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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日SecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
≪資料:
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ドクトル・ジバコ 1965年(アメリカ・イギリス) ★★★★★ 
泥棒成金 1955年(アメリカ)   ★★★★  
主演:オマー・シャリフ    ジュリー・クリスティ アカデミー賞  脚色賞. 撮影賞. 作曲賞 . 美術監督・装置賞. 衣裳デザイン賞    主演: ケーリー・グラント    グレイス・ケリー   
あらすじ あらすじ
 19世紀末のロシア。ユーリー・ジバゴ(オマー・シャリフ)は、医学の勉強を続けるかたわら詩人としても知られるようになった。幼い頃両親を失い、科学者グロメーコにひきとられた彼は、その家の娘トーニャ(ジェラルディン・チャップリン)を愛していた。2人の婚約発表のパーティーの日、近所の仕立屋の娘ラーラ(ジュリー・クリスティー)は、弁護士コマロフスキーの誘惑から逃れるため、彼に発砲するという事件を起こした。彼女は帝政打倒の革命に情熱をもやす学生パーシャ(トム・コートネイ)を愛していた。1914年、ロシアは第1次大戦に突入し、ジバゴは医師として従軍した。戦場で看護婦として働らくラーラに再会した彼は、彼女がすでにパーシャと結婚したのを知り、自分もまた家庭を持っていたが、ラーラへの愛をどうすることもできなかった。それにパーシャは戦死したとの報告も入っていた。その頃ロシアは内戦が激しくなり、ジバゴはモスクワの家族のもとへ帰った革命軍の手に帰したモスクワは、飢えと物資の不足にあえいでいた。ジバゴが革命軍のリーダーで、
義兄のエフグラフ(アレック・ギネス)に初めて会ったのはその頃だった。義兄の勧めもあって、田舎で休養することにした彼は、旅の途中で白軍のスパイと間違えられ、赤軍の将校に尋問された。この将校は、戦死と報じられていたパーシャだった。彼は変わりはて、今や革命への狂信以外、何もない男になっていた。ラーラとの愛も再燃した田舎での生活、ジバゴにとっては幸せの日が続いたが、ある日突然、彼はパルチザンの1隊にとらえられた。妻に2人目の子供が生まれると知り、ラーラと別れる決心をした直後のことだ。しかし彼は脱走し、ラーラのもとに帰ったが、2人の関係を知った妻が、子供をつれて、パリに亡命したと告げられた。今や亡命者の夫となったジバゴと、すでに追放の身となっていたパーシャの妻ラーラの前に、コマロフスキーが現れた。彼は2人に危険がせまっていると再三話し、ついに身重のラーラをつれて極東に去った。8年後、ジバゴはモスクワの市街電車の中でラーラを見かけ必死に追ったが、かねてわずらっていた心臓発作で倒れ亡くなる。何年か過ぎた。エフグラフはダムの建築現場で働く若い娘(リタ・トゥシンハム)に出会った。彼女は、ジバゴとラーラの間にできた私生児だ。彼は両親のことを話してきかせ、ジバゴの詩集を贈りこう言った。「彼の仕事は党には容れられなかったが、詩を愛する人は彼を忘れない。彼ほど詩を愛した者はいなかった」と。
パリの大警視ルピックが南仏リヴィエラにやってきたのは、戦前 「猫」と異名をとった、稀代の宝石泥棒のジョン・ロビー(ケーリー・グラント)がまたまた活躍をはじめたという情報が入ったからであった。しかし当のロビーは、戦後は堅気になり、リヴィエラに別荘を買いこんで呑気な暮しをしていたので、急に警官に追われる身となり、おどろいてしまった。彼は旧友のベルタニ(チャールズ・ヴァネル)の経営する料理店に相談に行った。ベルタニとロビーは、第二次大戦中、ドイツの飛行機により爆撃されたフランスの刑務所から脱走した仲間同志であった。ベルタニの指示でロビーはニースに行き、そこで保険会社の調査員ヒュースンに会った。ヒュースンはロビーに宝石気違いの母親と一緒に来ているアメリカ娘、フランセス・スティーヴンス(グレイス・ケリー)を紹介した。ロビーは木材商バーンズという仮名を使っていた。彼はフランセスに一目で参ってしまった。ロビーはヒュースンの会社の保険契約の名簿から南仏の金持の名前を調べあげた。「猫」が彼等の持つ宝石に目をつけて行動をはじめれば、その正体をあばくことができると考えたのである。ロビーをドライヴに連れ出した彼女は、自動車の上で彼の正体をあばいた。彼女は彼の本名を知っていたのだ。ある日、フランセスの母親の宝石が盗まれた。彼女のロビーに対する態度は冷たくなった。ロビーはそのうちにベルタニが犯人であることを臭ぎつけた。ベルタニはロビーを殺そうとして間違って部下の1人を殺してしまった。やがてサンフォード家の仮装舞踏会の夜、ロビーは集まる紳士淑女の宝石を狙う「猫」の手下を捕えた。賊の口からベルタニの名が叫ばれた。「猫」は捕えられた。ロビーとフランセスは結ばれた。


出典:goo映画
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トゥルー・クライム 1999年(アメリカ) ★★★ 
ドリーム・ガールズ  2006年(アメリカ) ★★★★ 
主演: クリント・イーストウッド   主演: ジェイミー・フォックス   ビヨンセ・ノウルズ  エディ・マーフィ
アカデミー賞助演男優賞他6部門受賞作品
あらすじ あらすじ
北カリフォルニアのオークランド。地元新聞オークランド・トリビューンのヴェテラン記者スティーヴ・エヴェレット(クリント・イーストウッド)はかつては敏腕で鳴らしたが、最近は酒とデスクのボブ(デニス・リアリー)の妻にまで手を出す女グセの悪さのせいでスランプ続き。彼は編集長アラン(ジェームズ・ウッズ)の命令で、サン・クエンティン刑務所で明日0時1分に死刑執行が決まった死刑囚フランク(イザイア・ワシントン)の取材に赴く。事件の担当で前夜エヴェレットと飲んだ後、不慮の事故で急死した同僚の女性記者ミシェルの代役に立てられたのだ。フランクの事件を調査し直したエヴェレットは、現場の物的証拠と証人の証言に重大な誤りがあるのを発見。だが、夢中になるあまり、仕事の合間に動物園へ連れて行った幼い愛娘ケイティ(フランシスカ・フィッシャー=イーストウッド)に怪我をさせてしまい、妻バーバラ(ダイアン・ヴェノーラ)には愛想を尽かされた。午後4時、刑務所でフランクと面会したエヴェレットは無罪を確信。知り合いの地方検事セシリア(フランシス・フィッシャー)から現場に裁判には出席しなかった黒人少年がいることを知った彼は、アランたちを相手に土壇場で無罪を勝ち取りスクープをものにすると大見得を切るが、処刑の時間は迫るばかり。彼はミシェルの自宅でファイルを調べ、少年の居所を突き止めるが、なんと彼はすでに死んでいた。だが、彼は死ぬ前に祖母のラッセル夫人に真相を告白しており、エヴェレットは彼女を連れ、死刑執行中止命令を出してもらうため、知事の元へ車で急行。かくして、死刑執行完了寸前に命令が下り、フランクは無罪放免となり、エヴェレットは再起を果たすのだった。


1962年。デトロイトのヴォーカルトリオ「ドリーメッツ」は音楽業界に打って出ようとしている野心家・カーティス(ジェイミー・フォックス)にスカウトされた。彼女たちはソウル界のローカルスター、ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとしてツアーに参加するようになる。だが一番の歌唱力を誇るエフィー(ジェニファー・ハドソン)はいつまでも脇役でいることに不満だった。マネージャーのマーティー(ダニー・グローバー)を追い出したカーティスはドリーメッツを独立させて売り出そうとする。その名も「ザ・ドリームズ」として。ようやくリードシンガーになれると思ったエフィーだが、カーティスはディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)をリードにする決断を下した。テレビ向けに一番の美人であるディーナをフューチャーしようというのだ。しかも今までエフィーと付き合っていたカーティスは私生活でもディーナに鞍替えしていた。グループの活動に支障をきたすようになったエフィーはついにクビを言い渡された。こうして新メンバーになったザ・ドリームズは瞬く間に人気を獲得していく。それから8年の歳月が流れディーナは世界的なスーパースターとなり、カーティスと結婚していた。一方でカーティスの子を産んだエフィーはマーティーの協力を得てクラブシンガーとして再出発を始めていた。やっとの思いで出したエフィーの新曲を盗んでザ・ドリームズに歌わせてしまうカーティス。怒ったエフィーやマーティーらはカーティスのレコード会社に乗り込み、怒りをぶつけた。そして独善的なカーティスに対する不信感を抱えてきたディーナも、ついに離婚を決意するのだった。こうしてバラバラになってしまったザ・ドリームズの解散コンサートが地元で行われる。最後の曲でエフィーが現れ、四人になったザ・ドリームズは感動的なパフォーマンスを繰り広げるのだった。



