HOME Ken & Mary's Second Life

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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
ナバロンの要塞 1962年(アメリカ) ★★★★
眺めのいい部屋 1986年(イギリス) ★★★★ 
主演:グレゴリー・ペック  第34回アカデミー賞特殊効果賞    主演:ヘレナ・ボナム  
あらすじ あらすじ

第二次大戦下の1943年、エーゲ海は独軍の制圧下にあり、ケーロス島の英軍2000の生命は全滅の危機にあった。英軍救出の試みは度々なされたが、途中に睨みをきかすナバロン島の断崖の洞窟に据えられた独軍の2門の大砲のため失敗した。そこでジェンセン代将の幕僚フランクリン少佐(アンソニー・クェイル)は1つの提言をした。ナバロン島南部の400フィート絶壁をよじのぼり潜入するというのだ。直ちに必要人員が集められた。登山家のキース・マロリイ大尉(グレゴリー・ペック)、元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイン)、科学者のミラー伍長(デヴィッド・ニヴン)、ナイフの名人ブラウン無線兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)の5人を率いたフランクリン少佐は漁船に乗り嵐の夜、ナバロン島に向った。少佐は負傷したが一行は絶壁をよじのぼり島に上陸した。これを知った独軍の追求を逃れ一行は要塞めざして潜行する。山頂の古城で一行は男装の2人の女を捕まえる。1人はマリア(イレーネ・パパス)といいパパディモスの姉だった。もう1人の若い女はアンナ(ジア・スカラ)。2人ともレジスタンス運動に従っていたのだが、アンナは1度独軍に捕まり拷問され口がきけなくなっていた。一行は彼女たちを加え進んだが、マンドラコスの町で全員捕まった。しかしスキを見てゲシュタポの隊長を捕らえ、これを囮りに独軍の制服を着込み脱出した。しかし重傷のフランクリン少佐はそこへ残された。いよいよ要塞攻撃の日、一行は要塞の間近かに迫った。要塞破壊と同時にケーロス島の英軍救出に向かう英国艦隊が要塞の下を通ることになっている。猶予は許されない。ところが、いざというとき、爆弾のヒューズが何者かの手で破壊されていることを発見した。スパイがいる。それは意外にもアンナだった。彼女にほのかな愛情を抱いていたマロリイが彼女を銃殺した。一方、残されたフランクリン少佐は拷問で一切を白状、独軍はあわてて海岸線に防備を固めた。要塞攻撃の手はずが整った。スタグロウとパパディモスが要塞近くの町で騒動を起こす。そのスキにマロリイとミラーが大砲に爆薬をしかける。そしてアンナとブラウンがモーターボートを奪って、断崖の下で逃げてくる4人を助けるというのだ。すべてはうまくいった。駆逐艦が近づいたとき2門の大砲は轟然と爆破した。しかし、ブラウンとパパディモスは帰らなかった。そしてスタヴロウとアンナは再び抵抗運動をするため島へ戻った。

1907年。イギリスの良家の令嬢ルーシー・ハニーチャーチ(ヘレナ・ボナム・カーター)は、年上の従姉シャーロット(マギー・スミス)に付き添われ、イタリアのフィレンツェを訪れる。イギリス人観光客がよく利用するペンション“ベルトリーニ”についた二人は、部屋が美しいアルノ河に面した側でないことにがっかりする。シャーロットが苦情を言いたてるのを聞いたエマソン(デンホルム・エリオット)は息子のジョージ(ジュリアン・サンズ)と共に泊っていた眺めのいい部屋と交換してもいいと申し出てくれるのだった。イギリスの階級意識に束縛されない自由な考えの持ち主であるこの親子に奇異な眼を向けるイギリス人観光客たち。一度はためらったシャーロットであったが、偶然に同宿していたハニーチャーチ家の教区のビーブ牧師(サイモン・カラウ)に説得され、申し出を受ける決心をする。翌朝一人で町を見物していたルーシーは、サンタ・クローチェ寺院でエマソンとばったり出会い、一緒に礼拝堂の壁画を見て回った。シニョーリ広場を通りかかったルーシーは喧嘩で胸を刺された男が血だらけになっている場面を目撃しその場で失神した。そんな彼女を介抱したのは、通り合わせたジョージであった。二人の心に、この時から特別な感情が芽生えはじめた。ある日ピクニックに出かけたルーシーは、同行したジョージと、青い麦畑の中で情熱的なキスを交わした。二人の仲に気づいたシャーロットは、急遽、ルーシーをイギリスに連れ帰ってしまう。数ヵ月後、ルーシーは、高い教養の持ち主であるシシル・ヴァイス(ダニエル・デイ・ルイス)と婚約する。そんな矢先、偶然にもロンドンの美術館でエマソン父子と会ったシシルは、ルーシーの家に近い貸家の世話をする。やがてルーシーはジョージと再会。ルーシー家の人々とテニスに興じるジョージ。傍でラヴィッシュ女史(ジュディ・デンチ)の書いた小説を読み上げるシシル。再びジョージから熱いキスを受けたルーシーは、シシルとの婚約解消を決意する。秋、フィレンツェ。ペンション“ベルトリーニ”の眺めのいい部屋に、ルーシーとジョージは再びやって来た。窓をあけると、美しい風景が広がるのだった。




渚にて 1959年(アメリカ)  ★★★★   ナイヤガラ 1953年(アメリカ)  ★★★★
主演:グレゴリー・ペック, エヴァ・ガードナー, フレッド・アステア 主演:マリリン・モンロー  
あらすじ あらすじ

