク地下鉄運行指令室のガーバー(デンゼル・ワシントン)は、ペラム発1時23分の列車が緊急停車しているのに気づく。しかも止まっていたのは、切り離された1車両だけだった。胸騒ぎを覚えたガーバーは、無線で列車にコンタクトを取る。すると回答してきたのは、ライダーと名乗る男(ジョン・トラヴォルタ)だった。ライダーは車両に乗っていた19人を人質として、地下鉄をジャックしていた。ライダーは人質の解放の条件として、59分以内に1000万ドルの身代金を用意するよう要求する。しかも、身代金を用意するのはニューヨーク市長(ジェームズ・ガンドルフィーニ)、交渉相手にはガーバーを指名する。地下鉄のことを熟知しているガーバーは、犯人が逃げ切ることは不可能だと確信する。しかしライダーは、圧倒的な自信で要求を重ねていく。 1960年代前半のアメリカ南部。大学を卒業したスキーター(エマ・ストーン)がミシシッピ州ジャクソンの町に戻ってきた。ボーイフレンドもできないスキーターは母シャーロット(アリソン・ジャネイ)の心配の種だが、本人は結婚よりも作家になることを夢見ている。地元の新聞社に就職したスキーターの初仕事は、家事に関するコラムの代筆だった。家事の知識がないスキーターは、実家のメイドのコンスタンティン(シシリー・タイソン)に知恵を借りるつもりだったが、ひさしぶりに帰った実家に彼女の姿はなかった。問いつめるスキーターに、母は言葉を濁す。スキーターは友人エリザベスの家のメイド、エイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に話を聞くが、取材を続けるうち、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくる。そんな中、同級生のリーダー格、ヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)は黒人が不潔だと主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。ヒリーに感化されたエリザベスも屋外にエイビリーン用のトイレを造らせる。そんな仕打ちにも黙って従うエイビリーンの姿に、スキーターは胸を痛めた。黒人メイドの現実を伝える本を書きたいと、ニューヨークの編集者スタイン女史(メアリー・スティーンバージェン)に電話をすると、メイドたちの証言がとれるなら出版できるという答えだった。スキーターはエイビリーンにメイドの苦労話を聞かせてほしいと頼むが、頑なに断られた。南部で黒人が自由にものを言うことは、身の危険を意味しているのだ。だが、エイビリーンの親友で、ヒリーの家で働いていたミニー(オクタヴィア・スペンサー)が、家族用のトイレを使用したために解雇されたことをきっかけに、エイビリーンはスキーターの取材に応じることを決意する。そしてその小さな一歩は数多くの勇気へと広がり、やがて彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす大事件へと発展していくのだった……。



寒い国から帰ったスパイ 1965年(アメリカ)★★★     年() ★★★   
出演:リチャード・バートン    クレア・ブルーム    オスカー・ヴェルナー    主演: 
あらすじ あらすじ
イギリス諜報部の連絡員の1人が“ベルリンの壁”のイギリスの検問所のすぐ近くで射殺された。おりしも、東ドイツの諜報機関の主任で、かつてのナチ党員ムント(ピーター・ヴァン・アイク)の残忍な行動がますます激しくなっていたときだった。イギリス諜報部のベルリン主任リーマス(リチャード・バートン)はただちにロンドンに呼びもどされた。そこでリーマスはある目的のために、イギリス諜報部を馘になった野良犬になることをいいわたされた。やがて、リーマスは酒びたりの日々を送るようになり、彼が勤めた小さな図書館に働く娘ナン(クレア・ブルーム)と愛し合うようになった。そして、ある日リーマスは下宿屋の主人と小さなトラブルを起こして、傷害罪で投獄された。イギリス諜報部では、出獄してきたリーマスを再び呼びよせ、東ドイツへの潜入を命じた。目的は、ムントがイギリスの諜報部員であるという証明をつくりあげ、ムントに疑惑の眼を向ける、ユダヤ人の部下フィドラーにそれを告発させるのだ。―ーむろん、それには裏があるのだが……。やがて、東ドイツ人アッシェがリーマスに近づき、リーマスは逆スパイとして東ドイツのフィドラーのもとに送られた。思惑どおり、フィドラーは、リーマスの証言を得て、ムントが敵のスパイであることを最高議会で告白した。だがムント側の弁護士は証人としてナンを呼び、ナンの口からリーマスが東ドイツへ潜入する直前イギリス諜報部と連絡をとっていたことを聞き出した。事態は逆転しリーマスと、フィドラーは逮捕された。が、その夜リーマスは、ムントに導かれて、ベルリンの壁に向かっていた。ナンに聞かれるままリーマスはことの真相を告げた。実はムントは、もともとイギリス諜報部のスパイだったのだ。そして、最近ムントに疑いを持ちはじめたフィドラーの手からムントを救うため、諜報部があえてリーマスを道化役として潜入させたのだ。2人はベルリンの壁にたどりつき壁をよじのぼった。が、瞬間銃声が響き、ナンが倒れた。ナンの口をふさぐためのムントの指令であった。だが、リーマスにはナンを見すてることはできなかった。壁を下り始めたリーマスの背に再び銃声が鳴った。