逃走迷路 1942年(アメリカ)  ★★★  ドレスデン運命の日 2006年(アメリカ) ★★★ 
  
監督 アルフレッド・ヒッチコック 主演: ロバート・カミングス   主演:フェリシタス・ヴォル    
あらすじ あらすじ
カリフォルニア州グレンデールの航空機会社で働くバリー・ケーン(ロバート・カミングス)は、工場の火事で同僚のメイソンが死んだ事件の容疑者に仕立てられる。真犯人の手がかりは、燃える工場から飛び出してきた男フライ(ノーマン・ロイド)と、彼が落とした封筒にあった住所“ディープ・スプリングス牧場"だけだった。バリーは警察の手を逃れ、“ディープ・スプリングス牧場"に向かう。だが、牧場主のトビン(オットー・クルーガー)は、フライという男など知らない、と言い放つ。あきらめて帰ろうとするバリーに、トビンの子供がじゃれついてきた。その子は父親の上着のポケットから取り出した紙切れをバリーに渡す。それは、フライからの電報だった。
そのとき、トビンの通報によって駆けつけた警察に、バリーは逮捕される。護送の途中、渋滞で車が橋の上に止まっているとき、スキをついてバリーは川に飛び込んで逃げる。人目のつかない小屋に避難したバリーは、そこでミラー(ボウハン・グレイザー)という紳士に助けられる。ミラーの姪パット(プリシラ・レーン)はバリーの身柄を当局に引き渡そうとするが、無実を主張するバリーに心動かされ、犯人捜しを手伝うことに。厳重な捜査網をくぐり抜けて旅を続けるうちに、バリーとパットはいつしか愛し合うようになる。マウンテン・シティーに着いたふたりは、偶然にもナチの破壊工作員たちの連絡場所を見つける。バリーはそこにやって来た工作員に接触し、自分もメンバーのふりをしてニューヨークに発つ。ニューヨークで、バリーはメンバーと共にパーティーたけなわの瀟洒なマンションに連れてゆかれる。そこでは、逃れたはずのパットがトビンに捕えられていた。バリーはパーティーの客たちに主催者がナチの工作員であることを告げようとするが、地下に監禁される。そこでスプリンクラーを作動して消防隊を呼び、騒ぎに乗じてマンションを逃げ出す。新聞で、キアニーヤードで戦艦の進水式があることを知ったバリーは、工作員のひとりが何度も「キアニー」という言葉を口にしていたことを思い出す。やつらの目的は、戦艦爆破だったのだ。キアニーヤードに急行したバリーは、ついにフライと邂逅する。格闘の末にフライを倒し、パットも救いだしたバリーは、自分の無実を晴らすのだった。
第二次世界大戦中の1945年1月、ドレスデン。アンナ(フェリシタス・ヴォール)
は、父カールの営む病院で看護婦として働いていた。欠乏する医療物資にもかかわらず気丈に患者の看護をするアンナ。その頃イギリスの爆撃機が撃墜され、パイロットの一人、ロバート(ジョン・ライト)は、傷を負いながらも生き延びてアンナの勤務する病院の地下室に逃げ込んだ。そんな中、アンナは外科部長のアレクサンダーからプロポーズされる。それは父カールも祝福する結婚であった。ある日、病院内でロバートを見つけるアンナ。ロバートが傷を負っていることから手当てをしてやるが、すぐに敵のイギリス兵であることに気がついた。しかし、ロバートに惹かれたアンナは、彼を匿い、愛し合うようになる。やがてロバートへの想いを抑えてアレクサンダーとの結婚式を挙げるアンナ。しかしそこにロバートが現れた。彼はアンナへの想いを断つことが出来なかったのだった。そして父・カールがモルヒネを密かに溜め込み、スイスへの国外逃亡を図っていることを知ったアンナは、ロバートへの愛を貫く決心をする。やがてロバートが敵兵だと見抜いたカールとアレクサンダーは、彼をゲシュタポに引き渡そうとした。ロバートとの愛を引き裂かれていくアンナ。しかしこの時既にドレスデンに標的を定めたイギリスの爆撃機の編隊が、彼らの頭上に迫っていたのだった。


出典:goo映画
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鳥 1963年(アメリカ)    ★★★★    トッツィー 1982年(アメリカ) ★★★★ 
監督 ヒッチコック 主演:ロッド・テイラー   ジェシカ・タンディ    主演:ダスティン・ホフマン    
あらすじ あらすじ
突然、舞い降りてきた1羽のかもめが、メラニー・ダニエルズ(ティッピー・ヘドレン)の額をつつき飛び去った。これが事件の発端だった。不吉な影がボデガ湾沿いの寒村を覆った。若い弁護士ブレナー(ロッド・テイラー)は異様な鳥の大群を見て、ただならぬ予感に襲われた。そして、ほどなくブレナーの予感は現実となった。鳥の大群が人間を襲い始めたのだ。アニー(スザンヌ・プレシェット)の勤める小学校の庭では、無数のかもめが生徒を襲撃した。メラニーが恋人ブレナー家へ夕食によばれた夜、暖炉の煙突から、突然、すずめに似たフィンチが何百羽となく舞い込んできた。が、ブレナーがやっとのことで追い払った。どこからともなく飛来してくる鳥の群れは、ますます増える一方だった。そして、ついに鳥による惨死者が出た。農夫が目玉をくり抜かれて死んでいたのだ。授業中のアニーは、ふいにメラニーの来訪を受け、外を見て足がすくんだ。おびただしい鴉の群れが校庭の鉄棒を黒々とうずめていたからだ。鋭い口ばしをとぎ、鴉の大群が小学生を襲った。ブレナーの妹をかばったアニーは、無残にも鴉の群れにつつき殺された。この襲撃を機に、今まで不気味な動きを見せていた鳥の大群が、せきを切ったように人家に殺到してきた。顔といわず手といわず彼らの襲撃は凄絶をきわめた。もはや一刻の猶予もない。ブレナーは失神したメラニーを家族と一緒に車に乗せサンフランシスコへの脱出を決心した。








出典:goo映画
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演技を若い俳優たちにコーチしている中年の男マイケル・ドーシー(ダスティン・ホフマン)。実は彼も俳優なのだが、演出家ともめたりするのでトラブル・メーカーとみられて、役がつかず失業中。ルーム・メイトで脚本家志望のジェフ(ビル・マーレイ)と生活のためにウェイターをしている。生徒の一人サンディ(テリー・ガー)は、明日の病院ものソープ・ドラマのオーディションに自信がなく、マイケルが個人レッスンを買って出て、翌日TV局までついて行ってやったが、その甲斐もなくサンディは落第。タフじゃないというので、台詞も読ましてもらえなかったのだ。翌日、彼は女装して、TV局へ行きドロシー・マイケルズと名乗る。ディレクターのロン(ダブニー・コールマン)はドロシーを見ただけで、もっとタフな女性が欲しいという。そこでドロシーが怒ってみせると、プロデューサーのリタが気に入ってカメラ・テストをした上で採用。その時、マイクは看護婦役のジュリー(ジェシカ・ラング、)と知りあい一目惚れする。さて、マイケルはその足で、エージェントのジョージ(シドニー・ポラック)に会いにゆく。始めは彼女がマイケルとわからなかったジョージだが、話を聞いてびっくり。ジェフはマイケルに協力することになった。これもジェフの書いている芝居の公演資金8 000ドルを捻出するためだ。思わぬことでマイケルはサンディとできてしまう。翌口、TV局に行ったマイケルは、病院理事エミリーの役を難なくこなす。困ったのは、ブルースター医師役のジョン(ジョージ・ゲインズ)が彼女に恋心を燃やし出したことと、ジュリーがロンとつきあっていること。ロンは横柄な男で、ジュリーをまるで恋人扱いしていない。ある日、ジュリーに台本の読み合わせを頼まれたマイケルは彼女の家へ。そこで、彼女が未婚の母であることを知る。女同士仲良く会話をしているうちに、今晩はサンディと夕食の約束をしていたことを思い出して、サンディのアパートに行く。もうサンディはカンカンになっていた。やがて、ジュリーは父親レスを紹介し、レスはドロシーにいかれてしまう。そのうち、ドロシーに人気が出て来た。ロンは相変わらず人を人とも思わぬ態度で、ドロシーにトッツィー(可愛い子ちゃん)と呼び掛けたりする。ジュリーはドロシーに感化されてロンと別れると言い出す。そんな彼女にキスしようとして、レズビアンと思われてしまった。しかも、レスからは求婚されるし、ジョンがアパートに強引に入りこんでくる。やっと彼を追い出したところヘサンデーが来た。彼女に「他に好きな人ができた」とうちあけると、彼女はカンカンに怒る。もう女優であることに耐えられなくなったマイケルは、番組のライヴ放送の時、エミリーは本当は男であったと暴露。その後、マイケルは男としてジュリーに会い、彼女も彼の愛を受け入れる。



逃亡者 1993年(アメリカ)  ★★★ 
 突然炎のごとく  1962年(フランス)  ★★★
主演:ハリソン・フォード 主演:ジャンヌ・モロー, オスカー・ヴェルナー
あらすじ あらすじ
シカゴの著名な外科医リチャード・キンブル博士(ハリソン・フォード)は、富と名声に恵まれた順風満帆の人生を送っていた。ある夜緊急手術を終えて帰宅してみると、家から見知らぬ片腕の男が飛び出して行き、中では妻ヘレン(セーラ・ウォード)が倒れていた。虫の息の彼女はキンブルの腕の中で息絶えた。キンブルは妻殺しの容疑で逮捕され起訴された。片腕の男(アンドレアス・カツラス)を見たというキンブルの主張も空しく、次々と不利な状況証拠を突きつけられたこともあって死刑判決が下った。州立刑務所へ身柄を移送される途中護送車が列車と衝突する事故が起き、かろうじて助かったキンブルはその場から脱出した。こうして身の潔白を証明するために片腕の男を探し求めるキンブルの逃走の旅が始まった。一方キンブルの逃走を察知した官憲は、ジェラード連邦保安官補(トミー・リー・ジョーンズ)を捜査の最前線に配置して、キンブルを追跡する。ジェラードはキンブルを巨大ダムの排水口に追いつめるが、キンブルはそこから決死のダイビングを試みる。九死に一生を得たキンブルはシカゴに戻り、元同僚のアン・イーストマン医師(ジュリアン・ムーア)の協力で、病院の中にある義手を持つ人のリストを調べあげ、遂に片腕の男の居所をつきとめる。彼の家に忍びこんだキンブルは、事件の黒幕が親友のニコルス博士(ジェローン・クラッベ)であることを知り、彼の業績をたたえるパーティの会場に乗りこんでいく。キンブルとニコルスは大乱闘となるが、駆けつけたジェラードによってニコルスは真犯人として逮捕されるのだった。

オーストリアの青年ジュール(オスカー・ヴェルナー)はフランス青年のジム(アンリ・セール)と知り合い、友達になった。2人とも詩や小説を書いている文学青年だった。2人はある時、幻燈を見て、アドリア海の島にある美術公園の女の顔に魅了された。それからしばらくして、2人はカトリーヌ(ジャンヌ・モロー)という女と知り合い、胸をときめかせた。彼女は島の彫像の女と瓜ふたつだったからだ。ジュールは彼女との結婚を熱望して求婚し、2人はパリの同じアパートに住んだ。 ジムは出版社と契約ができて作家生活の第1歩をふみ出しだ。3人で芝居見物に行った帰り、ジュールが芝居の議論に熱中すると、カトリーヌは突然セーヌ河に飛び込んだりして2人を慌てさせた。やがて第一次世界大戦が始まり、ジュールとジムはそれぞれの祖国の軍人として戦線へ行ったが、ともに生きて祖国へ帰った。歳月は流れる。ライン河上流の田舎に住む山小屋にジムは招待された。その頃、ジュールとカトリーヌの間には6つになる娘もいたが、2人の間は冷えきっていた。ジュールはジムに彼女と結婚してくれと頼むのだったが、自分も側に置いてもらうという条件だった。3人の奇妙な共同生活が始まった。カトリーヌには、ほかにも男がいた。ジムは瞬間しか人を愛せない彼女に絶望し、パリへ帰って昔の愛人とヨリを戻した。数ヶ月後、カトリーヌは自分の運転する車にジムを乗せて疾走させ、壊れた橋から転落して行った。ジュールは2つの棺を火葬場に運ばせた。これでカトリーヌは永遠にジュールのものとなった。




ドライビングMissデイジー 1989年(アメリカ) ★★★★ 
 トリコロール青の愛 1994年(フランス)★★★
主演:モーガン・フリーマン、 ジェシカ・タンディ 
89年アカデミー賞作品、脚色、主演女優ジェシカ・タンディ、メーキャップ賞受賞
主演:ジュリエット・ビノシュ ブノワ・レジャン
あらすじ あらすじ

