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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
≪資料:
goo映画から≫
慕情  1955年(アメリカ)  ★★★★ 北北西に進路をとれ  1959年(アメリカ)  ★★★★★
主演:ウィリアム・ホールデン ジェニファー・ジョーンズ  監督:アルフレッド・ヒッチコック  主演:ケーリー・グラント
あらすじ あらすじ

中国人とイギリス人のハーフで女医のハン・スーイン(ジェニフ ァー・ジョーンズ)は、国民政府の将軍の夫人だったが、良人が共産軍との戦いで戦死してからは、香港病院で働いていた。ある日、病院の理事長の家でカクテル・パーティが開かれたとき、彼女はアメリカの従軍記者マーク・エリオット(ウィリアム・ホールデン)と知り合った。マークにはシンガポールに妻がいるが、性格が合わないとでもいうのであろうか、夫婦仲は冷たかった。初めはスーインもマークと深入りしないように警戒していたが、何となく彼が好ましく、マークが仕事のためシンガポールに出かけたときなど、いい知れない淋しさに襲われるのだった。やがて、海へ遊びに行ってから、2人は完全な恋人同志になっていた。マークは妻と正式に離婚して、スーインと結婚すると誓った。だが彼の妻は離婚に同意しなかった。スーインはそれを聞いて、マークを優しくいたわるのだった。その後、マークがマカオに出張すると、スーインは理事長の反対を押しきってマカオに向かった。2人の楽しい週末もほんのひとときに過ぎない。朝鮮に戦争が起こったためマークは現地へ急行しなければならなかったからである。スーインは理事長にさからってマカオに行ったことから、病院に勤めることができなくなり、友達のノラの家に寄寓することになった。彼女は毎日マークに手紙を書き、また彼からの便りを読んで淋しさをまぎらしていたが、ある日マークは共産軍の爆撃で帰らぬ人となった。新聞でそれを知ったスーインは、マークと共に永遠の愛を語り合った思い出の町を歩いたが、再び病院に戻り医術に全生涯を捧げようと決心するのだった。



出典:goo映画
goo 映画

広告代理業者ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、ニューヨークのホテルから無理やり2人の男に連れ出された。給仕がキャプランという男を呼びだしていた時、電話に立ち上がったので、間違えられたのだ。海の近くの邸宅で、主人のタウンゼントと称する男(ジェームズ・メイスン)は“仕事”への協力を強いた。断ると、彼を泥酔させ、車のまま海へ突き落とそうとした。危く逃れたが、パトロールカーに酔っぱらい運転で捕まった。翌日の裁判では、彼の母からまで信用されなかった。例の邸宅の夫人は、彼をパーティに招いたと証言した。罰金刑。―ーロジャーは国連総会に出席中と夫人がいったタウンゼント氏に会いに行った。氏は昨夜の男と違っていた。こちらが本物だ。くわしくきこうとした時、氏は背中に短剣を受けて倒れた。例の2人組の仕業だ。ロジャーが犯人とされた。彼はシカゴのホテルへ移ったキャプランを追って、急行に乗った。美人の乗客が追手をかわしてくれた。女(エヴァ・マリー・セイント)はイーブ・ケンドルと名乗った。2人はひかれ、車室で恋の夜が過ぎた。彼女は偽タウンゼントの手下だ。シカゴに着くと、一味は彼女にロジャーを郊外へおびき出させた。ー―野原の真ん中で、彼は飛行機に追い回された。ー―キャプランはすでに南ダコタのラピッドシティに移っていた。ロジャーはイーブを追って、ノース・ミシガンの画廊へ行く。彼女のそばの偽タウンゼントは小さな彫刻を落札した。バンダムと呼ばれた。ロジャーは2人をののしった。せりをかき乱すことで、警官を呼び、やっと逃げだすが、車は空港へ向かう。連邦警察の「教授」と呼ばれる男が委細を話してくれた。キャプランは、バンダムのそばにいる本物のスパイから注意をそらすための架空のスパイだった。ロジャーの画廊での行為が、本物のスパイをうたがわせたのだ。ー―ラシュモア山の岩壁にはワシントンら偉人の顔が刻まれている。ふもとの食堂で、教授のいうまま、ロジャーはイーブに空弾で射殺される芝居を打った。彼女が本物のスパイなのだ。が、彼女が使命のために、バンダムについて北北西へ向けて飛び立つことを知ると、ロジャーは病院を抜け、バンダムの山荘に忍びこんだ。彼の部下が空弾のトリックを知り、イーブは海の上空で突き落とされることになった。ロジャーはやっと彼女に連絡をつけた。飛行機が着いた時、彼は女中にピストルをかざされていた。銃声で一同がふり向いたすきに、イーブは秘密のマイクロフィルム入りの例の彫刻を奪い、ロジャーが逃げてきた車に乗りこんだ。女中のピストルはイーブの空弾入りのものだった。ラシュモアの岩壁を2人は逃げ回った。教授と警官隊が危機一髪を救った。悪人たちは皆墜落して果てた。ー―2人は例の急行でニューヨークへ向かった。




 望郷  1937年(フランス) ★★★★ ポネット  1996年(フランス)  ★★★
主演:ジャン・ギャバン 主演:ヴィクトワール・ティヴィソル
あらすじ あらすじ

フランスの植民地アルジェリアの首都アルジェのカスバでの話である。カスバというのは回教徒が集まっている一劃の区域を指すのであるが、アルジェのカスバはアルジェの市街から独立した丘陵の上に位置し、家々は丘陵の斜面に重なる様に並び、露台で通じ合っているので、あたかも一大堡塁の様な外観を呈している。そして石畳の坂道は曲がりくねって外来者にはまるで迷路の如く、このカスバは東洋風の怪奇と秘密の世界である。この暗黒街に王者の様に畏敬され、友達の様に親愛されている男がある。ペペ・ル・モコと呼ばれるフランス人だ。強盗三十件、銀行襲撃二件とパリ警視庁の犯罪録に載っているお尋ね者である。アルジェの警察当局は武装して数回カスバを襲ったが、徒らに幾人かの犠牲を出すばかりで、ぺぺはおろか彼の配下の者一人もからめ取る事は出来なかった。ぺぺは彼にひたむきな思慕を寄せるモール生まれの女イネスのもとに起居していたが、此のカスバを一歩でも外に踏み出すと直ちに逮捕される事はよく知っていた。ぺぺが弟の様に愛しているピエロ、強欲大力のカルロス、盗んだ宝石を一手で捌く「爺つあん」、その他ジミイやマックス等が、常に影の如くぺぺに附添っていた。ぺぺは本国から此のカスバに逃れて既に二年、狭いこの地がまるで牢獄の様に思われ、望郷の念抑え難いものがあった。アルジェ警察の刑事スリマンはアラビア人で、カスバの地理に通暁している唯一の官吏だが、カスバでぺぺを縛ろうとしても、殺そうとしても、それは直ちに己れの死を意味する事を知っているので、ぺぺをカスバの外へ誘い出そうと気長く好機の到来を待っている。カスバの住民の中にも警察の手先になっている男がいた。レジスという脂ぎった爺と、アルビという小男であるが、ぺぺも彼の仲間もそれは知らなかった。パリの警視庁は腕利きの刑事を送ってカスバを襲わせた。しかしカスバはパリではない、彼等はものの見事に失敗した。この騒ぎの中に美しいフランス女ガビイは此処を見物に来て連れの者とはぐれてしまった。スリマンに助けられて原住民の家へ這入った時、右手に負傷したぺぺが現れた。ぺぺは一目でガビイに心を奪われた。次の日も彼はしつこくスリマンに彼女の事を訊ねた。レジスは国から遥々訪ねて来た母親が病気になっているとピエロに告げた。それを信じて街を降りて行ったピエロは何時までも帰らなかった。ぺぺはそれを聞くと恐怖に慓えるレジスを一室に監禁した。ピエロは傷を負って息も絶え絶えに帰って来ると、レジスに拳銃をつきつけたまま絶命した。カルロスはその手を握って拳銃を発射させた。この時からぺぺは酒に浸って街とガビイを狂気の如く慕うようになった。静かに時を待っていたスリマンは、時こそ到れりと狡猾な計略を運らした。ぺぺが射殺されたとスリマンはガビイに告げたのだった。傷心の彼女はパリへ帰るより他はなかった。ぺぺの手紙を持ったカルロスも街へ下りたきり帰らなかった。ぺぺは手先のアルビを責めてすべての事実を知ると、今は総てを振り切って街へ下りた。嫉妬に狂ったイネスはスリマンに密告した。ぺぺがガビイを探している時、スリマンと二名の刑事が彼を包囲した。逃れられぬ運命と知って彼は縛についた。遠ざかる船の甲板にガビイは立っていたがとうとうぺぺに気づかなかった。ぺぺは隠し持った小刀を腹に突きたてそのまま波止場へ崩れ伏した。ぺぺ許して、ペペ許して、と泣いて掻き口説きながらイネスはペペの屍をいつまでも抱いていた。

プロヴァンスの田舎の村、秋。交通事故で突然ママ(マリー・トランティニャン)を失った4歳の少女ポネット(ヴィクトワール・ティヴィソル)は、パパ(グザビエ・ヴォーヴォワ)からそのことを聞かされても、死がまだよくわからないから、泣くこともできない。とまどうポネットは、人形のヨヨットと一緒に、ママの帰りを待つことにする。パパはポネットをおばさんに預け、仕事でリヨンに向かった。年上の従姉妹デルフィーヌとマチアスがどんなに遊ぼうと誘っても、ポネットは庭で、部屋で、一人でママを待ち続ける。おばさんはポネットを膝に抱いて、ママはもう帰らないこと、ママはイエス様と天国にいることを優しく諭すが、ポネットは「おばさんはなぜ天国に行かないの? ママはあたしといたかったのに、今はなぜ違うの」と訊ねる。従姉妹が教えてくれた、好きな人が甦るおまじないも効かない。ポネットは小さな頭を働かせ、自分なりの考えを作っていく。「死んだ人が戻ってこないのは、生きている人が、その人をほんとうに待っていないからよ」。周りは皆、途方に暮れてしまう。休暇をとってポネットに会いに来たパパも、頑にママを待ち続けるポネットに苛立ち、怒りだす。「ママは天国だ。おまえはパパの世界に住んでいる。命のある世界だ。そんな考えだと、ずっと悲しいままだぞ」と。泣きじゃくるポネット。ポネットは従姉妹と共に寄宿学校に入った。そこは現実と夢想とが混じり合う、子供たちだけの世界。自分の空に閉じこもるポネットをデルフィーヌがさりげなくかばい、子供たちも自分たちなりにポネットを受け入れていく。ポネットは、礼拝堂にあるイエス像に魅せられ、「全能の神様。ママは死にました。神様と一緒のはずです。ママに私とお話するよう伝えてください」と、一生懸命にお祈りする。ユダヤ人の少女アダから「神様の子供になるテストに合格したら願いが届く」と聞き、いろんな試練に取り組むが、何も変わらない。そして、アントワーヌに「ママが死ぬのは子供が悪い子だからだ」と言われ、ポネットは自分を攻めるようになる。マチアスが優しく慰めてくれても、傷は癒えない。ポネットはリュックをしょって、一人寄宿舎を後にする。ママのお墓の前で泣きじゃくるポネット。「ママ、ここに来て」、それに答えるかのように、静かな奇跡が訪れ、ママが目の前に現れた。そして、ポネットはようやくママの死を受け入れ、克服することができた。