1964年。第3次世界大戦の原水爆による戦闘のため、地球上の北半分は絶滅し、死の灰は南半球にも迫っていた。タワーズ艦長(グレゴリー・ペック)指揮の米原子力潜水艦ソーフィッシュ号は、難を逃れてオーストラリアのメルボルンに入港した。オーストラリアの若い海軍士官ピーター(アンソニー・パーキンス)は、妻と赤ん坊を故国に残し、ソーフィッシュ号に同乗して北半球偵察に行くことを命じられた。タワーズ艦長に会ったピーターは、艦長を自宅のパーティに招いた。女友達モイラ(エヴァ・ガードナー)もその席に招かれた。パーティの席上、原子科学者オスボーン(フレッド・アステア)の、原子力戦に関する口論で一同は雰囲気をそがれてしまった。タワーズ艦長はモイラにひかれるものをおぼえ、2人はデイトした。しかし、彼が故国の妻子の話ばかりするのでモイラはいらいらした。ソーフィッシュ号はやがて出航した。到着したサンフランシスコは死の町と化していた。サンディエゴで死滅したはずの町から発信されている無電を調査した乗組員は、それが風のいたずらであることを知った。艦はメルボルンに帰港した。オーストラリアの諸都市も次々と死滅していった。自動車レースが開かれ、自動車狂のオスボーンは大荒れに荒れるコースを乗り切って優勝した。タワーズとモイラは山小屋で一夜を明かした。いよいよ、メルボルンにも最後の時が近づいてきた。街では自殺用の薬が配給された。ピーターは身を切られる思いで妻子を納得させ、薬を与えた。オスボーンは車庫を密閉し、自動車の排気ガスで自殺した。一方、ソーフィッシュ号ではアメリカに帰国することが決定した。タワーズもモイラへの想いを断ち切って艦に乗った。出航を知ったモイラは渚でいつまでも潜水艦を見送った。艦は一路、死の海に向かって進んだ。

ナイヤガラ瀑布の近くにあるホテルに、朝鮮戦線から疲労して帰って来たジョージ・ルーミス(ジョセフ・コットン)が、妻ロース(マリリン・モンロー)と一緒に泊まっていた。ローズは最近、ほかの男ができて夫によそよそしく、世間の人に夫が発狂していると思わせようとしていた。そのホテルに泊まりに来た新婚夫婦レイ・カットラーと妻のポリイ(ジーン・ピータース)は、観光トンネルを見物に出かけた時、ローズがテッド・パトリックという若い男と密会しているのを目撃した。その時以来、ポリイはジョージに同情をよせ何かと世話をやいた。ローズはテッドと共謀してジョージを殺す計画を立て、彼を観光トンネルにおびき出した。だが翌朝死体となって現れたのはテッドであった。ローズは驚きのあまり卒倒して入院した。ジョージは傷ついてポリイに会い、テッドに襲われたことを打ち明けた。ローズは何か恐怖にいたたまれなくなって病院をとび出したが、途中でジョージに会い、彼に絞殺された。翌日、瀑布の上手にある釣場へ釣に出かけたポリイとレイは、船着場に船をおいて買物に出かけた。ポリイが一足先に船にかえるとジョージが乗っていた。彼女はジョージにローズを殺したことを自首するように勧めたが、彼は肯じなかった。2人を乗せた船は激流の中を瀑布の方へ近づいて行った。ポリイは船が崖に近づいたとき危く崖にはい上がった。船はジョージを乗せたまま、滝壷に落ち込んでいった。




ナイル殺人事件(アガサクリスティ)  1978年(イギリス) ★★★  ナチュラル 1984年(アメリカ) ★★★  
主演:ピーター・ユスティノフ 主演:ロバート・レッドフォード
あらすじ あらすじ

つい最近莫大な遺産を相続した美貌と聡明さを兼ねそなえたアメリカ娘のリネット(ロイス・チャイルズ)は、親友ジヤクリーン(ミア・ファロー)から失業中の婚約者サイモン(サイモン・マッコーキンデール)を助けで欲しいという相談をうけ、早速サイモンと会った。リネットがこのサイモンと突然婚約を発表したのはそれから間もなくだった。しかし、この2人の結婚は思わぬ波紋をまきちらすことになる。豪華客船カルナーク号でエジプトヘハネムーンに旅立った2人にその影響は徐々に現れはじめた。なんと船の中にはジャクリーンが乗っていたのだ。さらにリネットの叔父で財産管理を委ねていたアンドリュー(ジョージ・ケネディ)、リネットを自作の小説のモデルにしてからかっている作家のサロメ(アンジェラ・ランズベリー)、そしてその娘でリネットに劣等感をもつロザリー(オリヴィア・ハッセー)、リネットの真珠のネックレスに目をつけているバン・スカイラー(ベティ・デイヴィス)、リネットにいかさま師呼ばわりされた医師ベスナー(ジャック・ウォーデン)、リネットに結婚を破談されたと思い込んでいるメイドのルイーズ(ジェーン・バーキン)、父親がリネットの祖父に破産させられた過去を持つ看護婦のミス・バウアーズ(マギー・スミス)、ブルジョア階級を軽蔑している学生ファーガスソ(ジョン・フィンチ)らが、それぞれの思惑を秘めて乗っていた。偶然、この船に乗り合わせていた私立探偵ポアロ(ピーター・ユスチノフ)は、早速リネットにジャクリーンを遠ざけてほしいと頼まれるが、ポアロは丁重に断わるのだった。ある朝、リネットが死体となって発見された。凶器はピストルでJの血文字が残され、証拠はジャクリーン.にことごとく不利だった。が、彼女にはアリバイがあった。ポアロは旧友レイス大佐(デイヴィッド・ニーヴン)の協力を得て捜査を開始した。多くの人間が動機をもつており、それぞれがピストルを手に入れリネットを撃ち殺すことができる状況だった。そして、ポアロの推理が真相に迫り、重大な事実と鍵が判明してきた頃、ルイーズが殺され、続いてサロメも殺された。ポアロは乗客を一室に集めこの殺人事件の謎をみなの前で解明していった。実は、サイモンが愛しているのはリネットではなく、ジャクリーンでリネットとの結婚は、すべて2人の計画のうえでのことだった。サイモンがリネットを殺すところを目撃したルイーズが、自らの金欲のために命を失い、ルイーズとサイモンのやりとりを聞いたサロメがジャクリーンに撃たれたのだった。驚く人々の前で、その罪を認めたジャクリーンは、愛するサイモンを撃ち、自らも命を絶つのだった。
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1918年の春。ネブラスカの静かな草原。そこにはキャッチ・ボールをする父と子の姿があった。農民のエドは妻を亡くした後、幼いロイをずっとコーチし続けてきた。彼は生まれついての天才児で、投・打・守備のどれをとっても大リーグ並みのプレーをしていた。そんなロイの姿を幼なじみのアイリスは優しいまなざしでみつめていた。父親の死後、ロイは雷で2つに裂けた樫の木を削って手製のバットを作った。そして稲妻マークを刻み込み、そのバットをワンダーボーと名付けた。それから6年が過ぎ、20歳になったロイ(ロバート・レッドフォード)は、将来を誓い合ったアイリス(グレン・クロース)に別れを告げ、スカウトマン、サムと共に街を出た。キャンプに向かう夜行列車の中で、名物バッターとして知られるウォンボルト、スポーツ記者のマックス(ロバート・デュヴァル)、それに黒いドレスに身を包んだセクシャルな女ハリエット(バーバラ・ハーシー)の3人連れに合った。サムはウォンボルトに賭けを挑んだ。ロイなら君を3球3振にさせるぞ、と。勝負はその通りになったが、サムはロイのボールを受けそこね、後に心臓発作で急死してしまう。シカゴに着いてホテルに入ったロイの許にハリエットから電話がくる。彼女の美しい毒に気がつかないロイは、言われた通りに部屋に行く。その時、ハリエットの手に握られていた拳銃から火が吹いた。--そして16年後のニューヨーク。常に下位で低迷しているニューヨーク・ナイツのベンチに35歳のルーキー、ロイ・ハブスが現われる。プロ経験のないロイを、監督のポップ・フィッシャーは冷たく扱うが、ロイのお陰でニューヨーク・ナイツは勝ち続け、野球界は奇跡のルーキーの登場で大揺れとなる。ナイツのオーナーである判事は、自分のチームが負ける方に賭けていたので慌て、マックス、愛人のメモ(キム・ベイシンガー)らを仲間に引き込み、ロイの秘められた過去を暴こうとやっきとなる。ロイはやすやすとメモの誘惑にのり、スランプ状態に陥ってしまう。そんなロイの窮状を救ったのは将来を誓い合った幼なじみのアイリスである。シカゴの巡業の時、彼女の家に立ち寄ったロイは、使い古しのグローブをみつける。それは彼女の息子のものだった。スランプから脱したロイの打棒が炸裂、優勝まであと1勝と迫った夜、早過ぎる優勝パーティが開かれたが、ロイは脇腹を抱えて倒れてしまう。かつてハリエットに撃ち込まれた銃弾が発見され、医者は優勝決定戦に出場するのは不可能だと忠告する。自分がいないとナイツは負けてしまう…。ロイは再起不能を覚悟で試合に出ようと思った。ところが判事やマックスは、ハリエットに撃たれた現場写真をロイにつきつけ、試合に負けて欲しいと裏取引を申し出る。試合の日、ロイは古傷の痛みに耐え、大ホームランを打ってナイツを優勝へと導く。数日後、とある田舎街の草原でキャッチボールをする親子の姿があった。ロイが20歳の時アイリスとの間にできた子供だった。そんな2人の姿をアイリスが微笑みをたたえて見つめていた。(コロムビア映画配給*2時間18分)