48年、夏。長年勤めた教職を退いた未亡人のデイジー(ジェシカ・タンディ)は、ある日運転中に危うく事故を起こしかけ、母の身を案じた息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、彼女の専用の運転手としてホーク(モーガン・フリーマン)という初老の黒人を雇う。しかし典型的なユダヤ人で、元教師のデイジーには、運転手なんて金持ちぶっているようで気性が許さなかった。どうしても乗車拒否を続けるデイジーは、黙々と職務に励む飄々としたホークの姿に根負けし、悪態をつきながらも車に乗ることになる。こうして始まったデイジーとホークの奇妙で不思議な関係は、1台の車の中で、やがて何物にも代えがたい友情の絆を生み出してゆく。そして25年の歳月の流れの中で、初めてホークはニュージャージー州外を旅し、またデイジーはキング牧師の晩餐会に出席したりした。いつしか頭がボケ始めたデイジーは施設で暮らすようになり、長年住み馴れた家も売ることになった。しかしデイジーとホークの友情は、変わることなく続くのだった。

ジュリー(ジュリエット・ビノシュ)は自動車事故で夫と娘を失う。夫は優れた音楽家で欧州統合祭のための協奏曲を作曲中だった。ジュリーは、田園地帯にある屋敷をすべて引き払い、それまでの人生を拾ててパリでの新しい生活を決意する。そして夫の未完の協奏曲のスコアも処分してしまう。ジュリーは、空っぽになった家に密かにジュリーに思いを奇せていた夫の協力者であったオリヴィエ(ブノワ・レジャン)を呼び出し、一夜を共にするが、かれの目が覚める前に家をあとにする。手には彼女と過去を結ぶ唯一のあかし、“青の部屋”にあったモビールを握っていた。パリでの生活を始めるジュリーは静かな毎日を過ごしながらも脳裏にはあの旋律が甦ってきて、焦燥感と不安に駆られていた。老人ホームにいる母親(エマニュエル・リヴア)もジュリーを虚ろな目で見ているだけだった。そんなある日テレビをつけるとオリヴィエが処分したはずの楽譜を持ち、自分が曲を仕上げると宣言しているのを見る。そして夫が見たこともない若い女性と写っている写真も公開されていた。大きな動揺の後、ジュリーは、オリヴィエに曲の手直しを夫のメモを元に指示し、また夫の愛人で彼の子を身ごもっているサンドリーヌ(フロランス・ぺルネル)に屋敷をゆずる。ついに完成した曲をオリヴィエは、ジュリーの作品として発表すべきであると言う。ジュリーは、ひとしきり考え、彼の元に向かうことを、彼の愛を受け入れることを決意する。



扉をたたく人 2007年(アメリカ) ★★★★ 
 独裁者・チャップリン 1940年(アメリカ) ★★★
主演:リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス ハーズ・スレイマン    監督: 出演:チャールズ・チャップリン ヘンリー・ダニエル
あらすじ あらすじ

コネチカットで暮らす大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、妻と死に別れて以来本を書く事にも、教える事にも情熱を燃やせず憂鬱な日々を送っていた。ある日、出張でニューヨークを訪れた彼は、マンハッタンにある自分のアパートで見知らぬ若いカップルに遭遇する。知人に騙されて住んでいたというそのカップルは、シリアから移住してきたジャンベ奏者のタレク(ハーズ・スレイマン)と彼の恋人でセネガル出身のゼイナブ(ダナイ・グリラ)だと名乗る。





1918年――第1次世界大戦の末期、トメニア軍陣地では1兵卒であるユダヤ人の床屋(チャーリー・チャップリン)が奮戦していた。しかし、敗色は濃く、前線では敗退がつづき、上層部ではひそかに平和交渉が始められていた。何も知らぬ将兵は勝利を信じてた戦った。トメニア軍の空軍将校シュルツ(レジナルド・ガーディナー)は敵に包囲され、危ないところを床屋に救われた。傷ついたシュルツを助けて2人はトメニアに命からがら逃げかえったが、その時すでに戦争には負けていた。床屋は戦傷のためすべての記憶を失い病院に収容された。数年の年月が流れ、トメニアに政変が起こった。その結果ヒンケル(チャーリー・チャップリン)という独裁者が現われ、国民の熱狂的な歓迎を受けた。彼はアーリアン民族の世界制覇を夢み、他民族ことにユダヤ人の迫害を行った。ユダヤ人街のジャッケル(モーリス・モスコヴィッチ)の家族やハンナ(ポーレット・ゴダート)らは、不安な毎日を送っていた。床屋は政変のあったのも知らず、このユダヤ人街の自分の店に戻って来ていた。突撃隊の隊員はユダヤ人街に来ては乱暴した。ハンナはくやしがった。臆病者の床屋も彼女と協力して彼等に抵抗した。ある時、突撃隊に逮捕されかかった床屋を、通りかかった今は突撃隊指揮官になったシュルツが救った。おかげでユダヤ人街にも平和な日々が戻った。ヒンケルは自分の独裁政治をかくすため、国民の関心を外に向けようとオスタリッチ進駐を考え、軍資金をユダヤ人財閥に借款を申し入れたが拒絶された。ユダヤ人迫害が再開された。シュルツはヒンケルの政策の非を進言し、そのせいで失脚した。彼はジャッケルの家に隠れていたが、突撃隊に発見され床屋とともに逮捕された。床屋を慕うハンナは身の危険をさけるためジャッケル氏らとオスタリッチに逃げた。独裁者ナパロニ(ジャック・オーキー)指揮のバクテリア軍もオスタリッチに侵入した。ヒンケルはバクテリア軍を撤退させようと、ナパロニを招き、お互いにオスタリッチの主権を尊重する誓約書に署名させ、撤退に成功した。そのスキに自軍進駐の準備をした。床屋とシュルツは軍服を盗んで収容所を脱出した。国境で進駐準備の軍隊がヒンケルと間違え、進軍を開始した。その頃、ヒンケルは鴨狩中を床屋と間違えられ、警備兵に逮捕された。数万のヒンケル軍はオスタリッチに到着、床屋は演説をしなければならなくなった。壇上に立った床屋はロウバイしたが、気持ちを落着けて話しはじめた。“独裁者の奴隷になるな!民主主義を守れ!”彼の声はしだいに熱をおび自由と平和を守ろうと叫んだ。それはオスタリッチのハンナたちにも語りかけているようだった。



Dr.パルナサスの鏡 2009年(イギリス・カナダ) ★★★ 
  特別な一日 1977年(イタリア) ★★★★
主演:ヒース・レジャー クリストファー・プラマー ジョニー・デップ   出演:ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ
あらすじ あらすじ
2007年、ロンドン。旅芸人の一座が今にも壊れそうな馬車で現れる。座長は年齢1000歳以上といわれるパルナサス博士(クリストファー・プラマー)。出し物は、人の心の中の欲望を具現化する“イマジナリウム”と呼ばれる鏡。博士に導かれて鏡を通り抜けた観客は、自分の願望を反映した幻想世界を体験できるのだ。だが、怪しげな出し物に興味を持つ客はなく、博士は何かに怯えていた。実は、かつて偉大な僧侶だった博士。悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)にそそのかされて、1人の女性に恋をしたことからすべてが始まった。不死と若さを手に入れる代わりに、生まれた娘が16歳になった時、彼に差し出す約束をしてしまったのだ。そうとは知らない博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)。ある日彼女は、殺されそうになっていた青年トニー(ヒース・レジャー)を助ける。記憶喪失の彼は一座に加わると、巧みな話術で女性客を惹きつけ、ヴァレンティナも彼に心奪われる。そして期限の3日前。Mr.ニックが現れ、賭けに勝てば娘を渡さなくてもいいと博士に告げる。その賭けとは、鏡の世界に入り込んだ客に、悪魔の欲望の道と節度ある博士の道を選択させて、先に5人を獲得した方が勝ちというものだった。事情を知ったトニーは、次々と女性客を鏡の中へ誘導。そして、記憶を取り戻し、自分を殺そうとした男たちの姿に気付いたトニーも鏡の中へ逃げ込む。鏡の中で客の願望を形にしたトニー(ジョニー・デップ)は、次々と客を博士の選択へ導く。しかし残り1人になったとき、トニー自身の願望を反映したトニー(ジュード・ロウ)が誘導に失敗。追っ手と悪魔に迫られ、一緒に鏡の中へと逃げ込むトニーとヴァレンティナ。すると、ヴァレンティナの願望を反映したトニー(コリン・ファレル)が彼の真の姿を現す…。期限まであとわずか、博士とヴァレンティナの運命は……?



第2次大戦の影がしのびよる一九三八年、ローマ。ドイツの権力者ヒトラーがローマにやって来るという記念すべき日。式典が行なわれるその日は市民の殆どが広場ヘと赴いた。アントニエッタ(ソフィア・ローレン)は、六人の子供を持つ主婦。夫のエマヌエレ(ジョン・ヴァーノン)は、ムーソリーニの信奉者。悪い人間ではないが、妻に子供たちの面倒をまかせ、自分は友だちづき合いに忙しい。夫や子供たちを見送るアントニエッタ。静まりかえったアパートに一人残された彼女は、まだ残された山ほどある仕事を、うんざりしたような表情でやりはじめた。九官鳥のロスモンドにエサをやるのも仕事の一つだ。そのロスモンドが鳥かごから飛び出し向かいの階段にとまった。そのすぐそばの部屋に男の背中が見え、彼女は大急ぎで彼の部屋を訪ねた。彼の助けをかりて、ロスモンドをつかまえた。男はガブリエレ(マルチェロ・マストロヤンニ)と名のり、陽気に彼女に話しかけてきた。コーヒーの誘いをことわったアントニエッタにダンスを誘い、二人はルンバを踊った。その時、外からは、式典の実況を放送するラジオの音が響いてきた。ガブリエレは、顔をかすかにくもらせ、アントニエッタは、家にあわてて戻った。信じられないひとときであった。彼女は興奮している自分を感じた。気になって向かいの窓をのぞくアントニエッタ。ガブリエレは誰かに電話をかけていた。彼女が掃除にかかった時、ドアのべルが鳴った。ガブリエレだ。とまどいながらも彼を中に入れると共にコーヒーを飲んだ。そんな時、べルが鳴った。訪れた管理人の老女が「あんな売国奴とつきあうなんて」とアントニエッタを非難して帰っていった。不安になってきた彼女は、仕事があるからと、洗濯ものをとりこむために屋上へ上がった。なだめるように追って来たガブリエレと屋上で抱きあう彼女。しかし次の瞬間には、ガブリエレは彼女を自分から離し暗い表情になった。恥ずかしくなったアントニエッタは言った。「男なんて、みんな同じよ」。その言葉に、ガブリエレが口走った。「ぼくは違う。ぼくはホモなんだ」……思いがけない告白に狼狽し、彼女は彼の頬を打って部屋にかけおりた。しかし、時がたち心が静まると、いつも侮辱をうけてきたであろう男の心が痛いほど彼女にわかってきた。彼女も同じように、冷たい夫との生活の中で、知らぬ間に心が閉ざされていたのだ。彼女は彼の部屋を訪れ、お互いに、いたわり合うように愛しあった。この特別な日に、二人は特別の時を過ごした。夜、家族とのいつもの夕食を済ませた後、窓辺に立つアントニエッタ。外には、連行されてゆくガブリエレの姿があった。