坂の上の雲(NHKドラマ) 第一部 2009年12月放送 ★★★★    坂の上の雲(NHKドラマ) 第二部 2010年12月放送 ★★★★   
主演:本木雅弘  阿部 寛 香川照之  菅野美穂   主演:本木雅弘  阿部 寛 香川照之  菅野美穂  
あらすじ あらすじ
260年続いた幕藩体制を倒して、日本には「明治」近代国家が誕生した。その国は、帝国主義まっただ中の西欧列強という「大人」たちに囲まれた「少年の国」であった。 四国・伊予松山に三人の男がいた。後に明治日本が直面した最大の危機「日露戦争」において、大きな役割を担うことになる秋山好古(阿部寛)・真之(本木雅弘)兄弟と日本の近代文学を代表する正岡子規(香川照之)である。三人の主人公は松山の人々とその風土の中で育ち、やがて東京へと旅立って行く。後年、そろって帰郷した三人は、松山城を背に記念写真に納まる。
 明治16年(1883年)、好古は東京の陸軍大学に入学。その年の6月、自由民権運動の熱弁をふるっている子規に妹の律(菅野美穂)が手紙を持ってくる。東京の叔父から上京を促す手紙だった。喜び、すぐさま東京へ。
 松山に取り残されたような複雑な心境の真之のもとにも好古から面倒をみるとの手紙が届く。真之は好古の下宿で暮らし始め、子規の後を追うように神田の共立(きょうりゅう)学校に入学、大学予備門を目指すことになる。 そんな、ある日、真之と子規は、共立の英語教師・高橋是清(西田敏行)の誘いで横浜にくり出した。そこで、二人は最新鋭の巡洋艦「筑紫」を目の当たりにし、その威容に圧倒される。そんな二人に、高橋は日本が紳士の国になるべきことを説くのだった。明治17年(1884年)、上京から1年。真之(本木雅弘)と子規(香川照之)が上京した東京は、文明開化の奔流のただ中にあり、伊予松山とは別世界であった。 9月、真之と子規はそろって大学予備門に合格。報告を受けた好古(阿部寛) は座右の銘である福沢諭吉の言葉「一身独立して、一国独立す」をもって、自分を甘やかすな、と諭す。そこへ下宿先の娘・多美(松たか子)がお祝いだと言って大きな鯛をもってきたので、気まずくなるが・・・。 好古が在学する陸軍大学校では、児玉源太郎(高橋英樹)がドイツから教師として、智謀神ノゴトシとうわさされるメッケル少佐(ノーベルト・ゴート)を招へい。日本の陸軍はドイツ式となっていくのだった。 春となり、子規の妹・律(菅野美穂)が松山から出てきて、結婚の予定を打ち明け、真之に子規のことを託す。やがて真之と子規は予備門で塩原金之助(後の夏目漱石・小澤征悦)と仲良くなったり、野球を始めたりするが、自分たちの将来について悩む。坪内逍遥に感銘し文学を一直線に目指す子規を見て、真之は「自分は何ができるのか」という 問いに直面。好古の座右の銘を 深く考えた真之は子規と袂を分かち、軍人になることを決意、好古に告げる。 明治19年10月、真之は海軍兵学校に入学し、自分の道を探し始める。ここで、1学年上の広瀬武夫(藤本隆宏)と親しくなる。翌々年、兵学校が江田島に移り、真之は休暇で松山に帰省。父・久敬(伊東四朗)、母・貞(竹下景子)から律が離縁されたことを知らされる。江田島に帰る真之を三津浜の船着場に追いかけてきた律は離縁の訳を明かす。 その頃、好古は、旧松山藩の若殿の供でフランスの陸軍士官学校に留学中だった。日本陸軍がドイツ式の体制を目指す中にあって、フランス騎兵団の優位性に着目していた。明治23年1月、好古は官費留学にきりかわる。それは、陸軍が騎兵建設を好古に託したことを意味した。 明治という生まれたばかりの時代は青雲の志に満ちていた。その中で、三人の主人公は、それぞれの将来に向かって歩み始めるのだった西欧列強の荒波の中に漕ぎ出した「少年の国」明治日本もまた、主人公たちと同じように、世界という舞台で悩んでいた。明治22年(1889年)、大日本憲法発布、日本は近代国家の基礎を固め始めた。この年の夏、子規(香川照之)は病気療養のため松山に帰郷。真之(本木雅 弘)も江田島から帰省し、二人は3年ぶりに再 会。子規は俳句の道をいくと打ち明ける。 明治24年5月、来日中のロシア皇太子ニコライ2世が暴漢に襲われ、ヨーロッパの大国ロシアとの間に緊張が走る。その頃、海軍兵学校を卒業し海軍にいた真之(本木雅弘)は 後の連合艦隊司令長官となる東郷平八郎(渡哲也)と出会う。 フランスから帰国し陸軍士官学校の馬術教官になっていた好古(阿部寛)は、児玉源太郎(高橋英樹)の勧めで多美(松たか子)と結婚。そして二人は海軍、陸軍でそれぞれに臨戦態勢に入るのだった明治27年(1894年)。南下政策を推し進めるロシア、自らの属国と自負する清国、新たに地歩を築きたい日本、その三国の間で朝鮮は揺れていた。そこへ起きた、いわゆる東学党の乱に端を発して、日本と清国の間に戦争が勃発する。好古(阿部寛)は、乃木希典(柄本明)らとともに出征し、旅順要塞の攻撃に参加。好古は率いる騎兵をもって敵情を克明に探った。その報告をもとに総攻撃が開始され、わずか一日で旅順は陥落。 翌年、新聞「日本」の記者として働く子規(香川照之)は主筆の陸羯南(佐野史郎)に懇願して従軍記者となり、清国の戦地に赴くが、すでに日清両国政府の間では講和の談判が始まっていた。破壊された村々を回るなか出会った軍医の森林太郎(後の森鴎外・榎木孝明)と戦争について語り合う。真之(本木雅弘)もまた巡洋艦「筑紫」で初めて実戦に参加し、部下を死なせてしまい現実の惨状に衝撃を受けるのだった。そして、帰還した真之 は、東郷平八郎(渡哲也)と語る機会を得て・・・。
明治33年(1900)5月、英国ポーツマス港。日本への回航を待つ戦 艦・朝日を真之(本木雅弘)と広瀬武夫(藤本隆宏)は興奮した面持ちで見つ めていた。さらに、ロンドン・王立海軍大学を視察。 一方、清国では義和団が蜂起し、好古(阿部寛)は連合国軍として騎兵を率  いて出征。ロシア兵たちの乱暴狼藉ぶりを目の当たりにする。 帰国した真之は、律(菅野美穂)に看病され続ける子規(香川照之)を見舞 い、その革新精神のすさまじさに驚くのだった。 その、最早ロシアとの衝突は免れないと考えた日本は、イギリスとの同盟 を模索する。アジアにおけるロシアの勢力拡大を望まないイギリスは、明治3 5年日本との間に日英同盟を結ぶ。巨大な時代うねりが、小さな島国の若者 たちを飲み込もうとしていた。
文学の革新を目指した子規(香川照之)は病床にありながら日本の古典を見つめ直し、新しい俳句の世界を創造しようとしていた。海軍大学校で戦術を教えていた真之(本木雅弘)は、東京・根岸の「子規庵」で病床に伏す子規を訪ね、病と闘う子規の姿に感動する。夜中、八重(原田美枝子)と律(菅野美穂)は子規が息絶えているのに気づく。そして、日露の緊張が高まる中、真之は新聞で新俳諧の巨星・子 規 死を知るのだった。明治35年(1902)9月19日没、享年35。
「子規逝くや 十七日の 月明に」 虚子
明治36年(1903)7月、真之(本木雅弘)は稲生季子(石原さとみ)と結婚。その新婚家庭に律(菅野美穂)が子規の形見分けの品を持って訪ねてくる。律は季子ともすぐ打ち解け、真之の幼いころのことを聞かせるのだった。
 時局は日本とロシアの対立が避けがたいものとなり、海軍は連合艦隊を編成。海軍大臣・山本権兵衛(石坂浩二)は司令長官に大方の予想を裏切り、東郷平八郎(渡哲也)を任命する。真之は東郷から連合艦隊の作戦参謀を命じられ、日本海軍の命運の一端を担うことになる。旗艦「三笠」に乗り込みを前に、真之は季子とともに母・貞(竹下景子)のいる好古(阿部寛)・多美(松たか子)夫婦の家を訪れ、秋山家家族そろってのひと時を過ごす。
 一方、ロシア国内では、児玉源太郎(高橋英樹)の命により陸軍の明石元二郎(塚本晋也)が革命勢力を扇動する諜報活動にあたっていた。外務大臣・小村寿太郎(竹中直人)を中心にロシアとの戦争を回避すべく交渉を続けていたが、政府は明治37年2月ついに開戦を決意。
満州で戦う日本軍の生命線は、日本海での制海権確保であった。明治37年(1904)2月6日、東郷平八郎(渡哲也)を司令長官とする連合艦隊はロシアの旅順艦隊を撃滅すべく、佐世保港から出撃。ところが、ロシア艦隊は旅順港に閉じこもったまま出てこない。港は鉄壁の砲台群で守られており、連合艦隊は入りこむことはできない。策に窮した連合艦隊は旅順港の入り口に貨物船を沈め、ロシア艦隊を港内に閉じこめてしまうという奇策、閉塞作戦をとることに決した。真之(本木雅弘)は、出撃する海軍兵学校以来の親友広瀬武夫(藤本隆宏)からアリアズナ(マリーナ・アレクサンドロワ)への手紙を託される。銃弾が降り注ぐ中を脱出する寸前、広瀬は、部下の杉野がいないことに気づく。必死に船内を探すが、やむなくあきらめ、ボートに乗り込んだのだったが――。閉塞作戦に失敗した連合艦隊には暗雲が漂っていた。真之は広瀬の死を悲しむ間もなく、新たな作戦の立案を迫られることになるのだった。
―第2部・完―