 嘆きのテレーズ  1952年(フランス) ★★★  ナイロビの蜂  2005年(イギリス) ★★★★  
主演:シモーヌ・シニョレ ラフ・ヴァローネ ジャック・デュビー 主演:レイフ・ファインズ レイチェル・ワイズ ユベール・クンデ
あらすじ あらすじ
リヨンの裏町でラカン生地店の主婦になったテレーズ(シモーヌ・シニョレ)は、病弱なくせに傲慢な夫カミイユ(ジャク・デュビイ)、息子を溺愛するだけの姑ラカン夫人(シルヴィー)にはさまれて、冷たく暗い毎日を送っていた。貨物駅に勤めるカミイユは或日イタリア人のトラック運転手ローラン(ラフ・ヴァローネ)と知り合い、意気投合して家に連れて来た。逞ましく若々しいこの男の魅力にテレーズはみるみる惹かれ、ローランもまた彼女を思いつめて駆落ちを迫るに至った。危険な、あわただしい逢びきが重なり、二人はカミイユに真相をつげて離婚を承諾させよぅとしたが、夫は哀願と脅迫をくりかえして妻をパリの親類に閉じこめてしまおうと図った。その旅行の途次、あとを追ったローランがテレーズと車中で密会している現場にカミイユが現れた。二人の男は女を中に争い、ついにローランはカミイユをデッキから突落した。きびしい警察の訊問の間、テレーズは勿論口を割りはしなかったが、たえず彼女の脳裡を襲うのは惨死体となった夫の姿であり、息子の死以来全身不髄となってただ彼女を睨むだけのラカン夫人の眼であった。もはやローランの抱擁さえ、テレーズから死人の面影を消すわけにはゆかず、二人ば絶交状態におちた。一方、事件の夜、列車で夫婦と同室だった復員水兵(ローラン・ルザッフル)がいたが、彼は新聞でテレーズの住所を知ると同時にあの夜の記憶を呼びおこし、事業資金獲得と称して五十万フランの口止料を彼女に要求した。テレーズにはローラン以外頼る男はない。再び結びついた二人は折よく鉄道会社からおりた弔慰金を水兵に渡して国外に逃げようと計画した。しかしその金を二人から受取った瞬間、水兵はトラックに轢かれて即死した。その臨終を看とったローランもテレーズも、この時、かねての用意に水兵が検事への密告状をホテルの女中に托していたことは知らなかったのである。

ガーデニングが趣味の物静かな英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、スラムの医療施設を改善する救援活動に励む妻テッサ(レイチェル・ワイズ)と、ナイロビで暮らしていた。しかし突然、テッサがトゥルカナ湖の南端で殺害されたという報せが届く。彼女と同行していた黒人医師アーノルド(ユベール・クンデ)は行方不明。警察はよくある殺人事件と断定して処理しようとするが、その動きや、テッサに密かに思いを寄せていた同僚サンディ(ダニー・ヒューストン)の不審な振る舞いから、疑念にかられたジャスティンは、妻の死の真相を独自に調べ始める。そして、アフリカで横行する薬物実験、大手製薬会社と外務省のアフリカ局長ペレグリン(ビル・ナイ)の癒着という、テッサが生前暴こうとしていた世界的陰謀を知る。命の危険にさらされながら、テッサの想いを引き継ぐジャスティンは、その過程で、改めてテッサへの愛を実感していく。やがてジャスティンもテッサと同じように湖の南端で殺害されるが、テッサのいとこの弁護士の尽力によって、ペレグリンの悪事を示す手紙が世間に公開されるのだった。



 謎の失踪 失われた記憶  2004年(アメリカ) ★★★  ★★★  
主演: オリヴィア・ウィリアムズ アンナ・マッセイ レイモンド・クルサード 主演:
あらすじ あらすじ
世界的推理作家アガサ・クリスティーの謎の失踪事件を、事実に添ってドラマ
化した逸品。とあるホテルで発見された彼女は記憶喪失になっていた。精神科医による催眠治療で失踪の謎と彼女の心の傷が明らかにされていく。その真実とは…
ミステリの女王アガサ・クリスティーのかの有名な謎の失踪劇と波乱の人生迫る、実話に基づくドラマ!