 終着駅 トルストイ最後の旅 2009年(ドイツ・ロシア) ★★★    ★★★
主演: ヘレン・ミレン クリストファー・プラマー ジェームズ・マカヴォイ  出演:
あらすじ あらすじ
ソフィヤ伯爵夫人(ヘレン・ミレン)は、ロシアの偉大な文豪レフ・トルストイ(クリストファー・プラマー)の妻として、50年近く結婚生活を送ってきた。ある日突然、トルストイが新しい宗教の名のもと、爵位や財産、家族も捨て、菜食主義の独身となることを決める。トルストイの弟子で、ソフィヤが忌み嫌うウラジミール・チェルトコフ(ポール・ジアマッティ)が、夫に新しい遺書への署名を説得したらしいことを知ったソフィヤは憤る。その遺書には、トルストイの作品に関する権利をロシア国民に与えると書かれていた。ソフィヤは自分の財産を守るため、知恵や魅力を総動員して戦う。チェルトコフはその行動がトルストイの輝かしい遺産にダメージを与えると警告するが、その通りになっていく。この関係のなかに、トルストイを崇拝する新しい助手ワレンチン・ブルガコフ(ジェームズ・マカヴォイ)が入ってくる。世間知らずな彼は、チェルトコフとソフィヤに次々と利用されそうになる。またワレンチンは、トルストイの理想主義の信奉者マーシャ(ケリー・コンドン)に惹きつけられるが、同時に彼女の型破りな考え方に困惑する。あまりに複雑になった環境に嫌気のさした82歳のトルストイは、真夜中に家出を図る。ソフィヤは取り巻きの制止を振り切り、病に伏すトルストイのいるアスターポヴォ駅へ向け、特別列車でロシアを横断する。



東京物語 1953年 (昭和28年) ★★★★★  時をかける少女 1983年  ★★★ 
 監督 小津安二郎  主演:出演 笠智衆    東山千栄子
昭和28年度文化庁芸術祭参加作品。
監督 大林宣彦  主演:原田知世
あらすじ あらすじ
周吉、とみの老夫婦は住みなれた尾道から二十年振りに東京にやって来た。途中大阪では三男の敬三に会えたし、東京では長男幸一の一家も長女志げの夫婦も歓待してくれて、熱海へ迄やって貰いながら、何か親身な温かさが欠けている事がやっぱりものたりなかった。それと云うのも、医学博士の肩書まである幸一も志げの美容院も、思っていた程楽でなく、それぞれの生活を守ることで精一杯にならざるを得なかったからである。周吉は同郷の老友との再会に僅かに慰められ、とみは戦死した次男昌二の未亡人紀子の昔変らざる心遣いが何よりも嬉しかった。ハハキトク−−尾道に居る末娘京子からの電報が東京のみんなを驚かしたのは、老夫婦が帰国してまもなくの事だった。脳溢血である。とみは幸一にみとられて静かにその一生を終った。駈けつけたみんなは悲嘆にくれたが、葬儀がすむとまたあわただしく帰らねばならなかった。若い京子には兄姉達の非人情がたまらなかった。紀子は京子に大人の生活の厳しさを言い聞かせながらも、自分自身何時まで今の独り身で生きていけるか不安を感じないではいられなかった。東京へ帰る日、紀子は心境の一切を周吉に打ちあけた。周吉は紀子の素直な心情に今更の如く打たれて、老妻の形見の時計を紀子に贈った。翌日、紀子の乗った上り列車を京子は小学校の丘の上から見送った。周吉はひとり家で身ひとつの侘びしさをしみじみ感じた。





出典:goo映画
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土曜日の放課後、掃除当番の芳山和子は実験室で不審な物音を聞きつけ、中に入ってみるが人の姿はなく、床に落ちたフラスコの中の液体が白い煙をたてていた。フラスコに手をのばした和子は不思議な香りに包まれて気を失ってしまう。和子は、保健室で気がつき自分を運んでくれたクラスメイトの堀川吾朗や深町一夫らと様子を見に行くが、実験室は何事もなかったように整然としていた。しかし、和子はあの不思議な香りだけは覚えていた。それはラベンダーの香りだった。この事件があってから、和子は時間の感覚がデタラメになったような奇妙な感じに襲われるようになっていた。ある夜、地震があり外に避難した和子は、吾朗の家の方で火の手があがっているのを見、あわてて駈けつける。幸い火事はボヤ程度で済んでおり、パジャマ姿で様子を見に来ていた一夫と和子は一緒に帰った。翌朝、寝坊をした和子は学校へ急いでいた。途中で吾朗と一緒になり地震のことを話していると突然、古い御堂の屋根瓦がくずれ落ちてきた。気がつくと和子は自分のベッドの中にいた。夢だったのだ。その朝、学校で和子が吾朗に地震のことを話すと、地震などなかったと言う。そして授業が始まり、和子は愕然とした。昨日と全く同じ内容なのである。やはりその夜、地震が起こり火事騒ぎがあった。和子は一夫に今まで起った不思議なことを打ち明けるが、一夫は一時的な超能力だと慰める。しかし、納得のいかない和子は、一夫を探していて、彼の家の温室でラベンダーの香りをかぎ、気を失った。気がつくと和子は、一夫が植物採集をしている海辺の崖にテレポートしていた。そこで和子は不思議なことが起るきっかけとなった土曜日の実験室に戻りたいと言う。一夫は反対したが和子のひたむきさにうたれ、二人は強く念じた。そして、時をかけた和子が実験室の扉を開けると、そこには一夫がいた。彼は自分が西暦二六六〇年の薬学博士で、植物を手に入れるためこの時代にやって来たこと、自分に関わりのある存在には、強い念波を相手に送って都合のいい記憶を持たせていたことを告白する。そしてすべてを喋ってしまったのでお別れだと告げた。和子は一緒に行きたいと言うが、彼は自分に対しての記憶も消さなくてはならないと言う。和子は嫌がるが、ラベンダーの香りをかがされ床に崩れた。十一年後、大学の薬学部研究室に勤めている和子は、実験室を訪ねてきた一夫とぶつかる。二人はハッと思うがそのまま歩み去るのだった。



東京暮色 1957年  (昭和32年) ★★★★ トウキョウ国盗り物語(NHKドラマ)  新銀河 1993年 ★★★★  
 監督 小津安二郎 主演:笠智衆    主演:沢口靖子    
あらすじ あらすじ
停年もすぎて今は監査役の地位にある銀行家杉山周吉は、都内雑司ケ谷の一隅に、次女の明子とふたり静かな生活を送っていた。長女の孝子は評論家の沼田康雄に嫁いで子供もあり、あとは明子の将来さえ決まれば一安心という心境の周吉だが最近では心に影が芽生えていた。それは明子の帰宅が近頃ともすれば遅くなりがちでしかもその矢先姉娘の孝子までが沼田のところから突然子供を連れて帰ってきたからだ。−−明子には彼女より年下の木村憲二という秘かな恋人があった。母親がいない寂しさが、彼女をそこへ追いやったのだが、憲二を囲む青年たちの奔放無頼な生活態度に魅力を感じるようにいつかなっていた。しかも最近、身体の変調に気がついた彼女が、それを憲二に訴えるとそれ以来彼は彼女との逢瀬を避けるようになった。そして、焦慮した彼女は、憲二を探して回ったがその際偶然、自分の母についての秘密を知った。母の喜久子は周吉の海外在任中にその下役の男と結ばれて満洲に走ったが、いまは東京に引揚げて麻雀屋をやっていたのだ。既に秘かに堕胎してしまった明子には、これは更に大きな打撃であった。母の穢れた血だけが自分の体内を流れているのではないかという疑いが、彼女を底知れぬ深淵に突落してしまったのだ。蹌踉として夜道へさまよい出た彼女は、母を訪ねて母を罵り、偶然めぐりあった憲二の頓にさえ怒りに燃えた平手打を食わせ、そのまま一気に自滅の道へ突き進んで行った。その夜遅く、電車事故による明子の危篤を知った周吉と孝子が現場近くの病院に駈けつけたが明子は殆どもう意識を失っていた。その葬儀の母の帰途、孝子は母の許を訪れ、明子の死はお母さんのせいだと冷く言い放った。喜久子はこの言葉に鋭く胸さされ東京を去る決心をした。また、孝子も自分の子のことを考え、沼田の許へ帰っていった。雑司ケ谷の家は周吉ひとりになった。所詮、人生はひとりぼっちのものかも知れない。今日もまた周吉は心わびしく出勤する……。








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全20話。 NHKドラマ新銀河  林真理子原作
美貌を生かしてエリート男性に嫁ごうと努力中の美保。フリーライターとしてもっとメジャーになりたいと願う絹。何もない「普通のOL」と言われることに抵抗を感じる笙子。あるつまらないパーティーで出会った3人の女性が、それぞれの野心をあらわに語りあい、走り出したところから物語ははじまる。26歳の長岡笙子(しょうこ)はヒロインの一人。同僚の直美にそそのかされて、六本木のディスコで開かれた結婚式の二次会に出席したのである。新郎は外科医なので、医者の友人がたくさん出席すると言われて、出る気になった。パーティーには出たが、馬鹿馬鹿しくなった笙子は、帰ることにした。ところが雨が降っていた。タクシーも来ない。もう一人、傘を持たない女が出てきた。そしてまた一人、今度は傘を持った女が出てきた。互いに見知らぬ仲だったが、その一つの傘で3人は走り、コージーコーナー≠ノ入り、互いに自己紹介した。 28歳の遠藤美保はブティックに勤めている。25歳の高宮絹はフリーライター。26歳のOL長岡笙子の目から見た遠藤美保の印象は、このように描かれている。<笙子は美保の方に目をやった。さっきは雨の中ではっきりと気づかなかったのだが、こうしてよく見ると彼女は相当の美人だ。大きくてしかも切れ長の目は、女の子なら誰でも欲しがっているものだ。大きな目に対し、鼻はきつくつまんだように隆起している。その下に薄くかたちいい唇があった。整った顔というのはこういうことを言うのだろうかと笙子はひとり感心する。この後、3人は意気投合し、絹が2軒目のショットバーに2人を案内した。<黄色いライトの下で見ると、美保はさらにくっきりと目立つ。傍らのサラリーマンが、ちらちらと視線を送ってきていた。「私、謙遜なんかしないわ。自分が美人かどうかなんて、女だったら五歳の時からわかっていることじゃないの。それにさ、私って美人のわりには、そう頭も悪くないと思うの」。二杯の水割で酔ったとも見えないが、美保の口は急になめらかになった。不本意なパーティー帰りという興奮が、ずっと尾をひいているのかもしれない。「だけど私の可哀想なところは、頭がよくてもそれが成績に反映しなかったところよね。ま、世の中そんなもんだろうけれども、学校の成績はパッとしなかったのよ。これで一流大学でも出ていれば、才色兼備ということで、おさまるところにおさまったと思うの。だけどさ、さえない短大出て、いろんなブティックを転々としている。こういう居心地の悪さって、わかるかしら」 こういう美保に対し、高宮絹は高学歴である。絹は早稲田の政経を出ている。しかし、志望していた出版社には全部落ちて、やっとのコネで記事を書かせてもらっている。明治や成城にこき使われる気持ちを美保と笙子にこぼす。長岡笙子は横浜の女子大を出てOLをしている。彼氏は今はいない。不満もないが、これといって楽しいこともない毎日だ。<「だけどさ、自分の中にすごくスケベったらしい気持ちがあるの。まるでドラマみたいなことを考えているのよ。笑ってもいいわ。ある日突然、すんごい素敵な男と知り合って恋に陥ちる……なんてことを本気で思っちゃうことがあるの。そのためにはチャンスをつくんなきゃいけないって、今日みたいなパーティーに出て、それからみじめになる。ま、よくあるパターンだけどさ」。最後は少し照れた。どうして初めて会った二人に、こんなことまで喋ってしまうのだろうか。けれどもあの雨の中を走って以来、三人の間に不思議な連帯感が生まれているのは確かだった...



