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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日KenとMarySecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座

大鹿村騒動記 2011年(平成23年)★★★   オリヲン座からの招待状 2007年(平成19年) ★★★★
主演:原田芳雄   大楠道代   岸部一徳   佐藤浩市  主演:宮沢りえ   加瀬亮   宇崎竜童 原田芳雄
あらすじ あらすじ
雄大な南アルプスの麓にある長野県大鹿村でシカ料理店を営む初老の男・風祭善(原田芳雄)は、300年以上の歴史を持つ村歌舞伎の花形役者。ひとたび舞台に立てば、見物の声援を一身にあびる存在である。だが実生活では女房に逃げられ、あわれ独り身をかこっていた。そんなある日、公演を5日後に控えた折も折、18年前に駆け落ちした妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が帰ってくる。脳の疾患で記憶をなくしつつある貴子をいきなり返され、途方に暮れる善。強がりながらも心は千々に乱れ、ついには芝居を投げ出してしまう。仲間や村人たちが固唾を呑んで見守るなか、刻々と近づく公演日。そこに大型台風まで加わって……。ハテ300年の伝統は途切れてしまうのか、小さな村を巻き込んだ大騒動の行方やいかに……。 ある日、1通の招待状が届く。そこには、昭和25年から京都で営業されてきた映画館「オリヲン座」が閉館となり、その最終興行が行われる旨が記され、往年の入場券も同封されていた。それを手にした三好良枝(樋口可南子)は、夫の祐次(田口トモロヲ)と再会する。幼なじみで、オリヲン座を遊び場のように過ごしていた二人は結婚して東京で暮らしていたが、長い別居生活を送っていた。ひさしぶりにオリヲン座を訪ねてみたいと口にする良枝だが、祐次の返事は色よいものではなかった。…昭和32年の夏、京都。豊田松蔵(宇崎竜童)とトヨ(宮沢りえ)の夫婦二人で、オリヲン座は経営されていた。そこに、故郷の大津から出てきたばかりで仕事を探していた千波留吉(加瀬亮)が現れる。活動写真が大好きなので、ぜひオリヲン座で働かせて欲しいと懇願する留吉。その熱情にほだされて、松蔵は彼を雇うことにした。自転車でのフィルム缶の運搬から、留吉の仕事は始まった。やがて、映写係も任されるようになり、まるで親子のような松蔵と留吉の関係に、目を細めながらトヨは見守る。そんな幸福な日々も長くは続かなかった。松蔵は、若くしてこの世を去ってしまう。オリヲン座の閉館を決意するトヨだが、留吉の励ましによって営業を続けることを決意する。二代目の館主は、留吉だった。だが、映画界には斜陽の波が押し寄せていた。テレビが普及し、オリヲン座を訪れる観客の数は減るばかり。そして、留吉とトヨの仲を邪推して、心無い噂をまき散らす人々もいた。そんな苦境の時期、留吉とトヨの心を和ませてくれたのが、幼い日の祐次と良枝だった…。それから数十年。死を目前にしたトヨ(中原ひとみ)の最後のひとときを、閉館するオリヲン座で過ごさせよう病院から運びこむ留吉(原田芳雄)。その劇場内には、成長した祐次と良枝の姿もあった。