出典:goo映画
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ホームアローン 1990年(アメリカ) ★★★ ホームアローン U 1992年(アメリカ) ★★★
主演:マコーレー・カルキン 主演:マコーレー・カルキン
あらすじ あらすじ

ケビン(マコーレー・カルキン)の家では、伯父さんの転勤にともない、パパ(ジョン・ハード)にママ(キャサリン・オハラ)、姉2人兄2人と一緒に、パリに招待されて大忙し。いとこたちも含めて総勢15人と、大騒ぎだ。出発の朝、慌ただしく家をあとにした一家は、飛行機の中でケビンを1人家に置き忘れて来たことに気付いた。大慌ての両親はすぐに家に引き返そうとしたが、あいにくクリスマス休暇で飛行機は満席、ママたちはやきもきするばかり。そのころ1人残されたケビンは、誰もいない家で思いっきり自由を満喫していた。1人でスーパーに出掛けた時、前科のある殺人鬼だという噂の、隣に住むマーリー老人(ロバーツ・ブラッサム)に会う。びっくりして逃げ出すケビンの前に、ハリー(ジョー・ペシ)とマーブ(ダニエル・スターン)という怪しい男の影が。彼らは、留守中のケビンの家をねらう強盗だったのだ。気配に気付いたケビンは、ギャング映画のせりふをビデオで流し、彼らを追っ払う。そのあと教会に出掛けたケビンは、またマーリー老人に会い驚くが、実は彼は殺人鬼ではなく、心の優しい老人であることを知った。家に戻ったケビンは、1人で我が家を守ろうと決心し、家中に完全防備を敷いた戦闘プランを作る。外の階段に水を流して氷の壁を作り、地下室にはタールを、窓辺には尖ったおもちゃをばらまいた。やがてハリーたちがやって来た。おもちゃの銃をハリーの急所とマーブのおでこにお見舞いし、凍った階段をずるずるすベリながらやっとの思いで上って来たところへ、仕掛けた釘が素足に刺さる。次々と追い打ちをかけるケビンの攻撃に2人は息も絶え絶えになるが、最後の力を振り絞ってケビンをついに捕らえる。つるし上げられ、もはやこれまでと思ったそのとき、マーリー老人のシャベルが2人に一撃を加え、ケビンは難を逃れて2人組をみごとうち負かした。次の朝、ようやくママが家に帰り着き、続いて家族たちも顔をそろえ、そしてマーリー老人も長く離れていた息子と再会を果たし、みんなに平和が戻るのだった。

マカリスター一家は、クリスマス休暇をフロリダで過ごすことになるが、空港でパパ(ジョン・ハード)と同じコートを着た人についていったケヴィン(マコーレー・カルキン)は、ニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまう。憧れの街に来たケヴィンは、ママ(キャサリン・オハラ)の鞄に入っていたクレジット・カードと現金で一流ホテルに宿泊し、リッチな気分。一方フロリダ空港では、ケヴィンがいないことに気づいた家族が警察に捜査を依頼するが、とりあえずカードの盗難届けを出して連絡を待つことになる。翌日、リムジンを借りダンカン・トイ・ストアという玩具デパートへ出かけたケヴィンは、去年彼の家へ強盗に入った泥棒コンビ、ハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ(ダニエル・スターン)を発見し、持っていたウォークマンに2人の会話を録音した。2人はデパート強盗を計画していた。ホテルに戻ったケヴィンは、盗難カードを使ったという理由でホテルマンに追われ、セントラル・パークの方へ逃げる。ママのアドレス帳から叔父の家を探し当てるが、改築中のため誰もいない。セントラル・パークのホームレスのおばさん(ブレンダ・フリッカー)と仲良しになったケヴィンだが、彼は泥棒撃退作戦を叔父の家で練り始めた。ケヴィンはデパートに侵入し、レジの金を漁る2人を写真に撮り、デパート内での大追跡が展開されるが、泥棒たちを叔父の家へおびき寄せることに成功する。階上からレンガを落としたり、ペンキを全身に浴びせたりして泥棒2人組をやっつけ、セントラル・パークに逃げ込むが、追ってきた2人組に捕まってしまう。一方、ニューヨークへ来たママはケヴィンの写真を手に探しまわっている。ホームレスのおばさんの蒔いたハトのエサで2人組がハトに襲われている隙にケヴィンは逃げ出し、ロックフェラー・センターのクリスマスツリーの前でママと会うことができた。




 菩提樹  1956年(西ドイツ) ★★★ 続・菩提樹  ★★★
主演:ルート・ロイヴェリック ハンス・ホルト
主演:ルート・ロイヴェリック ハンス・ホルト
あらすじ あらすじ

オーストリア、ザルツブルグ近郊。第一次大戦当時Uボートの艦長として活躍したトラップ男爵(ハンス・ホルト)は、不幸なことに七人の幼い子を残して妻に先立たれた。男爵は、その軍隊経験から子供たちを厳しく育てた。余りの厳格さに家庭教師は次々と去り、そんなところへ来たのがマリア(ルート・ロイヴェリック)という見習修道女だった。家庭教師として彼女は暫く俗界に戻ることになったのだが、その夜マリアは、子供たちが歌うことが大好きだということを発見した。翌日、男爵が旅に出た留守、マリアは子供たちに野放しの自由教育を始めた。マリアの弾くギターに合せて歌う子供たちの無心の声。帰城した男爵は我が家の革命とばかり驚いたが、子供たちの希望に満ち溢れた顔に満足した。クリスマスが来た。男爵はマリアに結婚を申込んだ。いつしか彼女を愛していたのだ。七人の子供を幸福にするためなら、と物分りのいい修道院長は、二人の結婚を許した。やがてマリアと七人の子供たちによるトラップ合唱隊はザルツブルク音楽祭で一等賞を得、一躍有名になった。一九三八年、オーストリアがナチス・ドイツに併合されたとき、ナチ反対を表明した男爵の身を案じ、マリアは亡命を勧めた。一家はアメリカの興行主を頼って渡米した。が、亡命者として上陸は拒否され、港の収容所に入れられた。頼りにした興行主が来たが、子供の合唱隊など商売にならぬと言い捨てた。ドアを蹴って出て行く興行主。と、その後から突如、美しい歌声が湧き起った。興行主は思わず足を止めた。それは、子供たちが歌う、人々に心の故郷を思わせる菩提樹の歌であった。

祖国オーストリアを追われアメリカに渡ったトラップ男爵一家は、代理業者ザーミッシュと契約して地方巡業を行うことになった。しかし、歌の先生であるワスナー神父が古典的な聖歌のみを歌わせたことから、音楽会はいずれも失敗し、ザーミッシュは契約を解消した。ニューヨークに帰った一家には三ドル七六セントの財産しかなかった。心配した子供たちはバーのパチンコでお金を増やそうとしたが、かえって一文なしになってしまった。だが、酔った水兵にあわせて子供たちが美しい声で「オールド・ブラック・ジョー」を歌ったことから、隣人の元歌手をしていたブロンクス・リリーという女が、一家をハリスという大代理業者に紹介してくれた。しかしこのテストも、神父の命による聖歌で失敗した。その時、ウィーン生れのハンマーフィールド夫人という実業家の夫人が現れて、自分のパーティの余興に一家をよんでくれた。三百ドルのお礼と多くの人々の拍手を得て、マリア(ルート・ロイヴェリック)は、これだけ喜ばれる自分達の歌が、なぜ一般聴衆にはうけないのかと考えこんだ。パーティでの成功によってハリスは一家と契約を結び、地方巡業は満員の盛況を迎えた。ところが、聴衆は評判のトラップ一家の顔を見にくるだけで、余り歌に興味をもってはくれなかった。ベルモントの音楽会に行った日、マリアは、故郷ザルツブルグに似たその土地に気に入った家を見つけ、会場に行く時間を遅らせた。さわぐ聴衆の前で、とっさにマリアは軽快な「狩の歌」と「おおスザンナ」を歌った。万雷の拍手が起って、今度こそ一家は完全に成功した。心配していた移民局も、一家の滞在延期を認めてくれた。買いとって改造した気に入ったベルモントの家に向って、今は心もはればれと一家は、列車にのりこむのだった。




炎の人ゴッホ  1956年(アメリカ)  ★★★
炎のランナー  1981年(イギリス)  ★★★★  
主演:カーク・ダグラス アンソニー・クイン 
主演:ベン・クロス  第54回アカデミー賞作品賞受賞作品
あらすじ あらすじ

ブラッセルのベルギー伝道委員会が経営する学校を出たヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(カーク・ダグラス)は、司祭としてボルナージュ地方の炭鉱町に、自ら志願してやって来た。そこで彼は、悲惨な労働者の生活を目撃し、教会で説明することが、いかに空虚なものであるかを痛感した。彼らと同じ貧しさに自ら進んで入り、破門され、病気になった彼を、温かい故郷へ連れて帰ったのは画商として成功した弟のテオ(ジェームズ・ドナルド)である。彼はそこで絵を描くことをはじめ、従妹の寡婦ケイに求婚したが拒否されてしまった。彼女を追ってハーグへ出た彼は、とある酒場で貧しい中年の醜女クリスティーナ(パメラ・ブラウン)と結ばれる。無智で、子持ちで、売春をこととする洗濯女、お互いに傷ついた身から生まれた愛情だったが、結果は女の無理解による破綻だった。再び故郷で、絵に全力を打ち込み、やがてパリにあるテオをたずねてフランスに渡った。パリは当時後期印象派が新勢力をもちはじめ、スーラ、ロートレック、ルノアル、それからゴーガン(アンソニー・クイン)が古いアカデミズムを打破するために、自らの個性をのばそうと競っていた。このグループによって、さらに力を得たゴッホは、明るい太陽の光を求めてアルルへうつり、炎のような真夏の野原を、夢中になって描きまくった。この生活と生まれつきの激情が彼の神経を痛めたのであろうか、それから、ゴーガンとの共同生活が失敗し、孤独が彼を責めたてたためか、遂に発狂した上、自ら耳をナイフで切り取る事件を起こした。驚いてかけつけた弟テオはサン・レミイの精神病院に彼を送り、温かい援助を常におしまなかった。ようやく回復にむかい、パリに近いオーヴェールの病院に移ったが、麦畑の中で群れをなす鳥の不気味な姿を描きながら、「だめだ、描けない」という一言をのこして、ゴッホは、自らの脇腹をピストルで射った。「悲しみは決して終らないだろう」と、駆けつけたテオにゴッホは最後の言葉をつぶやきながら息をひきとった。1890年7月29日、真実の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの37歳の生涯の終わりであった。