トウキョウソナタ 2008年   ★★★   となりのトトロ 1988年    ★★★★ 
主演:香川照之    監督 宮崎駿    
あらすじ あらすじ
トウキョウの、線路沿いの小さなマイホームで暮らす4人家族の佐々木家は、ごく平凡な家庭である。しかし小学6年生の次男・健二(井之脇海)には、家族に内緒にしている秘密があった。それは、父親に反対されたピアノを隠れて習っていることだった。父・竜平(香川照之)は厳格な父親で、健二の話にまったく耳を傾けようとしない。母・恵(小泉今日子)はおやつにドーナツを作ってくれるような優しい母親だが、いつもつまらなそうにしている。大学生の長男・貴(小柳友)はアルバイトに明け暮れていて、何を考えているのかわからない。それでも、夕食は家族で一緒に食べるような、普通の家族であった。しかし、秘密を抱えているのは健二だけではなかった。実は、竜平は会社からリストラされていた。しかし、それを家族に打ち明けられずに、父親としての威厳と、自分の弱さの間で揺れ動いていた。一方、貴は日本を出て、アメリカ軍に入隊しようとしていた。そんなある日、佐々木家に異変が起こる。健二が帰宅すると、家の中は荒らされており、誰もいなくなっていた……。


出典:goo映画
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小学3年生のサツキと5歳になるメイは、お父さんと一緒に都会から田舎の一軒屋にと引っ越してきた。それは退院が近い入院中のお母さんを、空気のきれいな家で迎えるためだった。近くの農家の少年カンタに「オバケ屋敷!」と脅かされたが、事実、その家で最初に二人を迎えたのは、“ススワタリ"というオバケだった。ある日、メイは庭で2匹の不思議な生き物に出会った。それはトトロというオバケで、メイが後をつけると森の奥では、さらに大きなトトロが眠っていた。そして、メイは大喜びで、サツキとお父さんにトトロと会ったことを話して聞かせるのだった。一家が新しい家に馴染んだころ、サツキもトトロに遭遇した。雨の日の夕方、サツキが傘を持ってバス亭までお父さんを迎えに行くと、いつの間にか隣でトトロもバスを待っていた。しばらくするとオバケたちを乗せて飛び回る大きな猫バスがやって来て、トトロはそれに乗って去って行った。サツキとメイはトトロにもらったドングリの美を庭に蒔いた。その実はなかなか芽を出さなかったが、ある風の強い晩にトトロたちがやって来て一瞬のうちに大木に成長させてしまった。お母さんの退院が少し延びて、お父さんが仕事、サツキが学校に出かけた日、メイは淋しくなって一人で山の向こうの病院を訪ねようとするが、途中で道に迷ってしまった。サツキは村の人たちとメイを探すが見つからないので、お父さんに病院に行ってもらい、トトロにも助けを求めた。トトロはすぐに猫バスを呼び、不思議な力でたちどころにメイのいる場所へ連れていってくれた。そして、さらに猫バスは二人を、山の向こうの病院までひとっ飛びで運んでくれた。窓から病室をのぞくと明るく笑うお父さんとお母さんの顔があった。二人はお土産のとうもろこしを窓際に置き、一足先に家に帰るのだった。



鳥帰る(HNKドラマ) 1996年 ★★★
遠い接近(HNKドラマ)  1975年 ★★★
主演:杉浦直樹 田中好子    主演:小林桂樹 笠智衆 荒井注    
あらすじ あらすじ
長年連れ添った妻が認知症を患い、自分を嫌悪して寄せ付けない。原因が分からず苦悩する木崎則行(杉浦直樹)は旅に出る。その道すがら、田口麻美(田中好子)と知り合う。東京での暮らしに疲れた麻美は、母(香川京子)に会おうと郷里(鳥取県倉吉市)へ向かっていた。しかし、結婚に反対する母を振り切って東京に出たため、会おうかどうか迷っている。母とは全く連絡を取っておらず、4年振りの帰郷だった。カメラマンとして身を立てようとする中山(村上淳)も加わり、三人で鳥取に向かう。母と再会を果たす麻美。しかし、互いに気持ちを素直に語れず喧嘩別れしてしまうのだった。人と人との心のやりとりの機微を丁寧に描いた山田太一ドラマ。

1944年、色版画工の山尾信治のもとに召集令状が来た。身体検査に赴き、仕事が忙しく教育教練にあまり出席していなかったことを話すと、在郷軍人の一人から「ハンドウを回されたな」と言われる。佐倉第五十七聯隊第六中隊第二班に入隊後、私的制裁に遭った補充兵が同じ言葉を呟くのを聞いた山尾は、その意味が「仕返し・腹いせ・懲らしめ」であると気づく。しかし、山尾にそのような意思を働かせた者は、具体的には誰なのか? 軍隊生活を送りながら、山尾はひそかに調査を開始する。手段を尽くした探索の末、「犯人」を突きとめたと思った山尾。やがて終戦を迎える。




 泥の河 1981年(昭和56年) ★★★★  
道頓堀川  1982年(昭和57年) ★★★
監督: 小栗康平  主演:田村高廣, 藤田弓子, 朝原靖貴    監督: 深作欣二. 出演: 松坂慶子, 真田広之, 山崎努
あらすじ あらすじ

朝鮮動乱の新特需を足場に高度経済成長へと向かおうとしていた昭和三十一年。河っぷちの食堂に毎日立ち寄っていた荷車のオッチャンが事故で死んだ。ある朝、食堂の息子、信雄は置き去りにされた荷車から鉄屑を盗もうとしていた少年、喜一に出会った。喜一は、対岸に繋がれているみすぼらしい舟に住んでおり、信雄は銀子という優しい姉にも会った。信雄の父、晋平は、夜、あの舟に行ってはいけないという。しかし、父母は姉弟を夕食に呼んで、暖かくもてなした。楽しみにしていた天神祭りがきた。初めてお金を持って祭りに出た信雄は人込みでそれを落としてしまう。しょげた信雄を楽しませようと喜一は強引に船の家に誘った。泥の河に突きさした竹箒に、宝物の蟹の巣があった。喜一はランプの油に蟹をつけ、火をつけた。蟹は舟べりを逃げた。蟹を追った信雄は窓から喜一の母の姿を見た。裸の男の背が暗がりに動いていた。次の日、喜一の舟は岸を離れた。「きっちゃーん!」と呼びながら追い続けた信雄は、悲しみの感情をはじめて自分の人生に結びつけたのである。船は何十年後かの繁栄と絶望とを象徴するように、ビルの暗い谷間に消えていく。

邦彦がまち子に会ったのは、母の納骨の日の早朝だった。彼が大黒橋の上で道頓堀の絵を書いている時に、足の悪い犬を追ってきた彼女と会ったのだ。邦彦は道頓堀川に面した喫茶店「リバー」の二階に住み込み昼は美術学校に通い、夕方からは店で働いていた。「リバー」のマスター武内の一人息子・政夫は邦彦の高校時代の同級生であり、日本一の玉突きの名人になるといい武内と衝突、家を出ていた。武内は納骨を済ませたその日、精進おとしだといって、邦彦を行きつけの小料理屋「梅の木」に連れていった。邦彦はそこでまち子に再会した。彼女は店のママで、もとは芸者だが今は不動産業を営む田村がパトロンだった。その日から邦彦はカンバスにまち子と足の悪い犬の絵を書くようになった。しばらくして犬がいなくなり、邦彦とまち子は道頓堀川筋を探したが見つからなかった。そのお礼にとまち子は邦彦を夕食に誘い、その夜「梅の木」の二階で二人は結ばれた。




 トット・チャンネル  1987年(昭和56年) ★★★ どら平太 2000年(平成12年) ★★★ 
監督 大森一樹 出演 斉藤由貴 渡辺典子    監督: 市川崑. 出演: 役所広司, 浅野ゆう子, 菅原文太.
あらすじ あらすじ

昭和28年、NHKでは日本で初めてのテレビジョン放送を始めるにあたり専属俳優の募集をしていた。トットこと柴柳徹子は音楽学校の卒業を自前にして、人形劇のできるお母さんになりたいと単純な動機でNHKを受験する。試験は4次まで、筆記、パントマイム、歌など難関が続いたがトットは失敗続き。だが、テレビジョンは白紙の分野だから、全く何も知らない子を1人くらい採って一緒に始めてみようということで、彼女は合格となった。3ヵ月の1次養成期間が始まった。仲間には西里涼子、黒沢圭一郎、中村かおる、横井美保、今泉光二たちがいた。初めてのテレビスタジオ見学では、カメラのケーブルを踏んだら、ブラウン管に映っている人の顔がつぶれて映ってしまうと本気で心配したり、テープレコーダーで初めて自分の声を聞いて、別人のような声に驚いてしまうトットたち。毎日が驚きの連続だった1次養成期間は終わり、1年間の第2次養成期間に入った。ここでも、トットはディレクター永井の演出どおりに出来ず、役をおろされたりとめげる毎日だった。だが、黒沢もセリフをとちったりと仲間たちも失敗を続けていた。ある時、徹子と黒沢はカラーテレビの実験モデルとしてNHK技術研究所へ出かけた。これを機に黒沢はテレビを離れて映画俳優の道へと進む。トットたちの養成所時代は終わり、社会人としての道が始まった。先輩女優、中野瑛子にいびられたりしながらもトットは少しずつ成長していく。そんな頃、初の連続ドラマの主役3人娘をオーディションすることになった。トットは涼子と共に選ばれる。そして、永井や瑛子からも激励を受けるのだった。数日後、涼子が結婚するため役をおりた。替りに選ばれたのはかおるである。涼子と今泉の結婚式でトットは司会を担当した。その席でテレビジョンを罵倒した日本鉄鋼連盟の会長、土橋と一悶着し中座した彼女はホテルを出て日比谷通りを歩く。その時、観声が響き渡った。近づくと街頭テレビに大勢の人が集まっている。いろいろな想いが彼女のなかを駆けめぐり、気がつくとひとりだけになっていた。トットは照れたように笑うと歩きはじめた。