婦系図 1962年(昭和40年)★★★    おひさま 2011年(平成23年)NHKドラマ ★★★
主演:市川雷蔵   万里昌代   船越英二   木暮実千代   主演:井上真央 高良健吾 寺脇康文 満島ひかり マイコ  
あらすじ あらすじ
帝大教授酒井俊蔵の恩情で立派な教育を受けた早瀬主税は、兄妹のようにして育った酒井の娘妙子が自分に恋をよせているのを知り、これを受けては義理ある先生にすまぬと、酒井家を出た。そして魚屋めの惣の世話で、かねてから恋仲だった柳橋の芸者お蔦と、先生には内証で世帯を持った。かつての酒井先生の情人で、妙子の実の母であるお蔦の姉芸者小芳は、身分違いの恋の不幸を主税に説くが、主税は、芸者を妻にするのが出世の妨げなら出世せぬまで−と、初志を変えない。ところが、ふとしたことで主悦に恨みを持つ、静岡の権勢家の息子で同窓の河野英吉は、さまざまな策動をして主税をスキャンダルにまきこみ、さらにお蔦のことを酒井先生に告げて処分を迫った。酒井は主税をかばいつつも、お蔦とは別れさせるといわざるを得ない。酒井から、俺か女かどちらかを選べと迫られ、主税はやむなくお蔦と別れることを決心し、散歩にことよせてお蔦を湯島境内へさそった。思いもかけぬ別れ話にお蔦は歎き悲しむが、ついに得心して身を引くことを承知した。そして、髪結いをしているめの惣の家内のところで、すき手として働くことになった。河野の卑劣な行為を怒った主税はめの惣から、河野の当主の夫人がお抱えの御者と密通し、子までなしたいきさつを知り、この事実をもって復讐しようと、静岡へ去った。河野一家に接近してドイツ語私塾をひらいた主税に、政略結婚で河野家の不幸な娘はぐんぐんひかれてきた。その娘に、主税は母親の秘密を暴露する。それを立聞きした夫人の銃弾で、主税は重傷を負い、病床の人となった。一方、お蔦は風邪をこじらせて死の床にあった。たまたま訪ねた妙子の連絡で酒井も駈けつけた。酒井の命令で、めの惣が静岡に飛ぶが、主税は帰らない。「芸者にも真実な女がいますよ」と、お蔦は酒井に訴えて息絶えた。ようやく傷のいえた主税は、河野家の当主が夫人を射殺した日、東京へ帰った。今は亡きお蔦との思い出深い湯島天神にたたずむ主税の背に、梅の花が散った。 病気の母との最期を家族で過ごすため、長野県安曇野にやって来た少女・陽子は母と見たそば畑一面の白い花と、「おひさまのようにいつも笑って世界を明るく照らす」という約束を胸に少女時代を過ごします。やがて世の中が戦争へと向かう時代に女学校へ。生涯の友情を誓う二人の親友とともに、父と兄に守られながら明るく青春時代を駆け抜けます。昭和16年、尋常小学校が国民学校となったこの年、陽子は念願の教師になります。子どもたちの笑顔を守りたいと奮闘する中、陽子を取り巻く人々にもそれぞれの転機が訪れます。そして、陽子は松本市の老舗そば屋にお見合いにより嫁ぎ、戦地へ赴いた夫のいない婚家で、教師を続けながら義父母との生活を始めます。「家の中では笑って暮らしましょう」とたくましい姑とのかかわり合いに、陽子は忘れかけていた生きる喜びを思い出します。姑が大切にする家族や近所の人たちとのつながり、そしてそば。守るもののある心強さを陽子は受け継いでいきます。ようやく復員した夫との初めての生活が始まります。ぎこちなく、やがて互いを思いやるあたたかな家庭をはぐくみながら、母となった喜びをかみしめます。教師を続け、夫唱婦随で家業と子育てに泣き笑いの日々。そして混乱した世の中、孤独と貧しさに生きる希望を失ったかつての教え子たちの消息を知り、その笑顔を取り戻すため、陽子は第2のステージを歩き出します。夫や姑に教えられたそばの温かな味。畑を取り戻し、友情に支えられ、教え子たちと心を込めてそばを作ります。まごころの味を届ける女たちの小さなそば屋はやがて人々を明るく照らす希望の場所に変わっていきます。安曇野のそば屋を訪れた主婦・房子は陽子の笑顔に引き込まれ、陽子の過ごしてきた人生に胸を躍らせます。支え合い、いたわり合う登場人物たちのつながりは、今も生きています。そして陽子を取り巻く営みは今も続いています。