1919年、ケンブリッジ大に入学したハロルド・エイブラハムズ(ベン・クロス)は、自分がユダヤ人であることを強く意識していた。アングロ・サクソンの有形無形の差別に反発し、その鬱憤を発散するため走った。同じ頃、スコットランドではエリック・リデル(イアン・チャールソン)が駿足を謳われていた。彼は宣教師の家庭に生まれ、彼も父の後を継ぐつもりだった。彼にとって、走ることは神の思寵をたたえることだったが、妹のジェニー(シェリル・キャンベル)は彼が一日も早く宣教の仕事を始めることを望んでいた。ケンブリッジでは、ハロルドを中心に、障害物のアンドリュー(ナイジェル・ヘイヴァース)、中距離のオーブリー(ニコラス・ファレル)とヘンリー(ダニエル・ジェロール)が活躍をし、24年のパリ・オリンピックを目指して練習を続けた。ハロルドはスコットランドまで行き、エリックが走るのを見学。ある夜、オペラ見物に出かけたハロルドは、歌手のシビル(アリス・クリージャ)に一目惚れし、早速デートに誘い出す。23年、ロンドンでの競技会で、エリックとハロルドは対決。わずかの差でエリックが勝つ。ハロルドはサム・ムサビーニ(イアン・ホルム)のコーチを受けることになった。そのためトリニティの学寮長(ジョン・ギールグッド)とキースの学寮長(リンゼイ・アンダーソン)に、アマチュア精神にもとると批難されたが、彼は昂然と反論した。オリンピック出場が決定したケンブリッジ四人組とエリックは、パリに向かう。百メートルの予選が日曜日と知ってエリックは出場を辞退する。日曜は神が定めた安息日だから、走れないというのだ。選手団長のバーケンヘッド卿(ナイジェル・ダヴェンポート)、皇太子(デイヴィッド・イエランド)、サザーランド公(ピーター・イーガン)の説得も効はなかった。アンドリューが四百メートルに出る権利をエリックに譲ると申し出る。百メートルではハロルドが、米国のパドック(デニス・クリストファー)、ショルツ(ブラッド・デイビス)を押えて優勝。競技場近くの宿に一人残っていたサムは、ハロルドの勝利を知り感涙にむせぶ。四百メートルでは、エリックが勝利をおさめた。帰国した選手たちに、イギリス国民は惜しみない賞賛を与えるのだった。




ポリアンナ  1960年(アメリカ)   ★★★★ ボディガード  1992年(アメリカ)  ★★★
主演:ヘイリー・ミルズ ジェーン・ワイマン   主演:ケヴィン・コスナー 、ホイットニー・ヒューストン
あらすじ あらすじ

両親に死なれ孤児になったポリアンナ(ヘイリー・ミルズ)は、ポリー・ハリント叔母さん(ジェーン・ワイマン)に引き取られた。そして叔母さんから最初に言われたことは、ハリントン家は町の名もハリントン通り、町の人たちがすべてハリントン家を手本にするから礼儀正しく振舞わねばいけない、ということだった。ある日、孤児院を抜け出てきたジミー少年と知り合ったポリアンナは、“町一番のいじわる爺さん"の庭へ入り込み捕まってしまった。が、“いじわる爺さん"は実は孤独で淋しがり屋であり、そんな気持ちのためいじわるをしていることが分かった。ポリアンナは明るく無邪気に話しかけた。そのため“いじわる爺さん"のいじわるもすっかり治ってしまった。孤児院新築費募集バザーの話が町の人たちの間に起こった。が、町のことはすべて自分がしなければ承知しないポリー叔母さんが頑強に反対した。その上、叔母さんはフォード牧師(カール・マンデル)に手紙を書き、日曜日の説教でバザーに反対するよう頼んだ。しかし、牧師はポリアンナの言う通り、バザーを開くよう進めたので叔母さんはすっかり怒ってしまった。バザーの晩、ポリアンナはジミー少年に誘われて家を抜け出した。そして町中の人たちの中で楽しいひとときを過ごした。夜遅く家に帰ったが玄関から入れず、木を登って部屋へ入ろうとし落ちて足を折ってしまった。その時以来、ポリアンナの寝たきりの生活が始まり、気持ちは暗く沈んでいった。ある日、そんなポリアンナの部屋に突然町の人たちが押し寄せてきた。足の骨折を知った町中の人たちが、彼女の太陽のように明るくやさしい気持ちを思い出しお見舞いに来たのだ。翌日、ポリー叔母さんに付き添われたポリアンナは、町中の人たちに見送られ、ボルチモアの病院へ手術をしに行くことになった。ハリントン駅から汽車で出発するポリアンナの顔には、以前のように明るい微笑が浮かんでいた。

フランク・ファーマー(ケヴィン・コスナー)は、世界でも屈指の実力を持つボディガード。ある時、歌手兼女優のスーパースター、レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の護衛を依頼される。最近彼女の身辺で、不穏な事件が発生し、脅迫状まで送られて来たのだ。レイチェルの邸宅を訪れたフランクは、ずさんな警備体制に驚き、彼女のボディガードとなる決心をする。フランクの目をかすめてライヴハウスでコンサートを行ったレイチェルは、舞台に上がった男から客席につき落とされるが、駆けつけたフランクに助けられる。錯乱状態になった彼女を心から介護するフランクを見て、それまで彼をただの邪魔者としか考えていなかったレイチェルは、初めて心を開く。フロリダのコンサートでレイチェルのもとに脅迫電話がかかり、さしせまる危険を感じたフランクは、自分の父が住むオレゴンに一時レイチェルを隔離する。雪深いオレゴンで、レイチェルの息子フレッシャーと、レイチェルの姉で付き人でもあるニッキー(ミシェル・ラマー・リチャーズ)と過ごすフランクとレイチェルはささやかな幸福に浸るが、フレッシャーの乗るボートが突然爆発し、幸い彼は助かったものの、何者かの手が近づいていることは明白となる。その夜フランクは、ニッキーから真実を聞かされる。あの脅迫状を見て、バーで見知らぬ男にレイチェルの暗殺を依頼したこと、今では後悔しているものの、その男を探し出せないでいること_。しかしフランクが少し目を放している隙に、ニッキーはあっけなく殺されてしまう。相手がプロであると悟ったフランクは、アカデミー賞受賞式に出席するというレイチェルを止めるが、最優秀主題歌賞にノミネートされている彼女は、舞台に立つことを決心する。受賞式当日、観客の中に犯人がいると確信したフランクは、客席に、ある映画スターのボディガードとして入場したはずの、昔の同僚ポートマン(トーマス・アラナ)の姿を見つけ、彼が犯人だと直感する。レイチェルがオスカーを受賞し、ステージに上がると同時にポートマンのカメラに仕掛けられた銃が火を吹き、フランクが身を投げ出して助ける。負傷したフランクは、レイチェルのボディガードを辞める。飛行場で別れを惜しむ2人だが、ショービジネスと政治家の警備というそれぞれの世界に帰っていくのだった。



ホテル・ルワンダ   2004年(南アフリカ・イタリア)★★★★ 微笑みに出逢う街角 2002年(カナダ・イタリア) ★★★
主演:ドン・チードル ソフィー・オコネド  主演:ソフィア・ローレン ミラ・ソルヴィーノ デボラ=カーラ・アンガー
あらすじ あらすじ
1994年、ルワンダ。この国では長年、フツ族とツチ族が敵対しあっていた。そしてついに大統領の暗殺を機に、フツ族民兵によるツチ族の虐殺が始まった。高級ホテル、ミル・コリンの支配人ポール(ドン・チードル)はフツ族だが妻のタチアナ(ソフィー・オコネドー)はツチ族だった。自分の家族と隣人たちを救うため兵士たちと取引をしたポールはどうにか事なきを得たが、全員ミル・コリンに閉じ込められてしまう。虐殺は次第にエスカレートしていたが、国連兵士がガードしている海外資本のミル・コリンにはさすがの民兵たちも手が出せなかった。ミル・コリンはさながら難民キャンプのような様相を見せ始めていた。やがてこの状況を収めるはずの国連軍が到着する。しかしそれは、ルワンダ人を助けるのではなく、外国人を国外避難させるのが目的なのだった。見捨てられたことを知ったポールは、自分が黒人であることを強く意識し、何とか人々を守るために手を尽くし始める。ホテルの親会社の社長に連絡して、襲い来る軍を止めるように頼み、避難民たちには海外の要人にコンタクトを取って援助を求めるよう促す。その一方、軍の将軍に取り入ってホテルを守るように約束させる……。そんなポールの努力の甲斐もあって何組かの難民が国外に避難できることになった。しかし空港につく寸前で民兵たちに襲われ、命からがらホテルに逃げ帰る羽目になる。ついにミル・コリンも襲われ始めたが、その頃一方では、ツチ族の反乱軍が、フツ族の軍に取引を提案していた。フツ族の捕虜と引き換えにホテルの人々を安全地帯に逃すというものだ。ついにホテルを出、安全地帯へと向かう一同。しかし、そこにはフツ族民兵が待ち受けていた。虐殺されそうになった一同を助けたのはツチ族の反乱軍だった。ようやく安全地帯に逃れた一同。そこでポールたちは、生き別れになっていたタチアナの兄夫婦の子供たちと再会を果たすのだった。
オリビア(ソフィア・ローレン)は、芸術の都フィレンツェへの想いを断ち切ることが出来ない日曜画家の主婦。毎週、公園へ通いデッサンを続けている。足が不自由な夫のジョン(ピート・ポスルスウェイト)は、そんなオリビアの楽しみを知らない。オリビアは長年連れ添ったジョンと、平和で静かな毎日を過ごしているけれども、心の中には誰にも言えないでいる秘密があり、絵への夢を諦めきれないのには大きな理由があった。有名なフォト・ジャーナリストを父親に持つナタリア(ミラ・ソルヴィー)は、アンゴラの戦場をカメラに収め、『TIME』の表紙という華々しいデビューを飾った。鼻高々に賞賛する父親に対して、ナタリアはその成功を素直に喜べないでいる。ナタリアにとってアンゴラはあまりにも悲惨な戦場だったので、シャッターを押した記憶さえ思い出せない。アンゴラで撮ったナタリアの写真に写っているのは、悲しい瞳の少女。死が隣り合わせの戦火の中、少女はその後どうなってしまったのだろうか。目を閉じると今でも戦場の光景が甦る。自分はあの時、果たしてシャッターを押すべきだったのか、他に出来ることはなかったのか―。チェロ奏者のキャサリン(デボラ・カーラ・アンガー)は、長いツアーが終わっても娘と夫のいる家に帰れずにいた。母親を死に追いやった父親への思いを断ち切れず、家族と離れ離れに過ごす日々を送っている。心の中で何年も父親の出所を待っていた。今でも小さい頃の父親の姿が目に焼き付いている。寝ようとする頃決まって父親が母を殴る音が聞こえた。そんな悲しい過去が彼女を家族との幸せから遠ざけてしまっていた。今日も留守番電話には、娘からのメッセージが残されているのに、答えることが出来ない。今のキャサリンにとって父親に復讐をすることが全てなのだ。トロントを舞台に世代の異なる彼女達が、本当の自分の居る場所を探して再出発しようとしている。オリビアは、胸の中にある諦めきれない情熱―それは夢であり、ジョンにも言い出せない秘密のこと。ナタリアは、仕事と自分自身の価値観について。キャサリンは、家族と向き合うこと…。彼女達は別々の方向を歩みながら、でも惹き付けられる様に強い結びつきを感じて、幸せへの第一歩を踏み出した。