或る小藩。ここでは、町奉行が不明瞭な辞職を繰り返していた。そんな矢先、江戸から望月小平太なる新任がやってくる。ところが、その男には振る舞いの不埒さから_どら平太_という渾名がついていた。実際、着任する筈の期日を10日も過ぎても、彼は奉行所に出仕しない始末なのだ。しかし、それはどら平太本人が友人で大目付の仙波義十郎に頼んで、わざと流させた悪評であった。実は、彼は密輸、売春、賭博、殺傷などが横行する「壕外」と呼ばれる治外法権と化した地域の浄化にやってきたのだ。早速、遊び人になりすまし壕外に潜入した彼は、壕外の利権を分け合っている3人の親分の存在を知る。密輸業を仕切る大河岸の灘八、売春業を仕切る巴の太十、賭博を仕切る継町の才兵衛。そんな彼らに、腕っぷしの強さと豪快な遊び方を見せつけ圧倒するどら平太。遂に、彼は誰もがなし得なかった3人の親分を観念させることに成功する。だが、彼が奉行として彼らに下した罪状は、死罪ではなく永代当地追放であった。実は、どら平太の本当の目的は、彼らと結託して私腹を肥やしていた城代家老・今村掃部を初めとする藩の重職たちの不正を正すことにあったのだ。灘八たちに藩と結託していた証拠を無理矢理作り出すことを命じ、それをもって重職たちを退陣に追い込むどら平太。しかし、藩の重職たちと3人の親分の間で私腹を肥やしているもうひとりの人物がいた。それは、義十郎であった。だが、そのことを知ったどら平太の前で義十郎は自害してしまう。こうして、どら平太は一度も奉行所に姿を現さないまま役目を全うした。しかし、そんな彼にも苦手なものがあった。それは、彼とは7年来の馴染みで、先般、江戸から彼を追いかけてやってきた芸者のこせいである。江戸に連れ帰ろうとする気の強い彼女に捕まってなるものかと、どら平太は次なる赴任地へ駄馬を走らせる……。



 動乱 1980年(昭和55年) ★★★  独立愚連隊 1959年(昭和34年)★★★ 
出演:高倉健, 吉永小百合, 米倉斉加年. 監督岡本喜八 出演佐藤允 上村幸之 中谷一郎
あらすじ あらすじ
昭和七年四月、仙台連隊。宮城啓介大尉が隊長をつとめる中隊の初年兵、溝口が脱走した。姉の薫が貧しさから千円で芸者に売られようとしていたからだ。溝口は捜索隊の上司を殺してしまい、宮城は弁護を申し出るが聞き入れられず、溝口は銃殺刑に処せられた。宮城は父に用立ててもらった千円を香典として渡す。当時、日本は厳しい経済恐慌に包まれ、これを改革すべく、一部の海軍将校と陸軍士官候補生らが決起した。五・一五事件である。クーデターは失敗に終り、陸軍内部の皇道派と統制派の対立を激化させた。この影響は仙台にいる宮城にまで及び、部下から脱走兵を出した責任で朝鮮の国境守備隊へ転任を命じられる。そこは、朝鮮ゲリラへ軍需物資の横流しが平然と行なわれる腐敗したところだ。官城は将校をねぎらう宴に招待され、そこで芸者になった薫と再会する。薫を責める宮城。数日後、薫が自殺を図った。宮城は軍の不正を不問にすることで、薬を入手し薫の命を救う。その頃、国内では統制派によって戦争準備が押し進められていた。第二部「雪降り止まず」昭和十年十月、東京。宮城は第一連隊に配属になり、薫と共に居をかまえた。しかし、二人の間にはまだ男と女の関係はなかった。官城の家には多くの青年将校が訪れ、“建設か破壊か”と熱っぽく語り合っていく。憲兵隊の島謙太郎はそんな宮城家の向いに往みこんで、四六時中、見張りを続けていた。ある日、宮城は恩師であり皇道派の長老格でもある神崎中佐を薫と伴に訪れた。神崎の家庭の幸せを見て、薫は「私の体は汚れているから抱けないんですか」と宮城につめよる。数日後、宮城が決行を決意していた軍務局長暗殺を神崎が単身で陸軍省におもむき果してしまった。この事件は青年将校たちに“時、来る”の感を持たせ、昭和維新への機運いっきに高まった。官城たちの行動に、心情的には同調しながらも、憲兵という職務から事を事前にふせごうと島は苦悩する。決行の日が決まり、宮城は実家に帰り父に薫のことを頼むと、はじめて彼女を抱くのだった。決行の日が来た。時に昭和十一年二月二十五日。夜半から降りはじめた雪は、男たちの熱い思いと、女たちの哀しい宿命をつつみこんで、止むことなく降り続いていた……。 第二次大戦も末期、北支戦線の山岳地帯で敵と対峙している日本軍に、独立愚連隊と呼ばれる小哨隊があった。正式には独立第九〇小哨だが、各隊のクズばかり集めて作った警備隊なので、この名称があった。独立愚連隊に行くには、敵の出没する危険な丘陵地帯を行かねばならない。この死地へ、新聞記者の腕章を巻き、戦闘帽に中国服姿の男が馬を走らせていた。大久保という元軍曹だが、愚連隊小哨長をしていた弟の死因を究明するために、入院中の北京の病院を脱走して来たのだ。従軍記者荒木となのっていた。彼には弟が交戦中に情婦と心中したという発表は信じられなかった。彼は生前弟が使用していた居室から、弟の死因となったピストルの弾を発見した。心中なら二発ですむわけだが、弾はいくつも壁にくいこんでいた。部屋で死んだのだから、敵ではなく部隊内の誰かが犯人だ。戦況はすでに破局に達していた。死んだ梨花の妹でヤン小紅という娘が現われた。荒木は、彼女から姉の形見だという紙片を見せてもらった。大久保見習士官が死ぬ直前に、部隊長宛に綴った意見具申書だった。橋本中尉の不正を列挙し、隊の軍規是正を望むものだった。橋本中尉は、自分の不正がばれるのを恐れて大久保を殺し、心中の汚名を着せたのだ。しかし、荒木の身許が橋本にバレた。荒木の北京時代の恋人で、今は将軍廟で慰安婦をしているトミが荒木を追って来た。そして彼女は将軍廟の橋本からかかって来た電話に出て、荒木の本名を口走ってしまったのだ。将軍廟に向うトミと荒木を乗せたトラックは「途中で敵の砲撃を受け、トミは死んだ。荒木も将軍廟に着くと営倉に投げこまれた。しかし、脱出して橋本を撃った。−−敵の大軍が押し入った。しかし、荒木は不思議に死ななかった。彼は馬賊の群に投じ、はるか地平線の彼方に消えて行った。



 どですかでん 1970年(昭和45年) ★★★  東京五人男  1946年(昭和21年) ★★★ 
監督:黒澤明. 出演:頭師佳孝, 菅井きん, 加藤和夫 出演:横山エンタツ 花菱アチャコ 古川緑波
あらすじ あらすじ
電車馬鹿と呼ばれている六ちゃんは、てんぷら屋をやっている母のおくにさんと二人暮しである。六ちゃんの部屋には、自分で書いた電車の絵がいたるところに貼りつけてあった。彼は毎日「どですかでん、どですかでん」と架空の電車を運転して街を一周する。それが彼の仕事なのである。六ちゃんを始めとする、この街の住人たちは一風変った人たちばかりだった。日雇作業員の増田夫婦と河口夫婦がいる。二人の夫はいつも連れ立って仕事に出、酔っぱらっては帰ってくる。二人の妻も仲がよかった。ある日酔って帰ってきた二人はそれぞれの家を取り違えて住みつき、やがてそれが飽きると、もとの家に帰っていった。島悠吉はユニークな人物だ。彼の片足はもう一方の足より短かく、その上猛烈な顔面神経痙攣症の持病があった。彼のワイフはドラムカンのような図太い神経と身体の持ち主で、島さんのところにお客が来ても、接待はおろか、逆に皮肉をいうような女だった。かつ子という不幸な娘がいて、彼女は昼ひなかから酒をくらっている伯父の京太のために一日中つらい内職をしなければならなかった。伯母の入院中、彼女は伯父の欲望の対象となり、妊娠してしまう。そして彼女は突然何の関係もなく自分に好意をよせている酒屋の小僧、岡部少年を出刃包丁で刺してしまう。その他にも、この街には廃車になったシトロエンのボディに住みつく乞食の親子や、平さんという哀しい過去を背負った、中年の男、異常に浮気な女を女房に持つヘアー・ブラシ職人の沢上良太郎親子らが住んでいた。これらの貧しい人たちの生活や感情を交錯させながら今日も一日が暮れていこうとしていた。 横山、藤木、古川、北村、石田の五人は徴用工として東京から遠い軍需工場で働いていたが、終戦と共に焦土と化した東京へ帰って来た。彼等の家は罹災し家族は壕舎生活をしている。そして東京は闇の横行と飢餓と失業の中に喘いで人心は荒んでいた。五人の男は互いに力を合わせ東京復興に努力しようと誓い、前の職場へ帰って行った。都内電車の運転手と車掌である横山と藤木は交通道徳を忘れ無秩序と喧騒に殺気立つ人々を和やかにしようと努力する。石田は食糧配給所に勤めている。今日配給所の運行は全家庭の最大関心事であるのに、実際は無駄な手続きと時間、労力の浪費を必要とし市民生活に非常な不便を与えている。石田はこれを改革し主婦達に出来るだけ便宜を与えようと努力する。古川は薬屋であるが売るべき薬は一つもなく妻を失ったヤモメの彼は疎開中の唯一人の子供のために買出しに出かけ自分の衣服までも脱いで吾が子のため食料を持ってゆくのである。北村は国民酒場に働いているが、酒場の主人は公衆に売るべき酒を胡魔化して金持ちや権力者にヤミで売り私腹を肥やしている。北村はそれを黙認し得ずに忠告するがかえって叱られ酷使された。この様に五人は彼等の町を少しでも住み良くしようと懸命の努力をしている時、金持ちや権力者は悪徳商売や暴力団を仲間に入れて大衆の必需物資を秘かにかき集めて金儲けを企み、その上五人の男を始めとして町の住人達をその町から追い払おうとする。堪忍袋の緒を切った五人は悪徳漢を葬るためがぜん奮起するのである。