おはなはん 1966年(昭和41年)連続テレビ小説 ★★★★  おんなは度胸 1992年(平成4年)連続テレビ小説★★★
主演:樫山文枝  高橋幸治   津川雅彦 主演: 泉ピン子 桜井幸子
あらすじ あらすじ
明治36年、「おはなはん」という愛称で呼ばれる浅尾はなは、明るくお茶目で人気者であった。おはなはんが松山県立女学校を卒業するとすぐに父は、はなと速水中尉との縁談を決めた。お見合いを嫌がるはなは縁談を壊そうとしていたが、一方の速水中尉も予想されるロシアとの戦争を前にしている今なので、縁談を断りに来たのだった。しかし二人は妙に親近感を覚えて結婚することとなった。二人とはなの父母は、婚礼のために鹿児島へ向かった。男尊女卑が色濃い鹿児島で速水の祖父はよそ者に冷たかったが、はなの明るさが気持ちをやわらげた。婚礼の後、二人は速水の転属先である東京で新婚生活を始めた。長男・謙一郎が生まれたときに、日露戦争が勃発し、速水は出征したが、やがて無事に帰って来た。速水の転属により、一家は弘前へ移ることになったが、長女が生まれたばかりだったおはなはんと二人の子は春まで出発を延ばして速水だけが赴任することになった。赴任先へ向かう途中の汽車で速水は自殺しようとしていた女を助ける。その女は弘前の芸者であった。いつしか彼女は速水の自宅に通うようになっていた。長い冬が終わり弘前に着いたおはなはんはその事実を知り苦悩する。どうにか縁が切れて一安心していたところへ速水のドイツ大使館勤務が決定する。忙しく荷造りをしていたところ夫の速水は演習中に急死してしまう・・・ 老舗ののれんを守る人情女将の奮闘記。昭和55年の師走のこと。東京にある小料理屋“やましろ”の長女・山代玉子は、思いがけない出来事から人生の転機を迎える。東京生まれのヒロインが関西の温泉旅館の後妻に入り、義理の娘らと衝突し、和解を繰り返しながら旅館を大きく発展させる。やがて、女将としてひとり立ちしていく。  



前作まで、朝の本放送は総合・BS2の同時放送であったがこの作品からBS2では7:40 - 7:55の先行放送になった。1992年の平均視聴率は38.5%、最高視聴率は45.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。全156回。この前の作品『君の名は』(東京製作)が1年間の放送であったため、これ以後1994年度下半期 - 1995年度上半期にかけて1年間放送の『春よ、来い』(東京製作)までは通常パターンとは逆で、上半期が大阪、下半期は東京制作となっていた。




おていちゃん 1978年(昭和53年)連続テレビ小説 ★★★  終わった人  2018年(平成30年) ★★★ 
主演: 友里千賀子  長門裕之  日色ともゑ 主演:舘ひろし 黒木瞳 広末涼子 臼田あさ美  
あらすじ あらすじ
女優・沢村貞子のエッセー「私の浅草」を基にドラマ化。東京下町の人情と家族の愛情の中で育ったヒロイン・てい子(友里千賀子)が、大正初期から終戦後にかけて、傷つきながらも夢と希望を失わずに女性の幸せを追い求める青春物語。下町の人情の機微や家族の心の交流をきめ細かに描いた。 定年を迎えた元銀行マンの壮介は仕事一筋だったため、翌日から時間を持て余してしまう。公園や図書館、スポーツジムへ向かうが、どこも老人ばかり。また、仕事を探そうにも高学歴・高職歴が邪魔をし、仕事は見つからない。そんなある日、大学院で学ぼうと決意した壮介はカルチャーセンターを訪れ、受付嬢の久里に思いを寄せるようになる。



 思いでぽろぽろ 1991年(平成3年) ★★★   美味しい家族 2019年 (令和元年) ★★★ 
主演:今井美樹 柳葉敏郎 本名陽子 伊藤正博  主演:松本穂香 笠松将 モトーラ世理奈 三河悠冴
あらすじ あらすじ
「火垂るの墓」の高畑勲監督が、岡本螢・刀根夕子原作の同名コミックを映画化した長編アニメーション。1982年、夏。10日間の休暇を取った27歳の会社員タエ子は、姉の夫の親戚が暮らす山形へ旅に出る。東京で生まれ育った彼女には、小学5年生の時、田舎がなくて寂しい思いをした記憶があった。旅の途中、彼女は当時の懐かしい思い出を次々と蘇らせていく。小学5年生の自分を連れたまま山形に到着した彼女は、親戚の家の息子トシオや農家の人々と触れ合う中で、本当の自分を見いだしていく。主人公・タエ子の声を今井美樹、トシオの声を柳葉敏郎がそれぞれ演じた。
映画監督のほか小説家としても活躍する新鋭ふくだももこ監督が、かつて自身が手がけた短編映画「父の結婚」を長編化。妻を亡くした父親が再婚するまでの親子の日々を描いた原作短編映画から、舞台を離島に移し、エピソードやキャラクターを追加して家族の絆とそれに向き合う主人公の心境をより深く描き出した。銀座のコスメショップで働く橙花は、母の三回忌に実家のある離島へ帰るが、そこでなぜか父・青治が母の服を着て生活している姿を目撃する。驚く娘を意に介さず、青治は「この人と家族になる」と居候の男性・和生を紹介する。テレビドラマ版「この世界の片隅に」やauのCMなどで注目を集める松本穂香が主人公の橙花に扮し、長編映画で初主演を飾った。父・青治役は原作短編映画でも同じ役どころを演じた板尾創路、青治のパートナーでお調子者の居候・和生を「在日ファンク」のボーカルで個性派俳優としても活躍する浜野謙太が演じる。