ボーイ・ハント  1961年(アメリカ)★★★  ポストマン  1997年(アメリカ) ★★★★
主演:ドロレス・ハート ジョージ・ハミルトン コニー・フランシス  主演:ケヴィン・コスナー  オリヴィア・ウィリアムズ  ウィル・パットン  
あらすじ あらすじ
雪と氷に閉ざされた北部の女子大学、学生たちはよるとさわると春休みを話題にした。メリット(ドロレス・ハート)、メラニー(イヴェト・ミメオ)、アンジー(コニー・フランシス)とタッグル(ポーラ・プレンティス)らの仲良しグループはフロリダの海水浴場フォード・ローダデールへ出かける計画を断てた。待望の春休み--4人は自動車で出発した。途中でTV・トンプソン(ジム・ハットン)という若者を同乗させた。長身の彼はタッグルのお気に召した。一行はモーテルに着いた。メラニーは同宿の大学生たちと仲良くなり、デイトにいそがしかった。勉強家のメリットは海岸でも本を手から離さず、大金持ちの息子ライダー(ジョージ・ハミルトン)が彼女を自分の別荘やヨットに誘った。彼女も彼が気にいったらしい。残ったアンジーも、ジャズ音楽家バーシル(フランク・ゴーシン)をみつけ、4人はそれぞれ青春を謳歌した。2週間の休みはまたたく間に過ぎた。一行は海岸でサヨナラ・パーティを開いた。トンプソンは水中ショーの美女に心を奪われ悲観したタッグルはモーテルに帰った。別行動中のメラニーが何者かに襲われた。急を知ってかけつけた仲間が、危いところで彼女を救った。タッグルとトンプソンも仲直りした。メラニーもショックから立直った。メリットとライダーを残して一行は学校に戻っていった。残った2人は、ネリットの両親に将来の話を打明けにいった。
2013年。世界戦争後、荒廃したアメリカ。無政府状態で生き残った人々は、近隣と連絡も取れないまま、独裁的な指導者ベスリヘム将軍(ウィル・パットン)の支配下にあるホルニスト集団と呼ばれるテロ集団に脅えながら暮らしていた。そんなある日、ホルニスト集団からシェイクスピアと呼ばれる流れ者(ケヴィン・コスナー)が脱走。彼は偶然見つけた、かつて存在した郵便配達夫ポストマンと名乗ってパインヴューという集落を訪れ、公務員として食事と宿泊場所を求めた。やがて手紙を各地に持ち運ぶ彼の存在は、ポストマンを尊敬して接近してきた青年フォード(ラレンツ・テイト)らによって神格化され、新たな秩序ある新世界の建設を願う人々に希望を与えるようになった。偽りではじめた行為が思いも寄らぬ展開を見せてとまどうポストマンだが、彼の子を宿した女性アビー(オリヴィア・ウィリアムズ)の励ましもあって、やがて各地で次々に増え続けたポストマンのリーダーとなり、ホルニスト集団の対抗勢力となる。かくして、ポストマンはフォードを人質にとって彼に対決を挑んできたベスリヘムと一騎打ちで戦い、勝利を収め、新たな世界の指導者となった。その数十年後。秩序を取り戻した新世界でポストマンの銅像の除幕式が彼の娘によって執り行われるのだった。


ポロック/2人だけのアトリエ 2000年(アメリカ) ★★★★  暴力教室 1955年(アメリカ)★★★
主演:エド・ハリス, マーシャ・ゲイ・ハーデン 主演:グレン・フォード アン・フランシス
あらすじ あらすじ
1941年、29歳のポロック(エド・ハリス)のもとに、同じ展覧会に出品している女性画家リー・クラズナー(マーシャ・ゲイ・ハーデン)が突然訪れ、二人はやがて結ばれる。業界につながりの多いリーは、ポロックをデ・クーニング(ヴァル・キルマー)らの前衛的なグループに紹介。そして富豪の娘である画商、ペギー・グッゲンハイム(エイミー・マディガン)がポロックと契約し、彼の名は注目され始める。45年の秋、ポロックとリーは正式に結婚。ロングアイランドの農家に引っ越し、自然に囲まれた静かな生活を始める。だが次第に経済的な問題が拡大。そんな47年、ポロックはドリップ・ペインティングという独自の手法を編み出し、瞬く間にアート界のスターになった。だがやがてスランプに陥り、アルコールに溺れ、筆を取ることも稀になる。ついには若いファッションモデル、ルース・クリグマン(ジェニファー・コネリー)と愛人関係を結び、リーはヴェネチアへと旅立っていく。そして56年8月11日、ポロックはルースと彼女の友人を乗せて飲酒運転。大事故で即死するのだった。 身重の妻をかかえて不良少年の多い下町の職業指導学校の教師となったダディエー(グレン・フォード)は先輩教師ジム(ルイス・カルハーン)に「ここは残飯入れなんだ」という言葉をきかされて教室に出たが少年たちは果たして手のつけられない程の無軌道ぶりであった。ダディエーは組のリーダー格の1人、黒人生徒のミラーを味方にして他の連中を矯正しようと考えた同じ日に新任教師となった美貌の女教師ルイス・ハモンド(マギー・ヘイス)は教室で生徒たちの揶揄にあい、教壇に立ち往生をしてしまう始末。しかも授業を終わって教室の外に出た彼女は1人の生徒に襲われ危いところをダディエーに救われた。ダディエーはその生徒を感化院に送ったので少年たちの彼に対する反感はますますつのった。ある夜街を歩いていたダディエーと同僚の数学教師エドワーズは突然少年たちに襲われて傷を負わされた。ダディエーの妻アン(アン・フランシス)は彼に学校を止めてくれと頼んだが彼は耳もかさず次の日も登校した。生徒たちのいやがらせはますますつのり遂にはダディエーがハモンドと関係があるという投書がアンのもとに来た。驚いたアンは早産をしてしまった。絶望の揚句改めて先輩ジムの言葉を思い出したダディエーは病院に妻を見舞ったが全快したアンの助言に励まされ再び学校に戻ることにした。教室に彼を待っていたのはもう1人のリーダー格の生徒、アーティ・ウェスト(ヴィック・モロー)の挑戦であった。ダディエーの前で平然とカンニングをするウェストに注意を与えたことから興奮したウェストはナイフ片手にダディエーに迫ったが、ダディエーの気迫にうたれ屈服した。最初の勝利を得たダディエーはようやく己のやり方に自信をもつことが出来たのであった。


ホステージ 2005年(アメリカ)★★★  ★★★
主演:ブルース・ウィリス ケヴィン・ポラック Jonathan Tucker 主演:
あらすじ あらすじ
ロサンゼルス市警の敏腕交渉人だったタリー(ブルース・ウィリス)は、小さな町ブリスト・カミーノの警察署長となり、以来、妻のジェーン(セレナ・スコット・トーマス)と娘アマンダ(ルーマー・ウィリス)との関係もギクシャクしている。犯罪の少ないはずのこの町で、大きな事件が進行しつつあった。デニス(ジョナサン・タッカー)、ケヴィン(マーシャル・オールマン)の兄弟と、彼らと3週間前に知り合ったマース(ベン・フォスター)の若者3人組が、高級車を盗もうと一軒の豪邸に忍び込んだのだ。その家にはウォルター・スミス(ケヴィン・ポラック)と10歳の息子トミー(ジミー・ベネット)、14歳の娘ジェニファー(ミシェル・ホーン)がいた。若者たちの一人マースの瞳が、ジェニファーを捉えた。トミーがとっさに無音警報のボタンを押したため、婦人警官が駆けつける。スミス邸に乗り捨てられたデニスのトラックは、車の乗っ取り犯のものとして手配が出されていた。婦人警官がそれに気づいた時、マースの銃が火を噴いた! かくして、若者たちは警官隊に囲まれ、スミス邸に立てこもることになった。スミス邸は防犯カメラやパニックルームなどセキュリティ・システムを完備しており、それが逆手にとられ、容易に近付くことのできない難攻不落の要塞が出来上がった。長い夜の始まり、同時にタリーには人質の幼い少年を犠牲にしてしまった過去の悪夢が襲い掛かる。人質交渉は二度とやるつもりはない。だが、運命はタリーを放って置いてはくれなかった。妻のジェーンと娘アマンダが“ある組織”にさらわれたのだ。スミスは巨大な犯罪組織のマネーロンダリングに手を貸している会計士であり、若者たちが立てこもっている家には、今すぐにも組織が必要とする機密資料が保管されていたのだ。タリーの前に現れた謎の男は、組織の者が到着し、機密資料が入ったDVD−ROMを見つけるまではタリーが現場を指揮し、邸宅に誰も入れるなと命じる。さもなくば妻子の命はない、と。最も愛する者たちのために、ほかの家族を犠牲にするのか、それとも…? タリーは究極の選択を迫られる。彼は立てこもる若者たちのリーダー格らしいデニスと交渉し、独自に解決の方法を探り始める。そんな絶体絶命の状況の中、タリーのもとに思いがけない一本の電話が入った。かけてきたのは若者たちの目を盗んで携帯電話を手にした人質の少年トミーだった。テレビのニュースで警察署長であるタリーの姿を見たトミーが、警察署を経由してコンタクトしてきたのだ。スミス邸の前に乗り捨てられたトラックから警察が掴んだ情報では、立てこもり犯はデニスとケヴィンの兄弟ふたりのはずだった。だがもうひとり、マースと呼ばれる若者がいたのだ。しかも、そのマースは殺人の過去がある凶悪犯だった。待ち受ける予期せぬ出来事の数々…、タリーの必死の反撃が始まる!