 とんかつ大将 1952年(昭和27年) ★★★ 突入せよ「あさま山荘」事件  2002年(平成14年) ★★★ 
監督: 川島雄三. 出演: 佐野周二 津島恵子、角梨枝子、高橋貞二 出演:役所広司, 宇崎竜童, 伊武雅刀.  
あらすじ あらすじ
長屋に住む青年医師荒木勇作は俗称「とんかつ大将」と呼ばれみんなに親しまれていた。純情の艶歌師町田吟月と兄弟のようにして同居していたが、吟月は、浅草裏の飲み屋「一直」の女主人菊江に惚れて、一夜勇作を誘って飲みに行った。折も折、菊江の弟の周二が喧嘩で怪我をしてもどって来たので、勇作はその手当をして近くの病院へかつぎ込んだ。ところがその病院の女医が、昼間勇作が自動車にぶつけられた太平老人に代わって、さんざん油をしぼってやった自動車の主真弓であった。てきばきと手術をする勇作の姿に、菊江も真弓もひきつけられて行った。やがて傷の直った周二も勇作に諄々と意見され、不良から足を洗うべく、自主して行った。勇作には学徒出陣の時未来を約束した多美という恋人があったが、終戦で復員して帰って見ると、その多美は彼の親友丹羽と結婚して利春という子供さえもうけていた。しかも生活の苦しさから、つい多美が百貨店で万引きをして捕らえられたのを勇作が救ってやったことを、丹羽はかえってうらみのこもった眼でみるのだった。一方真弓の病院では、悪徳弁護士大岩のすすめで、勇作たちの住む長屋を取り壊す計画をすすめていたが、勇作は長屋の人々の困窮を想って反対運動を起こした。大岩方でも、丹羽たちを使って勇作が元大臣の父の選挙運動のために長屋の連中を利用しているのだと中傷したため、長屋の人々の心は勇作から離れて行くのだった。がある日急病の利春を勇作が長屋の火事をよそに、手術の手を尽くして救ってやったことから、まず丹羽の心がとけ、やがて長屋の跡にキャバレーを建てようとする大岩の悪計も真弓父娘に知られた。長屋には再びのどかな春がおとずれたが、父の急病ときいて、勇作はなじみ深い長屋を去って行かなければならなかった。 72年2月19日、長野県南軽井沢のあさま山荘に、連合赤軍のメンバー5人が管理人の妻を人質に取り、立てこもった。警察庁長官・後藤田の特命により丸山参事官の補佐として現地へ向かった警備局付警務局監察官・佐々淳行は、ヘラクレスの選択=敢えて困難な道を歩かされる自分の運命を呪いながらも陣頭指揮にあたることになる。ところが、現場は弁当も凍る寒さ。しかも、面子に固執する警視庁と長野県警の対立や先の見えない戦況に業を煮やすマスコミ、全国から押し寄せる野次馬、現場を信頼しない警察庁上層部とトラブル山積。当初、2、3日で解決すると思われた事件は、人質の安否も分からぬまま一週間を超えてしまう。そんな中、遂に佐々は強行突入を決意。そして事件発生から10日後の2月28日、作戦は実行され、犯人全員を逮捕、人質も無事救出し、負傷者24名、殉職者2名、民間犠牲者1名を出したあさま山荘事件は終幕した。





 敦煌 1988年(昭和63年) ★★★ 東京家族  2012年(平成24年) ★★★ 
出演: 西田敏行 佐藤浩市 中川安奈 出演:橋爪功 吉行和子 西村雅彦
あらすじ あらすじ
11世紀の宗。科挙の試験に落ちた趙行徳は、街で西夏の女を助けた礼として、西夏への通行証をもらった。西夏の文字に興味をもった趙は西域へと旅立つ。灼熱の砂漠を尉遅光の隊商と共に歩いていたが、途中で西夏軍漢人部隊の兵士狩りに会い、無理矢理入れられてしまう。隊長の朱王礼は文字の読める趙を重用した。漢人部隊がウイグルを攻略した際、趙は美しい王女ツルピアと知り合い恋におちた。二人は脱走を試みるが失敗、趙は西夏王・李の命令で都へ文字の研究に行くことになった。二年後、趙が戻ると、李はツルピアと政略結婚しようとしていた。趙も朱にもどうすることもできなかったが、婚礼の当日ツルピアは自殺した。ツルピアに思いを寄せていた朱の怒りは爆発し、敦煌府太守・曹を味方につけて李に謀反を起こした。敦煌城内で死闘を繰りひろげる漢人部隊と西夏軍本部隊。初めは漢人部隊が優勢だったが敦煌城に火矢が放たれ、朱側は火に包まれた。戦うことより文化遺産を戦火から守ることに使命を見出していた趙は、教典や書物、美術品などを城内から莫高窟へ運び込んだ。それから900年が経ち、莫高窟からこれら文化遺産が発掘され、敦煌は再び世界の注目を集めたのだった。



2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に将来の見通しはあるのかと問いただす。昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。そんな両親に、商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困ると言い放つ滋子。周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう……。



 Dr.コトー診療所 2006年(平成18年) ★★★★ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 2007年(平成19年)★★★ 
出演:吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎、泉谷しげる 出演:オダギリジョー  樹木希林  内田也哉子
あらすじ あらすじ
第一回
二人の約束
 2006年2月、南海の孤島・志木那島。コトー(吉岡秀隆)がいつものように往診のために自転車を走らせていると、剛洋(富岡涼)が、受験した東京の私立中学に合格したとの報せが。重雄(泉谷しげる)らは茉莉子(大塚寧々)の店に集まって自分のことのように喜び合った。一方、島を離れて働いている父・剛利(時任三郎)も独り、息子の頑張りを誇らしく思いながらも、学費の問題が重くのしかかっていた。そのころ彩佳(柴咲コウ)も東京にいた。春からリハビリの学校に通うため、ということになっているが、実は大学病院で診察を受けるための上京だった。彩佳は父・正一(小林薫)にもコトーにもそのことを隠していた。島へ戻るフェリーの中で彩佳は、酔客にからまれてもみあっている女性・ミナ(蒼井優)の様子を見かねて仲裁に入った志木那島村長(坂本長利)が、はずみで転倒する現場に居合わせる。島のコトーと連絡をとって、指示を受けながら、彩佳が治療を行った。島に到着した村長の手術のため、一同が慌しく準備する中、ミナが手伝うと言って付いて来る。彼女が彩佳の後任看護師だったのだ。ところがミナは手際が悪く、なにかと和田(筧利夫)がフォローするが、彩佳の目にはミナの態度が無責任に映る。そんな時、コトーに東京で彩佳の診察を行った鳴海医師(堺雅人)から電話が入る。唐突に彩佳の病名を知らされたコトーは言葉を失った??。

最終話 「逃れられぬ、医師の宿命」
 彩佳(柴咲コウ)の手術を目前に、コトー(吉岡秀隆)は彩佳の主治医・鳴海(堺雅人)から「会わせたい人がいる」と呼び出された。そこで鳴海はコトーにひとつの助言をする。それを重く受け止めながら、しかし何かを思い言葉が出ないコトー。 そして彩佳の手術の日。島では、重雄(泉谷しげる)らが漁協で、原(時任三郎)は茉莉子(大塚寧々)の店で、そして診療所には島民たちが、みな彩佳を心配し、誰とはなしに集まってきていた。病室では彩佳がコトーに、胸の再建手術をしないでほしいと頼んだ。その理由は…。 手術が始まった。しかし、コトーの様子がいつもと違う。冷静さを失い、手が震え、看護師に声を荒げる…。鳴海は見かねて声をかけるが、それも届かず…?!
飲んだくれの自由人である“オトン”(小林薫)の家を出て、“オカン”(樹木希林)と幼い“ボク”は筑豊の実家で暮し始める。炭坑町でオカンとその姉妹たちと暮す日々が続くが、高校進学を間近にひかえたボクはオカンのもとを離れて大分の美術高校に行くことを決めた。オカンが小料理屋で働きつつ送ってくれる仕送りでボクは、自堕落な高校生活を送る。やがて憧れていた東京に出て美大生になるに至っても、ボク(オダギリジョー)は自堕落な生活を送り続けていた。故郷のオカンの励ましと学費の援助によってなんとか大学を卒業したものの、就職はせず、町金融で借金をかさねながら暮らす日々も次第に窮まっていった。今の暮しぶりを知ったらオカンはどんなに落胆するだろうかと思い立ち、故郷との連絡を絶ち、心を入れ替えて生活を立て直す決心をするボク。何でもかんでも仕事を引き受けてがむしゃらに働く内に、イラストレーター兼コラムニストとしていつの間にか食えるようになる。借金も完済し、これでオカンに心配をかけることも無いと思っていた矢先、久々に連絡をとった故郷の叔母からオカンがガンの手術で入院していた事を知らされる。ボクがオカンを心配させまいと連絡を絶っていた間、オカンもボクを心配させまいと連絡を絶っていたのだった。ボクはオカンを東京に呼び寄せ、再び二人で暮らすことにする。上京したオカンを東京見物につれていき、今の仕事が一段落ついたら一緒に東京タワーの展望室に登ろうと約束するボク。料理が上手で世話好きなオカンを慕い、家に入り浸るボクの友人たち。毎晩のように訪ねてくる彼らにオカンは料理を振る舞い、オトンとののろけ話で彼らを笑わせた。賑わいの絶えない幸福な生活がやって来たかに思われたが、間もなくオカンのガンが再発してしまう。入退院を繰り返す闘病の日々。衰弱していくオカンの身体はやがて抗ガン剤の副作用に悲鳴をあげる。あまりの苦しみ様に見兼ねたボクは、オカンの死期が早まる事を受け入れ、治療を断念する。東京タワーを間近に見上げる病室で、副作用の苦しみから解放されて穏やかな日々を取り戻したオカン。オカンを慕うボクの友人たちやオカンの故郷の姉妹たち、離れて暮しつつもオカンが慕い続けたオトンが訪ねて来てオカンの残り少ない時間を共に過ごす。やがて、オトンとボクが見守るなか、オカンは静かに息を引きとった。生前に約束を果たせなかった事を悔いつつも、ボクはオカンの位牌を持って東京タワーに登り、眼下に広がる東京の景色を一緒に眺めるのだった。