 小原庄助さん 1949年(昭和24年) ★★★   女が階段を上がる時 1960年(昭和35年)★★★ 
主演:大河内傳次郎 風見章子 坪井哲 飯田蝶子  主演:高峰秀子 森雅之 加東大介 中村鴈治郎
あらすじ あらすじ
ある村に杉本左平太さんという人がいた。彼は村一番の先祖伝来の家屋敷や、田地を持っていたが、旧家のどっしりとした構えの中で朝湯、朝酒で日を暮し杉本左平太こと、小原庄助さんの名を甘んじて村人から受けていた。村人は彼の昔からの地位と財産を当てに、寄附金を次から次へと願い出た。通称小原庄助さんは心からこれらの人々に彼の財産を惜しむことなく振り向けていた。しかしながらいくらばく大な財産家でも、この様な生活はそう長く続くはずはない。小原庄助さんも少しずつ金融業の支配人紺野青造氏から融通してもらっていた。彼が来るたびに庄助さんはお茶代りに酒を振るまっていた。もちろん彼も朝からお茶変りに酒を飲んでいた。妻のおのぶも良人の気持が分らないまでも彼の言う通りになっていた。昔から杉本家に奉公していたおせき婆だけがやかましかった。村の和尚も庄助さんの遊び友達であった。いわゆるお茶代りの酒にあずかる人々が、彼のしんしょうを気にしながら「もっともだ、もっともだ……」とつぶやいていた。それでいて村人は何にか事あるごとに彼に相談にやってきた。彼もよろこんでほねを折ってやっていた。とある日庄助さんは村長さんが辞職するので後任村長にぜひ立っていただきたいと村民からたのまれてしまった。一方村の文化を主唱する吉田次郎正さんも立候補することになりしぶしぶ受諾した庄助さんと選挙戦を展開することになった。庄助さんは紙芝居で敵味方の間を運動して歩いた。その結果庄助さんが最初優勢であったが、時の動きにはかなわぬと見えて遂に吉田の次郎正さんが当選してしまった。おせき婆は泣いてしまった。だが庄助さんはいよいよ来るところまできたと言って、自分の財産を村人に公表することになった、村人達は三日も続く公売をあかずにながめていた。親族の者たちはあきれかえった。妻のおのぶの兄もあきれかえっておのぶを引きとろうとしていた。ところがすっかり売りつくした日強盗が庄助さんの処へ入った。庄助さんは「遅かったよ。今少し早ければ間に合ったのに」と今まで家柄にすわっていた自分をあざける様に、これからが本当の出直しだと言った。やがて杉本家の門に「小原庄助さん、何んでしんしょうツブした朝寝朝酒……」の文句をはりつけて、旅姿でわが家を後にした。その後を追う女がいた、それは女房のおのぶであった。左平太夫婦は駅に向っていそいで肩を並べて行った。 圭子はバー“ライラック”の雇われマダムである。ある日、外国人のマスターに呼ばれ売上げの減ったことを責められた。経済研究所長という肩書を持つ高級利権屋の美濃部が最近店に寄りつかなくなったこと、その美濃部が以前圭子の下で働いていたユリに店を持たせていること、圭子はすべてを知っていた。マスターから暗にユリのように体を張れと言われた。夫に死なれて、女手一つで生きていかなければならなくなった圭子が、マネジャーの小松の口ききでこの道に入ったのは五年前であった。圭子は、バーの階段を上る時が一番悲しかった。しかし、上ってしまえばその日その日の風が吹いた。美濃部が現われ、ユリの店へ案内した。店は繁昌していた。ユリが席をはずした隙に、美濃部は圭子をゴルフに誘った。−−圭子は店を変えた。小松と、女給の純子がいっしょについて来た。関西実業家の郷田が、店を持たせるからと圭子に迫った。彼女は上客に奉賀帳を回して十万、二十万と借りて店を持つことを決心した。小松もいっしょに貸店を探して歩いた。−−ユリが狂言自殺をするつもりで誤って本当に死んでしまった。葬儀の席で、美濃部が貸金の返済を執拗に迫っていた。圭子はそ知らぬ顔で現れた美濃部にくってかかった。圭子は酒と興奮のためか血を吐いて倒れた。胃潰瘍だった。佃島の実家で、クリスマスと正月を過したが、七草が過ぎるともう寝てもいられなかった。おかみのまつ子が集金の催促に現われ、兄からは息子の小児マヒを手術する金を無心されたのだ。圭子はまた階段を上った。プレス工場主の関根の誠意だけが身にしみた。いつか奉賀帳を回した時も、気持よく十万円出すことを約束してくれた。圭子はプレス工場のおかみさんにでも喜んでなろうと、関根に抱かれた。やっと幸せが来たのだと思った。しかし、関根は二度と現われなかった。圭子は酒におぼれた。銀行支店長の藤崎と一夜を過してしまった。が、藤崎は翌日大阪の支店へ転勤になると言いながら、十万円の株券を置いて去った。小松が入れちがいに入って来て、圭子の頬を打った。彼女は小松のいっしょになってくれという言葉を空虚な思いで聞いた。−−圭子は試練に耐えて生きていかなければならない。新しい明日をめざして、今日もバーの階段を上って行った。