南極物語 1983年(昭和58年)  ★★★   楢山節考 1958年(昭和33年) ★★★★
主演:高倉健   主演:田中絹代 高橋貞二  
あらすじ あらすじ

昭和三十三年二月、南極の昭和基地から第一次越冬隊員が第二次隊員と交替すべく観測船“宗谷”へと“昭和号”で空輸された。だが、例年にない悪天候のため第二次隊員は昭和基地へは飛ばず、第二次越冬は中止と決定した。犬係の潮田と越智は、基地に残された十五匹の犬を救うべく“昭和号”を飛ばしてくれるよう小沢隊長に食いさがったが、満身創庚の“宗谷”には、これ以上南極の海にとどまる力はなかった。初夏、潮田は北海道大学講師の職を辞し、樺太犬を供出してくれた人々を訪ね歩く謝罪の旅に出た。なかには「どうして連れて帰って来なかったの!」と激しく怒りをぶつけてくる少女・麻子もいた。潮田の謝罪の旅を知った越智は稚内に向かう。稚内では学術探険に貢献したとして十五匹の犬の銅像が建てられ、その除幕式が行なわれていた。集った人々の中に潮田の姿を見つけ、外国人記者がぶしつけな質問を浴びせた。「この手で殺してやればよかった」と悲痛な表情で語る潮田を見守る越智。その頃、南極では犬たちの生きるためのすさまじい戦いが展開されていた。戦いは首輪を抜け出すことからはじまり悪戦苦闘の末に自由を得たのは十五頭のうち八頭だった。基地に食物のないことを知った犬たちは、餌を求めてさすらいの旅に出る。集団でアザラシを襲い、凍りついた氷塊の中に見える小魚を掘り出して喰べる犬たち。そのうち、獲物を探しながら足をすべらせ氷海に呑まれてしまう犬、狂ったように走り氷原に姿を消して帰らないもの、仲間の数は次第に減っていく。先導犬のシロも潮田、越智と共に犬ぞり探険行で見つけた思い出の鯨の死骸の中に入り込んだまま、息たえた。またリーダー格のリキもシャチに襲われ悲運の死を遂げる。一方、第三次越冬隊が組織されることをニュースで知った潮田と越智は進んでその隊員に加えて貰うよう頼み込んだ。宗谷からヘリで昭和基地に着いた二人は、鎖につながれたまま死んでいる犬たちを見つけ慟哭する。涙にくもった潮田と越智の眼が、不意に丘の上の二頭の犬をとらえた。二頭はタロとジロだった。二人は大声をあげて駆けだした。

山また山の奥の日陰の村。−−六十九歳のおりんは亭主に死に別れたあと、これも去年嫁に死なれた息子の辰平と孫のけさ吉たちの世話をしながら、息子の後妻をさがしていた。村では七十になると楢山まいりに行くことになっていた。楢山まいりとは姥捨のことである。働き者のおりんはお山まいりの支度に余念ない。やがて村一番の行事である楢山祭りの日、隣村から辰平の嫁が来た。お玉といい、年も辰平と同じ四十五である。気だてのいい女で、おりんは安心して楢山へ行けると思った。だがもう一つしなければならぬことがある。おりんの歯は子供たちの唄にうたわれるほど立派だった。歯が丈夫だということは、食糧の乏しい村の年寄りとしては恥かしいことである。そこでおりんは自分の歯を石臼にぶつけて欠いた。これで支度はすっかり出来上り、あとは冬を待つばかりである。おりんの隣家は銭屋といい、七十才の又やんと強欲なその伜が住んでいた。又やんはなかなか山へ行く気配がなく、村では振舞支度が惜しいからだと噂していた。おりんの家では女がまた一人ふえた。けさ吉の子を姙っている松やんである。彼女は家事は下手だが食物だけはよく食った。木枯が吹く頃、雨屋の亭主が近所に豆泥棒に入り、捕って重い制裁をうけた。そして雨屋の一家十二人は村から消された。おりんはねずみっ子(曽孫)が生れるまでに楢山へ行かねばと決心し、あと四日で正月という日、「明日山へ行く」といい出した。辰平をせかして山へ行ったことのある人々を招び、酒を振舞ってお山まいりの作法を教示された。次の夜、おりんはしぶりがちな辰平を責めたてて楢山へ向った。辰平に背負われたおりんは一語も発せず、けわしい山道をひたすらに辿った。楢山の頂上近く、あたりに死体や白骨が見えはじめた。おりんは死体のない岩陰に降り立った。顔にはすでに死相が現われていた。おりんは辰平に山を降りるよう合図した。涙ながらに山道を戻った辰平は、七谷という所で銭屋の伜が又やんを崖からつき落そうとするのを見た。憤りが辰平の身うちを走り、又やんの伜に躍りかかった。銭屋の二人を呑んだ谷底には鳥が雲のように群っていた。雪が降り出した。辰平は禁を犯して山頂まで駈け登り、念仏を称えているおりんに「雪が降って来て運がいいなあ」と呼びかけた。おりんはうなずいて帰れと手を振った。−−村に帰りついた辰平は、玉やんと並んで楢山をのぞみ見ながら、「わしらも七十になったら一緒に山へ行くんだね」とつぶやきながら合掌した。




ながらえば 1988年(NHK)ドラマ ★★★★    名もなく貧しく美しく 1961年 ★★★★★ 
主演:笠智衆  第23回モンテカルロ国際テレビ祭最優秀演出賞 主演:高峰秀子 小林桂樹   
あらすじ あらすじ
寝たきりの妻を名古屋の病院に残し、富山に転勤する息子一家と暮らさなければならない老夫。今生の別れを告げようと、今ひとたびの再会に思いを寄せ家をとびだし名古屋へ向かう列車にとび乗って妻の病院へむかうが、不注意で切符を紛失、途中下車を余儀なくされる。そこで、今しがた老妻に先立たれた老人(宇野重吉)に出会う。老人の5日間を通して、夫婦のきずなと愛の姿をみつめた。