ポッポや(鉄道員)1999年(平成11年) ★★★   火垂るの墓  1988年(昭和63年)  ★★★ 
主演:高倉健 広末涼子
アニメ 野坂昭如原作  高畑勲監督
あらすじ あらすじ

北海道の幌舞線の終着駅幌舞の駅長・佐藤乙松は、鉄道員(ぽっぽや)一筋に人生を送ってきた男だ。幼い一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、彼はずっと駅に立ち続けてきた。だが、その幌舞線も今度の春で廃線になることが決まっていた。さてその最後の正月、かつて乙松と共に機関車を走らせていた同僚で、今は美寄駅の駅長の杉浦が乙松を訪ねて幌舞駅へやってきた。彼は、今年で定年になる乙松に一緒にリゾートホテルへの再就職を勧めにやってきたのだ。しかし、鉄道員一筋の乙松はその申し出を受け入れようとしない。やがて、終電が終わるとふたりは酒を酌み交わし、懐かしい想い出話に花を咲かせた。数々の出来事が、乙松の脳裡に蘇っていく----。一人娘の雪子の誕生と死、炭坑の町として幌舞が賑わっていた頃のこと、機関士時代の苦労、愛妻・静枝の死_。そんな乙松の前に、ひとりの少女が現れる。どうやら、正月の帰省で都会からやってきた子供らしい。乙松は、あどけない少女に優しく話しかけながら、その少女に雪子の面影を重ねていた。その夜、昼間の少女が忘れていった人形を取りに来たと言って中学生の姉が駅舎を訪れた。乙松は、彼女を歓待してやるが、彼女もまた人形を忘れて帰ってしまう。さてその翌日、杉浦が美寄に帰った後に、またしてもふたりの少女の姉と名乗る高校生がやってきた。17歳の彼女は鉄道が好きらしく、乙松の話を聞いたりして楽しい時間を過ごした。だが、実は彼女は17年前に死んだ乙松の子供・雪子だったのである。彼女は、自分が成長する姿を乙松に見せに現れてくれたのだ。そのことを知った乙松は、死に目にもあってやれなかった娘への後悔の気持ちが雪のように溶けていくのを心の中に感じる。しかし翌朝、すっかり冷たくなった乙松の亡骸が、幌舞駅のホームで発見された…。

終戦近い神戸は連日、B29の空襲に見舞われていた。幼い兄妹・清太と節子は混乱のさなか、母と別れ別れになった。清太が非常時の集合場所である国民学校へ駆けつけると、母はすでに危篤状態で間もなく息絶えてしまった。家を焼け出された兄妹は遠縁に当たる未亡人宅に身を寄せた。しかし、うまくいっていた共同生活も、生活が苦しくなるとしこりが出てきた。未亡人は学校へ行かず、防火訓練にも参加しないでぶらぶら遊んでいる二人に対して不満をぶつけるようになった。清太は息苦しい毎日の生活が嫌になり、ある日節子を連れて未亡人の家を出た。そして、二人はわずかの家財道具をリヤカーに積み、川辺の横穴豪へ住みついた。兄妹は水入らずで、貧しくとも楽しい生活を送ることになった。食糧は川で取れるタニシやフナ。電気もないので明りには、蛍を集めて瓶に入れていた。節子は幼心に母の死を知っており、蛍の墓を見ながら偲ぶのだった。しかし、楽しい生活も束の間、やがて食糧も尽き、清太は畑泥棒までやるようになった。ある晩、清太は畑に忍び込んだところを見つかり、農夫にさんざん殴られたあげく、警察につき出されてしまった。すぐに釈放されたものの、幼い節子の体は栄養失調のため日に日に弱っていった。清太は空襲に紛れて盗んだ野菜でスープを作り、節子に飲ませたが、あまり効果はなかった。ある日、川辺でぐったりしていた節子を清太は医者に診せたが、「薬では治らない。滋養をつけなさい」と言われただけだった。昭和20年の夏、日本はようやく終戦を迎えた。清太らの父は海軍にいたが、生還する望みは薄かった。清太は銀行からおろした金で食糧を買い、節子におかゆとスイカを食べさせるが、もはや口にする力も失くしていた。節子は静かに息をひき取り、清太は一人になったが、彼もまた駅で浮浪者とともにやがてくる死を待つだけだった。




ぼんち 1960年(昭和35年)  ★★★ 亡国のイージス  2005年(平成17年)  ★★★ 
監督: 市川崑  主演: 市川雷蔵     
主演:真田広之 中井貴一
あらすじ あらすじ

四代続いた船場の足袋問屋河内屋の一人息子喜久治は、祖母・きの、母・勢以にすすめられ砂糖問屋から弘子を嫁に貰った。河内屋は三代も養子旦那が続いたため、きのと勢以の力は絶大だった。二人は弘子をじりじりとしめつけた。妊娠した弘子は病気と偽って実家へ帰り、久次郎を産んだ。家風を無視されたきのと勢以は弘子を離別するよう図った。昭和五年、弘子を離縁してからの喜久治は新町の花街に足を入れるようになった。富の家の娘仲居・幾子が好意をよせた。父が死に、喜久治は五代目の河内屋の若旦那におさまった。襲名の宴を料亭浜ゆうで開いたが、仲居頭のお福にきのと勢以は魅せられた。彼女を喜久治にとりもち娘を生まそうと企んだ。喜久治は待合金柳で芸者ぽん太と馴染みになった。妾となったぽん太はしきたりに従って本宅うかがいに現われた。さすがの勢以も気をのまれた。喜久治はまた幾子が芸者に出たのを知ると彼女も囲った。ぽん太に男の子が生れた。きのは五万円の金で生れた子と縁切りをするよう言った。日中戦争が始まり、世の中は不景気の一途を辿っていた。喜久治は道頓堀のカフェーで女給比佐子とねんごろになった。幾子が難産の後、子癇を起して死んだ。妾の葬式を旦那が出してやることは許されない。喜久治はお福のはからいで浜ゆうの二階から幾子の葬式を見送った。男泣きに泣く喜久治を、お福は自分の体を投げ出して慰めた。日中戦争から太平洋戦争へ。喜久治は灯火管制下にも妾の家をこまめに廻った。空襲で河内屋も蔵一つを残し全焼した。ぽん太、比佐子、お福がやって来た。喜久治は金庫の金を出して等分にし、河内長野の菩提寺へ行ってくれと言った。翌朝、きのは自殺した。戦争が終った。菩提寺を訪れた喜久治は、勝手にしゃべりまくる三人の女のあけすけの姿をのぞき見、そのまま女にも会わずに帰った。これで放蕩も終りだとさっぱりした気持になったのだ。昭和三十五年三月、今は五十七歳の喜久治、彼は彼なりに商売に対する夢を抱いている。だが、ぽん太の子太郎はいまさら足袋屋でもないと喜久治を嘲笑するのだった。

海上訓練中の海上自衛隊護衛艦“いそかぜ”が、FTG(海上訓練指導隊)の溝口3佐を騙り乗り込んだ某国のテロリスト、ヨンファと副艦長・宮津の共謀によって乗っ取られた。乗員たちが全員離艦させられる中、諜報機関DAISの調査官・如月と共に艦内に残った先任伍長の仙石は、彼らの謀略を阻止すべく反撃を開始するが、ヨンファたちは対水上訓練の予定されていた“うらかぜ”を対艦ミサイル“ハープーン”で撃沈させると、この前代未聞の事態に急遽召集された梶本総理以下、国家安全保障会議の面々に、宣戦布告とも取れる通告をする。それは、米軍が極秘裡に開発した、僅か1リットルで東京中の生物を死滅させる威力を持つ“GUSOH”なる特殊兵器の存在を明らかにしなければ、その特殊兵器で東京を攻撃すると言うもので、既にそれはヨンファたちの手に落ちていた。やむを得ず、核爆発に匹敵する熱量を生み出すGUSOHの解毒剤とも言える爆薬“テルミット・プラス”の使用を決定する政府。だが、多くの犠牲者を出したものの、仙石たちの活躍でヨンファの計画は壊滅し、GUSOH奪還にも成功。東京湾内を暴走するいそかぜも、過ちに気づいた宮津によって爆沈し、日本は戦争の危機を免れるのであった。
出典:goo映画
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放浪記(映画) 1962年(昭和37年) ★★★★  放浪記(2006年帝国劇場で観劇) ★★★
主演:高峰秀子      
主演:森光子  
あらすじ あらすじ
昭和の初期。林ふみ子は行商をしながら、母と駄菓子屋の二階で暮らしていた。彼女が八歳の時から育てられた父は、九州から東京まで金を無心にくるような男だった。隣室に住む律気な印刷工安岡は不幸なふみ子に同情するが、彼女は彼の好意を斥けた。自分を捨てた初恋の男香取のことが忘れられないのだ。母を九州の父のもとへ発たせたふみ子は、カフェー「キリン」の女給になった。彼女の書いた詩を読んで、詩人兼劇作家の伊達は、同人雑誌の仲間に入るようすすめた。まもなく、ふみ子は本郷の伊達の下宿に移ったが彼の収入だけでは生活できず牛めし屋の女中になった。ところが、客扱いのことからクビになったふみ子は、下宿で日夏京子が伊達にあてた手紙を発見した。新劇の女優で詩人の京子は、やがて伊達の下宿へ押しかけてきた。憤然と飛び出したふみ子は、新宿のカフェー「金の星」で働くことにした。その間にふみ子が新聞に発表した詩を高く評価したのは、「太平洋詩人」の福地、白坂、上野山らである。彼らは京子をつれてきて、ふみ子に女同士での出版をすすめ、今は伊達と別れた二人の女は、ふしぎなめぐり合わせの中で手を握り合った。こんなことからふみ子は福地と結婚したものの、貧乏と縁がきれない。ある日、新進作家の村野やす子をつれて、白坂と京子がきた。そして、「女性芸術」でふみ子と京子の詩を選択のうえ、どちらか一篇を掲載すると告げた。安岡が金を持って訪ねてきたことから、福地はふみ子と安岡の仲を邪推した。ふみ子は再び婦らぬ決心で家を出た。その後、ふみ子の力作「放浪記」が「女性芸術」にとりあげられ、彼女は文壇に第一歩を踏み出した。そんなとき、彼女は画家の藤山武士を知った。「放浪記」出版記念会の日ふみ子の眼は感激の涙で濡れていた。林ふみ子という人生をのせた機関車は走り出した……。