 おらが春 2002年(平成14年) NHK正月時代劇  ★★★   おちょやん 2020年(令和2年) NHK連続テレビ小説 ★★★ 
主演: 西田敏行 石田ゆり子 寺島しのぶ 田辺誠一 主演:杉咲花、トータス松本、成田凌、星田英利
あらすじ あらすじ
ほのぼのとした作風とは裏腹に波乱の生涯を送った俳人・小林一茶。3歳で母と死別し、15歳で江戸に奉公に出された弥太郎は、やがて型破りの俳諧師となる。逆境にも負けず2万句の俳句を残した一茶の、涙と笑いと哀感にあふれるヒューマンドラマ。 明治の末、極貧の家に生まれた竹井千代は、9歳で道頓堀の芝居茶屋に奉公に出る。そこで目にした芝居の世界に入り、「鶴亀家庭劇」に参加。喜劇団の天海天海(あまみてんかい)と結婚し、理想の喜劇を目指して奮闘。戦後、芝居の世界から去るが、ラジオドラマをきっかけに女優として復活、上方を代表する女優となっていく。



 おかえりモネ 2021年(令和3年) NHK連続テレビ小説 ★★★   お登勢 2001年(平成13年) NHK金曜時代劇 ★★★★ 
主演: 清原果耶  鈴木京香  西島秀俊  内野聖陽 今田美桜  主演: 沢口靖子 橋爪功 森口瑤子 葛山信吾 
あらすじ あらすじ
第1週 - 第9週を登米・気仙沼編、第10週 - 第19週を東京編、第20週 - を気仙沼編タイトルはこれに準じる。登米・気仙沼編では、震災の時の経験から無力感に囚われ、故郷の気仙沼の島を出た主人公の永浦百音(モネ)が、誰かの役に立つ道を模索し、気象予報士の資格を取得して上京するまでが描かれた。東京編では、百音が気象予報士としての経験や、医師の菅波光太朗との関係を通して、どのように人の役に立ちたいか考えを深め、帰郷を決断するまでが描かれた。気仙沼編では、帰郷した百音が登米や東京での経験を通して、地域や親しい人々のために力を尽くそうとする姿が描かれた。 淡路島に生まれた貧農の娘・お登勢(沢口靖子)。その当時は誰もがそうだったように、彼女も幼くして武家へと奉公に出される。そこで出会ったのが勤王の志士・津田貢。彼こそがお登勢の運命の人であった。しかし、まるでその愛を試すかのごとく、数々の試練が彼女を襲う。お登勢は淡路から東京、北海道・静内へと身の置き場を変えていった。時代に翻弄されながらも、運命と正面から向き合い、困難を乗り越えていくお登勢の波乱の人生を描く。