出典:goo映画
goo 映画



坂の上の雲(NHKドラマ) 第三部 2011年12月放送 ★★★★   三丁目の夕陽 2005年(平成17年) ★★★★  
主演:本木雅弘  阿部 寛   主演:吉岡秀隆  
あらすじ あらすじ
ロシアはバルチック艦隊の日本派遣を決定する。ロシア旅順艦隊はいまだに健在で、バルチック艦隊と合流された場合、日本の連合艦隊に勝ち目はない。旅順艦隊撃破のため、真之は陸軍との作戦会議で旅順要塞(ようさい)の攻略を要請する。陸軍は乃木希典を第三軍司令官に任命し、旅順攻略を命じる。第三軍は一週間で旅順要塞を陥すと豪語するが、旅順要塞はベトンで固められた近代要塞になっていた。正面攻撃を敢行した第一次総攻撃は、六日間で千五百六十人の死傷者を出し失敗に終わる。旅順攻撃によって、日本人は初めて近代戦というものの恐ろしさに接した。旅順要塞そのものが近代だった。それを知るために、日本人は大量の血で購うことになる。
陸軍は正面攻撃に固執し、第二次、第三次の総攻撃も失敗する。真之は要塞の陥落は必要なく、艦隊さえつぶしてくれれば良いと主張し、二〇三高地の攻略を進言する。乃木は苦悩するが、第三軍の幕僚たちは要塞陥落を主張する。一方バルチック艦隊は刻々と日本に近づいていた。海軍の要請に、乃木も二〇三高地攻撃を決意するが失敗する。二人の息子を同じ戦場でなくし、万策尽き果てた乃木の苦境を見かねた満州軍参謀長、児玉源太郎が旅順にやってくる。テントの中、乃木と二人きりで話し合った児玉は、一時的に第三軍の指揮を執ることを決意し、二〇三高地を全力で攻める。死闘の末、二〇三高地は数多の兵の犠牲の上、陥落する。
後顧の憂いを絶った連合艦隊は、バルチック艦隊との決戦に備える。真之は必勝の「七段構えの戦策」を立案する。一方、好古はクロパトキン率いるロシア陸軍との一大決戦に備えていた。準備を整え対馬海峡で待機する東郷・真之らの連合艦隊だが、バルチック艦隊の行方は杳(よう)として知れない。バルチック艦隊を全滅させなければ、この戦争は敗北する。しかし、バルチック艦隊が対馬海峡を避け津軽あるいは宗谷海峡を回ると、真之の立てた作戦は水泡に帰してしまう。
好古は、陸軍がこの戦争の「関ヶ原」と呼んだ奉天会戦で活躍する。陸軍の戦闘能力は限界に達しており、児玉は終戦工作を画するが、その全てはバルチック艦隊と連合艦隊との決戦にかかっていた。なかなか対馬に現れないバルチック艦隊に業を煮やした真之は、東郷に艦隊の移動を進言するが「敵は対馬に来る」という東郷の一言で移動を延期する。そしてその翌日、「敵艦見ユ」との電信が三笠に届く。日本の命運は、まさに連合艦隊にかかっていた。
真之の立てた「七段構えの戦策」により、連合艦隊はバルチック艦隊に壊滅的打撃を与え、歴史的勝利を収める。しかし、日本の国力は限界にきていた。ロシアと講和を結んだ日本だが、実状はかろうじて引き分けたというようなものだった。しかし、国内では新聞が「弱腰の講和」と政府を批判し、不満を持つ民衆が日比谷焼き討ちを行ったりした。明治日本という「少年の国」は坂の上の雲を目指し、一生懸命に坂を登ってきた。しかし、その先にあったのは明るい未来だけではなかった。好古や真之のその後の生き方を点描しながら、明治という時代を表現する。
 昭和33年、建設中の東京タワーを望む下町・夕日町三丁目。ある春の日、短気だけれど家族想いの父親・則文と、優しい母親・トモエ、そしてやんちゃな小学生・一平が暮らす小さな自動車修理工場“鈴木オート”に、星野六子と言う娘が集団就職で上京して来た。ところが、立派な会社を想像していた彼女は失望した様子。そんな六子に一平は、「もうすぐうちにテレビがやって来る」と元気づけてやるのであった。一方、鈴木オートの向かいで駄菓子屋を営む三流小説家・茶川竜之介も、身寄りのない少年・淳之介を預かることになっていた。秘かな想いを寄せる一杯飲み屋の女将・ヒロミに頼まれ、酔った勢いで引き受けてしまったのだ。だが、淳之介が竜之介の執筆する『少年冒険団』の大ファンだと知ると、縁もゆかりもない淳之介を露骨に迷惑がっていた彼も満更ではないのであった。夏、鈴木家に待望のテレビが届く。運良く、その日は力道山の試合中継の日。近所の人々を集めてのお披露目――となる筈が、コンセントの不具合で画面が消え、運悪くそれを故障と勘違いした東大卒の竜之介が修理に挑むも、却って悪化させてしまう。また、『少年冒険団』のネタに困った竜之介が、淳之介がノートに書き溜めていたお話を盗用した。それを知った淳之介は、しかし怒るどころか、自分の考えた物語が雑誌に掲載されたと目に涙を浮かべて喜んだ。秋、淳之介の母親が住んでいる場所が分かる。淳之介は、一目会いたさに一平と共に都電に乗り高円寺まで出向くが、願いは叶わなかった。その頃、晩御飯の時間になっても戻らないふたりを心配して、鈴木家と竜之介は大騒ぎ。果たして、ふたりは無事帰宅するが、竜之介は思わず淳之介の頬を打ってしまう。その姿は、まるで本物の父親のようであった。冬、淳之介に初めてのクリスマス・プレゼントが贈られた。欲しかった万年筆。それは、竜之介が則文に借金して買った物だった。そして、竜之介はヒロミにもささやかなプレゼントと共にプロポーズする。しかし翌朝、父親の入院費用で多額の借金を抱えていたヒロミは、竜之介の前から姿を消し、元の踊り子に戻って行く。更に、淳之介の本当の父親が大手会社の社長だと判明。淳之介の将来を慮った竜之介は、嫌がる淳之介を無理矢理送り出すが、淳之介は竜之介のもとに戻って来てしまう。そんな淳之介を、竜之介は「お前と俺は、縁もゆかりもないんだからな!」と言いながら抱きしめた。同じ頃、六子は嫌がっていた正月の帰省を決意していた。里心がつくからと、わざと冷たい態度を取っていた実家の母。それが本当の気持ちでないことをトモエから聞かされた彼女は、急いで列車に飛び乗る。そして、六子を見送った鈴木一家は、帰り道、夕日の中に聳え立つ、完成したばかりの東京タワーを眺めるのだった。
出典:goo映画
goo 映画