『放浪記』(ほうろうき)は、林芙美子が自らの日記をもとに放浪生活の体験を書き綴った自伝小説。 「私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった」との出だしで始まる「放浪記」は、第一次大戦後の暗い東京で、飢えと絶望に苦しみながらも、したたかに生き抜く「私」が主人公。
尽くした「島の男」との初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とする。ひどい貧乏にもめげず、あっけらかんとした姿が多くの読者をひきつけ、ベストセラーとなった。
舞台では1961年(昭和36年)10月「放浪記」は、日比谷・芸術座で産声を上げた。
恩師である菊田の脚本による芸術座公演『放浪記』にて主役の林芙美子役を好演。以後、現在まで公演回数2000回以上を数える森の代表作となると共に、それまで脇役であった森が主演女優への階段を上るきっかけとなった。
出演回数は2008年12月の中日劇場で1995回、主役を演じた年数45年は日本記録。2009年5月9日の自身の誕生日、東京・帝劇で前人未到の上演2000回を達成。千秋楽時点で2017回。




本日休診  1952年(昭和27年) ★★★★ 坊っちゃん 1935年版 (昭和10年)  ★★★
主演: 柳永二郎 角梨枝子 鶴田浩二 淡島千景.     
主演: 宇留木浩 徳川夢声 藤原釜足 丸山定夫 
あらすじ あらすじ

戦争で一人息子を失った三雲医院の八春先生は甥の伍助を院長に迎え、戦後再出発してから丸一年の記念日、伍助はこの日看護婦の瀧さんたちと温泉へ出かけて行き、三雲医院は「本日休診」の札を掲げた。八春先生はこの機会にゆっくり昼寝でもと思っていた矢先、婆やのお京の息子勇作が例の発作を起こしたという。勇作は永い軍隊生活の悪夢にまだ折々なやまされ、八春先生はそのたびに部隊長となって号令、部下の気を鎮めてやらなければならぬ。勇作が落着いたら、こんどは警察の松木ポリスが大阪から知り合いを頼って上京したばかりで昨夜おそく暴漢におそわれたあげく持物さえうばわれた悠子という娘をつれて来た。折りから十八年前帝王切開で母子共八春先生に助けられた湯川三千代が来て、悠子に同情してその家へ連れて帰った。が、八春先生はそれでも暇にならず、砂礫船の船頭のお産あり、町のヤクザ加吉が指をつめるのに麻酔を打ってくれとやって来たのに、こんこんと意見もしてやらねばならず、悠子を襲った暴漢の連れの女が留置場で仮病を起こし、兵隊服の男が盲腸患者をかつぎ込んで来て手術をしろという。かと思うとまたお産があるという風で、「休診日」は八春先生には大変多忙な一日であった。が、悠子は三千代の息子春三の世話で会社につとめ、加吉はやくざから足を洗って恋人のお町という飲み屋の女と世帯を持とうと考えた。しかしお町が金のため成金の蓑島の自由になったときいて、その蓑島を脅迫に行き、お町はお町で蓑島の子を流産して八春先生のところへかつぎ込まれた。兵隊服の男は、治療費が払えず窓から逃げ出すし、加吉はまたまた賭博であげられた。お町は一時あぶなかったが、しかしどうやら持ち直した。八春先生をとり巻く周囲には、いつも色々な人生問題がうずをまいていたが、しかし先生はそれでも希望を失わず、勇作の号令で夜空を横切って行く雁に向かって敬礼もするのだった。

「親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている」坊っちゃんは、父親と死別後、親の残した遺産のうち兄から渡された600円(兄は同時に清への分として50円を渡した)を学費に東京の物理学校に入学。卒業後8日目、母校の校長の誘いに「行きましょうと即席に返事をした」ことから四国の旧制中学校に数学の教師(月給40円)として赴任した。(校長から辞令を渡されるが、辞令は帰京するとき海中投棄したことがここで語られ、坊っちゃんが少なくとも1回、帰京したことが読者に示唆される。)授業は1週21時間(第7章)。赴任先で、天麩羅蕎麦を4杯食べたこと、団子を2皿食べたこと、温泉の浴槽で遊泳したことを生徒から冷やかされ、初めての宿直の夜に寄宿生達から蚊帳の中にイナゴを入れられるなど、手ひどい嫌がらせを受けた坊っちゃんは、寄宿生らの処分を訴えるが、教頭の赤シャツや教員の大勢は事なかれ主義からうやむやにしようとする。坊っちゃんは、このときに唯一筋を通すことを主張した山嵐には心を許すようになった。やがて坊っちゃんは、赤シャツがうらなりの婚約者マドンナへの横恋慕からうらなりを左遷したことを知り義憤にかられる。このことで坊っちゃんと山嵐は意気投合する。しかし、赤シャツの陰謀によって山嵐が辞職に追い込まれることになってしまう。坊っちゃんと山嵐は、赤シャツの不祥事を暴くための監視を始め、ついに芸者遊び帰りの赤シャツと その腰巾着の野だいこを取り押さえる。芸者遊びについて詰問するが、しらを切られたため、業を煮やし鉄拳により天誅を加えた。即刻辞職した坊っちゃんは、東京に帰郷。街鉄(後に都電と呼ばれるようになる路面電車のこと)の技手(月給25円)となった。 坊っちゃんの教師生活は、1か月間ほどにすぎなかった。



 墨東綺譚  1960年(昭和35年) ★★★★ 帽子 2008年 NHKドラマ (平成20年)  ★★★★    
主演:  山本富士子 芥川也寸志 主演:緒形拳、玉山鉄二 、田中裕子
あらすじ あらすじ

向島寺島町の一角にある売春婦の巷、通称“玉の井"。突然夕立があり、娼婦たちが駈けていく。そんな中に、洋傘を拡げた中学校教師・種田順平のところに忍びこんできた潰し島田の女がいた。お雪である。彼女の商売ににあわぬ素直な気立てが順平の心をひきつけた。順平には、以前宅間家の書生をしていた頃好き合って一緒になった小間使の光子という妻がいる。添う前に主人の手がついて、そのときの子供稔を土産に結婚した仲なのだ。宅間家の執事が子供の学資名目で月々の手当を持ってくる。順平は光子の背後に宅間家の顔を感じて不決だった。お雪を、叔父の音吉が訪ねてきた。行徳にいるお雪の義母の病気が悪く金の心配をしてくれというのだ。亡夫の母の入院のたびに身をおとさねばならぬお雪にとっても義理の重荷が苦しかった。春本の作者だと順平がいつか女たちの間で噂されるようになった頃、お雪と順平の仲は深まる一方だった。順平の日常を知って親友の山井先生夫妻は心を痛めた。順平はお雪の気持にほだされ、学校に辞表を出し、退職金でお雪との生活を考えた。山井は見かねて、光子にすべてを打明けた。光子は、宅間家からの仕送りの貯金を女にやってくれと差出し、私の許に帰ってくれと激しく迫った。順平は久しぶりにお雪を訪れた。お雪はもう順平が来なくなるという予感がし、酒をあおった。歯痛が原因か、悪感がして倒れ、運び出されていった。順平はそんなお雪に心から詑びたかった。燈火管制のサイレンが不気味に鳴りひびく病院の一室で、お雪は愛のあきらめと、迫る死の影に涙を流した。玉の井の路地では、必死に客を呼ぶ女の媚笑が悲しく浮かんでは消えていく。

軍港の町、呉に、かつて山本五十六連合艦隊司令長官の軍帽を作った帽子店がある。その誇りを受け継ぎ、学生帽を作ってきた職人が春平だ。しかし最近、注文は減り続け、物忘れも多くなった。「ハサミが見当たらない」と警報ボタンを押し、警備員の社員、吾朗を呼びつける毎日だ。ある日、ふとしたことから、吾朗を捨てた母親が、幼なじみの世津で、今、ガンの末期にあると知る。胎内被爆という重い荷物を抱える世津の兄のような存在だった自分。しかし、最後は支えきれず、世津は春平の元を去った。その記憶は、今も春平を苦しくさせる。世津が、死を前にしていると知り、春平は、強引に吾朗を連れて、東京に行く。胎内被爆者として、差別や病気の不安と戦いながら生きてきた世津。しかし、探し当てた世津は意外にも、実に幸せそうに暮らしていた。世津は、40年前の春平との別れの時、春平が作った小さな「水兵帽」を受け取っていた。春平の職人としての「誇り」がこめられた「帽子」。それは、世津にとって、辛く、苦しい時、自分を支えてくれた大切なものだった。「誇り」を失いかけた春平に、世津は、その帽子を見せる。そして、春平の心に再び力がわきあがってくる・・・現代を生きる私たちが見失ってはならないものとは、そして、時代を経ても変わることのない生き方とは、それをこのドラマでは問いかけます。NHK広島放送局が開局80年を記念して制作する感動の物語




北斎漫画 1981年(昭和56年) ★★★ ホワイトアウト  2000年(平成12年) ★★★    
監督: 新藤兼人. 出演: 緒形拳  西田敏行  田中裕子 主演: 織田裕二 松嶋菜々子 佐藤浩市
あらすじ あらすじ
鉄蔵と娘のお栄は左七の家の居候になっている。鉄蔵は、貧しい百姓の生まれだが、幼時、御用鏡磨師、中島伊勢の養子となった。巧みに絵を描くので、絵師の弟子となるが、尻が落ちつかず、幾人もの師から破門された。一方、左七は侍の生まれたが、読本作家になりたいと志し、下駄屋の養子に入り込んだ。左七の女房お百は、亭主が黄表紙本などを読むのを心よく思っておらず、さらに、朝から晩まで絵を描いている居候の父娘に我慢がならない。そんなある日、鉄蔵ほお直という女に出会った。鉄蔵は一目でお直にのめり込み、彼女を描くことで、つき当っている壁を破ろうとするが、不思議な魔性に手応えがない。鉄蔵ほお直を養父、伊勢に紹介することで、彼女と別れ、また金もせびることにした。その伊勢も、お直の魔性にとり憑かれ、首をくくって死んでしまう。その頃、お百が死んだ。そして、間際に、立派な作者になってくれ、滝沢馬琴という名は良い名だと言い残す。左七はせきを切ったように書き始めた。たちまち流行作家となった。今や父と長屋暮しのお栄は左七を訪ね、読物の挿し絵を父に描かせて欲しいと頼む。左七は喜んで引き受けた。鉄蔵が北斎の名で描いた絵は評判になり、放浪の旅で「富嶽三十六景」が生まれた。そして、北斎は八十九歳、お栄は七十歳、馬琴は八十二歳となった。ある日、お栄がお直と瓜二ツの田舎娘を連れてきた。「お直ッ」と叫ぶ北斎。馬琴は失明しかけているが、お直と娘を混同することはなかった。そこで「俺の絵でお前は有名になった」と馬琴に話す父に、お栄は「あたしか左七さんに頼んだんだ。一生嫁に行かなかったのも、父やんのためじゃない、左七さんのためだ」と告白する。そこで馬琴は「あんたに結婚を申し込む」と大見栄を切った。一人になった北斎は“お直”を裸にすると、一気に描き始めた。巨大な蛸が、裸女に絡みつき、犯している図だ。かくして、傑作「喜能会之故真道」の蛸と海女の性交の図が出来上がった。馬琴が亡くなった。そして、北斎も亡くなった。二人の辞世にお栄は「死ぬときゃ、誰でも、ていさいのいいこと言い残すもんだ」と咳いた。お栄の顔に涙が流れた。その顔は、北斎の描いた赤富士のように、異様な、美しさと悲しみをたたえていた。 日本最大の貯水量を誇り、150万キロワットの電力を発電する新潟県奥遠和ダム。12月のある日、ダムの運転員・富樫輝男は、遭難者救助の為に猛吹雪の中を出発するが、ホワイトアウトに見舞われ、親友で同僚の吉岡和志を亡くしてしまう。それから2カ月後、吉岡のフィアンセ・平川千晶が奥遠和ダムを訪れた。ところが、千晶がダムに到着したまさにその時、ダムと発電所がテロリストに占拠される。犯人グループは、ダムの職員と千晶を人質に取って50億円を政府に要求。拒否すれば人質を殺し、ダムを爆発すると通告してきた。ダムが決壊すれば、下流域の住民20万世帯は一瞬のうちに洪水に飲まれてしまう。期限は24時間、ダムに通じる唯一のルートは犯人グループが爆破しており、悪天候で警察は成す術もない。そんな中、偶然逃げおおせた富樫は、仲間と住民を救うことを決意。犯人グループの攻撃をくぐり抜けダムの放水を防ぐと、外部との連絡を取る為、たったひとりで8キロ先の大白ダムへと向かう。富樫の連絡によって、犯人グループが宇津木を中心とした過激派・赤い月であることが判明した。しかし、未だ対策本部がダムへ乗り込むことは叶わない。そこで、富樫は人質を救出する為、再び奥遠和ダムへ戻る。その頃、ダムの方でも動きがあった。犯人グループの中に、かつてテロで家族を殺された笠原という男が潜入していたのだ。このことから、大きく崩れ始める宇津木の計画。やがて、それは富樫の活躍によって完全に阻止され、千晶も無事救出されるのであった。