 おかんの嫁入り 2010年(平成22年) ★★★   折り梅 2002年(平成14年) ★★★ 
主演:宮アあおい  大竹しのぶ  桐谷健太 絵沢萠子  主演:原田美枝子 吉行和子 トミーズ雅 田野あさ美
あらすじ あらすじ
森井陽子と森井月子。母娘で仲良く暮らしていた2人。しかし手ひとつで娘を育てあげたオカン・陽子はある日、男を連れて泥酔して帰宅。その金髪リーゼント姿の男・服部研二(30歳)にプロポーズされたと、結婚を宣言。実は3年前から付き合っていたという2人は、この家で一緒に住むことにしたと言う。服部研二は、元板前で料理上手の男性。どうしても素直になれない娘・月子は反発するのだが、母の真摯な思いと研二の人柄に徐々に2人の再婚を受け入れることに。しかし陽子は白無垢の衣装合わせに向かう途中で倒れ、2ヶ月前から末期癌であった事を知るのであった。暫くたち、衣装合わせで白無垢を着た陽子は月子にあるお願いを語る。 名古屋郊外に暮らす4人家族に、夫の母・政子(吉行和子)が同居することになった。一家の主婦・巴(原田美枝子)は義母とうまくやっていこうと張り切るが、同居してまもなく政子が変調をきたす。ゴミ集積所の場所が分からなくなったり、巴の作った弁当を床にぶちまけたりする政子に周囲は戸惑い、苛立ち、やがて家族の雰囲気は険悪になる。思いあまった巴がいやがる政子を無理矢理病院に連れてゆくと、アルツハイマー型痴呆症と診断される……。



 大曾根家の朝 1946年(昭和21年)★★★   折鶴  1980年(昭和55年)NHK特集ドラマ ★★★★ 
主演:杉村春子 三浦光子 大坂志郎 小沢栄太郎  主演:国広富之 友里千賀子 丹阿弥谷津子 牟田悌三 尾藤イサオ
あらすじ あらすじ
昭和十八年十二月下旬のある日、大曾根家では、悠子の婚約者実成明の出征を祝って和やかな雰囲気に包まれていた。その夜長男一郎は思想犯として突然検挙され、叔父大曾根一誠は悠子の気持ちも察せず実成との婚約を破棄する。悲嘆にくれる大曾根家に更に画家を志す次男泰二は召集を受け、絵に対する熱情を断ち切れず出発する。空襲により焼け出された叔父夫婦は大曾根家に移りわがもの顔に一家の上に君臨する。その頃前線にある実成から次男泰二が戦病死した報せがもたらされる。三男隆は海軍予備学生を志願し母の許可を求めるが叔父は房子にかまわず無造作に許してしまう。あまつさへ叔父は自分の地位のため悠子を無理矢理に軍需会社の社長の息子との縁組みを強要するのだった。八月十四日の深夜、房子は隆が元気で帰って来た夢を見、特攻隊へ廻ったという隆の戦死を予感する。情報で早くも終戦を知った叔父は部下を督励して米俵をはじめ軍需物資を大量に家に持ち込む。房子は叔父の態度をなじり口論の末、叔父達に家から立ち退きを要求する。復員した実成と悠子は再び結ばれ、マッカーサー司令部の計らいで政治犯釈放により長男一郎は青天白日の身となり大曾根家は再び平和の姿を取り戻すのであった。 金沢藩士柴山大四郎は、下級武士の四男坊。古書好きの彼は、本屋通いの道すがら一人の娘と出会い、恋をする。しかし、相手が婿とり娘でないかぎり、兄がかりの彼にとって結婚は不可能である。ところが、娘の方も彼に恋わずらいし、毎日鶴ばかり折って暮らしているといううわさが、兄の又三郎の口から一家にもたらされた。山本周五郎原作「ひやめし物語」を元に、しみじみとした人間心理のひだを描いた。
この作品は、当時においては珍しい「チャンバラ」が一切ない、笑って泣けてドキドキして最後は心温まる、周五郎作品らしい娯楽時代劇。また、生きる人々の「心の揺れ」に焦点を当てた異色の時代劇ラブストーリー。
江戸時代の金沢を舞台に、武士の四男坊が、道で出会った少女に一目ぼれしたのをきっかけに始まる淡い恋物語。誰もが自分と重ね合わせられるような“普通”の人間が、様々な葛藤を抱えながらも自分らしく愚直に生きようとする姿を描いています。時代劇の装いながらも、そのテーマの普遍性、そして庶民への温かいまなざしは、先行き不透明な時代に生きる現代の私たちにも深く響きます。




 
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