西遊記 2007年()平成19年) ★★     山椒大夫 1954年(昭和29年)  ★★★★     
主演:香取慎吾  内村光良  伊藤淳史 深津絵里   主演:田中絹代  花柳喜章  香川京子  
あらすじ あらすじ
はるかなる天竺の大雷音寺を目指して、砂漠の旅を続ける悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、そして三蔵法師(深津絵里)たち。一行がたどりついた町・虎誠は、悪鬼の金角(鹿賀丈史)と銀角(岸谷五朗)によって緑の森と水源を奪われ、国王(三谷幸喜)と王妃は呪いで亀に姿を変えられていた。残された王女の玲美(多部未華子)は、金角と銀角の退治を三蔵に懇願する。玲美に引き連れられて臥竜山へと向かう一行だが、そこにいたのは女泥棒の凛凛(水川あさみ)だった。金目のものを狙う凛凛は、虎誠に女官として紛れ込んでいたのだ。玲美の嘘に落胆した三蔵たちは山を下りるが、悟空だけは玲美を信じて行動を共にした。「なまかとの約束は守る」と笑う悟空。玲美は臥竜山の奥深くに住む祖父の劉星(小林稔侍)を訪ね、太陽をさえぎる魔力を持つ無玉を手にする。実は玲美は、その無玉を取りに行くよう金角と銀角から命じられていたのだ。いったんは別れ別れになったが、悟空の身を心配した三蔵が山へ登ると、そこは金角と銀角に支配されていた。彼らの罠に落ちた三蔵は瓢箪の中に吸い込まれてしまう。無玉も手にした銀角は、いまや無敵だった。無玉のパワーによって蘇る魔物たち。いまや虎誠は、黒雲によって覆われていた。そんな金角と銀角に闘いを挑む悟空。瓢箪の中にも飛び込んだ悟空は、三蔵を救出する。如意棒を使っての激しいバトルの結果、悟空たちは金角と銀角を倒す。王と王妃はもとの姿に戻って、ひたたび虎誠には平和な日が訪れた。深く感謝する玲美たちと別れ、悟空の一行は天竺を目指す旅を続ける。

平安朝の末期、越後の浜辺を子供連れの旅人が通りかかった。七年前、農民の窮乏を救うため鎮守府将軍に楯をつき、筑紫へ左遷された平正氏の妻玉木、その子厨子王と安寿の幼い兄妹、女中姥竹の四人である。その頃越後に横行していた人買は、言葉巧みに子供二人を母や姥竹と別の舟に乗せて引離した。姥竹は身を投げて死に母は佐渡へ売られ、子供二人は丹後の大尽山椒大夫のもとに奴隷として売られた。兄は柴刈、妹は汐汲みと苛酷な労働と残酷な私刑に苦しみながら十年の日が流れた。大夫の息子太郎は父の所業を悲んで姿を消した。佐渡から売られて来た小萩の口すさんだ歌に厨子王と安寿の名が呼ばれているのを耳にして、兄妹は母の消息を知った。安寿は厨子王に逃亡を勧め、自分は迫手を食止めるため後に残った。首尾よく兄を逃がした上で安寿は池に身を投げた。厨子王は中山国分寺にかくれ、寺僧の好意で追手の目をくらましたが、この寺僧こそは十年前姿を消した太郎であった。かくして都へ出た厨子王は関白師実の館へ直訴し、一度は捕われて投獄されたが、取調べの結果、彼が正氏の嫡子である事が分った。然し正氏はすでに配所で故人になっていた。師実は厨子王を丹後の国守に任じた。彼は着任すると、直ちに人身売買を禁じ、右大臣の私領たる大夫の財産を没収した。そして師実に辞表を提出して佐渡へ渡り、「厨子王恋しや」の歌を頼りに、落ちぶれた母親と涙の対面をした。




座頭市物語 1962年(昭和37年) ★★★    続・座頭市物語 1962年(昭和37年) ★★★  
主演: 勝新太郎  天知茂 万里昌代   主演:勝新太郎  水谷良重 若山富三郎  
あらすじ あらすじ
下総飯岡の貸元助五郎の所へ草鞋を脱いだ異風なやくざは、坊主で盲目で人呼んで座頭市。ツボ振りでも居合抜きでも目明きの及ばぬ市の腕を見込んだ助五郎は、彼を客分扱いにし乾分蓼吉を世話係につけた。やくざ嫌いでやくざの飯を食う市は、釣で逢った病身の浪人平手造酒と心をふれ合う思いをしたが、その造酒は助五郎とは犬猿の仲の笹川親分の食客となった。助五郎は新興勢力の笹川一家を叩き潰す機会を狙っているが、その時は市と造酒の面白い勝負が見られると乾分たちにうそぶいた。その頃、身投げしたか落されたか蓼吉の女お咲が水死体となって溜池に浮かんだ。何気なくそこを訪れた市は再び造酒と逢い、その夜二人は酒をくみかわした。お互いに相手の剣に興味を持ったが、やくざの喧嘩に巻込まれて斬り合うのは御免だと笑い合った。この時造酒を訪れた笹川の繁造は、市が飯岡の客分と知り乾分に市を斬るよう命じた。帰り途、市を襲った乾分は市の刀に一たまりもなかった。市の腕前に驚いた繁造は、造酒に喧嘩の助勢を頼んだが造酒は頭から断った。一方、市は昨夜の答礼に酒を贈ろうと思い蓼吉にその使いを頼んだが、代りに行った弟分の猪助は間もなく無惨な死体となって飯岡の鉄火場で発見された。笹川は、この機会を利用して喧嘩を売る決意をしたがそんな時、造酒が血を吐いて倒れてしまった。それを知った助五郎は好機到来とばかり喧嘩支度にかかった。笹川の繁造は、飯岡勢を笹川宿場の迷路へさそい込み座頭市は鉄砲でうちとる策略を立てた。それを知った病床の造酒は鉄砲をうつことだけはやめてくれ、その代り自分が働くと繁造に頼むのだった。そこへ造酒を訪ねた市は、彼が友情のため死を決して喧嘩に加わったことを知った。笹川の作戦は功を奏し飯岡方は苦戦に陥った。血をはきながら斬りまくる造酒。その行手には座頭市が立っていた。ついに二人の宿命的な対決の時が来たのであった。座頭市の剣に造酒は倒れた。座頭市は彼を慕うおたねと共に下総を去っていくのだった。

下総、取手川の渡しでやくざ達が一人のあんまを川へ突き落そうとした。瞬間、勘造が顔を斬られた。驚愕した仲間の森助らは市を取り囲んだ。が、突然、片腕の浪人与四郎が邪魔に入り退散させた。去って行く彼を無言で見送る市。二人の間には何か曰くがありそうだ。座頭市は大名黒田越前守のもみ治療の帰途、家中の侍に襲われた。狂っている殿様の秘密を封ずる手段だ。が、居合斬りの名人座頭市は一瞬三人を斬り捨てた。あわてた黒田家臣は市暗殺の賞金を出した。張り切った与四郎の子分三蔵は市に斬りかかったが、なぜか与四郎は手出しをしない。ただ市がお節を抱いて去って行くのを見ているだけだ。その夜、座頭市はお節と一夜を明かして今度逢う時は、昔の恋人お千代の身代りでなくお節自身として来ると約した。そしてお節の世話で舟をやとい水路笹川へ向った。飯岡助五郎の鉄火場で、かつて座頭市と相思相愛だったおたねが、飯岡一家がお尋ね者渚の与四郎召捕りと市を斬る策略を知った。彼女は市が来ているという西光寺へ駈けつけた。そこには以前笹川飯岡の喧嘩で平手造酒を斬った市が回向をつとめていた。黒田家から市を斬るよう命ぜられた勘兵衛一家は、市を取り巻き斬りかかったがもとより彼の敵ではない。ついに勘兵衛一人になってしまった。それを見た与四郎は勘兵衛から斬り賃二十両をせしめて抜刀した。彼は市の実兄であり、市の女お千代を奪ったことがあった。が、お千代が死んだと知ると矢庭に与四郎を切った。ちょうどそこへ助五郎を先導とする八州捕方の一団が来た。市は与四郎をかばって水中に姿を消した。まもなく、市たちが溺れ死んだと嘲笑し合っていた助五郎と勘兵衛たちの行手に、抜刀を下げて立ちふさがった黒い影は。その痛快な啖呵と凄じい剣法でまぎれもない座頭市その人だった。