僕らのワンダフルデイズ  2009年(平成21年) ★★★  ホームス中学生 2008年(平成20年) ★★★    
出演:竹中直人 宅麻伸 斉藤暁 主演:小池徹平 西野亮廣 池脇千鶴
あらすじ あらすじ
食品会社に勤める53歳の藤岡徹(竹中直人)は、妻・章子(浅田美代子)と長女・和歌子(貫地谷しほり)、高校生の息子・智樹と共に平凡ながら幸せに暮らしていた。そんなある日、徹が胆石で入院、手術は無事成功したが、主治医が「末期の胆のうガン。もって半年」と話しているのを偶然聞いてしまう。ショックのあまり夜も嗚咽が止まらない徹。退院後、智樹の学園祭に出かけた徹は、高校生バンドの演奏を見て、高校時代に親友たちと組んでいたバンド“シーラカンズ”の記憶が甦る。徹の昔からの友人で“シーラカンズ”のメンバーだった酒屋の栗田薫(段田安則)と不動産屋の渡辺一郎(斉藤暁)は、様子のおかしい徹を快気祝いと称して居酒屋に誘い出す。その席で徹は自分の余命について告白、バンドを再結成してコンテスト出場を目指そうと切り出す。栗田は認知症の母の世話、渡辺は店の経営難とそれぞれに事情を抱えていたが、徹のために再結成を承諾。そして徹は、かつてのメンバーで現在、大手広告代理店に勤める山本大樹(宅麻伸)にも連絡をとった。妻(紺野美沙子)と高校生の息子がいる山本はこれまで仕事一筋に淡々と過ごしてきたが、徹の気持ちに打たれ、もう一度ギターを持つことを決意する。ヴォーカルの徹、ベース栗田、キーボード渡辺、そしてギター山本。昔の面子が揃ったが、残る問題はドラムだった。当時のドラム担当は海外赴任で空席のまま。そんな折、栗田がお得意さんの紹介で連れてきたのが、謎の資産家、日暮圭(稲垣潤一)だった。そのプロ級の腕前に一同は感嘆の声を上げ、新生“シーラカンズ”が誕生、寺の本堂で練習を開始する。皆の心配をよそに、誰よりも元気に練習に励む徹。メンバーたちの妻や娘、息子たちも、今までとは違う彼らの姿に温かいエールを送り始める。家庭や仕事、それぞれに悩みを抱えた50代の男たちが熱い心を取り戻し、コンテスト出場という目標に向かって走り出した……。 大阪の中学校に通う田村裕(小池徹平)は、明るいクラスの人気者だった。中2の夏休みを迎えるにあたって、気になる同級生の女の子からデートにも誘われた。有頂天となる裕だが、集合住宅の自宅に帰って愕然とする。ドアの前には黄色いテープを張られて、放置された家具は押さえ物件となっていたのだ。兄の研一(西野亮廣)や姉の幸子(池脇千鶴)も帰宅して呆然とする中、自転車でやってきた父である一朗(イッセー尾形)が、家族の解散を宣言する。兄や姉の心配を振り切った裕は、ひとりで生きていこうと決意する。ホームレス中学生となった裕の住居は、公園の滑り台だった。空腹は水を飲んで凌ぐ。近所に住む子供たちとはバトルを繰り返す。時には研一がアルバイトしているコンビニエンスストアを訪ねて、弁当を御馳走になる夜もあった。ある日、裕は親友のよしや(柄本時生)と顔を合わせる。裕を気づかったよしやは、自宅に彼を連れて行った。よしやの母である道代(田中裕子)と父の正光(宇崎竜童)は、家族同然に裕を迎え入れた。その気持ちの温かさに、涙を堪えきれない裕。バラバラに暮らしていた裕と研一と幸子は、よしやの両親と民生委員のスミ子(いしだあゆみ)の配慮で、ボロアパートに三人で住むことになる。そんな心遣いに感謝しながら、新たな田村家の生活がスタートした。どんなに貧しくても、兄弟三人が団結すればやっていける。そう考えながらも、短期間でハードな経験を経てきた裕は疲れていた。家族って何なのだろう? 裕の疑問は止まらなかった。そのうち、裕たちのために援助を惜しまなかったスミ子が脳溢血で倒れて、急逝する。その悲しみの中で、裕は7年前に亡くなった母親・京子(古手川祐子)のことを思い出す。母がいたから、現在の自分もあるのだ。その真理に気がついた裕は、もういちど明日から生き直そうと心に誓った。



ホタルノヒカリ(1)テレビ版 2007年(平成19年) ★★★ ホタルノヒカリ(2)テレビ版 2009年(平成21年) ★★★  
出演:綾瀬はるか 藤木直人 国仲涼子 主演:綾瀬はるか 藤木直人 向井理
あらすじ あらすじ
「東京のオフィス街。S.Wビルドコーポレーションインテリア事業部で颯爽と働く雨宮蛍(綾瀬はるか)。部内ではバーのプロジェクトが進行中で企画ディレクターの山田姐さん(山田早智子…板谷由夏)をはじめとする女子社員がきびきびと働く。そこにプレゼンの結果を受けた高野誠一部長(藤木直人)が戻ってきた。大手の競合相手に、リノベーションの案件を見事、競り勝ったのだ。その夜―。元気に祝杯を挙げる女子社員たち。そこに蛍の姿はない。「きっと彼氏が待っているに違いない」とウワサする女子社員たちを見回し山田姐さんが一言。「あんたたちもガンバンなさいよ。干物女になる前に。」 そう、最近20代に多く生息しているという干物女…。職場では一見華やかなOLを装っているが帰宅するとすぐにジャージ姿、前髪はちょんまげ、尻をポリポリ。週末は合コンどころかまっすぐ帰宅し、休日は食っちゃ寝、男っ気なんてまったくナシ! しかし、蛍こそ正真正銘の 『干物女』 だったのである。恋愛するより家で寝てたい、家でダラダラするのが何より好き。近所の居酒屋で知り合ったおっちゃんに格安で借りた一軒家に住んでいた蛍。そこで 『干物ライフ』 を満喫していた蛍の生活が一変する。なんと高野部長が引っ越してきたのだ! ナマケモノの蛍とは真逆に異様に几帳面でキッチリしている高野部長。自分の実家だと主張する部長に対し、飲み屋で適当に交わされた契約書を片手に、この家は自分が借りたと言い張る蛍。こうして会社に内緒の同居生活が始まった。そんな干物女の対極にいるのが 『ステキ女子』 。年頃の女の子はこうあって欲しいと思わずにはいられない魅力あふれる女性…。それは蛍の同僚・三枝優華(国仲涼子)だ。朝のオフィスで皆が出勤する前に花瓶に花を生け、仕事前のリラックスタイムにはみんなにお気に入りのハーブティーを振舞う。 ある日、インテリア事業部に社内留学制度を利用してロンドンに最新のインテリアを研究しに行っていた才能あふれる若きイケメンデザイナー・手嶋マコト(加藤和樹)が帰って来た。社内のアイドルが帰国とあって浮き足立つ部署内。ロンドン時代に一緒に仕事をしていたマコトと優華。新規のプロジェクトも2人で組むことになり親しげな2人。しかし、マコトが蛍にまさかのキス…。干物女に突然訪れた恋の予感…。久しぶりの恋愛に戸惑う蛍。干物女は忘れていた恋の感覚を思い出すことができるのか。 3年前“干物女”ことOLのホタル(綾瀬はるか)の心は高野部長(藤木直人)〈心地よい縁側のある一軒家つき〉に落ち着いて、“干物女”は成長した、はずだった……。
しかし!その直後、ホタルはプロジェクトチームの一員として遠く離れた香港に。部長と離れ離れで仕事に打ち込む日々を送っていたのである。
そして、あれから3年・・・プロジェクトを終えて帰国し、部長のいる第一企画部に配属されたホタルはさっそくチームの一員として仕事をスタートさせる。
しかし、社内のメンバーも雰囲気もだいぶ様変わりしていた。一見チャラ男なプランナーの瀬乃(向井理)は「9時5時ってケイヤクだから」ときっかり5時で退社。社員の美香(臼田あさ美)も「自分の仕事は終わったので」とさっさと帰ってしまう。
そんな中、単なる上司と部下のように仕事する部長とホタル。二人の成り行きを知る山田姐さん(板谷由夏)と人事部長の二ツ木(安田顕)は二人を見ながら「男女が3年も離れていれば、以前のようにはいかない」とささやき合う。
「人は3年も経てば変わる。私はあの頃の私とは違う。変わってないのは君だけだ」
部長はホタルを置いて、美しい女性・小夏(木村多江)に会いに行ってしまう。
「自分はこの3年間、何をやっていたんだろう?」
落ち込むホタルは瀬乃と一夜をともにしてしまい−−−−!?