出典:goo映画
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竜光寺真悦の嫁・秋子はろう女性である。昭和二十年六月、空襲の中で拾った孤児アキラを家に連れて帰るが、留守中、アキラは収容所に入れられ、その後真悦が発疹チフスで死ぬやあっさり秋子は離縁された。秋子は実家に帰ったが、母たまは労わってくれても姉の信子も弟の弘一も戦後の苦しい生活だからいい顔をしない。ある日、ろう学校の同窓会に出た秋子は受付係をしていた片山道夫に声をかけられたのをきっかけに交際が進み、結婚を申込まれた。道夫の熱心さと同じろう者同士ならと秋子は道夫と結婚生活に入った。二人の間に元気な赤ん坊が生れた。が、二人の耳が聞こえないための事故から死んでしまった。信子が家を飛び出し中国人の妾となりバーのマダムに収まったころ、道夫は有楽町附近で秋子と靴みがきを始め、ささやかな生活設計に乗り出した。グレた弘一が家を売りとばした。母のたまが道夫たちの家に転がりこんできた。秋子はまた赤ん坊を生んだ。たまは秋子たちのためにねじめを手放した。秋子はその金でミシンを買い内職を始めた。子供の一郎は健全に育ち健康優良児審査で三等賞を受けた。道夫は一郎の教育を考え靴みがきを止め印刷所の植字工になった。が、一郎は成長するにつれ障害者である両親をうとんずるようになった。内職の金をごまかされたり秋子の苦難の日はつづく。刑務所を出てきた弘一がミシンを売ってしまう。絶望した秋子は置手紙を残して家出した。しかし後を追いかけてきた道夫の手話による必死のねがいで、秋子は家に帰った。一郎も優しい気持の子供に変っていった。が、生活は相変らず苦しい。ある日、昔、秋子が助けた戦災孤児のアキラが自衛隊員の姿で訪ねてきた。うれしさに秋子は大通りへとび出した。そのとたん秋子はトラックにはねられて死んだ。激しく鳴らした警笛がろう者の秋子には聞こえなかったのだ。一郎は、貧しくとも美しく生きた両親の慈愛をうけて明日への希望めざしてゆく…。




波の塔 1960年(昭和35年) ★★★  流れる 1956年(昭和31年)★★★★ 
主演:有馬稲子 津川雅彦   主演: 山田五十鈴 田中絹代 高峰秀子 
あらすじ あらすじ

某省局長の娘田沢輪香子は、旅行先の上諏訪で一人の青年に知りあい、帰京して友人佐々木和子と深大寺に出かけた時、美しい女性と同伴の彼に再会した。青年は小野木喬夫という東京地検の新任検事だった。連れの女性は結城頼子といい、小野木とは一昨年演舞場で知りあってから、逢瀬を重ねていた。小野木は頼子を輪香子たちに紹介しなかった。輪香子は二人の間になにか暗い秘密の影を感じた。頼子の夫結城は政治ブローカーで、夫婦間は冷く、結城は家をあげることがしばしばだった。ある日、頼子と小野木は身延線の下部温泉へ旅行した。着くと間もなく台風に襲われ、帰りの中央線は不通、二人は東海道線に出るため山道を歩いた。二人は番小屋で一夜を明かした。そこで頼子は人妻であることを告白した。喬夫の心は変らなかった。小野木は某官庁の汚職事件の担当になった。所用で新潟へ出張して帰京する小野木を頼子は駅で迎えた。それを仲間吉岡が目撃し、結城に告げた。結城は妻の情事を察し下部まで調べに出かけた。一方、汚職事件の捜査も着着と進んでいた。輪香子は頼子のことが気になり、家に出入りする新聞記者辺見に調査を頼んだ。頼子は汚職事件の中心人物結城の妻で、父も関係していると聞き呆然とした。結城は妾宅で検挙された。家宅捜査のため小野木は結城邸へ向った。そこで頼子と小野木は対面した。二人の心は驚きと悲しみで一杯になった。結城の弁護士林は小野木と頼子の情事を調べ、司法界の長老を動かし事件の揉み消しにかかった。小野木は休職になった。彼は辞表を出し、頼子と二人だけの生活に入る決心をした。約束の夜、小野木が東京駅で待っている頃、頼子は新宿発の列車に乗っていた。結城と離婚して自由の身になることも頼子にはできた。が、それは破滅に通じることも知っていた。小野木との約束を破ることは彼女の最後の愛の表現だった。富士の裾野−−黒い樹海の中に頼子の姿は、しだいしだいに吸いこまれていった。

大川端に程近い東京の花街。芸者置屋つたの家に、職業紹介所から女中梨花がお目見得に来た。夫は一昨年、子供も昨年死んだという梨花は、女将つた奴のお目見得も無事に済み、お春と名も変えられて住込む。早速使いに出された食料品屋の親爺は、払いが悪いか良い顔をしない。家に戻ると、つた奴と腹違いの姉、鬼子母神のおとよが借金の催促に坐り込んでいる。この家も抵当に入っているんだと教えてくれた芸妓染香も、おとよに借金がある。おとよは、つた奴に旦那を世話して借金整理の腹だが、つた奴は乗り気でない。数日後、喧嘩して出た芸者なみ江の叔父鋸山が、姪をタネにゆすりに来る。つた奴は留守だったが梨花たちは震え上る。その頃、つた奴はおとよと歌舞伎座へ出かけていたが、目的は鉄鋼会社社長村松との顔合わせと知り、遇然出会った昔の同僚で今は水野家の女将お浜と先に帰ってしまう。鋸山から三十万払えとの手紙、加えておとよも怒鳴り込む。つた奴は遂にお浜を訪ね、別れた旦那花山に、お浜の甥で花山の秘書をしている佐伯を経て詫を入れる。翌日、花山からとお浜が十万届けて来たが鋸山に半分はとられてしまう。騒ぎの最中、つた奴の妹米子の先の亭主高木が、子供不二子の病気を見舞いに来たが金だけ置いて逃げるように去る。お浜がこの家を買取り旅館にするとおとよから聞いたつた奴は真疑をただすが、冗談をと笑うお浜にホッとした。加えて今夜七時、花山と合うことになる。ブラブラしているのは恥しいからお友達の家でミシンの下請けでもする、という娘勝代を叱りつけ、約束の料亭三田に赴いたつた奴。だが花山は急用で来れぬと佐伯が姿を現わす。総てを察した傷心のつた奴が戻ると、また鋸山が来ている。巡査を呼んだが参考人として彼女も留置場へ。お浜と佐伯の運動で一晩で帰されたが、家を買って貰いたいというつた奴に、お浜は実は先日の十万は手切金の意味と言う。この辺で私も男とは縁切れと淋しく笑うつた奴。おとよの目算は見事に外れたが、佐伯と戻って来た鋸山はなみ江の荷物をまとめ逃げるように帰る。程なくつたの家に残るのはつた奴、勝代に梨花の三人。だがつた奴母娘に出て貰い、あんたに任せて小料理屋をというお浜の話も梨花は断わる。秋風の吹く頃勝代とイサカイの末オン出た染香が詫を入れてくる。こちらも新規まきなおしと微笑するつた奴、二階では勝代が内職のミシン仕事。郷里へ戻ろうと決心した梨花は、つた奴と染香の三味線で踊る仕込み子たちの姿をいつ迄も眺めていた。