三十三間堂通し矢物語 1945年(昭和20年) ★★★    秋刀魚の味  1962年(昭和38年)★★   
主演: 長谷川一夫 田中絹代   監督: 小津安二郎. 出演: 笠智衆, 岩下志麻
あらすじ あらすじ
紀州家家臣の和佐大八郎は、通し矢の記録8,000本に挑むべく弓術の訓練に励んでいた。彼の父は尾州家家臣の星野勘左衛門に記録を破られて自害したため、和佐家に縁ある宿屋・小松屋の女主人お絹が大八郎を引き取り、父の無念を晴らすべく弓を習わせてきたのである。しかし、大八郎はそんな周囲の期待を重荷に感じていた。一方、勘左衛門の記録を守らんとする星野家は、浪人たちを雇って大八郎を付け狙っていた。ある日、この浪人たちに襲われそうになった大八郎だが、偶然通りかかった侍・唐津勘兵衛に救われる。やはり小松屋に寄宿している勘兵衛は、大八郎の力になることをお絹に約するのであった。後日、二人は再び浪人たちの待ち伏せに遭う。勘兵衛は大八郎を先に帰し、一人で浪人たちに対峙していたところへ、浪人たちの黒幕・星野数馬が登場した。数馬と言葉を交わす勘兵衛。実は勘兵衛こそが、星野勘左衛門その人であった。家名を守るためにやったことという弟・数馬に対し、兄・勘左衛門は「卑怯な振る舞い」と非難する。勘兵衛は、事情を知らないままの大八郎に「父君は勝負に負けたのではなく、通し矢の厳しさに殉じたのだ」と言葉をかける。しかし、やがて大八郎の前に数馬が現れ、勘兵衛の正体を明かしてしまった。裏切られたと感じた大八郎は勘左衛門に試合を申し込む。結果は大八郎の勝利に終わるが、勘左衛門に対する大八郎の心情はかたくななままであった。通し矢の当日、順調に的中を重ねていく大八郎。5,000本を越えたところで、疲れた大八郎は勘左衛門の言うことを聞かずに休憩を入れる。しかし、再開後は全く的に当たらなくなってしまった。休んだことで肩に血が溜まってしまったのである。お絹を通じて勘左衛門からの薬と言伝てを受け、気持ちを入れかえた大八郎は、勘左衛門を超える8,133本の記録を達成するのであった。

長男の幸一夫婦は共稼ぎながら団地に住んで無事に暮しているし、家には娘の路子と次男の和夫がいて、今のところ平山にはこれという不平も不満もない。細君と死別して以来、今が一番幸せな時だといえるかもしれない。わけても中学時代から仲のよかった河合や堀江と時折呑む酒の味は文字どおりに天の美禄だった。その席でも二十四になる路子を嫁にやれと急がされるが、平山としてはまだ手放す気になれなかった。中学時代のヒョータンこと佐久間老先生を迎えてのクラス会の席上、話は老先生の娘伴子のことに移っていったが、昔は可愛かったその人が早く母親を亡くしたために今以って独身で、先生の面倒を見ながら場末の中華ソバ屋をやっているという。平山はその店に行ってみたがまさか路子が伴子のようになろうとは思えなかったし、それよりも偶然連れていかれた酒場“かおる”のマダムが亡妻に似ていたことの方が心をひかれるのだった。馴染の小料理屋へ老先生を誘って呑んだ夜、先生の述懐を聞かされて帰った平山は路子に結婚の話を切り出した。路子は父が真剣だとわかると、妙に腹が立ってきた。今日まで放っといて急に言いだすなんて勝手すぎる−−。しかし和夫の話だと路子は幸一の後輩の三浦を好きらしい。平山の相談を受けた幸一がそれとなく探ってみると、三浦はつい先頃婚約したばかりだという。口では強がりを言っていても、路子の心がどんなにみじめなものかは平山にも幸一にもよくわかった。秋も深まった日、路子は河合の細君がすすめる相手のところへ静かに嫁いでいった。やっとの思いで重荷をおろしはしたものの平山の心は何か寂しかった。酒も口に苦く路子のいない家はどこかにポッカリ穴があいたように虚しかった。




 最後の忠臣蔵 2010年(平成22年) ★★★★    櫻の園 1990年(平成2年)★   
監督 杉田成道 出演 役所広司 佐藤浩市 桜庭ななみ   . 出演: 中島ひろ子 つみきみほ 白島靖代
あらすじ あらすじ
赤穂浪士の討ち入りから16年。
大石内蔵助以下四十七士全員が切腹し、事件はとっくに終わったと思われていた。しかし、一人だけ死ぬことを許されず、密かにそして懸命に生き抜いた男がいる。寺坂吉右衛門(佐藤浩市)、真実を後世に伝え、討ち入り浪士の遺族を捜し出して援助するという大役を、大石内蔵助に与えられた。とうとう最後の遺族を捜し当てた吉右衛門は、四十六士の十七回忌法要に参列すべく、京都へと向かった。
> 京への道すがら、吉右衛門は我が目を疑った。片時も忘れたことのない、かつての友の姿を見かけたのだ。瀬尾孫左衛門(役所広司)、討ち入りの前日、逃亡した男だ。若くして妻を失い、子もなく、主君内蔵助への忠義のために喜んで死ぬと誓いあった友がなぜ?それは、16年後の今も解けない謎だった。実は、孫左衛門にもある使命が与えれていた。身分を隠し、骨董の売買で暮らしを立てている彼が、命を捧げる決意を燃やす使命とは?そこには、大石内蔵助の隠し子、可音(桜庭ななみ)の存在があった―。
郊外にある私立櫻華学園高校演劇部では毎春、創立記念日にチェーホフの舞台劇「櫻の園」を上演することが伝統となっていた。そんな開幕2時間前の早朝、小間使いのドゥニャーシャ役の部長・由布子がパーマをかけた髪でやって来た。普段はまじめな由布子の変化に演劇部員たちは驚くが、そんな時、若い従僕ヤーシャ役の紀子が他校の生徒とタバコを吸って補導されたというニュースが部員の間に駆けめぐる。それによって上演中止にまで発展しかけたが、顧問の里美先生のけんめいな説得によってなんとか丸く納まった。男役として人気の知世子は、今年は女主人ラネフスカヤを演じることになっていたが、初めての女役に自信を持てない知世子を、由布子は優しく励まし、そんな二人の間に友情をこえる感情が芽生えていた。そして、二人の姿を偶然物かげから見てしまう紀子も由布子に好意を持っていた。こうして開幕は近付いてきた。舞台裏での緊張感の中で紀子がふっと「志水さん、今日は誕生日でしょう?」と由布子に言う。やがて少女たちの間で小さな声で歌われるハッピーバースデーと共に、開幕のベルは鳴るのだった。