最終回
高野部長(藤木直人)が会社を辞め、転職すると宣言。長いこと考えた末の決断だということを知ったホタル(綾瀬はるか)は自分のふがいなさにショックを受ける。
山田姐さん(板谷由夏)にも「これから先の二人の幸せをどう思い描いているのか」と訊かれ、考え込むホタル。



ホタルノヒカリ映画版 2012年(平成24年) ★★★ 謀殺 下山事件 1981年(昭和56年) ★★★  
出演: 綾瀬はるか 藤木直人 手越祐也 主演:仲代達矢 山本圭 浅茅陽子
あらすじ あらすじ
仕事はきっちりこなすものの、家ではジャージ姿でビールを開け、女として枯れた姿から“干物女”と称される雨宮蛍(綾瀬はるか)。恋愛とも程遠い生活を送っていたが、突如として舞い込んだ高野部長(藤木直人)との同居や高望みのような男性との恋愛など紆余曲折を経て、蛍と高野部長は結婚をした。とはいえ相変わらず家では自堕落に過ごす蛍に、あきれる高野部長。二人は新婚旅行としてイタリアへ行くことにする。しかし旅先では、蛍同様に仕事以外ではきっちりしていない冴木莉央(松雪泰子)とその弟・優(手越祐也)が起こす騒動に巻き込まれ、さらにローマでは高野部長の行方がわからなくなり、蛍は大奔走する……。




昭和二十四年七月、敗戦後の騒然とした雰囲気の中で労働運動は大きく高揚していた。昭和日報の社会部記者・矢代は、上野に集結するシベリヤからの復員兵たちの集会を取材していたが、その時、下山国鉄総裁の行方不明を知らされた。翌朝、下山の死体が発見されると、政府はいち早く他殺説に近い立場をとり、各新聞の主張も自殺説と他殺説に分かれた。この中で昭和日報は、他殺の線ですすめるべく、矢代に東大法医学研究室を取材させた。矢代は遺体解剖を行なった和島博士の「死体轢断の鑑定は絶対に間違いない」という言葉で他殺説に自信を持つが、一方、事件現場近くで下山の姿を見たという証言者が現われたり、東大鑑定に対する慶応の異論も出て、自殺説がクローズアップされてきた。しかし矢代は他殺の臭いを執拗に追い続け、東大研究室に通い続けるうちに、轢断現場近くに、大山の死体を運んだ時についたと思われる血痕を自らの手で発見する。この発見と前後して無人電車の暴走という「三鷹事件」が発生。追求の手をゆるめず走る矢代の背後に黒い妨害の手が現われ、ホームから突き落とされ、電車に轢かれそうになる。彼は検察の要請で特別研究生として身分を拘束されることになった。事件から一ヵ月後、警視庁が自殺を発表することになったが、突然、その発表は中止された。その二週間後、何者かによってレールがはずされ列車が転覆するという「松川事件」が起こり、政府はこれを利用し、労働組合、左翼への弾圧を一層強めた。捜査陣は遺体についた油や色素の鑑定と出所究明に走りまわり、矢代もまた若い刑事・大島と身をすりへらし地道な捜査にあたった。とこが、年の瀬もつまったある日、人事異動を名目に中心メンバーがはずされ、捜査本部は解散した。しかし矢代はあきらめなかった。大島とともに、下山を誘拐した三人のメンバーの一人という男・堀内から矢代あてに送られた表紙の真偽を確認するために北海道まで飛んだこともあった。五年、十年と時間が走り過ぎていった。そんな時、死体を現場で運んだらしいという男・丸山の存在を知った。矢代と大島は丸山に執拗に食い下がり、ついに事件当日の模様を自白させた。しかし、その内容には矢代たちが調査した事との食い違いがあり、全面的に信ずることはできなかった。そんなある日、丸山は駅のホームから転落死してしまった。事故死なのか、誰かに突き落とされたのか……。矢代は丸山の遺体の前で、得体の知れぬどす黒いものに対する激しい怒りがこみあげてくるのだった。



ホタル 2001年(平成13年)★★★ 坊ちゃん 2016年(平成28年)フジTV ★★★  
出演:高倉健 田中裕子 水橋貴己 主演:二宮和也 松下奈緒 古田新太 及川光博
あらすじ あらすじ
鹿児島県知覧。カンパチの養殖を生業としている山岡は、肝臓を患い透析を続けている妻・知子とふたり暮らし。子供がいない彼らは、漁船“とも丸”を我が子のように大切にしている。激動の昭和が終わり、平成の世が始まったある日、山岡の元に青森に暮らす藤枝が雪山で自殺したとの報せが届いた。山岡と藤枝は共に特攻隊の生き残りだった。それから暫く後、山岡はかつて特攻隊員に“知覧の母”と呼ばれていた富屋食堂の女主人・山本富子から、ある頼みを受ける。それは、体の自由が利かなくなった自分に代わって、南の海に散った金山少尉、本名、キム・ソンジェの遺品を、韓国の遺族に届けて欲しいというものだった。実は、金山は知子の初恋の相手で、結婚を約束した男でもあった。複雑な心境の山岡は、しかし知子の余命が長くて一年半だと宣告されたのを機に、ふたりで韓国へ渡ることを決意する。だが、金山の生家の人たちは、山岡夫妻の訪問を決して快く迎えてはくれなかった。それでも、山岡は遺族に金山の遺品を渡し、彼が残した遺言を伝えた。金山は日本の為に出撃したのではなく、祖国と知子の為に出撃したのだと。やがて歳月は流れ、21世紀。太平洋を臨む海岸に、その役目を終えた愛船・とも丸が炎に包まれていくのを、ひとり見つめる山岡の姿があった。
親譲りの無鉄砲と真っ直ぐ過ぎる性格で、子供の時から問題ばかり起こし、周囲からいつも問題児として扱われてきた坊っちゃん(二宮和也)。唯一、住み込みの女中・清(宮本信子)だけは立派な気性だと褒めてくれ、坊っちゃんのことを何かとかばってくれていた。
物理学校を卒業した坊っちゃんは、校長(佐藤浩市)から松山の中学に教師の口があるが行かないかと勧められる。鎌倉より遠くに行ったことがない江戸っ子の坊っちゃんだが、特に就職のあても無かったので松山に赴任することを決める。
着任早々、校長(岸部一徳)から生徒の模範になるようにと言われ、模範とはどういうことか聞く。校長の代わりに教頭(及川光博)が教えると「できません」と答えて、教師たちをあぜんとさせる坊っちゃん。その場は収まり、同僚の数学教師(古田新太)が坊っちゃんの下宿先を世話してやると言う。離れた教頭の席では、画学教師(八嶋智人)が何やらコソコソ教頭と話していた。
下宿先に向かう途中、坊っちゃんは同僚の英語教師(山本耕史)が町一番の美人・マドンナ(松下奈緒)と密かに思い合っていて、しかもその女性を教頭が狙っているという話を聞く。田舎にもいろいろとあるものだと思いつつ下宿先へ着くと、なんだか隣の男(又吉直樹)が気に掛かる。
そして、いよいよ教べんを執ることになる坊っちゃん。しかし生徒たちとは、とんとうまくいかない。団子屋で団子を2皿食べたこと、温泉で泳いだことが学校中に知れ渡り、生徒からからかわれる。初めての宿直の夜には生徒たちから蚊帳の中にイナゴを入れられるというイタズラを受けた。やった人間を問い詰めるも、認めようとしない。「人にも自分にも、うそをつくのだけは、まっぴらごめんだ」。
やがて、マドンナの両親(小林薫・浅野ゆう子)を巻き込んだ赤シャツの卑劣なはかりごとを知り、ずるいことが許せない坊っちゃんの快刀乱麻な大暴れが学校を、街を、人々を変えていく―。



本能寺ホテル  2017年(平成29年)★★★ 僕の妻と結婚して下さい 2016年(平成28年) ★★★  
出演: 綾瀬はるか 堤真一 濱田岳 主演: 織田裕二 吉田羊 原田泰造
あらすじ あらすじ
何の疑いもなく流れに任せながら日々を過ごしてきた倉本繭子(綾瀬はるか)。勤めていた会社が倒産し、あての無い生活を送っていたところ、付き合って2年の彼氏・吉岡恭一(平山浩行)からプロポーズをされる。周囲からも薦められ、流されるままに婚約した繭子は、恭一の両親の金婚式の祝賀パーティに出席するため京都を訪れる。しかし、予約していたはずのホテルは繭子の手違いで泊まることが出来ず、途方に暮れた繭子がたどり着いたのは、路地裏にひっそりと佇む“本能寺ホテル”だった。「ようこそ、本能寺ホテルへ」と出迎えた支配人(風間杜夫)に導かれるように、繭子は不思議な世界へと迷い込む……。時は1582年。武将と家臣団たちが逗留のため京都・本能寺に滞在している。冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。そんな時、風変りな女が一人、寺に迷い込んでくる。噛み合わない会話を繰り広げるその女の正体は“本能寺ホテル”にチェックインしたばかりの繭子であった。そして、突如彼女の前に現れたのは天下統一を目前とした名将・織田信長(堤真一)。繭子は自身も訳のわからぬまま“本能寺ホテル”と1582年の本能寺を行き来しながら、信長と信長に仕える小姓・森蘭丸(濱田岳)との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が本能寺の変が起きる前日である事に気付く……。
バラエティ番組の放送作家をしている三村修治(織田裕二)は12本ものレギュラーを抱え、忙しい日々を送っていた。ある日、体に異変を感じた彼は検査を受け、末期のすい臓がんで、余命6ヶ月と宣告される。だが、1日でも長く延命し家族と静かに過ごすという最期の過ごし方ではおもしろくない。放送作家として、今までずっと世の中の色々なことを好奇心で“楽しい”に変えて来た修治はそんな思いから、家族に遺す“最期の企画”を練り始める。専業主婦の妻・彩子(吉田羊)は、小学生の息子・陽一郎を抱え苦労するだろう。また、気丈そうに見えてもろいところがあるので、何とかして笑顔にしてあげたい。そんなことを思っていたとき、結婚相談所の看板を見かける。修治は、自分がいなくなっても妻が前を向いて進めるように、妻の結婚相手を探すことにする。婚活市場を勉強し始めた修治は、自身も同僚の手を借りてお見合いパーティーに潜入する。さらに、元仕事仲間の知多かおりが現在結婚相談所の社長であると知ると、なんとか協力を取り付け、妻にとって最高の結婚相手を探し出してもらう。そして現れたのは、真面目で誠実なインテリア会社社長、伊東正蔵(原田泰造)だった。修治の、まさに命がけのプロジェクトが始まる……。




 
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