内海の輪 1971年(昭和46年) ★★  楢山節考  1983年(昭和58年) ★★★ 
主演:岩下志麻 中尾彬 三國連太郎   監督:今村昌平. 出演:緒形拳, 坂本スミ子, あき竹城
あらすじ あらすじ
西田美奈子二十九歳。いまは四国松山の呉服の老舗伊予屋の当主慶太郎の妻である。彼女は三ヵ月に一回上京した。半分は商用であり、半分は大学で考古学を専攻し、まもなく助教授の椅子につく江村宗三とのひそかな情事のためであった。宗三は妻の父が考古学の権威で次期学長に擬せられるという人物なので、労せずにエリートコースに乗っていた。彼は五年前の鮮烈な記憶が忘れられなかった。そのころ、美奈子は宗三の長兄寿夫の新妻だった。しかし、寿夫は水商売の女と出来ていて駈け落ち同然に、静岡きっての菓子屋の暖簾を捨てた。二人が同棲している新潟へ迎えに行く美奈子の護衛役に、まだ学生だった宗三が選ばれた。その時、愛情のない夫との訣別を決意していた美奈子は水上温泉で宗三に躰を与えた。彼女は童貞のおののきを示す宗三に、江村家への報復をこめたのかも知れない。それから三年、銀座で再会した二人は自然に求めあうように愛欲を燃え上がらせた。その時から美奈子は三ヵ月に一度上京しすでに男性機能を失っている夫の代りに宗三に抱かれるようになった。二人だけの秘密はひっそりと保たれたが、美奈子も宗三もやがてくる破綻を恐れていた。だから二人は愛欲の中にすべてを忘れようとした。やがて宗三の出張で、逢瀬は一ヵ月に短縮された。二人はしめし合わせて、一月の瀬戸内海に遊んだ。しかし、二人は伊丹空港で宗三と同窓の新聞記者長谷にバッタリ出会った。ついに二人のエゴイスティックな愛も均衡を失った。長谷は美奈子夫婦とも顔(1957)見知りであった。慶太郎にこの不倫が暴露されたら、美奈子はもちろん、宗三の輝ける将来も崩れ去るにちがいなかった。宗三はそんな犠牲を払ってまで、美奈子と心中立てする必要はないと思った。しかし、彼女から逃れることも出来そうになかった。旅の終りに選んだ蓬莱峡は奇岩が群がり立つ断崖の景勝地だった。ここで、美奈子を殺そうと宗三は心に決めた。男の微妙な心理の変化を美奈子は敏感に感じとった。宗三は美奈子を断崖に誘った。そして一突きにしようとしたが一瞬ためらった。「あたしを殺して」と美奈子はうずくまり慟哭した。愛欲の終焉が二人の愛の記憶を華麗に染め、そして消えた。 おりんは元気に働いていたが今年楢山まいりを迎えようとしていた。楢山まいりとは七十歳を迎えた冬には皆、楢山へ行くのが貧しい村の未来を守る為の掟であり、山の神を敬う村人の最高の信心であった。山へ行くことは死を意味し、おりんの夫、利平も母親の楢山まいりの年を迎え、その心労に負け行方不明となったのである。春。向う村からの使の塩屋が辰平の後添が居ると言って来た。おりんはこれで安心して楢山へ行けると喜ぶ。辰平にはけさ吉、とめ吉、ユキの三人の子供とクサレと村人に嫌われる利助と言う弟がいた。それがおりんの家・根っ子の全家族である。夏、楢山祭りの日、向う村から玉やんが嫁に来た。おりんは玉やんを気に入り、祭りの御馳走を振舞う。そして悩みの、年齢と相反した丈夫な歯を物置の石臼に打ちつけて割った。夜、犬のシロに夜這いをかけた利助は、自分が死んだら、村のヤッコ達を一晩ずつ娘のおえいの花婿にさせるという新屋敷の父っつあんの遺言を聞く。早秋、根っ子の家にけさ吉の嫁として、腹の大きくなった雨屋の松やんが混っていた。ある夜、目覚めたおりんは芋を持って出て行く松やんを見た。辰平はもどって来た松やんを崖から落そうとしたが腹の子を思いやめる。数日後、闇夜に「捕山様に謝るぞ!」の声がした。雨屋の父つっあんが焼松の家に豆かすを盗みに入って捕まったのである。食料を盗むことは村の重罪であった。二代続いて楢山へ謝った雨屋は、泥棒の血統として見なされ、次の日の夜、男達に縄で縛られ生き埋めにされた。その中におりんに言われ雨屋にもどっていた松やんも居た。新屋敷の父っつあんが死に、おえいは遺言を実行していたが利助だけはぬかした。飼馬のハルマツに当り散らす利助を見かね、おりんはおかぬ婆さんに身替りをたのむ。晩秋、おりんは明日山へ行くと告げ、その夜山へ行く為の儀式が始まった。夜が更けて、しぶる辰平を責め立てておりんは楢山まいりの途についた。裏山を登り七谷を越えて楢山へ向う。楢山の頂上は白骨と黒いカラスの禿げ山だ。辰平は七谷の所で、銭屋の忠やんが又やんを谷へ蹴落すのを見て茫然と立ちつくす、気が付くと雪が舞っていた。辰平は猛然と山を登り「おっ母あ、雪が降ってきたよう! 運がいいなあ、山へ行く日に」と言った。おりんは黙って頷くのだった。