 東京が戦場になった日 2014年(平成26年) NHKドラマ ★★★★  遠まわりの雨 2010年(平成22年)★★★★ ドラマ
出演:泉澤祐希 市川知宏 工藤夕貴 麻生祐未 中西美帆 出演:渡辺謙 夏川結衣 岸谷五朗 
あらすじ あらすじ
1945年3月10日、東京。東京大空襲のあったこの日、空前絶後の消防活動に身を投じた帝都の若き「消防隊員」たち。戦争で敵と殺しあうのではなく、燃料も食料も不足する中で、空襲の消火活動を徒手空拳で行え、と命じられた彼らをつき動かしたものは何だったのか。若者の多くが戦地へ赴く中、徴兵を猶予された理科系・医科系の学生たちによる『学徒消防隊』、満18歳に満たない少年たちによる『年少消防官』などの消防隊員たちが危険にさらされた市民の命を救うため、自らの命をかえりみず火の中へ飛び込んだ、知られざる人間模様に迫る。 主人公は、地方都市の日曜大工店で働いている元職工の中年男、福本草平(渡辺謙)。ある日彼のもとに、一人の女がやってくる。
女の名は、秋川桜(夏川結衣)。その昔福本を振り、工場の跡取りだった友人・秋川(岸谷五朗)と結婚した女だった。「脳卒中で秋川が倒れた。かつての技術で、夫を助けて欲しい」捨てられた女からの哀願に、複雑な思いの草平。しかし20年ぶりの再会は、確実に二人の時計を動かし始めてしまう。転がり始める二人の心。家族を思い、揺れる気持ち。
二人は一体どこへ向かうのか―――



 独眼竜政宗  1987年(昭和62年) NHK大河ドラマ ★★★★★  とっとテレビ 2016年(平成28年)NHKドラマ ★★★ 
出演:渡辺謙 西郷輝彦 三浦友和 北大路欣也 岩下志麻 勝新太郎     出演:満島ひかり 中村獅童 みむら  
あらすじ あらすじ
奥州の暴れん坊と恐れられ、一代で仙台62万石の礎を築いた伊達政宗。その波乱の生涯を描いた戦国ドラマ。家督を相続後、急速に勢力を伸ばし、中央への進出を図る政宗だが…。『大河ドラマ』歴代最高記録となる平均視聴率39.8%を記録した。
“武の成実”と“智の小十郎”と称された政宗のブレーン。ドラマでは、若き時代から晩年まで信頼の固い絆で結ばれた主君と家臣の関係が描かれた。渡辺謙さんが「西郷(輝彦)さん、三浦(友和)さんとは息ぴったり。自分を含めた3人の関係が、ちょうど政宗、小十郎、成実の関係と似ていたこともあって、スタジオではリラックスして楽しめました」と語ったように、役柄同様、チームワークは抜群だった。三浦友和さんは「謙ちゃんが一番年下なので3人の年齢と役の位が逆だった。それによって精神的には同レベルに並ぶことができたので、バランスがすごく良かったんです」と分析。西郷輝彦さんも「僕らはドラマを超えて本当に仲良くなっていたので、小十郎が一足早く病気で亡くなるシーンを撮るときは、その前から悲しくなっていましたね」と振り返っていた。片倉小十郎は笛の名手として名高い。ドラマでは、政宗が太鼓を打ち、小十郎が笛を吹くというシーンがたびたび見られた。渡辺謙さんは「実際に音を出すのではなく先生のたたく音に合わせて手だけ動かすのですが、これが難しくて…」と、かなり苦労した思い出を語る。しかし指導した福原百之助さんによれば「八方破れな打ち方ですが、それが武骨でいかにも武将らしい。太鼓の基本の構えからすれば手も高く上がりすぎでしたが、豪快でいいなあと思い、あえて直さないことにしました」とか。一度だけ、渡辺謙さんが本当に太鼓をたたいて、そのまま放送したことがある。そのときのことを謙さんは「一世一代の太鼓でしたが気持ちよかった」と楽しそうに話してくれた。一方、小十郎役の西郷輝彦さんも笛を実際に吹くのではなく、音色に合わせて指を動かす。福原さんは「笛の指というのは相当難しいんですよ。しかし西郷さんにビデオを渡すと、次のレッスン日にはきちんと覚えてきていました」と感心していた。

1〜7話 
第一話
昭和28年、徹子(満島ひかり)は、NHKがテレビ放送開始のため専属俳優を募集していると知り受験する。試験は失敗続きだったが、なぜか合格。新人の徹子はラジオやテレビの番組にエキストラとして出演するが目立ち過ぎて叱られてばかり。伊集院(濱田岳)から「個性が邪魔だ」と言われる。そんな徹子に転機が訪れる。新しい放送劇のオーディションを受けた徹子に、劇作家・飯沢(大森南朋)は意外なひとことを・・・。
最終回
徹子は「徹子の部屋」25周年のお客様に、記念すべき第1回のゲストだった森繁久彌を招く。徹子と森繁はこれまでの思い出を振り返る。森繁の第一印象は「ちょっとエッチなおじさん」だった...ドラマで共演した森繁は大事なシーンでもセリフを憶えず、大胆なカンニングをして徹子を驚かせる。「徹子の部屋」の収録は進むが、森繁はやる気を見せない。見かねた徹子はCM中に「こんな森繁さん見たくない!と叱る。徹子と森繁の50年にわたる交流を描く。



遠い雲 1955年(昭和40年)★★★★  ★★★ 
出演:高峰秀子   佐田啓二   高橋貞二   田村高廣     出演:  
あらすじ あらすじ
林野庁に勤める石津圭三は、北海道転勤のため、休暇をもらって東京から故郷の高山に帰って来た。彼は土地の酒屋豪商石津家の息子で、かつて同じ酒屋の娘寺田冬子と初恋の仲だったが、冬子は一寸した金のために市会議員の息子寺田敏彦と結婚、その上夫に死なれて一人娘絹子をかかえ、裕福な婚家に毎日を過していた。駅からの帰途冬子の妹野島時子に会った圭三は昔の想い出に胸迫り、昔冬子から借りたジイドの「窄き門」を手に深い吐息をもらした。そして翌日敏彦の命日、墓前で圭三は図らずも冬子に再会した。だが冬子の義弟の俊介が現われたので言葉少く別れた。東京へ帰る日が迫って来た一日、圭三は冬子とはじめてゆっくり会うことができた。丁度その留守、俊介は冬子と結婚の意志のあることを父に打あけ、仕事のために金沢へ発った。冬子と会った圭三も、子供をだく彼女の姿に、動いた心を淋しく諦めて家に来ると、北村という男が二人の間を暴露するといって強迫に来ていた。圭三は、身にやましい事は何もないといって追い返すが、母と兄幸二郎は圭三の気持を知り、冬子の父の彌吉のもとを訪れた。その時、冬子も北村によって圭三との間を義父母に暴露され、泣き伏していた。そこへ圭三の妹貴恵子が、一緒に東京へ出てくれという圭三の手紙をもって来るが、彼女は冷たくそれを断った。翌日、圭三は再び東京へ向うため、駅に来ていた。一度断ったものの、冬子は妹の時子に、「姉さんは自分の心に偽っている、行くのが本当よ」と激しくいわれ、意を決した彼女は圭三を追って切符を買った。だが丁度金沢から帰って来た俊介に駅で会った。「義姉さん行かないで……」という彼の言葉に冬子が思わず足を止めた時列車は発車した。遠ざかって行く列車の響きに切符は遂に冬子の手で破られた。こらえていた熱い涙が彼女の膝の上に落ちた。トンネルへ消える列車−−朝霧に濡れたれんげ草の中に捨てられた「窄き門」……。やがてまた遠い雲と青い空の静な生活が冬子の上に戻ることであろう。



どんと晴れ 2007年(平成19年) 連続テレビ小説 ★★★ とと姉ちゃん 2016年(平成28年)連続テレビ小説 ★★★
出演:比嘉愛未 森 昌子 大杉 漣 草笛光子 宮本信子        出演: 高畑充希 西島秀俊 木村多江 相楽樹 杉咲花  
あらすじ あらすじ
(最終週)
加賀美屋の危機を聞きつけて、彩華(白石美帆)や元板長の篠田(草見潤平)という助っ人が現れ、裕二郎(吹越満)たちも手伝いに駆けつける。さらに韓国の映画スター・ジュンソ(リュ・シウォン)はホームページで加賀美屋を応援しようとファンに呼びかけ、経済評論家の斎藤愛子(とよた真帆)はテレビ番組で老舗旅館を強引に買収しようとする外資の手法を痛烈に批判した。おかげで宿泊予約は回復し明るい兆しが見える。  加賀美屋を守ろうとする世間の反応に戸惑った秋山は、こっそりと旅館の様子をうかがいに来た。ところが突然、秋山の部下たちが現れて営業の即刻中止を宣告する。環はその要求を受け入れるが、今日一日だけは客を迎えたいと頼み込む。  その時、茶番劇はこれまでだと秋山が割り込み、自分が持つ加賀美屋株5%があれば環たちの経営権は剥奪できないと加賀美屋の味方につく。  事態が好転する可能性を感じた柾樹は買収を仕掛ける外資グループと交渉をはじめ、ついに加賀美屋乗っ取りの危機は回避された。  落ち着きを取り戻した加賀美屋に、啓吾から桜のシブーストが送られてくる。夏美は一本桜をイメージしてデザインしたこのケーキを新生加賀美屋の象徴にしようと考えていた。
  環(宮本信子)は女将・若女将として加賀美屋の名に恥じないよう誠心誠意務めに励むことを夏美と一緒に誓う。 夏美の発案で、家族とともに「盛岡さんさ踊り」に出場して、新生「加賀美屋」をアピールする。
昭和5年。戦前の静岡県遠州。繊維のまちで育った主人公・小橋常子(10)は三人姉妹の長女。染物工場の営業部長で子ども思いの父と優しい母を茶目っけたっぷりに「とと」「かか」と呼びながら、鞠子(まりこ)(9)と美子(よしこ)(4)という二人の妹の面倒をみるしっかりものの娘。経済的に不自由なく幸福な生活を送っていた常子たちだったが、父・竹蔵が結核にかかったことで生活は一変する。死の間際、竹蔵は常子だけを呼び寄せ「ととのいなくなったあとは、常子が自分の代わりに家族を守ってほしい」と遺言。常子はその言葉を胸に、二人の幼い妹と、母を守って生きていこうと、胸に誓う―。そんな遠州での生活も、染物工場からの援助が閉ざされたことで、たち行かなくなり、母・君子(きみこ)は、仲違いしている東京・深川の母(三姉妹の祖母)に頭を下げて一家で上京することを決意。東京で待っていた祖母・滝子(たきこ)の援助を受けながら、三姉妹と君子は激動の時代を懸命に生きていく。やがて常子は女学校を卒業、小さな出版社に入り、編集作業を学ぶことになる。昭和20年終戦。東京は焼け野が原になり、常子は戦争で犠牲になるしかなかった子どもたちや女性たちに思いをはせる。「女のひとたちが幸せな暮らしを送れなかったら、そんな世の中は駄目だ。私に唯一できること、妹たちと雑誌をつくって、事業を起こそう」と、常子は二人の妹たちと一冊の雑誌をつくることを決意する。だが、素人の彼女たちは具体的に何をどうやって雑誌をつくっていくのか全くわからない。そんなとき、常子たちの前に一人の男が現れる。のちに天才編集者と呼ばれる花山伊佐次だった。常子たち三姉妹と、花山の出会いが戦後一世をふうびする生活総合月刊誌『あなたの暮し』を誕生させることになる・・・。




 
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