 三等重役 1952年(昭和27年)  ★★★    サード 1978年(昭和53年) ★★   
出演 河村黎吉 森繁久彌 小林桂樹   監督:東陽一. 出演:永島敏行 吉田次昭 森下愛子
あらすじ あらすじ
町の有力会社南海産業の桑原社長夫人は新調の裾模様を着て見たいばかりに仲人を引受ける結婚奨励の回覧板を社内にまわし、村尾とトキ子とがまずその第一陣をうけたまわって結婚式をあげたが、日頃仲の良い秘書の若原と久保とが第二候補にねらわれていた。追放を解除になり社長復帰を予期されていた前社長奈良剛造氏が脳溢血のため当分復帰困難となったことは、桑原社長を安堵させたが、奈良前社長の世話をしていた女お鶴の身の振り方の相談を受けなければならなかった。奈良氏の令嬢由紀子は、自分の経営する美容院が南海産業の社員の夫人連で繁昌しているお礼にお鶴への援助を引受けてくれた。美容院へ集る夫人連は、ボーナスを直接妻へ渡すことを決議して、社長夫人の応援でそれに成功するが、浦島人事課長の智恵で、特別賞与や役員賞与は無事に男たちの手に渡って社員たちをよろこばせた。東京出張の桑原社長はお鶴を同行しなければならなくなったが、人格者として有名な海山商事の藤山社長と一緒なので、誤解をおそれて浦島を同行した。ところが藤山社長は芸者おこまを同伴、東京駅へ着いて見ると飛行機で先まわりした藤山社長の京子夫人が出迎えていた。そこでおこまは急に桑原社長夫人に化け、築地の宿でも、桑原はびょうぶを立てまわしておこまと同室で泊まらなければならぬという目にあった。しかし、東京出張所の田口が妻に死なれて寂しそうなのを見ると、彼の愛している道子という女との結婚をまとめてやったり、銀行頭取の息子勝田亮助を南海へ就職させ、由紀子との結婚をとりもったり、桑原夫人の裾模様は仲々忙しく役に立つのであった。しかし、亮助がいずれ社長の椅子に着く日も近いので、その時は勇退を覚悟の桑原夫妻は若原と青子の結婚をそれまでにとりまとめたいと思っている。その若い二人は今日も仲よく社長宅へ遊びにやって来て、夫妻の希望を実現させそうなのであった。 関東朝日少年院は三方を沼で囲まれている。鉄格子の中で、少年達は朝早くから点呼、掃除、食事、探索等の日課を黙々とこなす。元高校野球の三塁手として活躍した通称サードもその少年達の一人であった。しかし、数日前、上級生のアキラがサードの優等生ぶりが気に入らずケンカをしかけたため、二人は単独室に入れられていた。ある日、サードの母が面会にやってくる。退院後の暮しをあれこれ心配する母に、サードは相変らず冷淡な態度を示すのだった。少年達が待ちこがれる社会福祉団体SBCがやってくる。三ヵ月に一度やって来るこの日だけが、若い女性に接する事ができるのである。SBCとのソフトボールの試合中、一人の少年が院に送られてくる。サードの仕事仲間で数学IIBだけが取得の、IIBと呼ばれている少年である。ある日、農場で一人の少年が逃走した。誰とも口をきかなかった、緘黙と呼ばれる少年である。その騒ぎにまぎれて院の生活に馴じめないIIBも逃走を図るが、やがて連れ戻される。サードはそんなIIBを殴り倒す。走っていくなら何処までも走れと、無言で語るサードの表情には、確固とした決意が読みとれた。サードの頭の中に在るのは、ここへ護送される途中に垣間見た、祭りの町を走り抜ける夢であった。彼が「九月の町」と名付けたその町は、彼が少年から大人へと成長する時に、彷徨しながら通りすぎる青春であった。



 最高の離婚(TVドラマ) 2013年(平成25年)★★★    サラリーマンNEO 劇場版 2011年(平成23年) ★★   
出演瑛太 尾野真千子 真木よう子 綾野剛 出演:小池徹平 生瀬勝久 田口浩正
あらすじ あらすじ
濱崎光生(瑛太)は、東日本大震災発生時の帰宅困難な状況下、取引会社の受付で挨拶程度しか言葉を交わしたことがなかった結夏(尾野真千子)と出会い、声をかける。ともに災害に見舞われた不安な気持ちを抱える中で二人は意気投合し、その後同棲に発展して結婚する。しかしそれから2年後の現在、几帳面な光生と大雑把な結夏の生活習慣は全く噛み合わず、光生はなぜ結婚したのかすらわからなくなる。 新城(小池徹平)は、第一志望ではない業界5位のNEOビールに入社する。かつて“冷麦”という大ヒット商品を飛ばしたが、今は阪神タイガースの応援だけに執心する課長・中西(生瀬勝久)を筆頭に、何かと不条理な目に遭う川上(沢村一樹)など、一筋縄にはいかないメンバーが揃う営業一課に配属された新城は、量販店まわりや接待など、絵に描いたようなサラリーマン生活を送り出す。しかし1カ月経っても営業契約件数0で、社内のOLたちからは総スカン、合コンでも女の子の鈍い反応に、新庄は早くも転職を考え始める。そんな折、全国酒類協会ゴルフコンペで、業界1位の大黒ビールの布袋社長(大杉漣)とラウンドをして惨敗したNEOビールの根尾社長(伊東四朗)が、大黒ビールを抜いてシェア1位を目指すと宣言、新商品のアイデアを出すよう全社員に厳命する。さっそく営業一課でも企画会議が開かれ、無重力ビールや枝豆ビールなど斬新かつ珍妙なアイデアが次々飛び出すが、中西はピンとこない。ところが新城がその場しのぎで口にしたある企画にGOサインが出てしまい、事態は思わぬ方向に転がり出す。その企画「セクシービール」実現のための社内プロジェクトが立ち上げられ、新城がプロジェクト・リーダーに任命される。苦心の末試作品が完成するが、大黒ビールに先に同じ名前の商品を発表されてしまう。実は新城が転職相手のベンチャー広告代理店のCEO皆川につい話してしまったことを、かつてNEOビールで同期だった中西に一物持つ皆川が布袋社長に伝えたためだった。実は“冷麦”の企画は皆川から中西が横取りしたものだった。プロジェクトは崩壊し新城は資料管理室送りとなる。しかしプロジェクトのメンバーは諦めず、会社には秘密裏にセクシービール開発を進めるのだった。そして完成したビールは、なんとか社長の承認を取り付け発表されることとなった。「セクシービール」の名前が使えないため「セクスィービール」と名付けられたそのビールの発表会には、フェミニスト団体が押し寄せるが川上が変身した“セクスィー部長”の活躍で大成功を収める。実はすべては宣伝のためのヤラセであった。それでも新城は充実を感じるのだった。そして「セクスィービール」の大ヒットによりNEOビールは業界1位になったのであった。