浪花の恋の物語 1959年(昭和34年) ★★★  奈緒子 2007年(平成19年) ★★★ 
監督 内田吐夢 出演 萬屋錦之介 有馬稲子 出演:上野樹里 三浦春馬 笑福亭鶴瓶
あらすじ あらすじ
忠兵衛は浪華飛脚問屋・亀屋の養子だった。同業丹波屋八右衛門に無理やり新町廓に連れこまれた。その相方が梅川だった。一度は帰ろうとするが、彼女の頼みで、そのまま泊ってしまう。客と寝ずに帰せば遊女は折檻されるのだ。−−翌朝、八右衛門が口裏を合わせ、無事に家へ入れたが、たちまち、その夜、廓へ足が向いていた。それからはチョクチョク遊びが続いた。梅川の情の深さが彼を捉えた。「わてらにとっては金が仇の世の中……」竹本座座付作者近松門左衛門は隣室で、その梅川のつぶやきを聞いた。義母の妙閑は彼の金遣いの荒らさに気づいた。大阪を離して考えさせよう。為替の差額を取りに江戸へ発たせた。その前夜、忠兵衛は梅川を待つ間、彼女の母あての手紙で、その孝行を知る。彼は金を置き、梅川に会わずに帰った。櫛が彼の江戸土産として届いた。縁を切るとのなぞ言葉か。梅川は泣きくずれた。近松がそれを見ていた。藤兵衛という小豆島の醤油の大尽が北陸から帰ってきたら、梅川を身請することになっていた。旅姿のままつい寄った忠兵衛は、それを聞かされた。持っていた八右衛門に届ける五十両を、身代金二百五十両の内金として入れ、いつづけを始めた。八右衛門に見つかったが、頼みこんで金は借り、家へ帰った。若い許婚・おとくへの土産は花かんざしだった。武家の為替三百両を届ける用事が、忠兵衛に命じられた。彼は金を懐ろに廓へ行ってしまう。藤兵衛が帰阪してい、梅川の身請の祝宴を挙げようとしていた。忠兵衛の内金はつっかえされた。後の二百両を入れたら、待ってもええ。梅川の主人は彼を馬鹿にしていた。八右衛門が梅川の部屋で例の五十両の一件を笑い話にしていた。忠兵衛は口惜しく、思わず懐ろの小判を握った。封印がきれ、こぼれた。その金も彼は八右衛門や梅川の主人の前に置き、梅川を連れて去った。−−亀屋に捕方がなだれこみ、忠兵衛の代りに妙閑が引っ立てられた。武家のお蔵金の封印切りは獄門である。瓦版が大阪の街を走った。三輪の里で、忠兵衛は梅川に封印切りを打ち明けた。梅川はそれを知っていながら、ついてきたのだ。二人はどこまでも一緒にいようと誓い合う。新口村の入口で、二人は捕った。実の親に会いに行くところだった。梅川には二度の勤めが待っていた。−−近松はこの話を三幕の世話狂言に仕立てた。新口村の場では、梅川・忠兵衛と親孫右衛門を会わせ、つらい別れと親子の情を見事に描いた。この芝居は民衆に拍手で迎えられた。作者自身も涙していた。 長崎県波切島。12歳の奈緒子は、喘息の療養でこの島を訪れていた。彼女はそこで走ることが大好きな少年・雄介と出会う。しかし、ある日悲劇が起こった。誤って海に落ちた奈緒子を助けようとした雄介の父が命を失ってしまったのだ。「お父ちゃんを返せ!」幼いが故に怒りと悲しみを奈緒子にぶつける雄介。その日以来、奈緒子は雄介の父を奪ってしまったという罪の意識に悩み続けるようになる。それから6年の時が経ち、奈緒子(上野樹里)は東京で雄介(三浦春馬)と偶然再会する。天才ランナーとして高校陸上界の期待の星になっていた雄介に、奈緒子は自分があの時の少女であることを告白する。「もう忘れた。誰も恨んじゃいねえ」と吐き捨てて立ち去る雄介。やがて雄介にとって初の駅伝挑戦となる九州オープン駅伝が始まる。雄介を観に九州まで来ていた奈緒子はひょんなことから彼への給水係を頼まれるが、そのことが事件を引き起こしてしまう。水を差し出す奈緒子の姿に動揺した雄介が給水を拒んだために脱水症状で倒れてしまったのだ。雄介は今も自分を許していない。奈緒子の悲しみは更に深まっていく。そんな二人の複雑な事情を知った波切高校陸上部の西浦監督(笑福亭鶴瓶)は、あの事故以来止まったままでいる雄介と奈緒子の時間を再び動かそうと、マネージャーとして奈緒子を陸上部の夏合宿に迎え入れるのだが……。