 桜田門外のヘン 2010年(平成22年) ★★★     殺人行奥の細道 2007年(平成19年)フジTV ★★   
出演:大沢たかお 長谷川京子 柄本明  出演:菊川怜 細川茂樹 床嶋佳子  
あらすじ あらすじ
安政7年(1860年)2月18日早暁、水戸藩士・関鉄之介(大沢たかお)は、妻・ふさ(長谷川京子)と息子の誠一郎(加藤清史郎)に別れを告げ、故郷から出奔した。同年1月、鉄之介は水戸藩の有志たちと徳川幕府の大老・井伊直弼(伊武雅刀)を討つ盟約を結び、これを実行するため江戸へと向かったのである。大老襲撃は3月3日に決まり、鉄之介を始めとする水戸脱藩士17名と、薩摩藩士・有村次左衛門(坂東巳之助)を加えた襲撃実行部隊18名が集結。そこで計画の立案者で水戸藩尊王攘夷派の指導者・金子孫二郎(柄本明)から、鉄之介は部隊の指揮を執るよう言い渡される。襲撃当日。品川愛宕山へと集結した鉄之介たちは襲撃地点である桜田門へと向かい、襲撃者の一人が大老の行列に直訴状を差し出す振りをして、行列に斬りかかる。同時に仲間が発砲した短銃の発射音を合図に、斬り合いが始まり、やがて有村が大老の駕篭へ到達、井伊の首を刎ねた。襲撃隊は稲田重蔵(田中要次)が闘死、4人が自刃、8人が自首。その成功を見届けた鉄之介は、京都へと向かう。計画では大老襲撃は序曲に過ぎず、同時に薩摩藩が挙兵をして京都を制圧、朝廷を幕府から守るはずであった。だが薩摩藩内で挙兵慎重論が持ち上がり、計画は瓦解する。幕府側からは勿論、かつての同胞・水戸藩士からも追われる立場となった鉄之介は、“桜田門外ノ変”に至る歳月を思い返していく……。安政元年(1854年)のペリー来航以来、鎖国の門戸を開こうとする井伊直弼ら徳川幕府の譜代大名たち。それに異を唱えて尊王攘夷論を押し出した水戸藩主・徳川斉昭(北大路欣也)が対立。やがて井伊が大老に就任したことから、斉昭の一派は失脚。井伊はさらに斉昭に賛同した各藩の藩士、公家を弾圧する“安政の大獄”に手を染めていく。この暴挙を食い止めるため、鉄之介たちは立ち上がったのだったが……。 倉田麻佐子(菊川怜)は、新聞記者・西村五郎(細川茂樹)との結婚を間近に控えていた。ドレスを作ってくれたのは、麻佐子が憧れるデザイナーで叔母の芦名隆子(床嶋佳子)。植物学の研究者である信雄(鶴見辰吾)との夫婦像は、麻佐子にとって理想であった。しかし、ある日信雄の実家を訪れた麻佐子は、隆子が内緒で土地を売り三億もの大金を作っていたことを知る。しかも、その直後、間に入った不動産業者が死亡。事件現場の日光で隆子らしき女性の姿も目撃されていた。信じていた叔母に一体何が起こっているのか?真相を知るため動き始めた麻佐子は、隆子の身辺を調べるうちに、予想だにしなかった叔母の過去と出会うことになるのだった…。



三億円事件 2014年(平成26年)★★★     さよならクロ 2003年(平成15年) ★★   
出演:田村 正和 余 貴美子 段田 安則 出演:妻夫木聡 伊藤歩 新井浩文  
あらすじ あらすじ
1975年12月10日午前0時。約12万人の捜査人員、およそ9億円の捜査費用を投入した“三億円事件”の時効が成立した。実は奪われた3億円には保険金が掛けられており、そのうちの3分の2をアメリカの保険会社が支払っていたが、当時の日本人でそれを知る者はほとんどいなかった。 1976年、ニューヨークから一人の日本人が送られてきた。アメリカ有数の保険会社の査定部長・武田秀哉(田村正和)だった。敗戦によって変わり果てた日本を捨て、母・ヨシコ(奈良岡朋子)を残してアメリカへと渡った武田。彼には日本の警察にもなしえなかった三億円事件の真相を明らかにし、犯人に50万ドルもの賠償をさせるという目的があった。そしてもうひとつ、25年ぶりに母親と再会したいという思いを胸に秘めていた。 日本では現地調査員の中岡涼子(余貴美子)、高原薫(段田安則)の協力を得ながら、着々と捜査を進めていく武田。さまざまな情報から事件の真相へと近づこうとするのだが、アメリカからやって来た日本人を日本の警察は冷遇する。  そんな障害にぶつかりながらも、武田が目にした新事実とは!? 経済大国となった日本と、日本人の変化とは!? 20世紀最大の未解決事件の真相が今、明らかに…!?
60年代の松本市。飼い主の女の子に愛されながらも捨てられた一匹の犬が、学園祭で賑わう秋津高校に迷い込んだ。クロと名付けられたその犬は、以来、用務員室に住みつくと、校内を自由に闊歩し、夜になると守衛さんの夜警に付き添い、時には職員会議にまで参加し、人の気持ちが分かる番犬として愛されるようになる。そんなクロが命を救ったことがあった。それは、一番懐いていた3年生の亮介の、親友で恋のライヴァルでもある孝二がバイク事故で還らぬ人となった時。その直前、彼から想いを告白されたものの交際を断っていた雪子が、自責の念から自殺しようとしたのを思い留まらせたのだ。十年後である。旧友・守の結婚式に出席する為に帰郷した亮介が、クロが病気にかかっていることに気づいた。手術をすれば治るが、それは老犬のクロには体力的な負担を強いる。しかし、在校生たちの募金運動などの熱意によって、獣医である亮介は執刀を決意。果たして手術は成功し、退院したクロは住み慣れた学校で余生をのんびりと過ごすのだった。数ヵ月後、クロが他界した。講堂で執り行われた葬儀には多くの弔問客が訪れ、その中には東京から駆けつけた亮介の姿もあった。そして葬儀の後、クロに沢山の生きる勇気を貰ったことを再確認した亮介と雪子は、孝二の死で伝えられなかったお互いの思いを伝え合い、共に生きてゆくことを誓うのだった。



櫻の園 2008年(平成20年) ★★★     細雪 1983年(昭和58年)★★   
出演:福田沙紀 寺島咲 杏 出演:岸惠子 佐久間良子 吉永小百合   
あらすじ あらすじ
ヴァイオリニストになる夢を諦めた女子高生・結城桃(福田沙紀)。音楽学校を退学した彼女は、姉がかつて通っていた名門私立女子高校、櫻華学園へ編入してくる。伝統を重んじる音楽学校の方針とそりが合わず、新たな目標を求めてここに来たのだが、期待に反して櫻華学園も伝統が幅を利かせる学校だった。他人がどう思おうとも、自分が正しいと思ったことを貫く性格の桃は、転校初日から早くも規則だらけの学校に違和感を覚える。漠然と日々を過ごしていたある日、彼女は校舎内に“開かずの部屋”と言われる場所があることを知る。そこは廃部となった演劇部の部屋だった。好奇心に駆られた桃は、その部屋でチェーホフの『櫻の園』の台本を見つける。かつてこの女子高では毎年の創立記念日に『櫻の園』を上演することが伝統だったのだが、ある事情から今はそれが途絶えていた。それを知った桃は、再び『櫻の園』の劇を復活させようと同級生や仲間たちに声をかける。桃の誘いに応じて集まってきたのは、同級生の赤星真由子(寺島咲)、小笠原葵(杏)、沢美登里(大島優子)、横田奈々美(はねゆり)、下級生の水田真紀(武井咲)。一つ一つを自分たちの手で作り上げていくことに手ごたえを感じ、初めて学校生活が楽しくなる桃。だが、禁じられている劇の準備を進めていることが学校に知られ、彼女は停学になってしまう…
昭和十三年の春、京都嵯峨の料亭、蒔岡家の四姉妹と幸子の夫貞之助が花見に来ている。幸子は今度の雪子の縁談を本家の長姉鶴子から、家系に問題があるとの理由で断わるように言われ苛立っていた。五年前末娘の妙子が、船場の貴金属商奥畑の息子啓ぼんと駆け落し、その事件が新聞ダネになり、しかも雪子と間違って書かれ、本家の辰雄が奔走して取消し記事を出させたら、妙子の名をより大きく出す結果になったことがあった。妙子も雪子も本家の不手際から分家の幸子の家に居つくようになってしまったのである。人形作りに励む妙子は、啓ぼんとの仲も冷め、奥畑家にもと奉公していて、現在は写真家で立とうとしている板倉と親密な間柄になっていたが、板倉は中耳炎をこじらせて急逝してしまう。雪子は、鶴子が夫の筋から持ってきた銀行員、幸子の女学校時代の友人、陣場夫人の紹介の水産技官野村、幸子の行きつけの美容院のマダム井谷が持ってきた製薬会社の副社長橋寺と見合いするが、いずれも雪子が気にいらなかったりとうまくいかなかった。そんな折、本家では辰雄が会社からもって帰ってきた東京赴任の知らせに、鶴子が動転していた。井谷がまた雪子に見合い話を持ってきた。相手は華族の東谷子爵の孫である。板倉が死んでから酒場通いを続けていた妙子は、その酒場のバーテンダー・三好のところに押しかけ同棲してしまうが、貞之助が会いに行くと、三好はしっかりした青年で、妙子も地道な生活設計を立てているようで心配はなかった。鶴子は悩んだ末東京へ行くことを決心し、雪子も東谷との縁談がまとまる。そして、冬の大阪駅、雪子や貞之助らが見送るなか、鶴子たちを乗せた汽車は出発した。