涙そうそう  2006年(平成18年) ★★★★  NANA 2005年(平成17年) ★★★ 
出演:妻夫木聡  長澤まさみ 麻生久美子 
アカデミー賞優秀主演男優賞:優秀主演女優賞W受賞
出演:中島美嘉 宮崎あおい 松田龍平
あらすじ あらすじ
沖縄で暮らす新垣洋太郎(妻夫木聡)は、飲食店を持つことを夢見ながら、昼も夜もなく働き続ける青年。ひとり暮らしの彼のもとに、義理の妹であるカオル(長澤まさみ)がやってくる。それが洋太郎には、嬉しくてたまらなかった。洋太郎の母親である光江(小泉今日子)は、彼が8歳の時に再婚し、新たな父親の連れ子がカオルだった。幼い頃はぎこちなかった二人の関係も、現在では血のつながった兄妹以上のものとなり、洋太郎にとってはかけがえのない存在となっていた。沖縄本島の高校に合格したカオルは、オバァ(平良とみ)と暮らしていた離島を離れ、洋太郎と一緒に暮らすことになっていた。義父は失踪し、母を病で亡くしていた二人にとって、お互いが唯一の肉親なのだ。古びた洋太郎のアパートで、二人の生活が始まる。ようやく資金が貯まって念願だった居酒屋のオープンに漕ぎつける洋太郎だが、その土地の権利は偽造されたものだった。詐欺に引っかかったことを知る洋太郎。自分と仲間たちの手で塗装した店は解体され、洋太郎は多額の借金を背負ってしまう。恋人の恵子(麻生久美子)も、洋太郎のもとを去っていった。悩み苦しむ洋太郎を励ますのは、カオルだけだった。いつしか洋太郎との間に流れはじめた微妙な感情に戸惑うカオルは、大学の卒業を機に自立する決意を洋太郎に告げる。洋太郎も、それに反対することはできなかった。二人が別々に暮らすようになって1年後、沖縄本土に大型台風がやってくる。その夜、カオルの身を案じた洋太郎は彼女の部屋を訪れる。久々に顔を合せる2人。しかし、洋太郎の肉体は、いつのまにか再起不能の病魔に冒されていた。懸命の看護もむなしく、他界する洋太郎。自分のために、昼夜を問わず働き通しだった洋太郎の愛を改めて知るカオル。その目からは、とめどない涙があふれて尽きることはなかった。 パンクバンド“ブラスト”のヴォーカリスト・大崎ナナと、恋人・章司を追いかけて東京へ向かおうとしていた小松奈々。同い年、同じ名前のふたりが出会ったのは、上りの新幹線の中だった。クールなナナとキュートな奈々、見た目や性格は違うけどすっかり意気投合したふたりは、河を望む古いマンションの一室で共同生活を始めた。数日後、ギタリストのノブとドラマーのヤスが、新曲を携え上京して来た。新メンバーにベースのシンを加え、活動を再開するブラスト。ナナは、歌に賭ける気持ちを燃やす。一方、奈々はつれない章司に不満を募らせていた。実は、章司は思い込みの激しい奈々に疲れ、同じバイト先で知り合った大学の同級生でもある幸子に心変わりしていたのだ。彼は、奈々の目の前で幸子を選ぶ。傷心の奈々に、人気バンド“TRAPNEST”のライヴ・チケットが届いた。そのギタリストであるレンが、かつてブラストのメンバーでナナの恋人だったことを知った彼女は、ナナを誘ってライヴに出かける。レンが引き抜かれバンドを脱退した時に、愛し合いながらも別れた筈のナナとレン。しかしライヴ当日、再会を果たしたふたりは愛を再燃させるのであった。それから暫くして、奈々がバイトをクビになった。落ち込む彼女に、ナナが用意してくれたプレゼント。彼女は、奈々の大ファンであるTRAPNESTのヴォーカリスト、タクミを部屋に招いてくれたのだ。――20歳を過ぎ、甘えてばかりいられない現実の中で、とびきり甘い夢を見せてくれたナナ。それは、奈々にとってとても幸福な初恋みたいな時間だった。



泣いてたまるか 1966年(昭和41年) ★★★  謎解きはディナーのあとで 2013年(平成25年)★★★ 
出演:渥美清 青島幸男 中村嘉津雄 出演:櫻井翔   北川景子  椎名桔平     桜庭ななみ 
あらすじ あらすじ

この作品は、毎回脚本家が変わり、渥美清も毎回違う役柄で出演するというコンセプトで始まった『泣いてたまるか』が正式タイトルである。DVDや渥美主演作品のみの放送がされるようになって「渥美清の」という角書きがつけられた。(肺病の後遺症で体力がもたず、青島幸男中村嘉津雄と隔週交代で出演していた時期もある)。その中でも、山田洋次が脚本を手がけた最終話の「男はつらい」という回を、山田本人が気に入り、渥美清の代表作である『男はつらいよ」』の連続テレビドラマ化および映画化につながっている。ちなみに、後に博の役をする前田吟もこの回に出演した。今では有名な俳優や女優が脇役として出演したこと、有名な脚本家が多数手がけていたこと、渥美清の独特な雰囲気と演技力の相乗効果で人気だったことは元より、作品としても素晴らしい出来と評されている。渥美は、寅さん風のアウトロー的な役はもちろん、実直な教師役や平のサラリーマン役、更には偽傷痍軍人役等、多岐に渡る役柄を演じきり、役者としての懐の深さを見せた。
主な出演者
天知茂、イーデス・ハンソン、京塚昌子、黒柳徹子、関敬六、前田吟、小松方正、加藤剛、笠置シヅ子、左卜全、左幸子、市原悦子、栗原小巻、東野英治郎、石橋蓮司、藤山寛美、田中邦衛、渡辺篤、名古屋章、西田敏行、吉行和子、森川信、藤田弓子、宮本信子、浜村純、中村玉緒、津坂匡章、沢田雅美、悠木千帆、ミスター珍

世界屈指の企業グループ総帥の令嬢でありながら新米刑事として警視庁国立署に勤める宝生麗子(北川景子)。休暇を利用して、宝生家所有の豪華客船プリンセス・レイコ号に執事の影山(櫻井翔)とともに乗り、シンガポールへ向かう。しかし船内には、有名芸術家の作品の警護にあたる、麗子の上司・風祭京一郎警部(椎名桔平)の姿もあった。出航後ほどなくして、船内で殺人事件が起こる。乗員乗客合わせて3000人が乗るプリンセス・レイコ号がシンガポールに到着するまでの5日間にさらなる被害を出さないためにも真相を解明しようとする麗子と影山だが、彼らも事件に巻き込まれてしまう……。



永い言い訳  2016年(平成28年) ★★★  年(平成年)★★★ 
出演:本木雅弘  竹原ピストル  藤田健心  白鳥玉季   黒木華    出演:  
あらすじ あらすじ
“津村啓”というペンネームでテレビのバラエティなどでも活躍する人気小説家の衣笠幸夫(本木雅弘)は、ある日、長年連れ添った妻・夏子(深津絵里)が旅先で突然のバス事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。だが夏子とは既に冷え切った関係であった幸夫は、その時不倫相手と密会中。世間に対しても悲劇の主人公を装い、涙を流すことすらできなかった。そんなある日、夏子の親友で同じ事故で亡くなったゆき(堀内敬子)の遺族であるトラック運転手の大宮陽一(竹原ピストル)とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い兄妹の世話を買って出る。保育園に通う灯(白鳥玉季)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平(藤田健心)。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが……。




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