 酒井家のしあわせ 2006年(平成18年) ★★★    最後の忠臣蔵 2004年(平成16年)NHKドラマ ★★★★   
出演:森田直幸 友近 鍋本凪々美    出演:上川隆也 和久井映見 香川照之 北大路欣也 
あらすじ あらすじ
一見ごく普通の家族・酒井家。中学2年生の次雄(森田直幸)と妹・光(鍋本凪々美)。母・照美(友近)、父・正和(ユースケ・サンタマリア)の四人家族は関西のとある小さな町に住む。しかし実は照美は再婚で、次雄は事故死した前夫との間の子。光は父親違いの妹という少し複雑な家庭で、次雄はそういう家族関係を近頃疎んじ始めていた。そんなある日、正和が突然家を出て行くという。その理由は、正真正銘男性である同僚の浅田君を好きになったからと言う。照美はあきれ、光は事態をうまく飲み込めない。何も手がつかなくなった次雄は、親友のナリ(栗原卓也)と喧嘩してしまう。心の拠り所を探し、実父の実家を訪ねた次雄は、実父と母の話を聞く。二人は毎日喧嘩しては離婚すると言い、父が亡くなった日は、皆で出かける予定だったが朝に喧嘩し、父が兄だけを連れて出てそれっきりになってしまった。その後、母は何度も川に身を投げようとしていた。実父と照美の意外な関係を聞き、次雄は家族の“脆さ”と“尊さ”を感じ始める。家に帰ると、大阪へ引っ越そうと照美が告げる。天神祭の日、次雄は偶然、家を出た父・正和を見かける。浅田が正和に、病院に見つかる前に帰ろうと声をかけた。次雄が浅田を問い質すと、病院に案内された。実は、一連の騒動は末期がんに侵された正和が、照美に二度も亭主を失くす不幸を味合わせたくないばかりに仕組んだ苦しい嘘だった。次雄は怒りながらも、父親の優しさを感じる。照美に正和のことを泣きじゃくりながら打ち明ける次雄。照美は、正和の病気を調べ上げており、大阪に引っ越すのも正和を看病する環境を作るためだった。家族は正和の死を前にまた一つになっていく。 赤穂藩の足軽の寺坂吉右衛門(上川隆也)は、連判状に名を連ねた。吉右衛門は、祝言の約束をした篠(和久井映見)に「良縁を得て幸せになれ」と別れを告げる。討ち入り前夜、篠の兄・瀬尾孫左衛門(香川照之)が姿を消した。赤穂浪士四十七人が吉良の首をあげた後、大石内蔵助(北大路欣也)は吉右衛門に「生き証人として赤穂浪士が成したことを後世に伝え、浪士の遺族の相談相手になれ」と命じる…。大石内蔵助以下四十六人が切腹した。寺坂吉右衛門は、浅野大学(山下規介)に面会し、労をねぎらわれ、さらに遺族を訪ね歩くことを託される。吉右衛門は、瀬尾孫左衛門の行方を探したが、消息はわからなかった。しかし、篠(和久井映見)が侍の嫁になったと聞き、訪ねる。吉右衛門は篠に「孫左衛門もきっと大石様の密命を受けたのだ」と言うが、篠は…。寺坂吉右衛門と、離縁された篠は京都の長屋に住むことになった。吉右衛門は、可留の墓に「刈谷孫兵衛建立」という文字を見つけ、それが孫左衛門であると確信する。進藤源四郎(江守徹)と天川屋儀兵衛(津川雅彦)は、吉右衛門が大目付に自首して赤穂浪士びいきの世論を背景に、遠島された遺族を救うことを提案。吉右衛門は、その場で自首する決意を固めた。そして、吉右衛門は再び篠に別れを切り出した…。寺坂吉右衛門は、命を捨てる覚悟で大目付に自首。吉右衛門は仙石伯耆守(神山繁)の屋敷に留め置かれる。評定所の裁定は、罪一等を減じての遠島であった。覚悟していたとはいえ、裁定に落胆する吉右衛門。しかし、進藤源四郎(江守徹)の働きかけのおかげで、大赦令が出て評定所の裁定が覆り、吉右衛門の遠島も差し戻しになった。半年後、放免された吉右衛門は、ひたすら篠の元へと急ぐ…。京都にもどった寺坂吉右衛門は、篠に会うために茶店を訪ねるが、篠は所司代の役人の後妻に入ったと聞き、落胆する。3年後、吉右衛門はついに瀬尾孫左衛門と再会を果たす。孫左衛門は討ち入り前夜に大石内蔵助から、遺児・可音(かね)の世話を頼まれて、姿を消したのだった…。茶屋四郎次郎の息子・修一郎が、大石内蔵助の遺児・可音を見初めて嫁にしたいという。寺坂吉右衛門は瀬尾孫左衛門を訪ねて、縁組みの仲立ちをする。孫左衛門は考え抜いた末に、縁組みを承諾。祝言の日、吉右衛門が姿を消した孫左衛門を探して草庵に駆けつけると…。



 真田丸 2016年(平成28年)★★★    ★★   
出演:堺雅人、大泉洋、長澤まさみ、木村佳乃、黒木華、高嶋政伸   出演: 
あらすじ あらすじ
武田家中の国衆であった真田家は主家・武田家の滅亡によって乱世の大海原に放り出された。信繁は父昌幸、兄信幸と共に、真田家生き残りの道を模索。昌幸は敢えて武田を滅ぼした信長に仕える道を選び、信繁たちの姉松を人質として安土に送る。だが、真田家が織田に臣従して間もなく信長は本能寺の変に倒れる。明智兵に追われた松は琵琶湖に身を投じる。信濃は信長の死によって、支配する大名がいない権力の空白地となった。北条氏政・徳川家康・上杉景勝ら周辺の大名が信濃進出を狙って動き出す中、昌幸は独立した大名となることを決意。時に非情な策略を用いながら大大名たちの間を巧みに泳ぎ回っていく。
天正壬午の乱では、昌幸は盟約相手を北条から家康に乗り換え、劣勢だった徳川方は盛り返すが、徳川・北条は和睦してしまう。家康に上野沼田城を北条に返還するよう要求された昌幸は、その見返りに、家康に対上杉の拠点と称して信濃上田城を築かせる。しかし沼田城を明け渡さなかったことで真田と徳川の関係は悪化し、昌幸は次に上杉に頼る。信繁は人質として赴いた越後で上杉景勝に気に入られる。真田討伐のため家康は7千の軍勢を上田城に差し向けるが、昌幸の戦術の前に大敗を喫し、真田の名は諸国に知れ渡る。だが、信繁は戦の中で最愛の妻・梅を失う。

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